2025.06.25 (水) 雨・曇り
昨日、視覚イメージを授業で扱う際は、細心の注意を払う必要があると書いたが、昔はPC+プロジェクターの環境がなかった分、生徒にはいわゆる「国語便覧」を持たせて、そこに掲載されている写真や資料などを活用していた。これは、専門家の監修の元で出版社がまとめたものだから、安心して提示することができたのである。ところで、21日(土)の天声人語に、この国語便覧のことが採り上げられていた。第一学習社のものが人気で、書店で買うこともできるのだが、手に入りにくい状況になっていたのだそうだ。へぇ~~。国語(現代文・古典)に関する様々な情報がカラー写真とともに収録されており、例えば、古典常識に関する画像や服飾・配色に関する情報が整理されていたり、有名作品に関しては、作者やあらすじ、登場人物の系図など、その作品を鑑賞する上で必要な情報が上手にまとめられていたり、作品に登場する動植物の画像があったり、地図や年表まであったりと、確かに便利で充実した内容である。海外旅行の際に、教養ある外国人へ持参するお土産として、あるいは、日本から帰国する際の贈りものとして活用できるのではないかと思っていたのだが、学び直したいと考える日本人のニーズにもマッチしているようである。7445歩。
2025.06.24 (火) 曇り
大学院は「絵仏師良秀」の模擬授業。久しぶりの教材で面白かったし、院生の授業を見ながら内容や文法面を含め、改めて教材性が高いことが確認できて有益だった。模擬授業は、映像を使いながら理解を促そうとするもので、しっかり準備されていたが、映像は目から入るものだけに、かなり慎重に素材を準備することが求められる点を指摘しておいた。例えば、火事の様子の写真を提示してくれたのだが、その写真が二階建てが燃えているものだったり、良秀らしき人物を表すイラストがあまりに好々爺のイラストだったりしたのである。平安時代の庶民の家が二階建てであるはずはなく、自身の芸術のために家族を救助しようともしない良秀も、鬼気迫る表情のイラストでないとイメージがずれてしまうだろう。細かいことのようだが、視覚イメージなどを活用する際の素材選びには、細心の注意が必要だろう。13882歩。
2025.06.23 (月) 晴れ・曇り
金曜日の授業日ということで、家で過ごし、庭に害虫予防の薬を散布する。有名なオルトランという害虫駆除剤は、根元にまくことで根から吸収してもらい、その薬剤を吸収した葉を虫が食べることでやっつけるというものなのだが、背が高くなる花や木だと、先端部分まで薬剤が充分に届かないことがあるとのことなので、水に溶かして噴霧するタイプのものを買ってきて、それをヒメシャラやロンサールなどに噴霧したのである。ちなみに、250倍に薄めて使うのだが、水1ℓにどれくらい入れるのか計算に迷ったが(笑)、多分4mmℓでイイんだよね???
(↓エキナセアがイイ感じ)
2025.06.22 (日) 晴れ
午前中、友人とテニス。始めた時は29度だったが、終わった時には33度。いや~暑かったが、いい汗かいて、暑熱順化ができた感じか(笑)。帰宅後、都議選へ。裏金問題を抱えるままの党や、プロジェクトマッピングに無駄金をつぎ込む党、与党側に組みするだけの党にはぜひ議席を減らしてもらいたいものだが、政策を掲げない党には風も吹かないだろうし、一体どのような結果になるのだろう。
2025.06.21 (土) 晴れ
