白神一人撮影旅行(その2) (2009/08/15)
▼12日(水曜日) 晴れ時々曇り
今日がメインイベント!? 白神散策で最も有名な「暗門の滝」のハイキングコース訪問である。朝から天気も上々。
ちなみに、白神山地とは、青森県から秋田県にまたがる約1300㎢の森林地帯の総称。そのうち、白神岳・向白神岳・天狗岳・青鹿岳・雁森岳・真瀬岳・摩須賀岳といった山々に囲まれた約170㎢の「核心地域」が、平成5年に世界遺産に登録されている。ここには入山許可を得ないと立ち入れない。その「核心地域」をとりまくように「緩衝地域」があり、そこには登山やトレッキングなどで訪れることができる。とはいっても、山深い地域であり、緩衝地域といえど、訪れようとするとそれなりにしっかりとした山歩きの覚悟(中級レベル~)が必要になる。
そんな中、この「暗門の滝」ハイキングコースは、緩衝地域内に位置しているにもかかわらず、暗門川の川沿いの平坦な道をたどる、老若男女、初級者でも、(岩伝いの細い道が一部あるとはいえ)スニーカー程度で訪れることができるスポットなのである。コースの終点には三つの滝があり、最初の滝(暗門の滝第3の滝)が現れてから残りの二つの滝(第2の滝、第1の滝)を見学するためには、かなり急な山道を30分程度登らなければならなくなるが、これも嫌なら一つ目だけを見て引き返せばイイというわけである。また、川沿いの道を往復してもよいが、ブナの林の中を通る迂回コースも用意されており、元気な行きにはブナ林コース、ちょっと疲れた帰りには川沿いの平坦なコースを歩くということも可能になっている。今回は一人旅だし、写真を撮ることがメインなので、私にはちょうどよい目的地ということになる。「るるぶ」によれば、全行程約6キロ、所要時間は2時間半となっている。
ところが、このメインともいうべき暗門の滝コースが、今年7月に降った大雨のせいで川沿いのコースが一部流されてしまい、全面通行止めになってしまっていたのである。西目屋村のホームページから復旧状況が確かめられたのだが、私が訪れた当日は、川沿いのコースの復旧が(仮設部分を含むものの)何とか終わって全面開通、ただし、3つある滝のうち、一番奥の第1の滝は、まだコース状況が悪くて通行止めという状態だった。
さて、6時前には自然に目が覚める(ハハハ…)。軽く朝風呂に入り、7時からの朝食までに着替えや今日の荷物の点検などをすませておく。朝食後、8時前に宿を車で出発。一本道だし、昨日、マザーツリーを訪問した際、一度立ち寄っているのでスイスイである。
8時半、宿から約30分でハイキングコースの入り口に当たる「アクアグリーンビレッジANMON」に到着。無料駐車場や露天風呂・レストラン・ショップ、さらにはキャンプ場といった施設が充実している散策の基地的な施設である。朝早いので、駐車している車もまだまばら状態。ハイキングコースの入り口に最も近い一帯に駐車して、いざ出発!
コースに入ってすぐ、水場があるので、そこで用意しておいたペットボトル2本に冷たい湧き水を入れる。さて、行きに川沿いにするか、帰りに川沿いにするかを考えて、今人の少ないうちにメインのコースである川沿いを行った方が撮影しやすいだろうと考えて、川沿いの道をいくことにした。晴れたり曇ったりする空のもと、人も少なく、写真を撮りながらのんびりハイキングである。
こうして約2時間(普通に歩くだけなら約1時間くらい)、最初の滝に到着。落差26メートルと、小さめの滝である。そろそろ人出も増えてきた。
ここで引き返すバスツアーの団体などもいるが、さらに急な坂道を約10分、第二の滝に到着。落差37メートルと、かなり滝らしい?滝である。残念ながら、この先の道は通行止めになっていて、今回はここが終点ということになる。滝壺周辺も広くなっており、遠くから、そして、滝壺の近くからと、じっくり撮影に取り組む。
ところが、ここで大失敗。というのも、流れ落ちる水の迫力ある写真を撮ろうと思って滝壺に近づいたのだが、その分、しぶきがかかることになる。それが、レンズのフィルターについてしまうのだが、うっかりそれに気づかずに撮影していたために、迫力ある構図で撮れたと思った写真ほど、あとでパソコンで再生してみると、フィルターに付着した水滴が光ってしまうという結果になってしまったのである。こういうのは、その場で再生して確認してみればイイ訳だが、いくら3インチの画面とはいっても、拡大表示にしてみないと水滴までは確かめようがない。自分自身しぶきを浴びているのだから、レンズにも当然しぶきがついているだろうくらいなことは想像できそうなものだが、ついつい撮影すること自体に熱中してしまって、そこまで気が回らなかったのである。いやはや、初めての滝撮影とはいえ、イイ反省材料となった(と、自分を慰める…)。
帰りはブナ林散策道を通る。昨日同様、光を浴びた美しい緑の木々や葉の撮影を楽しむ。散策道の出口では、再び水場によって、冷たい水をペットボトルにため込む。
こうして、再び「アクアグリーンビレッジANMON」に戻ってきたのが午後1時すぎ。普通の倍の時間をかけて自然を満喫できた。レストランに寄って「西目屋山菜そばセット」で昼食、隣の売店で50円の冷やしリンゴを買ってまるかじりデザートとする。
露天風呂(500円)に入ろうかとも思ったが、宿の風呂も楽しめるので、ちょっと休憩して2時半に出発、道沿いの美山湖にも立ち寄って、3時半には宿に到着。またまたのんびり風呂とサウナを楽しんで、7時から夕食。今日の地酒は、純米吟醸の「暗門の滝」(300mm)と「ブナの雫」(300mm)。あっさりしていて、清々しい味であった。
ただ、明日の天気予報が一日中「雨」、しかも大雨というのが心配である。弘前市内に戻って弘前城を見学する予定なのだが、大雨ならゆっくり宿で朝風呂という手もある。まあ、起きた時の気分しだいで…ウトウト…というのが、第二日目であった。