2021.06.30 (水) 曇り・雨
 毎日、朝と昼の2つのお弁当を持って出勤し、朝食も国語科職員室で食べているのだが、今日は朝食だけコンビニに買うことになったので、久しぶりにオニギリなどを買ってみた。ところが、食べてみると、なんか小さくなっているような印象である。で、早速「セブンイレブン/オニギリ/小さくなった」で検索すると、やっぱり出てきました! で、いくつかの記事を総合すると、セブンイレブンは小さくしていない(=ステルス値上げしていない)と回答しているとのこと(ファミマは小さくしたとのこと)だが、「疑惑は払拭されない」ということであった。まあ、久しぶりの印象なので何ともいえないが、個人的には「小さくなった」ような気がやはりする。しかし、記事の中には、「近くて便利」というビジネスモデルに「安くて」が加わり、コンビニビジネスが限界を迎えているという指摘もあった。ドミナント方式という出店方式の行き詰まりや、健康志向・食品ロスに関する意識の高まりといった状況の中で、コンビニもなかなか大変らしい。今後、日本では、どのようなビジネスモデルが根づいてゆくのだろうか。8910歩。

2021.06.29 (火) 雨・曇り
 東京都が職員のワクチン接種を始めるとの連絡が昨日あったが、日時も場所も未定ということで、ちょっと遅いのではないかという感じ。息子の会社ではワクチン接種が始まっていて、家族も受けられることから、私たちよりも若い夫婦が7月の最初、2回目が8月最初に受けられるわけで、初回が7月30日の主人は冗談ながらも憤っていた。私は明治大学でも受けられる可能性があったのだが、政府の職域接種受付一時中断のため、こちらも日時未定となっていて、結局地元で受けることにしたのである。自分で言うのも何だが、保護者が(生徒も)オンライン授業を希望していない以上、日常的に生徒と接する先生方は優先して接種できるようにしてもイイのではないだろうか。それにしても、都の対応の遅さはどうなっているのだろう。オリンピックに割く人員がコロナ対策に携わっていたら、こんなに遅れることはなかったのではなかろうか。11839歩。

2021.06.28 (月) 晴れ・曇り
 最近授業がうまくいっていないとおっしゃる先生から、授業の進め方に関してアドバイスを求められる。同じ授業を担当しているので、自分がどんな風に授業展開しているのか、具体的にお話して参考にしていただく。確かに、相手が3年生ともなると、星陵祭の準備に意識が向きはじめるこの時期に、ちょうど慣れてきて手を抜きやすくなることもあって、授業が難しくなる傾向がないとはいえないのである。でもその先生は、3年生を担当する他の先生にもアドバイスを求められていて、そういう姿勢はとても立派だと思うし、同時に、そういう相談ができる雰囲気をもっていて、しかも、そういう相談にしっかり対応する先生方が集まっている国語科は(自分も含め?)なかなか立派であるなぁと思った。8519歩。
 都議選のポスターなどが貼られ始めているが、都知事が国に文句を言うだけで、有効な施策をまったく打てていない状況の中で、では、議会はどうなっているのかと言われても、都議会報を読まない自分が悪いのかも知れないが、まったく???である。どうも盛り上がらない感じであるが、オリンピックなど、課題となる懸案はたくさんあるのだから、選挙公報でもしっかり読むようにしたい。

2021.06.27 (日) 晴れ・曇り
 朝、簡単な庭いじりをした後、今日は勉強して過ごす。
味よりも香りがイイ)
今日のボケ写真。今、一番花盛りの鉢)

2021.06.26 (土) 晴れ
 家で読書したり、Primeを見たり、狭い庭を逍遥したり。
庭のグズベリーがイイ感じ)
 

