2024.02.29 (木) 曇り 
 4年に一度の日。後期期末考査第2日目。今日は2時間試験監督が入っていたのだが、考査最終日の月曜日には1時間しか試験監督が入っておらず、しかも「補欠2」なので、恐らく今日が教員人生最後の試験監督になるのだろうなぁと思いながら(そういう感慨に耽りながら)、最後のクラス(1年生だった)の生徒の顔をしみじみと眺めつつ監督業務に勤しんだのだが、特にこれといった感動はなく残念であった(笑)。9037歩。

2024.02.28  (水) 晴れ 
 後期期末考査第1日目。私は1・2年生の授業がないので試験監督のみ。放課後、学力選抜の選考結果の報告会議。予想通り学力検査では男子の合格者候補者が多くなったので、推薦選抜の結果と合わせた合格候補者の数は、ほぼ男女同数である。国語は、平均点が下がり、標準偏差も大きいとのことで、丁寧な指導が求められそうである。9372歩。
 午後から筑波大学の大学院に在籍している卒業生が顔を出してくれる。勉強にも力を注ぎながら、YMCAの活動でインドを訪れたりと、自分のやりたい活動に積極的に関わりながら、目一杯学生生活を楽しんでいるようで、何よりである。将来的には教職を目指すそうだが、その前に挑戦してみたいことがあるそうで、就活にもチャレンジするのだそうだが、前期博士課程(修士課程)の1年目にもかかわらず、来春の就職に向けてはこの3月から本格的に活動しなければならない(というか、すでに始まっている)とのことで、今の学生さんはなかなか大変そうである。志望が叶うことを期待したい。
(↓お花を頂きました)

2024.02.27 (火) 晴れ 
 生徒は3時間授業+学級タイムで下校、その後、全職員で学力選抜の答案の最終点検。7984歩。
 空き時間に、東大の第二問(古文)を改めて解いてみたが、やはりあらすじを知らないと、注が少ないこともあってかなりの難問といえそうである。
 第一段落の「おましまししをりより~」の文の主語は、設問文の「堀河天皇は病のため崩御し」から堀河天皇と考えることになるが、これが先ず第一の関門で、ここが分からないと傍線部イは厳しいだろう。ただし、第一段落のその他の部分については、文脈が追えるレベルだと思う。
 和歌をはさんだ次の段落では、「そのかみ立ち出でしだに~いふべきことならざりしかば」の部分が、直接的に問に関係してくるわけではないが、注がないととても読み取れず、心が折れやすい受験生には厳しい部分といえそうだ。傍線部(エ)は、続く部分から出家のことだろうと見当がつけられれば何とかなる。傍線部(オ)は、とりあえず訳はできても、その内容が前後とどうつながるのか、今一つピンと来ないに違いない。
 そして、最後の段落がまた難しい。「わたくしのもの思ひ」に思わせぶりな注がついているが、もっと他のところにも注が必要である。3回登場する「御心」は、最初が堀河天皇のお心で、残りの二つは同僚女房たち(姉も含む)のお心である。「さてならひにしものぞとおぼしめすこともあらじ」は、「誰が(「おぼしめす」の主語)、誰のことをどう思っているのか(「さてならひにしものぞ」の説明)」という問題ができるくらいで、ここには注がほしい気がする。続く傍線部カの理由説明を求める問題は、「さらんままには」の内容がはっきりせず、「昔のみ恋しくて」をヒントにまとめることになるが、超難問といえよう。さらに、最後の歌の大意だが、第二段落冒頭の「故院の御かたみには、ゆかしく思ひまゐらすれど」は「堀河天皇の形見としては、子である鳥羽天皇に心惹かれるが」の意となっているのに、この歌の「あはれ昔のかたみと思ふに」は「亡き堀河天皇を思い出となる喪服だと思うと」の意で、形見が指すものが異なっており、これまた間違いを導きやすい難問と言えるのではなかろうか。
 ついでに、京大の古文(第三問)も解いたが、こちらの出典は『とはずがたり』と、同じような女房の日記(愛欲日記?)が出題されていて面白い?が、採り上げられたのはいかにもこの作品といった感じの場面ではなく、父の三十三回忌をめぐる出家後の回想場面で、問題のレベルとしても平均的である。後半が作者の夢であることが分かれば、特に足もとをすくわれるようなことはないだろう。

