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パートカラー(イエロー)




楽しいカメラ

SONY  NEX-5 & α55

 ソニーの新しいNEXシリーズが出て(NEX-C3)、それに伴い、私の持っているNEX-5もファームウェアがバージョンアップした。以下、カメラ情報サイトの「デジカメWatch」から、小山安博氏のレポートを引用してみよう。(http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/longterm/20110720_461636.html)

バージョンアップをすると、撮影モード内にピクチャーエフェクトアイコンが追加される。それを選択すると、さらにエフェクトの選択画面になるので、コントロールホイールを回転させるとエフェクトが切り替わり、画面もそのエフェクトモードに切り替わる。切り替え動作は快適で引っかかりもなく、次々とエフェクトを切り替えられる。
 用意されているピクチャーエフェクトは「トイカメラ」、「ハイコントラストモノクロ」、「ハイキー」、「レトロフォト」、「ポスタリゼーション(カラー)」、「ポスタリゼーション(白黒)」、「ポップカラー」、「パートカラー(ブルー)」、「パートカラー(レッド)」、「パートカラー(グリーン)」、「パートカラー(イエロー)」の11種類。(中略)トイカメラやハイコントラストモノクロ、ポップカラーのような使いやすく人気のでそうなエフェクトから、一部のカラーだけを抽出するパートカラー、白黒とカラーの2種類から選べるポスタリゼーションも面白い。
 静止画撮影だけでなく、動画撮影に関しても、ピクチャーエフェクトを使って撮影できる。NEX-5はフルHDでの動画撮影が行なえ、フィッシュアイコンバーター「VCL-ECF1」を装着してピクチャーエフェクトで撮影すると、なかなか楽しい映像が撮影できる。

…というわけである。北川景子さんが登場するNEX-C3のテレビCMでは、ある一色だけを残してあとは白黒になる「パートカラー」シリーズが印象的である。
パートカラーのグリーン。ちなみに、トウモロコシにワサビはつけませんが…)
パートカラー(グリーン)
パートカラーのブルー)
パートカラー(ブルー)
 ところでこの機能、α55のバージョンアップにも適用されていて、α55はますますお買い得なカメラになっている。GPSが使え、スイングパノラマ・3Dスイングパノラマが楽しめ、色々な制限はあるとはいうものの連写10コマ/秒、しかも、高感度にも強いし、視野率100%で等倍を超える大きさのEVFを装備しているとあって、実はα55は、現在最強の入門機、いやいや中級機といっても過言ではないのではないかと思われる。(ただし、動画に関しては、熱問題があって微妙な弱点となっているらしいが…)

OLYMPUS PEN

 22日に発売になったばかりのオリンパス・ペン第三世代は、これまた魅力的なカメラである。なにせ、AF速度が3倍高速になっていて(メーカーの話)、明るい所ならストレスなくピントが合う。それ以上に、美しい有機ELのタッチパネルが快適で、液晶を見ながらピントを合わせたいところにタッチすると、瞬時にピントが合ってシャッターが切れるのである。これはもう一度はまると止められなくなりそうである。(その他、高感度性能が向上したり、AFエリアが拡大したり、フラッシュが内蔵されたり、笑顔検出のみでなく瞳検出ができるようになったりと、かなり盛り沢山かつ有益な改善が施されているようだ)
 かてて加えて、オリンパスのカメラは、魅力的な画像加工をしてくれる「アートフィルター」が秀逸なのである。この「アートフィルター」、初めて登場した時には、jpegのみの機能で、しかも撮影の前にどのフィルターを適用するか決めてから撮影しなければならなかったのだが、バージョンアップで、RAW撮影ファイルに後から好きなフィルターを適用することができるようになった。さらに、今回は、ブラケット機能と連動させることで、1枚撮影すると、あらかじめ指定しておいたアートフィルターを、その一枚に全部適応して保存してくれるようになったのである。だから、例えば3種類のフィルターを指定しておくと、1度のシャッターで、元画像+フィルター適用画像3枚を保存してくれ、5種類のフィルターを指定すれば、元画像+5枚を自動的に保存してくれるのである。(ただし、その分、ファイルの書き込みの時間がかかるようになり、また、気に入らずに消去する際には、複数枚消去するのに手間がかかるというマイナス面もあることにはなるのだが…。)
 10種類用意されているフィルターはどれも魅力的で、カメラで遊ぶにはもってこいといえるだろう。
つまらない元画像)
元画像
ダイナミックになった?)
ダイナミックトーン

楽しいカメラ

 というわけで、最近は「デジタル」であることを生かした機能がどんどん追加されている。写真を楽しむ上では、ますます幸せな時代になってきたと言えるだろう。そして、もちろん「沼」も、ますますその深さを増しているわけである(笑)。

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元画像

ラフモノクロ

ダイナミックトーン