10月

2013.10.31 (木) 晴れ

 放課後、河合塾のM先生を招き、先週と同じく合格答案4枚+不合格答案4枚を題材にして、東大と京大の現代文の添削指導のポイントについて研究する。先週のN先生に比べると、ちょっと具体性に欠けたかなという印象だが、参考になることも多々。今後の指導に生かしたい。9805歩。

2013.10.30 (水) 晴れ

 放課後、進学指導検討会。3年生個々の現在の第一志望校のデータや、模試の結果の推移データなど、有益な資料が提示されて参考になった。9882歩…って、最近なかなか1万歩に届かないのは、定期を「だぶるーと」にしたことで、池袋乗り換えをしなくなったことが一因かも。校舎内をもっと歩かないと…汗。

2013.10.29 (火) 曇り・雨

 今年の教育法は例年に比べるとちょっとレベルが低く、今日は3回目の「教材研究」レポートであるにもかかわらず、まだゼミの「作品研究」レポートとの差が分かっていないようで、これからの模擬授業が心配になってきた。さて、どうなることやら…。やれやれ。
 閑話休題。気分転換ということで、最近はデザイナーであり写真家でもある高橋俊充さんのサイトをよく見ている。その中の「ITALIA 2010」の写真が、今自分が最も撮ってみたい写真のイメージと重なる感じなのである。あ~、イタリアにも行きたいし、素敵な写真も撮りたいなぁ~。14131歩。

2013.10.28 (月) 晴れ

 朝、家を出る時が結構寒くなってきた。少しずつ季節は進んでいるのであるが、今朝の空もキレイだった。ああいう色(美しい白+薄朱色?)をみていると、下らない日常が忘れられる。たとえ都心であっても、空の美しさは神々しいばかりである。10406歩。

2013.10.27 (日) 晴れ

 晴海総合高校で行われる都立高校合同説明会に出かける予定だったが、家庭の事情で急遽代わっていただく。いってみれば、家族サービス・ディ?

2013.10.26 (土) 雨・曇り

 ご希望の方との三者面談ということで学校に出かける。テーマは科目選択に関わる相談だが、第一志望がはっきり決まっていて、そこに向けての具体的な準備方法にまで話題が広がるご家族もあれば、そもそも朝寝坊や忘れ物をしない工夫を先ずしなければならないといった方向に話が進むご家族もあったりして、まあ色々である。こういう機会を生かして、少しでも親子間のコミュニケーションが深まれば何よりである。
 今日の朝日新聞「オピニオン」欄に、私の尊敬する法哲学者の井上達夫東大教授が「あえて、9条削除論」という面白い論を寄せている。一部引用しよう。

――ただ、自民党は集団的自衛権行使を可能にすると訴えて選挙に勝ち、民意を得たとの声もあります。
 「集団的自衛権行使に道を開きたいのなら、憲法9条を改正すべきです。政治とは、政治的アクターがそれぞれの政策構想の実現をめざして闘うゲームで、憲法はそのゲームのルールです。だからこそ、プレーヤーが自分に都合のいいようにルールを変更できないよう、憲法改正には高いハードルが課される。これは立憲主義の要諦(ようてい)です。安倍政権は、96条改正でこのハードルを下げようとしたがうまくいかないので、改正手続きをバイパスする解釈改憲をしようとしている。これは立憲主義の否定であり、許されません」
 「ゲームの勝者が好きなようにゲームのルールを変えられるというのは、単なる『勝者の正義』の押し付けです。勝者には、その勝者の正義を超える『正統性』の調達が要請されるのです。なぜか。敗者が『勝者の決定は間違っているが、次の挑戦機会に覆せるまでは尊重する』と言えるようなフェアなゲームのルールが保持されない限り、この政治社会は成り立たないからです」

