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東京の空

diary 「日比谷の日々」 2009

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2009/09/30 (水) 雨

 2期制の期間休業日で生徒たちはお休みだが教員は勤務日。でも、特に用事もないので休暇を頂く。(ちなみに、まだ年次有給休暇は2日分も取っていない…休めない職場なのである…)  
 それなのに雨で残念。朝から、ヨン様のファンに呆れたり、石田純一(および東尾理子)に呆れたり、民主党政権に対する元官僚の意見に呆れたりして過ごす。しかし、読書ができてよかったかな。

2009/09/29 (火) 曇り・雨

 雨で蒸し暑い。終業集会は、インフルエンザの影響で放送にて。
 夜、大学の後期が始まり、久しぶりに国語科教育法のメンバー25名と顔を合わせる。後期は模擬授業。若い感性が創り上げる授業が楽しみである。

2009/09/28 (月) 曇り

 午前中、明日から始まる大学の講義の準備。午後から『1968』の「東大闘争」の章を読む。自己のアイデンティティを探求し、大学とは何か、学問とは何か、といった問を通して「自己否定」へと向かい合う学生たちの真摯さに共感するとともに、実はそれこそが東大生(院生・助手)としてのエリート意識と表裏の関係にあったという分析には納得するところ大で、ちょっと複雑な思いである。しかし、時代は変わった…。
 一昨年の夏、東大に散歩に行ったときの写真。
東大2006

2009/09/27 (日) 曇り

 朝日新聞に、公立中高一貫校に関する論評が3本出ていたが、どれも日本の現状が学校歴社会であることから(意図的に)目をそらした建前論で、そこが逆に中高一貫校の現状を浮き彫りにしているようで面白かった。
 小熊英二『1968』の「日大闘争」の章を読み出したら、闘争の変質過程が克明に描かれていて、その面白さに止まらなくなった。この本については、実際にその場にいたという人の証言やあら探しがネット上をにぎわわせているようだが、それらの主観を整理してまとめあげた小熊氏の力量は、やはり並のものではない印象を受ける。(それが逆にコワイのだという面もあろうが…)

2009/09/26 (土) 晴れ

 午後から駿台予備校主催の「第1回東大実践模試参加校情報交換会」に出かける。09年の東大入試結果の分析や、来年度の傾向分析などがあって参考になったが、最後に設定されていた参加校意見交換というのは、まったく無内容で時間の無駄であった。6校の代表(学年主任や進路主任らしい)が自校の現状をレポートしたのだが、話だけは?面白かったものが2校、参考になったものが0校で、つまり4校については、つまらない上に参考にもならないという茶番であった。こういう場で、どのような情報の共有が求められているのかということに対する想像力が少しでもあれば、もう少し有意義な情報交換になり得たかも知れないが、あまりにもお粗末すぎる発表に、時間をつぶされて腹が立つほどであった。やれやれ。

2009/09/25 (金) 晴れ

 星陵祭の代休。床屋へ行く。もうすぐ始まる大学の後期の講義の準備をする。論文に取りかかる。夜、BSで「ベン・ハー」を見る。長かった~。

2009/09/24 (木) 晴れ

 午前中は星陵祭の後片付け。4名欠席のうち、1名が新型インフルエンザであることが判明! 今後拡大しないとイイのだが…。後片付けは、生徒に任せっきりであるが、3年生ともなると、もうまったく心配ないのである。
 午後から成績会議。無事終了。

2009/09/23 (水) 曇り・晴れ

 お墓参りに行き、そのまま学校へ。明日の成績会議に備えて、3学年の担任団は学年会である。34Rは、他クラスに比べて欠席や遅刻も少なく、前期はまずまずの成績で乗り切ったと言えそうである。後期のますますの奮闘を期待したい。

2009/09/22 (火) 曇り・晴れ

 本を読んだり、テレビを見たり、雑誌を覗いたりして過ごす。
 この時期に、庭のラベンダーが咲いていた。
秋のラベンダー

2009/09/21 (月) 曇り

 敬老の日。透析を始めた父に、時間つぶし用のポータブルDVDプレーヤーを夫婦でプレゼントする。
トイフォト

2009/09/20 (日) 晴れ

 星陵祭2日目。今日も好天でよかった。劇は毎回満員で、総体として満足のいく公演が出来たのではないだろうか。残念ながら優勝は逃したが、クラスのメンバーがそれぞれの得意分野で活躍してくれ、3年間の行事のイイまとめになったと思う。最後のミーティングでのまとめ役生徒の挨拶も、みんなに「感謝」の気持ちを示すという泣ける?内容で、最後のクラス全員による三三七拍子は、いつまでもみんなの思い出の中で響き続けることだろう。