2021.06.25 (金) 曇り・晴れ
 午前中、主人の友人たちとテニス。学生時代にテニス部だった上級者が新たにメンバーに加わり、楽しさ倍増! 曇り空もちょうどよかった。帰宅したら、ワクチンの接種券が届いていたので、どうせダメだろうと思いながらネットで予約を試みると、待ち時間1分でつながり、仕事のない金曜日を検索していったら、家から歩いて5分くらいの集団接種会場が7月30日に空いていることがわかり、1回目の予約が無事できた。軽いビックリ。その後、昨日ボーナスが出て、どうせ数万円だろうと思っていたら、予想の倍くらいあったので、電動自転車を買うことにして近くのお店へ。ところが、コロナの影響で生産がままならないそうで、私が欲しいと思っていたモデルは7月に生産が再開され、店に届くのは9月くらいになるかもとのことで、こちらは本格的に?ビックリ。まあしかし、急ぐものでもないので注文した。
 ちなみに、私はあまりワクチン接種に乗り気ではなかったのだが、職業柄ということももちろんあるが、私も主人も年寄りを抱えているし、夏休みになれば孫たちと過ごす時間も増えそうなので、打つことにしたのである。よく街飲みしている若い諸君が「誰にも迷惑をかけないから」と言っているが、その「誰にも」をどれだけ広く深く想像できるか(思いやれるか)が大切なのではなかろうか。

2021.06.24 (木) 曇り・雨・晴れ
 仕事に使っている iPad Pro 11inch の液晶にヒビを入れてしまい、午後から休暇をもらって即日修理の店に持ち込んで直してもらう(所用時間約2時間)。それなりの値段だが、大学の講義内容などを全て入れてあるし、最近は様々なメモを取ることにも使用しているので仕方ない。キレイに直ってきたので良しとするか…。17064歩。

2021.06.23 (水) 曇り・雨・晴れ
 文科省が、共通テストにおける記述式問題と英語の民間試験利用を断念したそうである。まあ、当たり前の結果になったわけで、そもそもそんなことを構想したこと自体、教育現場の実態を知らない人間の妄想だったということである。翻弄された高校生や教育現場、その周辺のことなどは、まったく視野に入っていないのだろう。8523歩。
 今日の感染者は増えているし、都知事はお休みだし、それなのに、都議選の選挙のお知らせは届くし、いったい東京都はどうなることやら…。

2021.06.22 (火) 晴れ・曇り
 緊急事態宣言が解除されたことで、分散登校ではなくなり、全学年が揃って、部活も下校時刻までは活動できるようになった。宿泊を伴う行事などはまだ認められていないが、だんだん学校らしい雰囲気になってきて、放課後は星陵祭の演劇練習の声が聞こえてくるようになってきた。12411歩。

2021.06.21 (月) 晴れ
 夏至で日が長い。教育実習生が午後の授業を見学にやってくる。国語科の実習生でもないし、理系の問題演習授業なので「問題を解いて解説するだけだよ」と予告しておいたのだが、何か勉強になることはあったのだろうか。何の工夫もない授業なので、実はあまり見られなくないのだが、そういうのも含めて実習ということだから、仕方ないといったところか(笑)。8571歩。

2021.06.20 (日) 晴れ・曇り
 朝は雨模様だったがお昼前からイイ天気になったので、ツゲの形を整えたり、咲き終わった花を摘んだりと庭仕事。午後から、緊急事態宣言で入場禁止だった光が丘の「四季の香ローズガーデン」がオープンしていると聞いたので、自転車で出かけてみる。さすがにバラはもう見頃過ぎだったが、他の夏の草花がキレイで楽しめた。帰宅後、授業の準備など。

2021.06.19 (土) 雨
 早起きして朝ヨガ、その後家事を済ませ、ランドセルが届いた孫の撮影に(笑)。その後は勉強の一日。
北海道の親戚から届いた甘美な果汁をいただく)
一番下の孫も、来年いよいよ1年生)

