column2010-2

考え中

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今年のホームページ

<ブログ?>

 何人かの方々から
  「ホームページのデザインが変わりましたね~」
というメールを頂いた。また、お一方からは、
  「どんなソフトを使っているのですか?」
という質問も受けた。そこで、それにふれながら、今年のホームページについて述べてみたい。

 ちなみに、
  「どんなソフトを使っているのですか?」
という質問をしてくださった方は、このホームページがソフトで作られていることが分かっていらっしゃるわけだが、よく
  「先生のブログ、見てますよ!」
と話しかけてくださる方々は、ホームページとブログの違いが分かっていらっしゃらないようである。だから、「ブログを…」と話しかけられた際には、
  「ホームページを見てくださってありがとう」
と、やんわりと訂正してはいるのだが、言われた方は多分気づいてもいないことだろう。

 ホームページは、決まり切った型からデザインを選び、そこに文章だの写真だのを入れれば完成するブログとは違うのだという思いは、バカらしいとは思いながら持っているのである。ただ、これだけ簡単にブログが活用できるようになり、さらに簡単につぶやいたりできるようになってくると、わざわざソフトを買って個人用のホームページを作るような人は減ってくるのだろうか? 
 だからといって、「わざわざホームページを作っている人は偉い!」と言いたいわけではない。私の場合は、写真から国語教育に関する意見まで、様々な内容を掲載したいと思っているので、そうなると、ブログのような決まり切ったパターン・容量しか許容されない世界では、思い通りの発表の場とはなってくれないのである。多少手間がかかっても、自分の表現意欲を満足させる構成を創り上げるためには、やはり市販のホームページソフトを活用せざるを得ないといったところなのである。

<今年のホームページ>

 昨年と一昨年は同じデザインのままで運営してきたが、今年はそろそろデザインを変えたいなぁと思っていた。ちょうど、お気に入りのソフトの新しいバージョンも発表されたので、そのソフトを導入するとともに、春休みを利用して思い切って新規デザインにしてみたのである。そのお気に入りのソフトとは、digitalstage という会社の「BiND」というソフトである。

 ウィンドウズの世界で個人用のホームページ作成ソフトの定番といえば、おそらく「ホームページ・ビルダー」ということになるのではないだろうか。私が1995年に初めてホームページを作り始めた時は、一太郎でHTMLのタグを直接編集して作っていたものだが、そのころ、一太郎との抱き合わせ販売で、「ホームページ・ビルダー(多分、ver2くらい)」も手に入れたことがある。ただし、付属する部品やイラストがあまりにもホームページ・ホームページしすぎている(=幼稚すぎる)印象で、どうも使いこなそうという気分になれなかったことを覚えている。

<LiFE with PhotoCinema>

 digitalstage というのは小さな会社だが、「LiFE with PhotoCinema」というソフトがきっかけで知るようになった。「PhotoCinema」というソフトは、撮影した写真のスライドショーを作ってくれるソフトである。今でこそ同じようなソフトはネット上に無料でも数多く公開されているし、また、カメラを買った際の付属ソフトの中にも、似たような機能をもったものがついてくるようになったが、私が買った当時は、このソフトが一番多機能かつ高性能だったように思う。
 現在、最新のバージョンはver3であるが、私はver2を使っており、「Hoto's Cinema」のコーナーで公開している「SAKURA2009」 「SAKURA2010」といったシネマも、すべてこのソフトで作ったものである。ただし、ちゃんと使いこなしているというわけではなく、すべて「オート」モードでの作成である。ちゃんと勉強すれば、もっとカッコイイエフェクトやBGMを組み合わせて、さらに印象的な写真の提示ができるかも知れない。

<BiND 3.5>

 さて、このソフトが気に入ったこともあり、また、ホームページには写真をたくさん載せたい気持ちがあったので、この会社が出したホームページ作成ソフトを使ってみようという気になり、2004年に、当時発売されたばかりの「ID for WEBLiFE」というソフトを購入してみた。これは、Flashという技術を使って動きのあるホームページを作ることをテーマにしたソフトで、今年のホームページでは、TOP PAGE の画像部分をこのソフトで作成している。
 ただし、このソフト、動きのある…というところにテーマがあるために、私のように少し長めの文章を載せたいといった要望には、残念ながらあまり応えてくれるソフトではなかった。ところが、私と同じように文章を載せたいという要望を持っているユーザーが多かったのか、2007年に同社から、文章を載せることに重点をおいたホームページ作成ソフトが新発売され、それが「BiND」のver1だったのである。
 「PhotoCinema」も気に入っていたし、「ID」も不満点はあるものの、デザイン面などは気に入っていたために、発売と同時にこの「BiND」も手に入れて、ホームページを作成してみた。それが2008年版というわけである。(この当たりの事情については、2008年のホームページcolumn にも記載した)

 多くのカッコイイテンプレートを内蔵していて、それを組み合わせたり、配色や背景を入れ替えたりしながら自分好みのデザインに仕上げていくタイプのソフトで、写真なども載せやすいし、写真の拡大といった動作も簡単に設定できるので気に入っている。今年のホームページも、基礎的な部分については、午前中3時間くらいで完成させることができた。バージョンが3になってからはテンプレートも増え、また、一層カッコ良くなったように思うので、私としては当面使い続けることになりそうである。
(↓デザインを増やすテンプレート集も別売されている)
テンプレート集

 ただし、人に推薦できるかと聞かれると、ちょっと微妙である。というのも、操作体系が独特で、慣れるのに時間がかかるのと、今一つ動作の仕組みに「?」な部分があって、思い通りに動いてくれないこともままあるからである。
 ただし、4月になってやっとハウツー本が発売されたので、それを見て魅力を感じたり、何とかなりそうだなぁと思えるなら、挑戦してみる価値があるソフトだと思う。
ハウツー本