蠟梅

2013.02.28 (木) 晴れ

 学力選抜の合格発表。合格された受検生の皆さん、おめでとう。前に担任をしていた生徒(現在東大3年生)の妹さんも合格とのこと。二人揃って挨拶に来てくれて、うれしい限りである。
 授業の方は、余裕のある先生から授業時間を分けていただいて、何とか全クラス考査範囲を終わらせる。問題も完成させて印刷も終了。あとは本番?を待つだけである。9924歩。

2013.02.27 (水) 雨のち晴れ

 考査前最終授業のクラスでは、必死に考査範囲を終わらせる。空き時間と放課後に、現代文と古典の考査問題を作成する。現代文は、他の先生の出題が記述式ばかりなので、私の担当部分については抜き出しを主とした問としたが、自分としてはなかなかイイ問題が出来たのではないかと思う。古典の方は、まあオーソドックスな?感じである。明日、再度点検した後印刷の予定。9556歩。

2013.02.26 (火) 晴れ

 採点無事終了。点検も全教員で行い、合否判定の計算も、しっかり手計算で全データ確認である。
 しかし、昨日の話ではないが、「木を見て森を見ない」さえ知らない生徒たちを、有名大学を小論文で突破させるまでに育てるのだから、結構我々は偉いのかも知れない(笑)。8285歩。

2013.02.25 (月) 晴れ

 生徒諸君は2時間授業。我々は朝からず~っと採点。やっと一通りの採点が終わる。あとは点検と検算を繰り返すことになる。問題の出来の方は「う~ん…」といった感じ。今年から漢字の読みと書き取りが独立問になったが、読みはアレが出来ていないし、書き取りはコレが出来ていないしで、やはり語彙力の低下には目を覆うべくもない。さらに、「木を見て森を見ない」という言葉の意味を正確に捉えられていないと思われる答案続出で、まあそれなりに楽しめたが、さてこれが日比谷の受検生だろうか…。
 ところで、今日から国立の前期試験。1日目はどうだったろう? 思い通りに行かなかった人もいるだろうが、まだ明日がある。今日うまく行かなければ、明日はうまく行くのである。もちろん、今日うまく行った人は、明日もうまく行くのである。もう一日ある。添削を最後まで続けたように、試験問題にも最後まできっちり取り組もう。7743歩。

2013.02.24 (日) 晴れ

 今日は体調が今一つで、家の中でジッとしていたのだが、おかげでイイことも。朝、テレビに懐かしい早稲田の加藤諦三先生が出ていて、尖閣問題などに関する話をする中で、「平和主義の人でも、国家間の問題になると、日常生活で抑制している無意識の憎しみを、正義の名のもとに発露できることになり、とても危険である」とおっしゃっていて、なるほどなぁと思った。昼過ぎからは、2004年のミュージカル映画「オペラ座の怪人」を見た。とてもよかった。さらに夕方、イタリア在住の石像彫刻家藤好邦江さんのドキュメンタリーがBSで放送されていて、その真剣な製作現場の雰囲気と、完成した作品およびその作品に込めた藤好さんの思いに触れ、芸術に携わることの素晴らしさ、みずみずしさをしみじみと味わった。

2013.02.23 (土) 晴れ

 学力選抜。男女とも欠席率がここ数年では最も低く、特に女子に関しては、過去最高の実質競争率となったようである。校舎改築が予定されているにも関わらず…の数字なので、なかなかである。英語・数学は明日から採点、国語は明後日から。ちなみに、日比谷10年目だが、ず~っと入選担当で本部詰めだったため、初めて教室での試験監督を経験する。それなりに緊張(笑)。8870歩。

2013.02.22 (金) 晴れ

 3時間授業で、その後、明日の学力選抜の会場準備。普段カオス状態?の15R教室も、床に散らばる異物が排除され、机上に積み重なる書籍+書類も撤去されて、すっかり見違えるクリーンでインテリジェントな空間に! このまま修了式までいってほしいものである…が無理だろう(泣・笑)。9487歩。

