2023.09.30 (土) 曇り・晴れ
義父の七回忌ということで、孫たちも連れて主人の実家に出かける。法事のあと、豆腐料理の専門店で会食。出汁が効いていてとても美味しゅうございました。
(↓先付け)
(↓季節の小鉢)
(↓油揚げ田楽)
(↓キノコ鍋調理中)
(↓キノコ鍋一人前)
(↓鮭ご飯)
(↓栗プリン)
2023.09.29 (金) 曇り・晴れ
早起きして、二度目の巾着田訪問。今回は主人も一緒に出かける。前回よりも開花が進んでまさに見頃といった感じだったが、曇ってしまっていたのが残念。
(↓早朝なので人も少なめ)
(↓赤いジュータンが素晴らしい)
2023.09.28 (木) 晴れ
ひどい頭痛日。3時間授業+前期終業式+学級タイム。私は何とか2時間の授業をこなし、午後は休暇をもらって早帰り。頭痛薬はなるべく飲まないようにしているので、まだ頭痛を我慢中。やれやれ…。8747歩。
2023.09.27 (水) 晴れ・曇り
2時間授業のあと、体調不良の先生の替わりで、1年生の課題探究の研究進捗状況報告会に顔を出す。5人のメンバーから報告を聞いたが、やはり必要のない活動であるなぁという印象を深めた。例えば、サッカーのゴールキックがゴールのどの場所に決まることが多いか(つまり、どこをねらったらイイのか)を調べている生徒がいるのだが、今日の報告だと、正面から見てゴールの左下隅に決まることが多いとのことだった。Excelでゴールの形を型取り、一番決まるところは「赤」、次は「黄」とセルを色分けして表示してあるのは面白いが、どうやってデータを集めたかというと、YouTubeのゴールシーン集を見ながらカウントしたのだそうだ。しかし、すぐ分かるように、左下隅に決まった場合が10回あったとしても、そこを狙ったのが50回あるとすれば、確率的には五分の一ということになってしまう。一方、左上隅に決まった場合が2回だとしても、狙った回数も2回なら、左上隅で得点できる確率は100%ということになり、自信があるなら左上隅をねらう方がイイという結論になろう。つまり、ゴールが決まった数だけでなく、ゴールが決まらなかった数も調べて、その上で結論を出さないと、調査としての価値はないことになってしまうわけである。ところが、ゴールをはずしたシーンはYouTubeなどにはまとめられていないため、それを調べようとすると大変な時間が必要となり、日々勉強に追われる日比谷生には無理なのである。この調査をした生徒は、はずした場合を考慮に入れることをまったく意識していなかった。おそらく、YouTubeを使うという方法論が先にあったために、正しい結論へと結びつく調査への見通しが立てられなかったではないだろうか。こんな点を指摘したが、その一方で「では、失敗した数も調べなさい」とは、勉強が忙しいことが分かっているだけにとてもアドバイスできない。仕方ないから、調査方法に改善の余地があることを踏まえながら調査結果をまとめるべきだろうというアドバイスに止めた。つまり、中途半端な「探究」しかできない生徒がほとんどのようなのである。こんなことに生徒も教員も時間を使う意味があるのだろうか。7021歩。
2023.09.26 (火) 晴れ・曇り
開校記念日で休みだが、大学は今日から秋学期が開講なので夜はお仕事。午前中、昭和記念公園へキバナコスモス(レモンブライト)を撮影に出かける。暑かった~。ちなみに、昭和記念公園の年間パスが切れてしまったので買い換えようかと思ったが、65歳以上だと半額以下(一般4500円が高齢者2100円に!)になるとのことなので、誕生日を過ぎてから買うことにする。
2023.09.25 (月) 晴れ
星陵祭の振り替え休業日。早起きして、巾着田に彼岸花の撮影に出かける。まだ咲き始めという感じだったが、天気もイイし人出もそれほどでもなくて楽しめた。すぐ横を流れる高麗川からはカワセミの鳴き声も聞こえてきたが、川岸が崩れて立入禁止になっており、遠目に美しい姿を一度確認するも、遠すぎて撮影ができず残念。