2021.06.18 (金) 曇り・晴れ
 天気がよかったので、花屋へ出かけたり、久しぶりの外食ランチ(イギリス風)を楽しんだりする。
 

2021.06.17 (木) 曇り・雷雨・晴れ
 今日は3年生がオンライン授業の日なのに、月曜日に済ませたことですっかり油断しており、1時間目が始まってから気づいた始末。幸いなことに授業が2時間目からだったので、あわてて準備して何とか間に合ってよかった。やれやれ…。14717歩。
 オリンピックについて、開催都市トップである小池知事がダンマリを決め込み、質問に対してもはぐらかしが目立つことに対して、疑問視する声が出始めたと報道されていたが、まさにその通りである。総理ばかりを矢面に立たせておいて、自らはいいとこ取りを狙っているようで、どうも「人柄が信頼できない」(NHKの輿論調査項目より)感じである。

2021.06.16 (水) 曇り・小雨
 平和な一日。教育実習生が2名、授業見学にやってくる。帰りがけに散髪。朝、小雨模様で一駅歩かなかったため、6721歩。
 ところで、昨日、北海道の親戚から夕張の名産が届いて感謝感激。まだ少し若いようなので、熟するのを楽しみにしているところである。

2021.06.15 (火) 晴れ・夕方から小雨
 梅雨入りしたと思ったら、夏のような晴天である。今日は2・3年生が対面授業ということで、私はいつも通りの対面授業。緊急事態宣言解除の方向らしいが、まん延防止等重点措置への切り替えとのことなので、学校は当面今のままの状態ということだろうか。部活も基本やっていないこともあり、生徒の帰宅も早く、合唱練習の声が響いていないのも寂しい限りである。放課後がこんなに静かな日比谷も、本当に珍しい……。13626歩。

2021.06.14 (月) 雨・曇り
 とうとう梅雨入だそうである。今日は3年生が自宅学習ということで、授業はオンライン。久しぶりなので、最初のクラスはちょっと緊張したが、その後はなんとか誤魔化すことに成功?、無事に4コマを乗りきる。雨で一駅歩かなかったし、オンラインはほぼ椅子に座ったままだったこともあり、6517歩。

2021.06.13 (日) 晴れのち曇り
 上の二人の孫の誕生会。主人のアイディアで、二人の描いた絵をTシャツにしてプレゼント(かまいたちがコマーシャルをやっている店を利用)、気に入ってくれたようで何より。父の日もかねて、息子からはお酒(定番ですな…笑)、娘からは素敵なリースを頂く。
仮にキッチンのドアに飾り付け)
石神井公園のケーキ店ノアのケーキでお祝い)

2021.06.12 (土) 晴れ
 ちょっとだけ庭仕事をして、あとは家で読書したりPrimeを見たりしながら、昨日のテニス疲れ(笑)を癒やす。
イチゴ、甘いのもたまにある)
 
今日のボケ写真)

2021.06.11 (金) 晴れ
 早起きしてヨガ。その後、主人の友人たちとテニス。午後からクルマをリコールの修理に持っていき、修理の間に石神井川沿いを散歩。今日は望遠を持っていったところ、運良くカワセミ出現で、遠くからではあったが何枚か撮影できてイイ気分!
カモの親子もいた)

2021.06.10 (木) 晴れ
 今朝出勤すると、通用門の所に星陵祭までのカウントダウンボードが設置されていて、百の位に「1」がぶら下がっているだけで、まだ数字は入っていなかったが、その季節になったなぁという感じである。本来なら、17日に予定されていた合唱祭が終わってから設置ということなのだろうが、練習が十分できそうにない合唱祭が中止になってしまったので、早めの意識喚起といったところか。今年はどんな形での開催となるのやら。
 日比谷から九段下の二松学舎まで歩いたので、16068歩。

2021.06.09 (水) 晴れ
 今日も夏であるなぁ。9291歩。
 今日の記事から。(朝日DIGITAL、20210609)