N-BOXの6ヶ月点検。待っている間に、ステップワゴンとZR-Vの試乗をさせてもらう。ステップワゴンの時は、営業さんが一緒に来てくれて、自分で運転したり、営業さんの運転で二列目・三列目の座り心地を試したりする。前に乗っていたオデッセイは、三列目の座り心地がひどくて家族に大不評だったのだが、これはまずまずといった印象。スタイルも上品だし、パワーもそれなりで静かだし、なかなかイイ感じであった。ZR-Vの方は、お好きにどうぞということだったので、いつものドライブコースで小一時間乗らせてもらった。どちらもハイブリッドの試乗だったが、結論をいうと、今乗っている日産の eーPower のシステムには及ばないなぁというのが正直な感想。高速での燃費が弱点とはいえ、静かさやスムーズさ、力強さは、やはり eーPower の方が気持ちイイ。日産は経営が危ぶまれているが、どうか良いクルマ作りの原点に立ち帰って再生してもらいたいものである。
2025.06.20 (金) 晴れ
午後から合唱祭を鑑賞に出かける。今年もレベルが高い。2年生の最初のクラスから演奏が素晴らしく、もしかしたら梁田賞?などと思われる感じで、続いた2年生のどのクラスも立派な演奏であったが、いざ3年生が始まると、やはり完成度が明らかに違うのであったよ(詠嘆)。結果発表を待たずに帰宅したが、3年生は、私レベルの鑑賞力だと、どのクラスが優勝かまったく分からないレベルであった。一つ印象に残ったのは「吹雪」という曲で、毎年どこかのクラスが演奏するのであるが、今年の演奏は私の22年間の合唱祭人生?で、最も感動的な演奏であった。勝手ながら梁田賞を差し上げたい(笑)。
2025.06.19 (木) 晴れ
花の水やり以外は外にも出ず、エアコンとともに読書&Prime。
2025.06.18 (水) 晴れ
昨日も暑かったが今日も暑い。その昨日だが、明治の講義では、この講座から教員になっている卒業生6名を招いて、教員の仕事の実際や新学習指導要領のもとでの授業の様子、私立と公立の違い、教採の準備法などについて話してもらった。すでに結婚してお子さんがいる卒業生も2人いて、子育てと仕事の両立の様子などについても報告してもらい、学生諸君にとっては大いに参考になったのではないかと思う。最古参が教員になって16年目、一番下が3年目だが、それぞれ立派な教員に成長しており、誇らしいばかりである。講義の後はいつも通りの懇親会で、それぞれの近況報告をしてもらいながら楽しい時間を共有、おかげで帰宅したのが11時半過ぎ、寝たのが12時半過ぎということで、4時半に起床する身としては、今日一日中眠かった~~。6939歩。
2025.06.16 (月) 晴れ・曇り
軽い頭痛日。先週土曜日の「ブラタモリ」で青山通り(国道246号線)が取りあげられていて、朝歩く通勤経路と重なる部分があったので見てみたが、なかなか面白かった。早速今朝、番組の中で採り上げられていた赤坂御門の石垣を歩きながらよくよく観察してみたところ、確かに福岡藩黒田家の印(裏銭紋)が石に刻まれており、何となく賢くなった気分である(笑)。6573歩。
2025.06.15 (日) 雨のち晴れ
一番上の孫のバスケ部の応援に出かける。5月25日の1回戦から勝ち上がり、今日が準決勝だったのだが、惜しくも敗退、中学校3年間の部活ともお別れである。よく頑張りました。
その後、息子夫婦から父の日のプレゼントが届く。今までアルコールだったが、今年はスイーツで、これまたかなりうれしいかも(笑)。主人と仲良く分けるとしよう。
(↓雨上がりのアナベルが美しい)
2025.06.14 (土) 曇り
今日も早起きして伸びすぎた木々の剪定。午後からは読書&Prime。
「選択的夫婦別姓」に対して、私は反対する合理的理由がないので賛成である。元最高裁判事の木内道祥さんの考えにも同感するので、一部を引用(朝日DIGITAL、20250614)。
〇家族の一体感も、同氏だから生まれるような安易なものではないはずです。離婚した親や事実婚の親が子どもを育てることもあります。必要なのは、同氏であろうとなかろうと、十分に子どもを育てていける仕組みを整えることです。
〇そもそも、「夫婦同氏制度にこんな合理性がある」といくら論じても、それだけでは足りません。大事な問題は「同氏に例外を許さない制度」に合理性があるのかどうかです。