2023.09.24 (日) 晴れ
昨日の夜、模擬車中泊?を実行。家に駐めたまま、その中で寝てみたのである。暑い時期には無理そうだったので、涼しくなるのを待っていたのだが、YouTubeなどを参考にして集めた窓の目隠しやエアマット、シートバックテーブル、LEDライトなどの車中泊グッズを実際に使ってみながら一泊。朝の最も寒い時間帯でも21°Cとなかなか快適な夜だったこともあり、結果としては「充分車中泊できる」という感じであった。気づいたことは、(1)枕は小さなものを用意したのだが、これはちゃんとしたものの方が良さそう (2)持っている寝袋を利用したが、暑くて夜中に這い出し、掛け布団のように体の上に掛けて使った。この時期なら薄手のブランケットの方がベターかも といったところ。エクストレイルは、後席を倒してフラットにすると、私の身長なら完全に横たわれる。荷物などがあることを考えると、後席の半分(6:4分割の6の方)をフラットにすることになるので、自由に寝返りが打てるというわけではないが、飛行機のビジネスクラスくらい?の余裕はあるかも。
午後から、スマホのキャリアをUQモバイルに変更しに出かける。機種はそのままでSIMカードのみでの変更だが、それでも3時間弱かかる。スマホ関係の変更は大変であるなぁ~。
2023.09.23 (土) 曇り・雨 秋分の日
実家の家族と墓参り&食事。昼から、食べ過ぎ&飲み過ぎである。ちなみに、昨日のワクチンの副作用もたいしたことはなく、注射された方の腕がいたくなる程度で済んだ。
2023.09.22 (金) 曇り・雨
午前中、練馬区の集団接種会場へ、6回目のオミクロン株XBB.1.5対応ワクチン(ファイザー)の接種に出かける。今のところ副反応なし。午後からは、眼科に視野検査に出かける。左目は視力1.2で100%、右目が1.2で98%ということで、とりあえず心配なしとのこと。よかった~~。
朝日新聞の金曜日・地域総合のページでは、「高校ポートレート」という連載で色々な高等学校のことがレポートされているが、今日は都立国際高校が採り上げられており、その文化祭「桜陽祭」が紹介されていた。その中の国際協力ボランティア同好会に関する記事に、私が担任をした生徒(医科歯科大の院生)の妹さんが登場していた。お二人のご活躍に期待したい。
夏に一緒に旅行した友人から、トスカーナの写真集を頂く。多謝。
(↓今日の我が家の彼岸花。月曜日からあっという間に開花)
2023.09.21 (木) 曇り・雨
今日の朝日新聞の「百科事典はもういらない? 2千年の歴史はネット時代に途絶えるか」という特集が面白かったので、それぞれ一部引用(20230921、朝日DIGITAL)
■齋藤文雄さん(元編集者)
ネット経由でデータにアクセスする形になり、百科づくりの概念が変わりました。紙幅の制限はなく、検索も簡単。加速度的に増える新知識にも対応できる。百科事典から辞書、人名事典まで何でもそろう会員制データベースもあります。
ただ、こうしたサイトは有料です。「ネットでタダで何でも調べられる」という人はわざわざ使いません。無料の「ウィキペディア」は真実性に疑問符がつく部分もある。正確な情報にたどり着くのは、難しい時代とも言えるでしょう。
■清水亮さん(AI研究者)
ネット上の情報はいま、何が本当なのか分からなくなっています。近年、生成AIの登場で情報はますます「汚染」され、ニセ情報ばかりになりました。
チャットGPTは、ネット上の膨大なデータから学びます。でも実は、公開時は2021年9月以前の情報しか取り込んでいなかった。AIをつくる側からすれば、汚染情報をAIに学ばせたくないですから。
何が真実か、紙の本を読まないと分からないような時代です。知識を汚染から守るには、コンピューターが読めない所に百科事典をつくるしかありません。