 開幕が迫る東京五輪・パラリンピックは、足もとの医療現場からはどう見えるのか。東京都立松沢病院の斎藤正彦・名誉院長の寄稿を掲載します。
     ◇
 この原稿を書いているのは6月8日である。東京五輪の開幕まであと45日、政府も東京都も、いまだに確定的な方針を示していない。ずるずると時間を稼ぎ、何とか時間切れで開催にこぎつけよう、そこまで行ってしまえばスポンサーである報道各社がお祭りムードを盛り上げ、国中が酔いしれて批判も聞かれなくなるだろう……とでも思っているのだろうか。(中略)
 現下の新型コロナウイルス感染状況がどうなるかについては見通しがつかない。しかし確かなことは、昨年4月以降、大きな波がピークアウトして下げ止まった後、感染者数の抑制が2カ月続いた時期はないということである。しかも、第1波、第2波、第3波と時を追って、波がおさまって下げ止まる時期の感染者数が多くなっている。
 五輪・パラリンピックの会期は2カ月に及ぶ。2カ月間、感染が抑制できるという保証はどこにもない。会期中に感染拡大が起きれば、五輪とコロナ対応に戦力を分散している東京の公的病院は危機に陥る。それはすなわち、一般市民の危機でもある
 そうなることを防ぐためには、私たち市民が、五輪・パラリンピックが終わるまで、今以上に息をひそめて自粛生活を送る以外に方法はないようにみえる。となれば、すでに、コロナ自粛で疲弊している飲食店や関連業種をさらに困窮させることになる。(中略)
 五輪担当大臣は、主催者は東京都だと言って開催の可否、準備の具体策を東京都に丸投げにするかのような発言をする。リオデジャネイロ大会の閉会式で着ぐるみを着てはしゃいでいたのは東京都知事ではない。内閣総理大臣だ
 この期に及んでの国と都の責任の押し付け合いは見苦しい。うまくいったら自分の手柄、失敗したら他人の失敗という為政者たちの態度は醜態というほかない。
 無責任なのは政治家だけではない。五輪・パラリンピックのスポンサーに名を連ねる日本の名だたる大企業、金融機関、マスコミ各社はこうした状況で五輪・パラリンピックを開催することの是非についてほぼ何も語らない
 開催してほしいがそれを言って市民の反感を買いたくない、開催に反対して政府のご機嫌を損じたくない、だから賛否を明らかにしたくない。かれらは、今こそ、日本社会に対する企業としての責任を果たすべきだろう。(中略)
 中止すれば確実に回避することができる大きなリスクを承知で、なお、五輪・パラリンピックを強行するという博打を打つ政治的決定が、倫理的に許されるかどうかという問題である。
 リスクを負うのは一般市民、中小事業者であり、たとえ博打に勝ったとしても、その結果甘い蜜を手にするのは、市民でも中小事業者でもない

 同じく今日の記事から。国際医療福祉大学教授の和田耕治氏へのインタビューから抜粋。

――「安全・安心」の大会運営はできるのでしょうか。
 「視点を変えて考えてみましょう。コロナのような感染症が世界的に流行している中で、ある国で五輪が開催され、日本が選手団を送り出す立場なら、開催国に何を問うでしょうか。医療体制はどうか、検査で陽性だった際のルールはどうなのか、観客はどれくらい入れるのか。その答えがないと、選手を送れないという話になってしまう」
――情報発信が足らないということですか。
 「今回の五輪の感染症対策は責任の所在があいまいです。本来、組織委員会が主体となるはずですが、五輪全体の運営の中で、感染対策がどの程度優先されているのか。選手の行動ルールを定めた『プレーブック』に検査やワクチン接種について書いていますが、具体的にどうするかは現時点で見えません」
――そんななかで、開催の可否や観客の有無を最終決定せざるをえません。どんな基準で判断すべきなのでしょうか。
 「難しいですね。ただ、ひとつ言えるのは、開催にせよ、中止するにせよ、世界に向けてきちんとした説明が必要だということです。開催するなら、こういう根拠でリスクを減らす、中止や縮小するなら、こういう理由で断念せざるをえないということを、世界の人たちに納得してもらわなくてはいけません」