「例外を許さないことの合理性」を唯一論じているのは、当時の最高裁長官の補足意見です。「家族制度というのはワンパターンであるべきだ」という趣旨の主張をしていますが、なぜ家族制度だけが選択肢があってはいけないのか、私にはよく分かりません。
〇「旧姓の通称使用の拡大」についても個別意見の中で触れました。多数意見は、旧姓の通称使用が広まることで不利益が「一定程度は緩和され得る」としています。私は「通称が使えるか否かは相手方の判断次第で、大きな欠陥がある」と指摘しました。今国会でも「通称の法制化」が挙がっていますが、私には「通称」を「法制化」する意味が分からないのです。法制化されたとしても、それは本来の氏ではなく「二流の氏」ですよね。夫婦別氏を求める人たちは「二流の氏」を使いたいと希望しているわけではないはずです。この問題は「不都合の問題」ではなく権利の問題なのです。
〇今も夫婦別氏制度に対して「子どもがかわいそう」という声があります。「別氏夫婦の子が差別される」というのが理由の一つです。今は婚姻している夫婦は同氏だから、そう感じるのでしょう。ですが、夫婦別氏も選べるようになって別氏夫婦が当たり前になれば、差別は起こらないと思うんです。「お母さんも働いていて鍵っ子でかわいそう」なんて、共働きが当たり前になった今では、聞かないですよね。
日本維新の会の案がダメだというのも、よく分かる。
2025.06.13 (金) 晴れ・曇り
早起きして庭仕事。「南天」は、「難を転ずる」に通じるし、葉の形が素敵なので、イイ庭木ということになっているのだが、我が家の庭が性に合っているのか、至る所で巨大化して藪化?しているので、何本か根元からノコギリで切り取る。ノコギリついでに、邪魔なシュロも根元から切り取る。結構疲れた。梅雨ということもあり、鉢植えのバラの固くなってしまった土の何ヶ所かに棒を挿して穴をあけ、水はけがよくなるようにする。
国語科の共同書架にあったカミュの『異邦人』を借りてきて初めて読んだが、すごく面白い。「きょう、ママンが死んだ」で始まる新潮文庫の訳も素晴らしく、すっかり気に入ってしまった。図書室にあったら『ペスト』にも挑戦してみたい。
2025.06.12 (木) 晴れ・曇り
梅雨の晴れ間ということで、実家の家族と行きつけのイタリアンでランチ。「行きつけ」などとカッコつけて書いたが、要するに近所で、リーズナブルで、口に合うということであるのだが、ここ数年で、そういう店が3つもなくなってしまい、今日訪れた店は、我が家にとっては貴重な存在である。
(↓前菜。まあ、これが食べたくて行くのであるが…笑)
(↓男爵イモのニョッキ、モッツァレラ添え)
(↓アサリのリングイーネ)
(↓ティラミスとピスタチオのジェラート)
2025.06.11 (水) 雨り
昨日はバッテリー切れ?で更新できず。
書くのを忘れていたが、月曜日から「星陵祭まで95日」の立て看板が登場。昨日の大学院は、私が枕草子「二月つごもりごろに」の模擬授業を行い、単語や古典文法だけでなく、古典常識の知識をうまく授業に位置づけることが、観賞や読解の深まりに重要であることを解説。明治の方は、学生諸君と一緒に「言語文化」の一年間の指導計画案作り。まったくノーヒントで作らせたが、各自色々な工夫や好みを取り入れた計画案をつくり、面白かった。ちなみに、来年度の採択に向けて「現代の国語」「言語文化」の教科書の改訂版が登場したが、なんと「現代の国語」の方に、「羅生門」「城の崎にて」「富岳百景」などの髙1生向け文学定番教材を入れたものが多く登場した。今まで「現代の国語」に文学作品は入っていなかった(一社だけ「羅生門」を入れて検定を通り問題化していた)が、今回多くの教科書が検定を通ったということで、現場の実態が学習指導要領の趣旨を徐々に浸食しているといったところか。まあ、学習指導要領なんて、そんなもん?