2013.02.21 (木) 晴れ

 依然として寒い日。風が冷たいところが厳しい~のである。
 明日は3時間授業で、その後明後日の入選準備。そのせいか、3年生の添削は(国公立前期受験分は)今日の提出分が最後ということに。解答の横に、お礼とがんばりますという一言が書き込まれているノートがあり、しみじみ…。健闘を祈る。一方、学年末考査も近づいているため、その問題もつくらなければならず、添削と作問で空き時間を忙殺される。
 その合間をぬって、今年大学3年生になる卒業生が、就職活動で近くまで来たとのことで顔を出してくれる。色々な話を聞くが、就活もなかなか大変そう…。こちらも健闘を期待したい。8374歩。

2013.02.20 (水) 晴れ

 本日、晴天なるも風強しく、昨日に引き続き寒き一日。考査近く、皆、まじめに勉学す。帰りがけに寄り道をして13612歩。

2013.02.19 (火) 雪・曇り

 今日も雪が舞って寒かった~。そんな中、午後から進路部の出張でオリンピック記念青少年総合センターへ出かける。キャリア教育に関する教育開発委員の発表会ということでなかなか面白い内容ではあったが、日比谷生には直接関係するものではなかった。NPO法人の方のお話もあり、内容は素晴らしいのだが、どうも表現(言葉遣い、態度など)に品がなくて残念。あまり一般化してはいけないと思うが、どうもNPO的な活動をする方々は、その志や活動の素晴らしさに比べて、コミュニケーション能力に課題があるのではと思ってしまった。11861歩。

2013.02.18 (月) 雨・曇り・晴れ

 朝は雨が降り出す前に学校に到着し、帰りは雨が上がってから下校した。おかげで傘いらず(笑)。
 進路通信の原稿を書いたり、3年生の添削をしたりで、今日も目がショボショボである。授業の合間に添削ではなく、添削の合間に授業をやっている感じ…。しかし、やっと早・慶の入試が本格化したせいか、多少添削依頼数が減少気味で、ちょっとホッとする。9574歩。

2013.02.17 (日) 晴れ


第16回文化庁メディア芸術祭のマンガ部門大賞に輝いた『闇の国々』(ブノワ・ペータース=作、フランソワ・スクイテン=画、吉永真一・原正人=訳、小学館集英社プロダクション、2011)をアマゾンで注文していたのだが、今日やっと届いてじっくり楽しむ。シュールで面白いが、マンガ大賞が外国にもっていかれるといのはどうなのだろう?

2013.02.16 (土) 晴れ

 風が強く、チョ~寒かった。家の用事を済ます。

2013.02.15 (金) 雨・曇り

 今日も雪にならずによかったが、さすがに寒い一日。9305歩。
 昨日の朝日新聞オピニオン欄に寄稿されていた憲法学者・長谷部恭男さん(東京大学教授)の論が面白かった。ちょっと長くなるが、その一部を引用する。(太字は私)