■北村紗衣さん(ウィキペディアン)
ウィキペディアの問題点を見れば、よく分かると思います。例えば、分野の偏り。日本語のウィキペディアはアニメや漫画、AV女優、鉄道などは充実していますが、政治や経済、歴史、科学の分野は非常に内容が薄い。ジェンダーの偏りも強く、女性関連の記事ははるかに少ないのが実情です。
正確性も同様で、本当に信頼できる記事は実は少ない。数少ない「名作」と呼ばれる記事の違いの一つは、記述の信頼性を裏付ける出典情報がたくさん記載してある点です。その出典元が、紙の百科事典や書籍や学術論文です。ウィキペディアは本来、「本当のことが書いてある」のではなく「信頼できる出典を示す」サイトなのです。
私の実家にも平凡社世界大百科事典がある。中流家庭のステータスシンボル的なものだったのだろうが、当然一揃いで買うわけだから、費用もばかにならないし、場所も必要になる。一流の執筆者に原稿料を払って編集することを考えると、もはや出版事業としては成り立たないのは納得できる。しかし、何とかして「百科事典的なるもの」を残していくことは必要だろう。上に引用した齋藤さんは
一方、ネット上にも信頼できる専門的な情報サイトはある。分野ごとに「ここなら信頼できる」というサイト同士が結びつき、新しい知識インフラができあがれば、と願っています。
と書いているし、清水さんも
5年ほど前、ある対話型AIを、各界の専門家に使ってもらいました。
ソムリエなら「オレンジワインについて」、ドイツの専門家は「ワイマール憲法下のドイツの政治再生について」とか、各人が専門分野についてAIに質問をして対話しました。
両者の対話が何往復かすると、当時のAIでも正しい説明ができるようになりました。汚染されたネットから切り離せば、AIにはそんなことができます。
百科事典として機能することこそ、AIの本来の姿だと僕は確信しています。
と書いている。こういう動きに期待したい。8373歩。
2023.09.20 (水) 晴れ・曇り・雷雨
今日から1年生1クラスと3年生1クラスが学級閉鎖。文化祭の後に感染が広がる事例は他にも報告されていたが、残念ながらその通りになってしまった。で、最近では学級閉鎖になるとオンライン配信しなければならないので、教室にパソコンを持ち込んで実況中継風に授業をすることになる。まあ、特に意識することはない(日比谷は通信環境が整っているので、2クラス程度の学級閉鎖に伴う配信では、特に回線に関する不安を感じることもない…)のだが、黒板がうまく映る位置にパソコンを置くことと、画面上に自分があまり映り込まないようにする(黒板が見えるようにする)ことには注意している。しかし、意識することはないとはいっても色々と気を使うので、オンラインならむしろ全員がオンラインで受けてくれた方が気が楽な感じがする。8334歩。
2023.09.19 (火) 晴れ
星陵祭の後片付け日。私は休暇をもらって、秩父横瀬町の寺坂棚田までドライブ。17日(日)が彼岸花祭だったようだが(駅にポスターが貼ってあった)、こちらも開花が遅れているような感じだった。
(↓武甲山)
2023.09.18 (月) 晴れ 敬老の日
高麗の巾着田に彼岸花でも見に行こうかと思っていたら、暑さのせいで開花が遅れており、見られるようになるのは下旬とのことで諦める。ちなみに、我が家の彼岸花はこんな感じ。
そこで、久しぶりに庭仕事。茎を切って干しておいたオルレアから種を採取。それで終わりにするつもりでいたら、いつもはクルマの陰になっている庭の隅の方が草と蔓がボウボウになっていることに気づいてしまい(笑)、2時間半もその始末をしてグッタリ。でも、スッキリしてグッド。
(↓オルレアの種。10月になったら蒔く。小分けにして知り合いにもプレゼント)
2023.09.17 (日) 晴れ