 この部分はその通りである。続いて、「あえて」というタイトル通り、いかにも学者らしい(←マイナスの意味で敢えて書きました)レトリックで論を展開する。

――右も左も欺瞞だらけだと。じゃあ、どうしたらいいでしょうか。
 「9条は固守するでも改正するでもなく、端的に削除すべきです」
――条文まるごと、ですか。
 「そうです。9条は、自衛隊の肥大化や、日本が米国の軍事行動に巻き込まれることを抑制してきた。しかしそれは事態の進行を遅らせる程度の抑止力でしかなく、既成事実はどんどん広がっています。イラク戦争への自衛隊派遣が好例です。人道復興支援などとごまかしていますが、イラクの抗戦勢力にすれば日本は完全な交戦当事国です」
 「護憲派は9条だけは守っていると良心を満足させ、既成事実の拡大を止められない責任を深刻に自覚せずに済ませてきた。その積み重ねが、集団的自衛権の行使容認という新しい局面に対して、大規模な対抗運動を組織できない現状を生んでいる。法制局がダメだから、今度は公明党頼みですかと。護憲派は憲法を『凍結』させて9条の条文を守れればいいという甘えから脱却し、9条の思想を現実の政策に反映させるべく、民主政治の闘技場に自らの足で立ち、不断に闘うべきです」
 「改憲派もそうです。押し付け憲法が日本をダメにした、9条が日本の国際的立場を弱くしたなどと、何でも憲法のせいにして自分たちの政治的主体性の欠如を隠蔽(いんぺい)してきた。責任転嫁できる9条がなくなったとき、米国に振り回されない主体的な安全保障体制を構築できるのか、国民にちゃんと答えてみなさいと」
(中略)
――考え始めたということは、護憲派の「憲法凍結」もひとつの知恵だったのではないですか。
 「憲法凍結論には、国民に憲法を変えさせると危ないという愚民観が漂います。しかし私たちは、そういう愚民観をもつエリートも含めて一様に、近視眼的利益や独善のわなに陥りやすい愚かな存在です。だからこそ、自分や他者の手痛い失敗から学び成長していくしかない。その試行錯誤の回路を凍結してしまっては、成長することができません」
 「国民が自己の失敗から学び成長できることを信じられないのであれば、民主主義は成り立ちません。民主主義は冒険です。私たちは挑み続けていくしかないのです」

* 

 井上先生のおっしゃりたいことは単純で、最後の「民主主義は冒険です。挑み続けていくしかないのです。」ということである。挑み続けるためには、護憲派も改憲派もともに自分たちの都合のよいように寄りかかってきた9条をなくして出直せというわけであろう。(中略)にした部分には、

「立憲主義の基本は公正な民主的政治競争の条件と基本的人権、特に被差別少数者の人権の保障です。安全保障問題は、政治という闘技場の中で争われるべきことで、闘技場の外枠である憲法で規定すべきではありません。」

ということも書かれている。ただし、「9条削除」は言い過ぎであろう。発想を転換して、政治という闘技場の中で「安全保障問題」を争わないという新たなルールへの挑戦として9条の規定があると捉えればよいのである。9条というルールの意義を率直に再確認し、そのもとで挑み続けることにこそ意義があるのであって、井上先生の今日のレトリックはいただけないと私は思う。

2013.10.25 (金) 雨・曇り

 午前中、頭痛に悩まされる。昼食時に頭痛止めを飲んで、放課後ころからやっと回復。9344歩。
 キヤノン・フォトサークルに投稿した孫写真が掲載される。タイトルは「運動靴の七五三」。ジャンルマスターの鹿野貴司先生から、「顔は写っていないのですが、この仕草から楽しそうな表情を想像してしまいます。こういう写真も後々いい記念になると思います。欲を言えば影がとても効いているので、あと2~3歩進んだところで撮って、全身の影を収めれば120点の作品でした。」とコメントをいただく。なるほど。
運動靴の七五三