 何も説明しない政権・委員会、そして東京都。どうなっているのだろう。

2021.06.08 (火) 晴れ・曇り
 今日の夜の講義は新しい学習指導要領について。ちょうど日比谷でも新カリキュラムが決まり、新しい教科書選びを始めたところなので、アクチュアルな話題である。しかし、新しい必履修科目の「現代の国語」と「言語文化」、教科書そのものは古い内容に新しい衣を着せただけのものがほとんどではあるのだが、従来の現代文・古典という分け方とは異なる科目設定なので、学習指導要領の意義を生かしつつ、同時に進学指導重点校としての特質を踏まえた授業をするには、ちょっと工夫が必要そうである。14701歩。

2021.06.07 (月) 曇りのち晴れ
 夏になった~~みたいな一日、明日はもっと暑くなるということで、先が思いやられるが、梅雨入りも、とうとう平年よりも遅くなるとのことである。今日から教育実習。2学年担当の学生さんは、オンライン授業の様子を見学していた。9340歩。
 オリンピックに関連して、現在の格差社会を作った竹中平蔵氏が次のように発言したそうである(朝日DIGITAL、20210607)。いかにも…という感じで、こういう人が制度設計してしまったが故に、日本の庶民は不幸になってしまったのだなということがよく分かる。

 竹中平蔵元総務相(現・パソナ会長)が6日の読売テレビの番組「そこまで言って委員会NP」で、東京五輪の中止や再延期を求める世論が高まっていることに関連し、「世論が間違ってますよ。世論はしょっちゅう間違いますよ」などと発言した。
 竹中氏は番組で「例の分科会っていうのがね。あの座長の発言なんかひどいじゃないですか。別に分科会がオリンピックのこと決めるわけじゃないのに、明らかに越権でね」と述べた。政府対策分科会の尾身茂会長が国会で、五輪のリスクを指摘する発言をしたことが念頭にあるとみられる。竹中氏は続けて「専門家として個人で言うならいいんですよ。しかし、国会でね、要するに座長として言ってるわけだから。あれは明らかにのりを超えてますよ」「オリンピック、やるかやらないかって議論を何であんなにするか、私にはよくわからない」とも語った。さらに「世界のイベントをたまたま日本でやることになっているわけで、日本の国内事情で世界のイベントをやめますということは、やっぱりあってはいけない」と続けた。
 五輪の中止などを求める世論の背景として、番組で出演者の一人が「国民は緊急事態宣言によってやりたいこともできない、お店も閉めなきゃいけないと我慢しているから、みんな怒っている」と指摘。これに対し、竹中氏は「我慢しなきゃしかたない。それだったらコロナ菌に怒ればいいじゃない」と述べた。

 驚き桃の木山椒の木でしょ。「たまたま日本でやる」のでもないし、「国内事情でやめます」でもないし、ましてや「コロナ菌に怒ればいい」ではない。怒る相手は、検査も増やさなかった上に、オリンピックやるなら当然早めに対策をすべきワクチンも十分に確保できなかった無為無策の政府だろうし、世界の感染状況を踏まえれば、オリンピック以外にやるべきことがあるだろうということである。いやはや、政府と癒着している企業のトップというのは、こういうものなのだろうか。
2021.06.06 (日) 雨のち晴れ
 天気が悪く、家にこもっているので、今日はカメラの話。
 私の場合、写真を一応「趣味」としているのは、カメラという機械そのものが好きであるというのも大きな理由ではあるのだが、一番の理由は「肉眼とは異なる見え方が楽しいから」ということであろうか。つまり、ボケである。プロの写真家の中には、「レンズの開放絞りで撮影するのは素人さん」みたいな考え方があり、それはそれで理解できる。つまり絞り開放で撮影すれば、周辺部分を含むレンズ全面を光が通過することになるので、どうしても様々な収差が生じてしまい、その結果画質が低下してしまうのだが、1~2段絞れば、研磨精度の高いレンズの中心部近くを通過する光をセンサーが捉えることになるので、結果として画質が向上することになるからである。しかし、私はどうしてもボケの魅了には勝てなくて、開放で撮ることがほとんどである。せっかく高額なF1.2なのに、それを使わないのはもったいない…というケチ根性もあるわけだが(笑)。
 また、APS-C版のセンサーよりも、フルサイズ版のセンサーの方がよくボケる。発色はFUJIのjpegが最高だなぁと思いつつも、最近はSONYのαを使うことが多くなってきたのは、そんな理由からある。また、SONYのレンズの写り(ボケなど)が素晴らしいということ、さらに、私の場合、撮影の対象が花やテーブル・フォト的なものが多いので、レンズを選択する際には近接撮影能力がとても大切なポイントになるのだが、FUJIのレンズは残念ながら近接撮影能力が低い、つまり、あまり近寄って撮ることができないものが多いのに対して、SONYのレンズは近接撮影能力が高いものが多く、これもSONY機を手にする機会が増えた大きな理由となっている。
 最近は、出かけるのでなければ、ズームレンズよりも単焦点レンズを使うことが多くなってきた。いよいよボケである…ではなくて、ボケの虜である(笑)。