星陵祭第2日目。今日も進路相談コーナーは担当から外れてよいとのことなので、3年生の劇を3クラス鑑賞する(合計6クラス見られたが、逆に見られなかった2クラスが気になる…)。今日観賞したクラスは、ちょっと暗転が多めだったのが残念。
昨日同様、何人かの卒業生が顔を見せてくれて、来年からの新しい生活について報告してくれたが、これもまた星陵祭の楽しみなのである。7482歩。
2023.09.16 (土) 晴れ
星陵祭第1日目。進路部の私は、中学生の進路相談コーナーの仕事が割り振られていたのだが、急にグローバル部がやってくれることになって一日時間がとれることになり、スマホで整理券を手に入れて、国語科のある3階で公演している3年生3クラスの劇を観劇する。どのクラスも演技がしっかりと練習されていて、充実した公演になっていたが、特にキャラメルボックスの脚本を使ったクラスの劇が、舞台の設置や照明もうまいし、そもそも演技も素晴らしくて楽しめた。7802歩。
公演終了後、卒業生が就職の報告に顔を出してくれる。第一志望ではなかったようだが、面白い職場に決まったようで何よりである。今後の活躍に期待したい。
(↓スマホの整理券はこんな感じ)
2023.09.15 (金) 晴れ・曇り
前日準備の日。私は家で過ごす。
2023.09.14 (木) 晴れ
今日も午前中授業で、午後から星陵祭準備。7633歩。
昨日の新聞に、オーバーツーリズム問題に悩むベネチア市が、市の中心部と周辺の島を日帰りで訪れる14歳以上の観光客に対して、混雑が予想される年間30日に関しては、オンラインなどで5ユーロ(約790円)の徴収を試験的に実施すると決めたそうだ。まあ、仕方ないし、年間30日といわずに増やしたり、季節によって価格に差を設けたりしてもイイような気もする。その記事に関連して、8月29日の記事では、オーストリアのハルシュタットで、過剰な観光客の流入に対し、地元住民が道を封鎖して抗議したという事件が報じられていた。コロナの間に静かな日々を過ごした観光地の住民の方々にとって、観光ブームの再来はどのように映っているのだろう。私のような東京の住民でさえ、例えば電車の中での近隣諸国の人々の振る舞いを目の当たりにするに付け、ここ数年間の静けさを懐かしく思ったりしているくらいなのである。ベネチアとハルシュタット、どちらも訪れることが出来たが、ベネチアはともかくとして、ハルシュタットを再訪することは、もうないだろうなぁ~。
2023.09.13 (水) 晴れ
午前中授業で、午後から星陵祭準備。準備の最初に、観劇用の整理券のネット取得がうまくいくか、つまり、サーバーがダウンしたりしないか、生徒全員(+教員)で検証したりして面白かった。こういう仕組みも生徒自身がつくりあげるのだから立派である。
放課後、卒業生が就職が内定したと報告に来てくれる。第一志望の出版社への内定で、とてもうれしそうであった。マンガなどのコンテンツビジネスをさらに広げていきたいとのことで、クールジャパンの一環でもあり、活躍を期待したい。一緒に来たもう一人の卒業生は、今年から東大の法科大学院へ進学しており、司法試験にチャレンジするとのこと。こちらも今後のご活躍を祈念したい。ちなみに、二人とも女子。
さて、ニュースでも発表になっているが、都立高校では今年度の入試から(推薦も学力も)男女枠がなくなることが決まった。日比谷では、男子が増えそうな感じだが、さてどうなることだろう。7646歩。
2023.09.12 (火) 晴れ
週末の星陵祭に向けて、校内がだいぶ雑然としてきた。3年生では、舞台用のオブジェが廊下に置かれていたりして、通行に困難をきたすような(笑)クラスも出始めたし、放課後には、異様な姿の生徒たち(つまり、舞台衣装を身につけた生徒たち)が廊下を歩き回ったりしていて、それらしい雰囲気といえようか。8062歩。
2023.09.11 (月) 晴れ