 政府の行動は違憲だという見解が学界では有力だが、政府は巧みな解釈論を展開して法の拘束をすり抜けようとするし、外交・防衛問題に関わりたくない裁判所は明確な憲法判断を示そうとしない。現実と乖離(かいり)したままでは憲法の権威が低下するばかりだから、いっそのこと憲法の縛りなどなくした方がましではないかという極論まで出て来かねない――という状況に陥りがちである。
     ■     ■
 相も変わらぬ日本の話だと思われるかも知れないが、これはアメリカの話でもある。アメリカ合衆国憲法は大統領を軍の総指揮官とする一方で、「戦争の宣言」を連邦議会の権限としている。連邦議会に戦争開始の決定権を与えて、政府による不用意な軍事行動を抑制するのが、「戦争の宣言」を議会の権限とする合衆国憲法の趣旨である。
 ところが、敵国の急襲のような緊急時に、連邦議会の同意なしで軍を出動させる権限が大統領にあることは建国当初から疑われていなかった。さらに、自分の手を縛られたくない政府は、「戦争 war」とまで言えない規模の武力紛争での派兵については、議会の同意は不要だと一貫して主張してきた。その結果、連邦議会の事前の同意を得ずに兵を送り出すことが通例となっている。もちろん、正式の「宣戦布告」がなされた例もごくわずかである。建国以来、ほぼ毎年のように戦争を遂行してきたアメリカだが、正式の「宣戦布告」をしたことは、5度しかない。議会の側も、発言権を強化しようといろいろ努力してきたが、大統領の戦争権限を実効的に抑制することに成功したとは言い難い。
 それでも憲法による軍事行動の抑制には意味がある。立憲民主国家の多くは、議会の関与を通じて政府の戦争権限を抑制しようとしてきた。戦争で、まず危険にさらされるのが国民自身である以上、国民代表の同意を要求することには十分な理由がある。哲学者のカントも、開戦にあたっては、国民を代表する議会の同意を得るべきだと述べている。しかも、すべての国が職業軍人からなる常備軍を廃止し、人民自身が武装する国民皆兵の制度を備えるなら(徴兵制はその一種である)、いずれの国の議会も簡単には戦争に踏み出さなくなるはずである。かくして、戦争がより起こりにくい世界への、つまり「永遠平和」への歩みが始まるというのがカントの目論見(もくろみ)であった。
 それでもやはり戦争に訴えるしかないと議会が判断し、開戦の決定を行うのであれば、開戦の正当性も固まり、効果的な戦争遂行を支えることにもなる。アメリカで、憲法と現実との乖離が指摘されながらも、現実に合わせて憲法を変えようという議論が有力にならないのは、憲法を通じて政府の戦争権限を抑制する意義が広く認識されているからでもある。そして、憲法による軍の抑制という困難な課題に悩み、試行錯誤を繰り返しているのは、アメリカだけではない。
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 さて日本の話である。自民党が最近用意した改憲草案を見ると、9条を改正して「国防軍」を置くとする一方、その出動について国会の事前の同意を憲法原則とはしておらず、具体の制度は法律に委ねることとされている。憲法の条文のうわべを見る限りでは、アメリカ以上の好戦国家だということになりかねない。「そんなつもりはない」ということかもしれないが、周辺の諸国民は日本の政治家が善意の固まりだとは考えていない。憲法は見かけも大事である。政治が取り扱うのはしばしば生の現実より、そのイメージである。
 憲法による政府の権限抑制は、手続きではなく内容面でなされることもある。日本国憲法9条の下では、国に自衛権はあるものの、それは個別的自衛権であり、集団的自衛権は認められないとされてきた。国際法上認められている権利を自国の憲法で否定するのは背理だと言われることもあるが、これは背理ではない。大福餅を食べる権利は誰にもあるが、私は自分の健康を考えて、大福餅を食べるのは控えるというのが背理でないのと同じである。  (以下略)

2013.02.14 (木) 晴れ

 私立J高校の先生方が、かつての日比谷の先生のご紹介で授業見学にいらっしゃる。1年生の古文の授業を見ていただいたが、「私の授業」というよりも「生徒たちの素晴らしさ」を見ていただいた、といったところだろうか(笑)。
 しかし、最近のバレンタインは「友だち同士でお菓子を交換する日」に成り下がってしまった?ようである。こういう日にこそ「告白」にチャレンジする…というのがよかったのではないかと思うのだが。
 春闘も始まったが、久しぶりにS&Gの「BOXER」を聞く機会があって、やっぱりイイ曲だとしみじみ感動。せっかくなので、歌詞付き画面をYouTubeから引用。8714歩。

2013.02.13 (水) 晴れ

 添削で、東大、京大、阪大を担当しているが、それぞれなかなかイイ問題である。一方、記号式なので添削はしていないのだが、生徒がよく持ち込んでくるのが早稲田の質問。しかし、これがヒドイ。古文に関しては、もっと注をつけなければ受験生には無理である。分かっていてワザとやっているわけだから、なおさら質が悪いと私は思う。9894歩。

2013.02.12 (火) 晴れのち曇り

 授業の合間に3年生の添削をしているが、だんだん逼迫してきた(笑)。目はショボショボ、肩はコリコリである…(泣)。しかし、北朝鮮も逼迫してきたのだろうか。自国の優位・独立の基盤が「核」とは、いったいどういう感覚なのだろう。9235歩。

2013.02.11 (月) 晴れ

 義母の喜寿を「あざみ野うかい亭」にて祝う。うまかった~♪
うかい亭

2013.02.10 (日) 晴れ

 午前中、石神井公園へ。午後、見過ごしたNHKスペシャル「終戦」の再放送を見る。自己弁護として「原爆投下は戦争を終わらせるためだった」と考えるアメリカ人がよくいるが、この番組を見ると、あながちそれも間違いではないのかも…と考えたくなってしまうような、為政者、そして当時の組織の為体ぶりであった。しかし、同じ状況が「福島」の時にも再現されたという指摘があり、日本そして日本人の問題として、重く受け止めなければならないと感じた。
アオジ

