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  Column 「星の陵にて」 2008

今年のホームページ     (2008/04/06)


▼今年のホームページは、7年間使ってきたホームページ作成用のソフト「ホームページNinja」ではなく、昨年発売になった「BiND FOR WEBLiFE*」というソフトで作っている。使い慣れたソフトから新しいソフトに乗り換えるにはかなり勇気がいるし、リスクも伴うものだが、春休み中に試用して「何とかなりそうだ」という感触を得ることができたので、思い切って乗り換えることにしたのである。理由は簡単で、2005年から3年間も同じデザインのページを作ってきたために、そろそろ飽きてきたし、同時に、もうちょっとカッコよくて、動きのあるページにしてみたかったからである。

▼「ホームページNinja」というソフトは簡単操作が売り物のソフトのため、簡単ではあるが、その分、カッコイイページを作ろうとすると、限界があった。もちろん、HTMLなどの知識があれば、カスタマイズできる柔軟性に富んでいて、それなりに使いやすいソフトではあるのだが、なにせそんな知識を覚える時間も気力もない身としては、昨年版以上のページを作るには限界を感じていたのである。デジタルステージ社の「BiND FOR WEBLiFE*」も簡単操作が売り物のソフトである。ただし、昨年出たソフトだけに、新しい技術を盛り込みながらの簡単操作であり、それなりのデザイン性が確保されているので、「よし」という気になったのである。

▼このソフトを選んだ理由は、昨年までの私のホームページでも、写真中心の「Hoto's Gallery」に関しては、「ID for WEBLiFE*」というデジタルステージ社のソフトで制作していたために、デザイン面で信頼が置けそうな気がしたのと、移行する場合も、何となくうまくいくのではないかと思えたからである。(ちなみに、「ID」はFLASH という技術を使って、動きのあるページをつくるためのソフトであり、「BiND」の方は、文書中心のページを作るためのソフトという住み分けになっているらしい。)
 そこで、このソフトが発売されると同時に購入したのだが、実際に使ってみると、Ninjaの操作体系にすっかり慣れてしまっていたためか、「使いにくいなぁ~」というのが第一印象で、あまり好感触ではなかった。特に、最新の技術を取り込みながらの簡単操作であるが故に、カスタマイズできる部分がNinja以上に限られてしまう点が、やる気をそぐ第一の原因であった。デジタルステージ社の言い分としては、カスタマイズの余地が増えると、それだけ「簡単操作」ではなくなるし、統一感のあるデザインから逸脱してしまう危険性があるということらしいのだが、フォントそのものや、その大きさ・色などが選べないのは、文字情報が比較的多いホームページを作ろうとしている者としては、ちょっと不便だなぁと感じでざるをえなかったのである。(もちろん、HTMLの知識を活用すると、フォントの色や大きさを変えることはできるようだが…) また、ページを編集する際、編集専用のウインドウが示されるのだが、そこに並べられているパーツにしろ、そもそもその編集画面の画面表示にしろ、ちょっとクセがある感じで、最初はとまどう場面が多かったのである。
 そのため、買った当初は「あ~ぁ、買わなければよかったなぁ~」と後悔していたのだが、暇な時に少しずついじっていると、だんだんと操作体系が見えてきて、使えこなせそうな雰囲気になってきた。特に、写真を提示することを考えると、アップした画像を拡大する新しい機能などもあって、ぜひ使ってみたくなったのである。

▼こうして、春休み中に原案をつくり、「 d 」「 e 」「 c 」のトップページを生かしながら、現在の形にまとめてみた。デザインに統一性があり、写真がふんだんに使える点は、変えてよかったかなと思っている。一方、簡単操作であるが故に、その技術部分については、私にとっては当然のことながらブラックボックス状態であり、何か変な操作をしてしまったりした時に、取り返しがつかなくなることが度々あって、複製を作ってはドキドキしながら操作しているというのが現状である。せめて、「control+Z」が効いてくれるといいのだが、効かない仕様ということなので、そこだけでも改善してもらえるとありがたいのだが…。