残暑とはいっても、私が家を出るくらい(5時過ぎくらい)はだいぶ涼しくなってきた。おまけに、今朝は朝焼けが恐ろしいような感じがするくらいキレイであった。少しずつ季節は進んでいるのであるなぁ。今日は、夏休み明け初授業。とはいっても、半分は答案返却なので、無事に終了。8781歩。
(↓朝焼け空)
2023.09.10 (日) 晴れ
再び暑い一日。敬老の日のプレゼントということで、実家の家族と一緒に、母にシックスパッドの足の筋トレマシンを贈る。90歳を超えた今ても、庭仕事を手伝ってくれたり、友人とのマージャンに出かけたりと、自由に動き回っているので、このまま元気でいてくれればといった感じである。私も借りて使ってみたが、ビリビリとして面白い感じながら、本当に筋トレになっているのかは???な感じ。でも、三浦雄一郎さんもやっているようだし(笑)、やらないよりはイイのだろう。
2023.09.09 (土) 曇り・雨のち晴れ
午前中、友人とテニス…なのだが、45分くらいやった(ただし実動20分・笑)ところで雨に降られてしまい、早々切り上げることに。ここのところ、途中から雨に降られることが多くて残念。午後は家でのんびり過ごす。
2023.09.08 (金) 雨
Tシャツの上から長袖を羽織ってしまうような涼しい一日。家で過ごす。Prime で、ハーヴェイ・ワインスタイン事件を扱った「SHE SAID」を見たが、とてもイイ映画で感動。アクションものも好きだが、信念をもって作られたノンフィクションも好きだなぁ。
2023.09.07 (木) 晴れ・曇り
前期期末考査第四日目。理系自選古典の採点も無事終了。こちらも、まあまあか。考査終了後、2年生は卒業生講演会だったが、その講演会に来た卒業生が講演終了後に顔を出してくれる。東大の文一に進学した女子で、忙しくも楽しい学生生活を送っているようである。明日から大学の制度を利用してUAEに出かけるとのことで、今後のますますの活躍を期待したい。7145歩。
ところで、今回の旅行では色々新しいこと(SIMカードとかUberとかヘッドホンとか…)を試したのだが、無料アプリの「Google翻訳」というのもすごく役立ってくれた。ふわちゃんがCMでやっている、韓国語のメニューに画面を合わせると「冷麺」という訳語が表示されるというアレである。例えば、イタリア語のメニューには英語での説明もついているのだが、それでも食材を表す単語などは意外と知らなかったりして、結構馴れていないと大変なのだが、この「Google翻訳」をかざすと、本当にサッと日本語に直して表示してくれるのである。しかも、難しい文章を翻訳させるわけではなく、決まり切ったメニューであるということもあってか、かなり正確な訳が示されて、便利なことこの上ない。唯一の欠点は、ネットに繋がっていないと使えないというところで、地下の店などでは動作しないこともあったが、SIMカードでネット使い放題にしておいたこともあり、その機能を充分に活用することができた。決まり切ったものの翻訳には、充分活用できる印象である。
今日のジャニーズの会見、今まで見て見ぬふりをしてきたマスコミが、自分たちのことを棚にあげて、偉そうに質問攻めしている姿には、ジャニー氏の犯罪同様ウンザリである。
2023.09.06 (水) 曇り・雨
前期期末考査第三日目。文系の必選古典の採点終了。結果はまあまあか。続いて理系の自選古典の採点に入る。9964歩。
ちなみに、今回文系用に作った三題のうち、共通テストを意識して作った一題ばこんな感じ(こちら「
前期期末2003」)。問一は、「しばらく君(道綱の母)のもとを訪ねなかったのは、気持ちを試していたからなのさ」というプレーボーイ兼家の発言を題材に、誰の気持ちを試していたのかを問うたもの。通説では「君の気持ちを」だが、「君に会わずにどれだけ耐えられるか、自分で自分の気持ちを試していたのさ…」という方がよりプレーボーイらしいという最近の学説をもとにした出題。授業で扱っているので、どれだけ授業を覚えているのかといった点も見てみようとしたのである。共通テストを意識したのは問六。二つの文章を読み比べる問題であるが、やはりこれは難問だったようで、なかなか正解がなかった。「日記と大鏡で兼家の行動が異なる。それを、大鏡の本文中から抜き出しなさい」くらいにした方がよかったかも知れない。卒業生諸君、久しぶりにチャレンジしてみて下さい。