2021.06.05 ( 土) 晴れ
 昨日ニュースでやっていたが、50周年のカップヌードルシリーズの「フタ止めシール」が、少しでもプラスチックゴミを減らすために廃止されることになったのだそうな。で、ビックリしたのだが、発売以来お付き合いしている(個人的には普通のカップヌードルが一番好きで、二番はチリトマトかな…)私めは、その「フタ止めシール」なるものにまったく気づいておらず、底の方に何かあるなぁとは思っていたのだが、包装を破る口くらいに思っていて、今まで一度も使ったことがなかったのである! いや~~驚いた(笑)。ちなみに、家にチリトマトがあったので確かめてみたが、確かに「フタ止めシール」と書いてあった。せっかくなので、今度は使ってみます。
 

2021.06.04 (金) 雨
 雨の日は仕事がはかどるわけで、来週以降の授業や講義の準備をする。
 尾身さんの「普通はやらない」発言が話題になっているが、そもそもオリンピックの開催については分科会に諮問しないというのはどういうことなのだろう。諮問して(当然のことながら?)ダメだと言われても、「それでもやります(やらざるを得ないのです)」と首相が表明して協力を求めるというのなら、まだ筋だけは通るような気がするが、何もかもがウヤムヤのままなし崩し的に時間切れになってゆくのだろうなぁという感じである。
 午後から、昨日見た「Green Book」を二度見。昨日は吹き替え版を見たのだが、今日は字幕版を見てみた。ちょっとだけ英語が聞き取れる部分もあるので、やはり字幕版の方がニュアンスが伝わる感じである。この映画をイイなと思うのは、もともと主人公を演じたヴィゴ・モーテンセンが好きだというのもあるのだが、差別というテーマはもちろんのこと、手紙の指導の場面があることや(笑)、主人公が風景の美しさに気づくこと、人間関係が相互に深まることなど、「変わってゆく可能性の素晴らしさ」が丁寧に描かれているからのような気がする。だから、個人的には最後の5分間くらいの場面(クリスマスパーティーの場面)が大好きで、「ニガーは止せ」が家族に受け入れられたり、「手紙をありがとう」という言葉が直接本人に届いたりするところに感激するのである。再びながら特薦。

2021.06.03 (木) 晴れ
 前期中間考査第4日目。試験監督もないし、採点結果の入力も昨日終えてきたので、年休をいただくことに。突然思いついたので、特に何をするということもなく、家でPrimeをみて過ごす。実際はもっとヒドい差別を受けたはずだという批判もあるそうだが、ホワイトハウスでも演奏したこともある黒人ピアニストと、イタリア出身の運転手が、演奏旅行で南部をめぐる様子を実話を元に描いた「Green Book」は楽しめた。特薦。
買ってしまった…ペンペース)

2021.06.02 (水) 晴れ
 前期中間考査第3日目。採点終了。まあまあな結果。去年よりも、できる生徒とできない生徒の差が小さい感じである。10488歩。
 オリンピックにしても何にしても、論理的な判断や思考が失われたように見える現政権。論理学者で国学院大教授の高橋昌一郎さんが分析しているが、まさにその通り。(朝日DIGITAL、20210601)