2024.02.26  (月) 晴れ 
 午前中、マル付けの終わった答案の部分点を入力し、その後確認作業。そこまでやると、あとは教務部のパソコン上で得点合計や平均点・得点率などの算出作業がやってもらえるので、科としての作業は無事終了である。
 その後、昨日の東大の問題を解いてみる。第二問(古文)は『讃岐典侍日記』。おおよその内容(堀河天皇に仕えた(愛人でもあった)作者が、堀河天皇の子である鳥羽天皇にも仕えつつ、堀河天皇のことを思い出す)を知っていると、圧倒的に有利になる感じ。設問は明らかに難化していて、(一)の現代語訳の最初の二つを確実にとっておかないと大変そうである。現代語訳の(オ)もわけが分からなかっただろうし、記述問もどれも易しくはないが、特に(四)は難問といえるだろう。第三問(漢文)は標準的で、訳も記述問も、どういう語句を使ってどう述べたらよいのかといったところに悩む要素が少ない素直な出題なので、何とか得点に結びつけることができたのではないかと思う。現代文の第一問は、2000年代末までのSNSが普及する以前の商取引を題材に、現代とは違う相互扶助社会の姿を分析した評論。文章は読み易いが、設問に対する解答をまとめようとすると、その根拠となる箇所は分かっても、それを解答に仕上げるのに苦労する印象である。第四問は、母語と外国語との往還に関わるエッセイで、これも読み易く、答えの方向性を誤ることはなかったのではないかと思う。一方で、採点する側のことを想像すると、色々な答え方が出てきそうな感じで、採点基準と照らし合わせながら何点与えるのかを判断するのは(キチンとやっているのなら)かなりハードな作業になるはずで、同情したくなるほどである……というか、逆にキチンと採点しているのか(詳しい採点基準があるのか)はなはだ疑問であるなぁ~。9539歩。

2024.02.25  (日) 雨 
 天気は悪いし寒いしで、家でジッとしている。国公立の前期日程試験が今日から。
(↓昨日の庭で。春が待ち遠しい)

2024.02.24  (土) 晴れ 
 午前中、光が丘に買い物に出かける(…が、買いたいものが買えず)。そこで午後から、吉祥寺に買い物に出かける(…で、イイものが買えた!)。帰りがけ、高円寺アパートメントにある「アンドビール」で食事。チキンカレー(ケララカレー)も自家醸造のビールも美味しうございました。
(↓2杯目は、被災した金沢のビール工場に200円寄付できるビールを頂く)

2024.02.23  (金) 雨 天皇誕生日 
 採点2日目。マル付けまで終了。月曜日に得点計算と入力の予定。ところで、昨日の漢字の問題を主人に見せたところ、やはり「カイシンの友」は問題文がひねりすぎではないか、そして、「フタイテン」も「サイヒ」もあまり使わない言葉なので、ちょっと難しのではないか、との感想であった。言われてみればそうかも知れない。書き取りには、小学校で学習する漢字しか出題できないので、どうしても難しい語句を出題せざるを得なくなるわけだが、語彙力とバランスを取るのがなかなか難しいところである。
 さて、読みの問題はというと、
 1 朝早くに港を 出帆する。
 2 鋭く世相を る論評。
 3 その情報は 眉唾物だ。
 4 山奥の 閑寂な住まい。
 5 人間万事 塞翁が馬である。
で、採点した先生に聞いた所、こちらはよく出来ていたそうだ。まあ、そうでしょう。7073歩。

2024.02.22 (木) 雨 
 採点1日目。私は漢字と、作文問題を担当する。漢字は、
 1 カイシンの友と語らう。
 2 夢がかなってボウガイの幸せだ。
 3 フタイテンの決意で臨む。
 4 イチヨウライフクのきざしが見える。
 5 意見のサイヒを決する。
で、4(一陽来復)は知らないと出来ないだろうが、後は比較的簡単かなぁと思っていたのだが、問題の文をひねりすぎたせいか(例えば、1なら「大谷選手はカイシンの笑みを浮かべた」くらいにすればよかったのかも)、どれも出来は今一つで(無解答も多かった)、確かに語彙力が低下している印象である。3に「蓋移転」があったのには驚いた。7020歩。