2013.02.09 (土) 晴れ

 家の用事を済ます。このページを作成しているソフトのニューバージョン「Bind6」を本格導入。

2013.02.08 (金) 晴れ・風強し

 昨日は保護者会(31名出席)+クラス懇親会(26名出席)。ご準備くださった役員の皆さま、楽しい会になって何よりです。ありがとうございました。
 今日は学力検査の出願2日目ということで、放課後、ほぼ全教員で入力された資料の点検作業。疲れた~。7247歩。
 「一太郎2013玄」導入。一太郎ファンとしては応援の投資であるが、毎年一回のバージョンアップは、やはりちょっとやり過ぎでは…。

2013.02.06 (水) 雪

 天気予報ほどの大雪にならなくてよかったぁ~。3年生の卒業認定会議も予定通り終了、あとは結果を待つのみである。9206歩。

2013.02.05 (火) 晴れ

 時間割変更で授業が2時間しかなく、その分、3年生の添削を進める。放課後、土曜日の模試に欠席した生徒たちの追加受験の監督をする。
 團十郎さんは、藝が下手だったらしい。私はまったく分からないが、私の周囲の歌舞伎好き(少なくとも4名)はみんなそう言っている。へぇ~と思っていたら、新聞に「藝は下手だが人柄がよい。藝がうまい人はいくらでもいるが、人柄のいい人は(歌舞伎界には)極めて少ない。だから、大変に残念である。」とのコメントが出ていた。素敵なコメントだとは思うが、一方で、こういうコメントをもらって嬉しいものだろうかとも思う。8616歩。

2013.02.04 (月) 曇り・晴れ

 添削続きのせいか、午後からパソコンの画面に焦点が合わなくなる。部分的に見えないところが出てきてしまったのである。本もよく読めなくなって結構あせったが、目を休めたら見えるようになってきた。やれやれ…。こういう時は、可愛らしものを見るに限る? 9386歩。
ちょっと大人っぽい

2013.02.03 (日) 晴れ

 午後から孫姉が遊びに来る。孫妹は、お母さんと一緒にママ友の所にお出かけだったので、お父さんと一緒に遊びに来たのである。近所を散歩しながら大いに遊ぶ。夜、豆まき。
まっすぐ

2013.02.02 (土) 晴れ

 暖かな一日、生徒諸君は模擬試験。ハイレベルと銘打ったものなので、苦戦しただろうか?
 昨日の坊主映像騒動?について、朝日新聞に

 今回の謝罪を危機管理のプロはどうみるのか。広報コンサルタントの石川慶子さんに分析してもらった。ポイントは、(1)謝罪の気持ちが相手に伝わったか(2)相手の信頼を得られる表現だったかの2点。石川さんは「今回の謝罪は、プロの目から見ても高く評価できる」と結論づけた。
 (1)では、事実認識、反省、後悔、償い、ざんげの5項目のうち4項目を満たした。「自分の行為を率直に軽率と認め、自分で丸刈りという罰も科した。『二度としない』というざんげの言葉がない以外は満たしており80点」と高評価。(2)も動画サイトを使い素早く対応し、一貫して自分の言葉でおわびの気持ちを伝えるなど、透明性、独自性といった五つのチェック項目をすべて満たした。「丸刈りには賛否両論あるでしょうが、相手からやりすぎと言われるぐらいできれば、謝罪は成功なんです」
 石川さんは、一般論とした上で、こうも指摘する。「事務所にとってアイドルは商品。ブランドコントロールは何よりも重要です」

という記事が出ていた。まあ、新聞社の求めに応じたから仕方ないのかも知れないが、「謝罪」を点数化するというその品位の低さに、甚だしい思い上がりと精神の荒廃を見るのは私だけだろうか。

2013.02.01 (金) 晴れ

 推薦選抜の合格発表。3年生の添削とその指導があって発表の様子は見に行かれなかったが、合格された皆さま、おめでとうございます。一方、あと一歩及ばなかった方々、ぜひ学力でのリベンジを期待しています。
 AKB48の坊主映像、ああいう反省しか思い浮かばないところが逆に「ふざけている」と私は思う。情けない。
 朝からひどい頭痛に悩まされる。午後になっても改善せず、今日はさっさと寝ることに。8352歩。