環境活動家グレタさんのガザに向けての行動(と、それに対するイスラエル側の対応)が話題になっている。私は彼女の人物・活動のことはあまりよく知らないが、インタビュー記事での発言には共感する面が多いので引用。(朝日DIGITAL、20250611)
「正直なところ、世界には『若く、憤っている女性』がもっと必要だと私は思います。まさにいま起きていることを考えれば、なおさらです」
グレタさんは10日、トランプ米大統領から「彼女は若く、憤っている人間だ」と言われたことを問われ、そう返した。
(中略)
「社会正義なしに、気候正義は存在しません。二酸化炭素であれ爆弾であれ、国家による抑圧であれ他の形の暴力であれ、私たちは苦痛の源に対して立ち上がらなければなりません」
「環境や気候、子どもたちの未来について気にかけるふりをしながら、現代の人びとの苦痛を見ることも、認識することも、そのために闘うこともしないのなら、それは世界の大半の人びとを排除する、極めて差別的な『正義』へのアプローチです」
「若く、憤っている人間」に大いに期待したい気持ちである。7040歩。
2025.06.09 (月) 曇り
首は何とか元に戻ってひと安心。授業では「蜻蛉日記」の「嘆きつつ~」の和歌が登場する部分を題材に、「拾遺和歌集」の詞書との読み比べをやったが、生徒諸君はとても熱心に取り組み、作品(日記文学)の理解へと結びつけることができたようでイイ感じ(自画ジーサン・笑)。8321歩。
2025.06.08 (日) 曇り
今週の授業の準備をしたり、読書をしたりして、今日も静かに過ごす。昨日の朝から(寝違えたわけではないのだが)左側を向こうとすると、首の根元あたりに痛みが走るので、急に首がガクッとなったりしないように気をつけているのである。いつも通り、ピップとフェルビナクとアリナミンのおかげで、夕方には、短時間ながらレンギョウとマーガレットの剪定をするくらいには回復。ヤレヤレ…。
2025.06.07 (土) 晴れ・曇り
家で静かに読書&Primeで過ごす。
昨日の天声人語の一節にこうある。「
▼「全く間違っていなかった」。安倍元首相はそう言って、布マスクを使い続けた。だが、政策の正否を判断するのはそれを決めた者ではなく、国民である。コロナ禍に何の教訓を得るか。当然の情報公開が阻まれれば、歴史の責を問う検証はできない。」 モリカケも含め、安倍政権の本質がここに言い尽くされているように思うのは私だけだろうか。
2025.06.06 (金) 曇り・晴れ
朝、「あんパン」を見た後、突然思い立って、戦場ヶ原にズミを見に出かける。遠いかなと思っていたがクルマで約3時間、中禅寺湖の湖畔や新緑の中のドライブも出来て楽しかったが、暑すぎなくてよかった一方、ちょっと風が強めで曇り空だったのが残念。
(↓ズミ)
(↓戦場ヶ原にて)
2025.06.05 (木) 晴れ
腰をいたわり、バラへの薬剤散布を済ませたあとは、家で静かに過ごす。今日のBSシネマは「奇跡の人」で、見たことがないので見てみたが、なかなかイイ映画だった。あるあるらしいが、「奇跡の人」はヘレン・ケラーのことだと思っていたら、サリバン先生のことなのであった(映画のタイトルは「The Miracle Worker」)。ちなみに、サリバン先生を演じたのは、「卒業」でダスティン・ホフマンを誘惑するミセス・ロビンソンを演じたアン・バンクロフトとであった。ビックリ。
(↓もうすぐ梅雨入?)
2025.06.04 (水) 晴れ・曇り
腰はヒドいことにならずに済んで、だいぶ良くなってきた。ホッ! 今日も実習生が2人(元教え子)授業見学にやってきて、「楽しかった~」とのこと、何よりである。10384歩。
帰宅後、届いたばかりの SIGMA Contemporary 16-300mm F3.5-6.7 DC OS を X-T5 につけて、遠くの?公園に試し撮りに出かける。先ず、すごく軽くて嬉しい。また、レビュー記事に「ズームリングの操作感が重い」とあったのでどうかと思っていたのだが、それほどのことはないことも分かり安心。フォーカスも早く正確でストレスなし。写りの方は、私レベルではもう充分である。ボケもキレイだし、何しろマクロ撮影がこなせるというのがスゴい。10万円強だから決して安いレンズではないが、広角と望遠とマクロの3本分の働きをしてくれることを考えると、手ブレ補正もあり防塵防滴だし、APS-Cサイズセンサーのカメラを使っている方なら、どなたにも推薦できるレンズと言えそうだ。ただし、ニコンF&Zマウント用はないのでご注意を。
(↓アリウムを80mmで撮影。絞り開放だが、かなり高精細に写っている)
(↓同じアリウムを70mmでマクロ撮影。もっと寄れるが、これでも充分満足)