 「論理的」とは「筋道が通っている」ということ。古代ギリシャの哲学者アリストテレスが「すべての学問の道具」として論理学を位置付けたのは、筋道が通っていなければ、どんな学問も成立しないからだ。
 「論理的」に考えることは、未来を予測することにもつながる。たとえば、津波は、複雑な要因で大きく変化するため、陸上に到達する時点でどれほどの高波が押し寄せるかわからない。そこで世界各国は、最悪の事態を想定して「津波警報」を発令している。それが「危機管理の論理」といえる。
 さて、昨年3月、東京五輪・パラリンピックが1年間延期されることに決まった。それ以降、もし日本政府が徹底した入国規制や人の流れの抑制を実施し、さらに今頃までに国民の大半がワクチン接種を終えて新規感染者数がゼロに近付いていたら、五輪はまさに「人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証し」として、世界から称賛されたにちがいない。
 ところが、昨年の夏から冬にかけて政府は「GoToトラベル」と「GoToイート」キャンペーンを行い、感染が拡大した。今春には変異ウイルスの猛威で重症者が急増し、各地で医療態勢の崩壊が迫っているなかで、大会関係者が多くの医療従事者を確保しようとして非難を浴びた。今では国内外で東京オリンピックを中止すべきだという声が高まっている。
 そもそもコロナウイルスはえたいが知れず、専門家でさえ未来を予測するのがむずかしい。そのような状況で次々と重大な決断を下さなければならない各界のリーダーが、非常に困難な立場に立たされていることは理解できる。しかし、政府はあくまで最悪を想定して、最善を尽くすべきだった。日本はこの論理を見失ったため、すべてがチグハグになったように映る。
 緊急事態宣言下にもかかわらず、会食する政治家がいた。深夜まで大人数で送別会を開き、その後に集団感染を起こした官僚もいた。ようするに、コロナを「過小評価」した人々が現在の危機的状況を招いたといえる。オリンピックを成功させたければ、日本は右往左往せずに、一貫して「危機管理の論理」を追求すべきだった。
 実は、政府が論理を見失っていく兆候は、コロナ禍以前からあった。国会の答弁では、「ご飯論法」などと呼ばれるような、意図的に論点をずらす奇妙な習慣が生まれた。質問に正面から答えず、とにかく時間を稼ぐ。誰も責任を取ることなく、謝りもしない。国会の質疑応答全体が、もはやコントのようにさえ見える。
 そうした非論理がまかり通る背景にあるのは、ネットの発達がもたらした「情報過多」だ。次から次へと新たな出来事が起きて、流れてくる情報があまりに多いために、その場でうやむやにしておけば国民は忘れてしまう。情報に流されて、自分の頭で考えられなくなる。
 では、どうすればいいのか。逆説的に聞こえるかもしれないが、何かが「論理的でない」と思ったら、ネットで記事にコメントするなり自分で文章を書くなり、とにかく発信するべきだ。能動的に発信しようとするとき、人は極めて論理的になりうる。玉石混交の情報のなかで、論理的な「玉」を増やすこと。そうすることで非論理を淘汰し、社会全体が「論理的」な行動を取る道につながる。

 このインチキは、安倍政権から始まったものである。最長の政権としてよりは、論理と倫理を破壊した最低な政権として記憶されることだろう。

2021.06.01 (火) 晴れ
 前期中間考査第2日目。答案の採点を始める。半分くらいやったが、まあまあかな。
 夜の講義は、教員になっている卒業生6名を招いて、職場の現状や教採について話してもらう。例年なら、終わった後で一杯…なのだが、このご時世なので、残念ながら本日は中止に。学生諸君に生の情報を伝えてもらうことがこの講義の目的ではあるのだが、実はその後の会で、若い先生方から色々話を聞くのが楽しみだったので残念至極である。コロナが収束したら、講義とは別に集まりたいところである。17063歩。
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June 
日比谷の日々

 
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