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12月のアレンジメント




2011年を振り返る


 恒例の?振り返るシリーズである。振り返ることがある年はイイのだが、今年は結構振り返りが苦しかった(笑)。一つには、夏に夫婦(と友だち4名)でイタリア旅行(主としてヴェネチア)に行くはずだったのに、それがよんどころない事情によって中止せざるを得なくなってしまったことが大きかった気がする。仕事や趣味関係でも、特に新しく挑戦したこともなく、たんたんと過ぎた一年であった。
 しかし、この年になると、「たんたんと」一年が過ぎたということは、まさに喜ぶべきことなのであって、家族に特に大きな変化もなく過ごせたことは、実は一番の振り返り事項なのではないか…などと考えたりもするのであった。
 では!

<出来事 BEST3>

1 写真サイトで賞品をもらう
  *キヤノン・フォトサークルに写真を投稿したところ、それがサークル誌に掲載されて、しかも、副
   賞としてプリンターがもらえた。ちなみに、今年、キヤノン・フォトサークルには46枚を投稿した
   が、そのうち21枚が掲載され、25枚が非掲載であった。来年は更なる掲載率アップを目指す?
2 被災地(女川)を訪れる
  *夏休みに、この未曾有の災害を見てみようということで、女川を訪れる。特にボランティアをした
   ということではないが、実際にこの目で見たことは、やはり色々なことを考える上でプラスにな
   ったと思う。
3 秋休みに北海道を訪れる
  *両親がたまたま旅行することになっていたので、それに便乗して初秋の支笏湖へ。ついでに、北大
   に進学した卒業生を訪ね、北大構内を案内してもらう。わずか3日間だったが、天候にも恵まれ、
   本当に楽しかった。

<読書 BEST3>

1 『古典基礎語辞典』(大野晋、角川学芸出版、2011)
  *この辞典を使いながら教材を読み返すと、見落としていた新しい発見があったりして楽しい。年末
   には、プロ仕様の『古語大鑑』(築島裕、東大出版会、2011)も出た。ちなみに、三省堂から「新
   明解」シリーズの現代漢和辞典と国語辞典が出たが、ともに著者の先生方からご献本いただき、
   ありがたかった。活用させていただきます。
2 『語りえぬものを語る』(野矢茂樹、講談社、2011)
  *よく分からないのに(私にとっては)面白いという不思議な本。雑誌連載に加筆したものなので、
   読みやすい、しかし、分からない…というわけで、楽しめました(笑)。
3 『スティーブ・ジョブズ』(アイザックソン・講談社、2011)
  *ファンなので…。

 今年は、メモ帳に読書記録をつけなかったので、何を読んだのかあまり思い出せない…って、その辺が寄る年波の恐ろしさであるが(笑)、原子力関係の本で印象に残ったものが多かった。例えば、『いのちと放射能』(柳澤桂子、ちくま文庫、2007)、『原発を終わらせる』(石橋克彦、岩波新書、2011)、『「フクシマ」論』(開沼博、青土社、2011)など。内容はまあまあだったが、タイトルで印象に残ったのは、古典作品に登場する猫の姿を採り上げた『鈴の音が聞こえる』(田中貴子、淡交社、2001)。ね、イイタイトルでしょ? 勉強になったのは、『中古語過去・完了表現の研究』(井島正博、東大出版会、2011)。難しい内容だが、これからさらに読みを深めたい。その他、大澤真幸の『「正義」を考える』(NHK新書、2011)や、山口仲美『日本語の古典』(岩波新書、2011)、村上春樹『雑文集』(新潮社、2011)もおもしろかった。エラリー・クイーンが流行っているというので、『Yの悲劇』(新潮文庫)を読み返してみたが、途中で犯人を思い出してしまって、今一つであった。

<写真本 BEST3>

1 『未来ちゃん』(川島小鳥、ナナロク社、2011)
  *こういう写真が撮りたいです…人物篇。ハイ。 
2 『写心伝心』(小川勝久、インプレス、2011)
  *こういう写真が撮りたいです…風景篇。ハイ。
3 『写真論』(ソンタグ、みすず、1979)
  *やっぱり写真論の基本である。

<写真関係 BEST3>

1 EOS 1D MarkⅣ
  *孫撮影用に。手にもった感触、シャッターの感触、デザイン、すべてに満足。
2 PEN E-P3
  *散歩の友として。
3 SIGMA 85mmF1.4
  *D3Sにつけて孫撮影用に。同じ SIGMA 50mmF1.4 ともども、大好きなレンズ。

 孫撮影に使っているのが、キヤノンとニコンのフラッグシップであるところが恐ろしいが、かけがえのない一瞬の笑顔をとらえるためには、これくらいの投資はするのである!(ドヤ顔)

 今年もお付き合いいただきました皆様、ありがとうございました。

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