2009/09/19 (土) 晴れ

 星陵祭初日。34Rの舞台は、舞台「トラブル・ショー」をもとにして創作した「ショー・メイカーズ」。名作「ノートルダムの鐘」の舞台を、個性的な役者をまとめあげながら創り上げていく過程をコミカルに描いたミュージカルである。個々の場面で問題点がないわけではないが、役者が舞台下にもぐったり、客席に溶け込んだりと、空間を縦横に使った演出は、斬新で観客を飽きさせない。また、バイオリンとキーボードの生演奏もあって、そのしっとりとした雰囲気も心に響いてくる。役者だけでなく、裏方の諸君も真剣に取り組んでおり、明日も楽しみである。

2009/09/18 (金) 曇り

 明日に本番を控え、我が34Rは何とまだリハーサル段階である。さてはて、間に合うものやら…。

2009/09/17 (木) 晴れ

 本番までまだ2日もあるのに、舞台の公開リハーサルを実施したクラスがあり、見に来て下さいと頼まれたので行ってみた。もちろん、まだ荒削りではあるが、1・2年生のレベルには到達しているので、さすが3年生である。教員や他クラスの生徒、他学年の生徒も見に来ていて、最後にアンケートをしていたのも、なかなかいいアイディアだと思った。アンケートを参考にして、本番までにさらに磨きをかけてほしいものである。一方、我がクラスの仕上がり具合はどうだろう?

2009/09/16 (水) 晴れ

 鳩山さんと麻生さんのインタビューを見比べると、やはりコミュニケーション能力は大切だなぁと思う。もちろん、政治家としての内実が伴わなければならないわけだが…。内実もおぼつかなく、コミュニケーション能力もないというのでは、もうどうしようもないだろう。

2009/09/15 (火) 晴れ

 今日は星陵祭の学年追い出し当番。7時下校なので、6時50分ころ各教室をまわって、「そろそろ作業を止めて帰る準備をしなさ~い!」と言うと、ちゃんと言うことを聞いて作業を切り上げ、協力して後片付けを済ませ7時過ぎには下校が完了する。そういう「けじめ」については、日比谷生はなかなか立派なのである。

2009/09/14 (月) 晴れ

 星陵祭が近くなって、校舎中に歌声が…って、最近はミュージカルを上演するクラスが多いので、まるで合唱祭の前のようである。
 放課後は、クラスパンフレットを印刷するクラスが多く、自分の担任クラスはもちろんだが、他の3年生のクラス2クラスの印刷にも付き合わされて、6000枚!くらいの印刷を見守るはめに(印刷室は生徒だけでは使わせない決まりなのである…)。頭の中で今だに印刷機の騒音が…。
 閑話休題。イチローの記録にはビックリ! いや~素晴らしい。才能+努力+ストイックさの賜物だろう。その中でも、(もちろん全てイチローには及ぶはずはないのだが)もっとも及ばないと思われるのは「ストイックさ」かなぁ…。

2009/09/13 (日) 晴れ

 昨日は、夕食後にデフラグを始めたら、寝る前に終わらなくて更新できず。  
 今日は、星陵祭の当番で出校。生徒諸君は着々と?準備を進行中。外を歩いていると、久しぶりの28度は暑く感じられた。
 ところで、ブナは漢字で「橅(木偏に「無」)」と書くが、これは木材としての有用性が無かったからだそうだ。つまり、役立たずの木だったというわけ。しかし、それが幸いして、現在までたくさん残った地域があるのだそうだ。なるほど。
無用の用?

2009/09/11 (金) 晴れ

 期末考査最終日。
 考査終了後のHRでは、クラス全員で楽しめるのは星陵祭までのあと1週間。その後は、泣いても笑っても勉強の毎日だし、担任も個人相手の関わりが中心になってしまうので、ぜひ星陵祭までの日比谷の日々を、充実させてほしい、精一杯楽しんでほしい、と伝える。心からそう願っているのである。
贈り物

2009/09/10 (木) 晴れ

 期末考査第三日目。今日は現代文の採点。模範解答「鉄面皮(厚かましいこと)」のところに、「鉄仮面」という答えがあって笑えた。夏休みを挟んだ難問だったので、出来はこんなものか…といった感じ。

2009/09/09 (水) 晴れ

 期末考査第二日目。古典の答案が出たので採点する。まあまあか。
 今日は、銀河鉄道999の関係からか、09年09月09日ということで、西武鉄道では特別乗車券を販売したらしいが、私が駅についた朝6時25分過ぎには、もうどの駅でも売り切れだという放送が流れていた。販売されることさえ知らなかった者からすると、驚きである。
 ハインラインの名作SF『夏への扉』(猫のピートが登場するヤツ)の新訳が早川書房から出たので早速買って読んでいるが、なかなかグッド!

