Column

幸せの時間

  Column 「星の陵にて」 2008

自分の写真のテーマ     (2009/01/16)


▼このホームページのプロバイダー容量が足りなくなってきたことから、昨年の10月、新しいプロバイダーを探して、写真専用のページ「Hoto's Photos」を新設した。
 この「dec.family HomePage」の「diary」には、その日の記事と関係のある画像や、その日に撮影したものなどを載せることにしているが、新しくしたページには、それとは別に、自分の好きな写真(「うまく撮れた」というよりも、「好き」というスタンスで…)を載せている。
 で、保存してある過去の写真などを眺めているのだが、最近、「一体自分は何を撮りたいのだろうか?」と感じることも多いので、そんな目で昔の写真を見ることもある。

▼現在の自分の大きなテーマは二つ、「花」と「カワセミ」である。
 でも、もう少し幅を広げたいと思っている。その一番の機会は「旅行」ということになるのだが、そう旅行ばかりに行っていられるわけもない。
 旅行とも関係するが、もう一つのテーマは「窓」であると思う。特に意識していたわけではないのだが、後から撮影した画像を見ると窓の写真が多く、きっと好きなんだろうとある時気づき、それ以後は、そう気づいたことがきっかけとなって、意識して撮るようになった。

▼主人には、よく、「あなたは照明(電灯)が好きねぇ」とも言われる。これもまったく意識していなかったのだが、言われてみると、確かに泊まったホテルの廊下やレストラン、部屋の照明器具をよく撮っているような気もする。

▼さて、最近自分で気づいたのだが、もしかしたら私が好きなテーマは「椅子」かも知れない。
 以前、「決定的瞬間」よりも、「時間の流れを感じさせる写真」「余韻が感じられる写真」が好きだと書いたが、よくよく考えると、椅子というテーマは、そんなこととも関係するような気もしてくる。誰も座っていない椅子には、何か不思議な物語が、つまり、時間の流れや余韻が感じられたりするからである。
語らいの余韻

▼「カワセミ」は「決定的瞬間」をジッと待つ撮影である。今日の「diary」に書いたが、キャノンフォトサークルに掲載されたカワセミの画像に対して、選者の福田幸広先生は「集中力の賜物」と評してくださった。動物写真家だけに、その辺を感じ取ってくださるのだろう。
 ただ、今書いたように、実は私はそういう撮影よりも、もっと気ままな撮影の方が好きなのかも知れない。

▼いい「椅子」があったら、ぜひそこに「時間の流れ」や「余韻」といったものを写し取りたいものだ。

▼同時に、人間も撮ってみたいと思っている。先ずは「孫」…と思っているのだが、こればかりはどうなることやら…。