2024.02.21  (水) 曇り・雨 
 学力選抜も無事終了…と言いたいが、朝丸の内線が遅延したため、20分の繰り下げ実施となり、そもそも遅刻者の確認が大変なのに加え、その20分間で教室掲示用の時程表を作ったり、チャイムを設定しなおしたりと、けっこう開始段階は右往左往であった。ただし、その後は順調で、特に事故もなく「無事終了」。しかし、困ったのは例年通り欠席者が多く、男女枠がなくなって約1.5倍の低倍率であることか。合格者を多めに出すことを考えると実質1.4倍くらいで、こうなると、一部科目が不得意でも合格できてしまう例が多くなる可能性があり、そうなると、各科目とも、下位レベルの生徒の指導が大変になってくるだろうことが予想されるのである。男女の割合もどうなるか分からないし、色々と結果の分析と対策が必要になりそうな今年の入試である。12052歩。

2024.02.20  (火) 曇り・晴れ 
 完全に春になった感じの一日。長袖Yシャツの上にヴェストを着て、春用のコートで出かけたが暑かった。3時間授業+大掃除&入試会場設営で、生徒たちは12時過ぎに完全下校、その後、教員による会場準備と前日打ち合わせ。生徒もおらず、添削もないので、時間休暇をもらって早めに帰宅する。8095歩。

2024.02.19  (月) 雨・曇り 
 天気は悪いが春めいた一日。明後日は日比谷の入選であり、その後は採点の日々となるので、今日で添削の受付を締め切る。やっとドアの開く音の恐怖から解放されるのであった。7160歩。

2024.02.18 (日) 晴れ・曇り 
 アベノミクスの失敗で、GDPはドイツに抜かれて4位になったが、それ以上に問題なのが、同じ政権関係者による学術会議問題やあいちトリエンナーレ2019などに見られる理不尽な権力の介入である。官邸主導という名のもとに、人事で通して権力を維持しようとする意図が明確であるが、その行きつく先は「自由」の危機的状況であるという。ここ数年の出来事の本質を的確に分析し、「自由」の意義を伝える本が、『「自由」の危機~息苦しさの正体~』(藤原辰史・内田樹編、集英社新書、2021)である。今日、朝から3/4くらい読んだが、第一章では「学問の自由」の意味を、第二章以下では「表現の自由」やそれと関連して精神的自由権・経済的自由権などについて考えさせられる。とても面白い。特薦。

2024.02.17  (土) 曇り・晴れ 
 庭いじりの一日。園芸店に行ったら、幹の太いすごく良さそうなバラの苗が2800円と格安で売っていたので、もう増やすつもりはなかったのに、ついつい買ってしまう(真っ赤なカーディナルという品種)。春が楽しみ。
(↓庭のツバキ)

2024.02.16  (金) 晴れ 
 
 友人のお嬢さんが、府中市白糸台の古民家を改装して CAFE & RESTAURANT を開いたとのことなので、夫婦で訪問する(WEBサイトはこちら→ 「Coo」)。小さいながらオシャレな空間で、無水カレーとキャロットケーキのセットを頂く。忖度なしでとても美味しい。まだ開店したばかりで、あまり知られていないようなので、お近くにお住まいの方はぜひ訪れてみて下さい(昼間の営業で、夜はお知り合いが馬刺しメインの居酒屋さんを同じ店舗で営業している)。
(↓無水カレー)
(↓今日のケーキセット)
(↓店主とお店)
 

2024.02.15  (木) 晴れ 
 昨日の職員会議で人事の状況が報告されたが、今年は異動が11名(国数英で7名!)ということで、かなりな人員刷新?といった感じである。面白いのは、国語科と生物科に卒業生がやってくることで、二人とも教えたことがあり、特に生物科の先生(進学指導研究生という名目でやってくる)は担任をした学年の生徒(しかも、とてもイイ生徒!)だったこともあって、今から楽しみである…って、私はいない予定だが(笑)。7643歩。