(↓ボケもキレイ)
(↓発色もクリア)
2025.06.03 (火) 雨
腰の方は、昨日ほどの痛みはなく、だましだまし身体を動かしている感じ。合唱祭に向けて、練習する歌声が校舎内に響いている。昨日から教育実習が始まっているのだが、今年は国語科の実習生がいないこともあり、まったく忘れていたら、今朝突然授業を見学させてほしいとのことで、地歴科の実習生に授業をお見せする。かつての教え子なので「懐かしかったです」とのこと、光栄である。今日のテスト返却では、一人だけ採点ミス(〇なのに×にしていた…)があった。残念(泣・笑)。大学院の模擬授業は、「花山天皇の出家」。よく準備してあったが、敬語と助動詞という、文法の二大巨頭を一緒に同じ重さで扱っていて、生徒にしてみると恐らく頭が混乱してしまうに違いない。文法については、丁寧に扱うテーマを一つか二つに絞り、あとは「覚えられたら覚えておこう」くらいの感じでやった方がよいとアドバイスしておいた。14672歩。
2025.06.02 (月) 晴れ
朝、赤坂見附駅に到着して席から立ち上がろうとしたら、突然腰に痛みが! 腸腰筋を鍛える簡単な運動をするようになってから、本格的な腰痛からは遠ざかっていたのだが、久しぶりにヤバそうな感じである。帰宅後、ピップを貼り、ジクロフェナクのゲルを塗り、アリナミンまで飲んだが、さてどうなることやら…。椅子などから立ち上がる際や咳などをする時がとくに痛く、歩くのは何とかなるが、明日は地獄の火曜日である上に天気まで悪いと予報されているので、ちょっと不安である。
授業は考査の返却・解説と、枕草子のまとめ&次にやる蜻蛉日記の文学史の紹介。得点の訂正が一つもなかったのは我ながらなかなか立派? 7276歩。
2025.06.01 (日) 晴れ
退職以来、もう買わないと決めていたカメラ関係のモノを、ポチってしまった(笑・泣)。買ったのは、高倍率ズームレンズの SIGMA Contemporary 16-300mm F3.5-6.7 DC OS のX-Mount、つまり Fuji-X 用で106000円也。迷いに迷ったのだが、旅行用のX-Mount高倍率ズームレンズが欲しくて買うことにした。
(↓SIGMAのサイトにリンク)
今まで旅行に行く際は、旅行先でレンズ交換したくないので、広角側のズームレンズ(例えば、Fuji XF10-24mm)をつけたボディと、望遠側のズームレンズ(例えば、Fuji XF18-135mm)をつけたボディの2台を持って行くことが多かった。この組み合わせだと、35mm換算で15mmから200mmまでをカバーできることになる。また、海外旅行の際は、さらに軽くしたいので、Olympus Pen-Fに、広角側がM.ZUIKO 9-18mm、望遠側が M.ZUIKO 12-200mmの2台体制にすることが多く、これだと望遠側のカバーできる範囲が広がって、同じく35mm換算で18mmから400mmまでをカバーできるようになるのである。
しかし、この年になると、カメラ2台を持っていくのはそろそろ厳しくなってきたし、特にツアーなどの場合は、自分のペースで撮影できるわけではないので、できれば1台体制で臨めればそれに越したことはない。Olympusの12-200mmは便利なのだが、できればISO耐性が高く(高倍率ズームレンズの場合、テレ端側でF値が大きくなり、高いISO感度を使わなければならない場合が多くなる…)、色もより美しく再現されるFujiのボディを持っていきたいというのが本音である。
そこに、今年新たに発売されたのがSIGMAの上述のズームである。広角側がさらに広ければ言うことないのだが、16mm(換算24mm)でも充分だし、望遠側の300mm(換算450mm)は充分すぎる画角である。その上、マクロ撮影が可能だというのも、花などを撮ることが多い私にとっては大きなポイントである。強力な手ブレ補正も内蔵しているし、最新のズームはスピードも早く正確、しかもコンパクトで軽く、防塵防滴とのことで、ここ数日間色々なレビューを見まくった挙げ句、購入することにしたのである。
旅行の際には、カメラ一台にこれをつけ、オマケとして広角ズームのXF10-24mmを持って行き、より広角が欲しくて時間に余裕がある時に、付け替えて使うつもりである。
(↓まだ届いてないので、これは別レンズで撮影)
ところで、昔「Canon Photo Circle Web」に掲載された写真を集めた
サイトを作っていて、それが今でも見られることに気づいた。Canonを使いながらレンズ沼にどっぷりとハマり、何を撮っても楽しかった、そして、初孫の誕生に興奮していた時代の懐かしい写真である。興味のある方はどうぞご覧下さい。(→「
こちらから 」)