SAKURA2017


RAW現像を楽しむ


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サクラの画像をRAW現像して楽しむ


 昨年、このコラムに

  • 「そんな私が、「機械には頼れない」カメラを買った。SIGMA sd Quattro である。(→こちら)」

と書いたのだが、さらに sd Quattro H を買い増しした。sd Quattro がAPS-C サイズのセンサーなのに対して、sd Quattro H はAPS-H サイズのセンサーを登載していて、画素数が多いモデルである。つまり、私はこのカメラをすっかり気に入ってしまったのである。弱点だらけ(特に、ファインダーの酷さはどうにかしてもらいたいのだが…)であるにも関わらず、独自の魅力がある。動きモノはまったくダメだが、花を撮る時は、このカメラを持ち出したくなるのである。
 ちなみに、sd Quattrosd Quattro H を比べると、明らかに H の方が画質が高いことは、私レベルの鑑賞眼でも分かる。外出先でレンズ交換をあまりしたくないので2台体制で出かけることが多いが、無理してでも H で撮ることの方が多くなってきているので、これからは、H + 複数レンズで出かけることが多くなるかも。
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 ところで、私がこのカメラを使いたくなるのは、RAWファイルを現像することが楽しいからである。
 これについても、昨年、

  • 「撮影した画像の方はどうかというと、撮りためたRAW画像を現像する作業が楽しくなってきた。こちらもウワサ通り、現像ソフト(SIGMA Photo Pro)の重さといったらイライラがつのる感じではあるのだが、それでも気に入った画像を見よう見まねで現像していると、なぜだかかなり楽しいものがあるのである。まだ正しい現像のやり方も分からないまま、イイ加減な操作をしているのだが、操作にともなって画像が表情を変えていく様子を体験すると、その作業とそこから生み出される画像に何か心惹かれるものがあるのも事実なのである。」

と書いたのだが、この楽しさが未だに続いているというわけである。
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 で、今日、パソコンで遊んだ結果がこちら。
1 これがオリジナル画像を何の手も加えずに jpeg にしたもの。
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2 「X3 Fill Light」を暗くする。軟調になる。
SDQH0291a.jpg
3 露出を明るくする。
SDQH0291b.jpg
4 「X3 Fill Light」を明るくする。硬調になる。
SDQH0291c.jpg
5 暗くして彩度を落とす。
SDQH0291bwa.jpg
6 普通で彩度を落とす。
SDQH0291bwb.jpg
7 明るくして彩度を落とす。
SDQH0291bwc.jpg

 現像ソフトの SIGMA Photo Pro には、「X3 Fill Light」というスライダーがついていて、それで画面全体の質感をコントロールできるのだが、その効果が面白いのである。やり過ぎると変な画像になるのだが、そうならないギリギリのところで画像の雰囲気の変化を楽しみながら、そこに露出や彩度の調整を加えてみるのである。
 「まだ正しい現像のやり方も分からないまま、イイ加減な操作をしている」と昨年書いた状態から一歩も前進していないのだが、楽しさだけは確実に増しているような気がする。
(↓以下の4枚は大きなサイズで開きます)
SDQH0418c.jpg
SDQH0418.jpg
SDQH0355.jpg
SDQH0358.jpg


2018-03-30



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