2024.02.14 (水) 晴れ 
 頭痛日で、そういう時に東大やら京大やらの添削はかなりキツいものがある。チョコは、国語科同僚教員の皆さまからたくさん頂く。感謝。7719歩。
 昨日、東大の推薦の発表があったが、1次に合格していた3名のうち、2名が最終合格となった。志望理由書などの添削をしていたので、めでたい限りである。一方、多くの先生方が大丈夫だろうと思っていた生徒が一人不合格になってしまい、学年の先生方も不思議がっていた。面接でうまくアピールできなかった可能性もあるが、共通テストの結果も理系トップクラスだったので、他の受験生と迷った大学側が、「この生徒は一般受験でも合格するだろう」と判断したのではないかなどと下らない邪推をしてしまった。ぜひ試験でリベンジを果たしてもらいたいものである。

2024.02.13  (火) 晴れ 
 早慶の入試が始まっており、今日の添削依頼は6名。8338歩。
 朝日新聞の記者コラム「多事奏論」に、医学部の入試を抽選にしたらどうかという論が掲載されていてとても面白い(朝日DIGITAL、20240210)。一部を引用。

 ハーバード大のマイケル・サンデル教授は著書「実力も運のうち 能力主義は正義か」で、社会的流動性を保つ選別装置としての大学が、逆に格差固定化の役割を果たしていると指摘した。改革のためには、適格者の中から「くじ引き」で入学者を決めてはどうかと提案している。
 思考実験としては面白いと思った。だが、本当に導入している国があった。
 オランダは1972年、すべての医学部入試に抽選制を導入した。論文をまとめたユトレヒト大のオーレ・テン・ケイト教授によると、それまでは一定の教育を修めたすべての生徒の入学を認めてきたが、志願者が増え、定員制を導入したのがきっかけという。
 「不満の声はほぼなかった」というが、3年連続で不合格になった生徒が96年、不服申し立ての訴訟を起こした。以来、抽選以外の方法も認められ、ついには2017年に抽選制は完全廃止となった。それが20年に国会で再び導入が認められ、形を変えて年内にも施行されることになったという。
 なぜか。ケイト教授によると、オランダ政府は「多様性の欠如」を懸念したという。たとえば試験の点数で合否が決まる場合、裕福な家庭では家庭教師を雇うこともでき、雇えない家庭に比べ圧倒的に有利だ。医師になる層が、社会における性別や民族構成を反映していないのではないかという懸念もあるという。
 抽選制とそれ以外の方法で入学した学生の学力を比べた論文は複数あり、卒業後の差は報告されていないという。

 一定レベルの基礎学力試験を課することを前提として賛成である。ついでに、きちんと制度設計した上で、国会・地方議員にも抽選制を導入してみては如何か。

2024.02.12  (月) 晴れ 
 午前中、友人たちとテニス。ここ数ヶ月、コートの抽選がはずれたり、当たっても雨で途中で止めたりしていたのだが、今日はイイ天気で2時間きっちりプレイ…とはいっても、実動1時間くらいだが(笑)。おかげで、午後からはウトウトしながら読書&Prime。

2024.02.11 (日) 晴れ 
 真ん中のお姉ちゃんがインフルエンザにかかってしまったので、一番下を預かり森林公園に遊びに行く(一番上は、期末考査が近くて勉強中)。ちょっと風が冷たかったが天気もよくて、ポンポコマウンテンやフィールドアスレチックでたくさん遊ぶ。
 
 今日の朝日新聞に、小澤征爾さんを追悼する村上春樹さんの文章が載っていた。印象に残った部分を引用しておこう(朝日DIGITAL、20240211)。

 征爾さんがオーケストラと練習するところを見ているのが好きだった。指揮者にはいろんなタイプがいる。独裁者タイプ、教師タイプ、寡黙な人、饒舌な人、のんびりした人もいればすぐに癇癪を起こす人もいる…征爾さんはあまり感情を表に出すことなく、ゆっくりと、ひとつひとつ丁寧に細部のネジを締めていく人だった。オーケストラの出す音に注意深く耳を傾け、問題があればそれを指摘し、どこがいけないかをユーモアを交えてフレンドリーに説明し、その部分のネジを締める。それを何度も何度も繰り返して、彼の求める音を、音楽を、辛抱強くこしらえていく。
 そういう作業をリハーサルの現場で見るのはとても興味深いことだった。不思議なことに、彼がネジをひとつ締めるたびに、その音楽は少しずつより自由で、より風通しのよいものになっていくのだ。そのことはいつだって僕を感心させた。どうしてそんなことが可能なのだろう? ネジを締めていけば全体は硬くなる――それがものごとの通常のあり方だ。でも征爾さんの場合は、ネジをぎゅっと締めることによってその結果、驚くほどすんなりと演奏から肩の力が抜けていくのだ。そしてその音楽はよりナチュラルな、より柔軟性を持つものとなっていく。生命が吹き込まれていく。僕はそれこそが「小澤マジック」のひとつの神髄ではないかと思っている。