2009/09/08 (火) 晴れ

 期末考査第一日目。天気が悪い予報だったが、晴れて暑くなった。
 新学習指導要領の実施に向けて新しい教科書の編集が始まり、今日はその準備会議。10月から編集会議が本格化する。大変な作業ではあるのだが、一緒に仕事をする先生方から刺激を受けて、自分の勉強にもなる点がうれしい。
 夕食は、主人がバジルを頂いてきたので「ジェノベーゼ」。フレッシュでおいしかった!
 採点がないので、夕食後、WOWOWで録画しておいた「into the wild」を見る。感動。
フレッシュ!

2009/09/07 (月) 晴れ

 明日から試験ということで、どの授業も締まりが感じられた。
 どこかのテレビ(新聞?)の世論調査で、高速道路の無料化に賛成の人が約40%、反対の人が60%と出ていた。へぇ~と思った。自然環境のことや、自分の仕事環境(運送・運輸関係の人や高速料金集金係の人など)なども考えたのだろうか。ちなみに、NHKの世論調査の結果を見ると、今度の選挙結果は、民主党に期待しているというよりは、自民党には一度下野していただこうという判定だったことがよく分かる。民主党もその当たりを踏まえて、マニフェストと世論のバランスをとりながら政策を実施すべきだろう。

2009/09/06 (日) 晴れ

 晴れているが暑すぎることはなく、まったくの行楽日和! で、午前中、石神井公園へ。ただし、今日もコレと言った鳥果なし。一回だけ姿を現したが、葉の陰の暗がりだったため、手ブレ写真ばかり…。やれやれ。
 今日は、カメラを持っている人が多い、それも、すごいカメラを持っているなぁと思っていたら、ボート池で全東京写真連盟のモデル撮影会をやっていた。通りがかった時はちょうど休憩時間で、残念ながらモデルさんたちは見られなかった。
木陰

2009/09/05 (土) 晴れ

 朝日新聞の夕刊一面に、区立九段中等教育学校の1期生の1割以上が、高校段階には進まずに、他の高校に進学していたという報道がなされていた。中等教育学校というのは、6年制一貫教育校なので、それにも関わらず3年で生徒を放り出すというのは、あまりに無責任ではないかという文脈である。元東大教授の藤田英典先生も、「学校の責任放棄」ではないかとコメントを寄せてる。この人は、教育の理想を語る上で貴重な存在であり、私も尊敬している。ただ、保護者の側からしてみれば、大学進学の足をひっぱりかねない生徒が他校に移ってくるのはありがたいだろうし、学校側としても、受験教育に適応できない生徒に、他の環境を提案することは間違っているとはいえない部分もあるのである。もともと「中等教育学校」が受験校を目指しているにもかかわらず、地元優先の姿勢をとらざるを得なかったというところに問題があるのだろう。建前(と理想)で語るかぎりは悩ましい問題である。
(↓毀誉褒貶いろいろあるけど、やっぱり買いました)
1968

2009/09/04 (金) 晴れ・曇り

 センター試験の願書を下書きさせて提出させて点検したが、けっこう間違った記入が多くビックリ。願書の記入は、入試の方法が多様化したことにともなって、結構面倒くさくなっている。特に私立大学はそうである。こういう(ある意味単純な)作業がキッチリこなせないようでは、先が思いやられてしまうのである。

2009/09/03 (木) 曇り

 今日も最高気温25度!涼しく過ごしやすい。
 今日は授業の合間に現代文の期末考査を作成。素案だが何とか完成。明日まで寝かせて、みがきをかけたいところである。

2009/09/02 (水) 晴れ

 学級タイムに星陵会館でセンター試験の出願指導を行う。一歩ずつ入試に近づいている感じである。
 午後から古典購読の期末考査作成。何とか完成させる。

2009/09/01 (火) 晴れ

 例年9月1日は、始業集会+宿題テストの日程で昼過ぎには終了するのだが、今年はカレンダーの関係で、始業集会+6時間授業である。しかも、インフルエンザの影響で、始業集会は各教室に待機して放送で行った。ちなみに、我が34Rは全員元気に?出席、ただし、例年通り授業がないと思っていたうつけ者も二人いて大笑い。いいスタート(笑)?
 民主党の「官僚主導」から「政治主導」には趣旨としては大賛成。しかし、その前提には、当然主導する側の見識が求められる。さて、見識ある政権担当者が登場するのだろうか。