2023.09.05 (火) 晴れ
前期期末考査第二日目。再びの暑さでグッタリ気味であるが、答案が出て半分くらい採点する。休み明けだが、まあまあといった感じか。8944歩。
数年前から我が家の上空が羽田空港への侵入コースの一つになっている。実家の家族にはうるさくなったといって不評だが、私が最寄り駅から家まで歩いて帰る間にも、3~4機くらいを目撃する。今日のような晴れた夕方だと、夕陽に機体を照らされた大型機がゆっくりと空を横切っていく姿はまことにカッコよく、旅行に対する思いが湧き上がったりして、私は結構嬉しい感じである。まあ、事故などないことを祈るばかりだが。
2023.09.04 (月) 雨・曇り
前期期末考査第一日目。久しぶりの出校で、考査の監督を2時間しただけなのに、なんかヒドく疲れた感じであるなぁ~。7993歩。
2023.09.03 (日) 晴れ
明日から学校で、いきなり前期期末考査第一日目である。いつまでも暑くてイヤになってしまうが、授業ではなく、試験監督だからまだ助かるといったところか。夜、実家の家族が、明日から仕事の教員夫婦を憐れんで?、寿司をご馳走してくれる。
2023.09.02 (土) 晴れ
時差ボケは直ってきているのだが、今まで5時半くらいには起きていたのに、今は6時過ぎにならないと目が覚めないようになってしまい、明後日からがちょっと心配。同時に、早起きできないものだから、朝のうちに庭仕事をすることが難しく、かといって暑くなってからやるのは大変なので、ちょっと庭をほったらかし気味にしたままだったのだが、今日は勇気を振り絞り(大げさ…笑)、夕方から作業することに。蚊が多くて困るのだが、蚊取り線香を二箇所で焚いたりして、伸びすぎた枝を剪定したり、暑さでやられてしまった鉢の片付けなどを行う。
2023.09.01 (金) 晴れ
夏休みも終わりだが、私は金曜日に授業がないので、来週の月曜日4日が初日である。
震災から100年ということで、色々な報道があったが、朝鮮人が暴動を起こしているというデマが流れたことに関連して興味深い記事があった。軍や自警団は日本人と朝鮮人を識別する際、「15円50銭」という言葉を発音できるかどうかで判定したのだそうだが、それが地方出身者や障碍者にとって生死の境になった事例があるというのである。日本近代史研究者の小薗崇明さんへのインタビュー記事を一部引用(朝日DIGITAL、20230901)。
語頭の濁音を発音しない朝鮮語の特徴を前提に、朝鮮人なのか問うものとして生まれましたが、現実には、それは「標準語」を話せるか否かの問いであり、それを話すことができる「日本人」なのかを問うものとして機能しました。実際に、秋田や沖縄などの地方出身者も、朝鮮人とみなされて殺されました。
そうした中、1人の聴覚障害者が殺害されたことを私は確認しました。東京聾唖学校卒業生で、浅草で朝鮮人と間違われて、自警団に殺害されたと、当時報じられています。司法省の記録もあります。聞き取りや発話に困難さを抱える聴覚障害者にとって、「15円50銭」の問いに答えるのはむずかしかったでしょう。
(中略)
一連の虐殺事件から見えるのは、「日本人」という枠組みのあいまいさです。地方出身者や障害者などは周縁に位置づけられ、言葉一つで、その枠から外されてしまうような存在です。
このあいまいさを無視した心理は、関東大震災という極限状態に置かれたことだけが理由でしょうか。小さな違いを見つけ、線引きをしようとする行為は今もある。それは100年前の出来事と地続きなのです。