2024.02.10  (土) 晴れ 
 スキーに行くと洗車(特にボディ下部と足回り)が大変で、その時あると助かるのが高圧洗浄機である。我が家には、ずっ~と以前に父が買ったケルヒャーがあって、昨日それを久しぶりに物置から引っ張りだして使おうとトライしてみたのだが、かなり劣化してしまっていて水漏れが激しく、残念ながら使い物にならなかった(おかげでヒドく疲れたわけである…)。で、昨晩 Amazon でポチったところ、今日早速届き、天気がイイこともあり使ってみたが、いや~快適! これなら心おきなくスキーに行けるというものである(笑)。
 ところで、昨日の自撮り写真が大きすぎると主人に叱られ、サイズを小さくする。昨日ご覧になった方は不幸…もとい、幸福といえようか?

2024.02.09 (金) 晴れ 
 今日は夫婦でスキーに出かける。先週と同じ「たんばらスキーパーク」。共済組合の割引きが家族にも適応される上に、道も覚えて2時間ちょっとで行けるから、オープンの時間に到着して昼前に上がると、途中でランチをしても3時前に帰宅できるので、まさに「安近短」である。天気もよくて楽しかった。スキーよりも、帰宅後の洗車が疲れた(泣)。
(↓青空のもと、遠くの山がキレイだった)
(↓主人の自撮りに付き合う。当然ながら拡大表示なし(笑))

2024.02.08  (木) 晴れ 
 平和な一日。学力選抜の出願(今はすべて郵送)が始まっており、添削の合間に出願書類に関する点検作業のお手伝い。今日の添削は6名分。8662歩。

2024.02.07  (水) 晴れ 
 立春を過ぎて日が長くなってきたことが感じられる。文科大臣のおかげで、統一教会問題が忘れられずに済むわけだが、それにしてもこの人の対応は人間としてどうかと思う。同情するわけではないが、「 21年衆院選で支援をしたという教団信者の男性は「盛山さんのために毎日時間をさいて電話代も自腹で、一生懸命支援を呼びかけてきたのに『覚えていない』は失礼な話で、議員以前の問題だ」と憤った。「国政報告会では『みなさんの声を国に届けたいから力を貸してほしい』と言っていたのに、その場しのぎのウソだったということですよね。支援しても忘れるような盛山さんを、誰も応援しないと思います」と話した。」(朝日DIGITAL、20240206)と記事にあるが、この人の言うことも分かるような気がする。こういう人が文科大臣だというのだから呆れてしまうし、それ以上に、そういう人を任命し、未だに交代させない政権そのものに呆れるほかないだろう。8604歩。

2024.02.06  (火) 曇り 
 昨日寝る前に家の前の雪かきはしておいたので、今朝も人が通れるくらいにはなっていたが、最寄り駅までの道はかなり雪が残っていて、いつもより早めに雪靴で家を出たのは正解だった。電車の遅れなどは一切なかったが、オフィス街の早朝は雪かきされていないだろうと思って一駅歩くのを止めたせいか、学校には一番乗り。朝練の時間帯に、野球部とラグビー部、お若い先生方が雪かきをしてくれて、登校のピーク時には、構内はすっかりキレイになっていた。今日は添削5名分。7682歩。

2024.02.05  (月) 曇り・雪 
 月曜日は添削希望が多く、8名分添削。
 しかし、予報通りの雪となり、主人からは勤め先の学校が早々明日の休校を決めたとの LINE が来たので、帰りがけ1時間時間休をもらって早めに帰宅する。それでも有楽町線のダイヤはちょっとだけ乱れていた。最寄り駅からも道も、我が家周辺の道もそれなりに積もっていて、庭も含めてちょっとだけ雪かきしたが、このタイミングでやってもムダになりそうなので、早々に退散する。明日の朝が心配。8620歩。

2024.02.04 (日) 雨・曇り 
 自分の高校時代のクラス会。コロナのせいで4年ぶりの開会となったが26名が集まり、近況を交換する。すでに退職している人もたくさんいて、私と同じように3月いっぱいで退職という人も多かった。主たる話題はもっぱら親の介護。そういう年齢になったのである。孫自慢では、マウントがとれて(笑)うれしかった。外務省の参与もいて(女子)、プーチンやトランプに関する分析が聞けて興味深かった。
 しかし、渋谷の人混みはスゴい! 午後3時頃、一次会から二次会の店へわずか5分弱歩く間に集団を見失って迷子になりかけ、実際に3名が迷子になる始末(笑)。6時前に駅まで歩くのも大変だったし、駅構内も大混雑であった。65歳集団には、厳しい街といえそうだ。

2024.02.03 (土) 晴れ 
 イイ天気。昨日取り付けた「APPCAST」でBGMを楽しみながら近所をドライブ。
 ところで、人間ドック以来、休肝日を週2日(月&木)にしようと思い、その日に飲む(…って飲むんです・笑)ノンアルコールの製品をいろいろ(ビールとかハイボールとかチューハイとかサワーとか梅酒とかワインとか…)試しているのだが、どれもこれも美味しくなくて(或いはまるでジュースみたいで)困っている。いっそ、麦茶にしようかなと思っているのだが、どなたか美味しいノンアルがありましたら、ご教示ください。
 夜、寝る前に豆まきするのを忘れていることに気づき、大急ぎで「福は内、鬼は外」。
(↓鉢に植えたクロッカスが芽を出した。私は花よりも芽が好きかも。後ろはチューリップ)

2024.02.02 (金) 曇り・晴れ 
 推薦入試の合格発表日。64名募集・合格で、男子14名+女子50名という結果に。予想通り、小論文にしても集団討論にしても女子が強いのであった。
 クルマのナビに YouTube などを表示しようと思い、NISSAN の ディーラー系YouTube チャンネルでも紹介されている「KEIYO APPCAST」を導入する。日本製だし、よく紹介されているあの商品(OTTOCAST PICASOU3)よりも安いのが魅力である。もちろん運転中に動画を見ることはできないが、前に紹介したEW&Fのカバー演奏などを、ナビ表示をしながらBOSEのスピーカーで聴けるのがうれしいところである。

2024.02.01  (木) 晴れ 
 今日は添削の依頼が一件もなく、のんびりした一日。8607歩。
 今、思考におけるエラーやバイアスなどをテーマにした、アン・ウーキョン『イェール大学集中講義 思考の穴』(ダイヤモンド社、2023)を読んでいる。ハーバード大学のサンデル教授の本ほどではないが、「なるほど」と思うことが多くて面白い。一例を紹介しよう。例えば350万円のクルマを売る際に、販売員のAさんは、オプション満載の500万の見積書を出して、そこから「このオプションをやめると440万ですし、さらにこのオプションをやめると420万になります」というやり方で商談を進めた。一方、Bさんは350万円の見積書を出して、「このオプションをつけると380万円、さらにこのオプションをプラスすると420万円です」というやり方で商談を進めた。さて、クルマを高く売ることができたのはどっちだろう? 答えはAさん。Bさんは、オプションをつけることで「何を得られるか」を選択させたことになるが、Aさんは、オプションをやめることで「何を失うことになるのか」を選択させている。この背景にある心理は、「人は手に入れたものを失うことをイヤがる(損失回避)」という心理なのだそうだ。なるほど、そうかも知れない。ついでに、今、クルマ販売の「例」を挙げたが、人は「統計データ」よりも「事例」を好むらしい。だから、プラン・ジャパンの寄付を募る宣伝も、貧し子どもたちの統計を示すのではなく、ある貧しい少女の姿(エピソード)を画面に映し出すのだそうだ。なるほど。 

February
日比谷の日々

 
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