2013.10.24 (木) 曇り

 放課後、河合塾のN先生を招いて、合格答案4枚+不合格答案4枚を題材にしながら、今後の添削指導のポイントについて考える。参考になる点が多く、これからの指導に生かしたい。9614歩。
 ちなみに、N先生は東大本郷の先生方のプロフィール(専門分野など)を紹介しながら「こんな問題が予想される」という話をなさっていた(駿台のU先生もそういう分析をなさる…)が、予備校の分析方法の宣伝としてそういうことをやりたいのは分かるけれど、私はそれはかなり眉唾モノだと思っている。だいいち、国文科の先生方だけを紹介していらしたが、国語学科の先生方も問題作成に当たっているのであって、そこまで目が行き届いていないことからしてもガセである可能性が高いのである。科生徒諸君、そんな分析に惑わされることなく、本質的な学力を身につけましょう。

2013.10.23 (水) 曇り・晴れ

 台風が近づいているので、その暴風警報解除に伴う新しい授業対応が出た。個人的なイメージとしては、「●時までに解除なら1限から、●時までなら3限から、●時までなら午後から、●時までなら休校」くらいの4段階を考えるが、新しい基準はなんと7段階! う~ん、さすが?授業を大切にする日比谷である。でも、かなり笑えるかも。10522歩。

2013.10.22 (火) 晴れ

 生徒諸君は放課後「進路懇談会」。私も「教育学部系」に参加する予定でいたが、進学指導研究協議会の教科主任部会が予定されていたことをすっかり忘れていて…というか、その会議が今日であることは認識していたのだが、それが進路懇談会と重なっていたということに気づかないのである。やれやれ。最近その手のことが結構あって困るのだが(笑)、結局その会議に出席せざるをえず、他の先生にご迷惑をおかけすることになってしまった(H先生、スミマセン…)。ちなみにその会議は、進学指導重点校や中高一貫校などの国語科主任約30名が都庁第2庁舎の31階に集められて、授業改善に向けての研究をするものであった。
 ところで、そういう所に出かけると色々な人に会うのだが、今日は都立R高校の国語科主任の先生から「昔、白鴎高校で先生に習いました!」と声をかけらて、うれしいやら困惑するやら。というのも、一つには、顔を覚えていなくて申し訳ない(笑)というのがあるのだが、それ以上に、昔の自分がどんな授業をしていたのだろうと考えると、ちょっといたたまれない気持ちになるからである。白鴎といえば、自分が30代の時に勤めていた学校で、困難校から進学校に異動になって必死に教材研究をしていた頃である。ところが必死に教材研究すると、ついつい調べたことを授業に生かしたくなって、恐らく独りよがりの授業をしていたのではないかと想像されるのである…。まあ、その時勉強したことが今役に立っているのではあるが、授業のことを振り返ると、恥ずかしいなぁというのが正直なところ。
 しかし、それにつけても、夜の国語科教育法の諸君、もう少ししっかり教材研究をしようぜ!14792歩。

2013.10.21 (月) 晴れ

 平和な一日。それなのに結構疲れた感じ。帰りの電車で座れたが、おかげで読書の途中で居眠り…笑。10711歩。

2013.10.20 (日) 雨

 雨が降り、一段と寒くなって、季節の移り変わりが感じられる一日。その分、仕事と勉強がはかどる。

2013.10.19 (土) 曇り

 孫娘たちの保育園の運動会に出かける。孫姉は、同じ年齢の子どもたちの中では6月生まれと大きなこともあって、かけっこも障害物競走も一等賞! おとなしめの孫妹も、泣き出すこともなく笑顔で演技終了。小さな子どもたちの一生懸命な姿には、会場全体が盛り上がって楽しかった。
 ところで今週は新聞週間。そういう方面を目指す人には、取材や編集の現場に関する報告や、新聞ができあがる過程に関する参考になる記事がたくさん載っている。ぜひ目を通すとイイだろう。
 18日(金)の朝日新聞朝刊「耕論」に掲載されていた、石田英敬先生(東京大学教授、記号学・メディア論)の「『安倍さん』という気分」という論がおもしろかった。安倍政権のイメージ戦略に踊らされているだけの現状を分析した論だが、その中に私たちとメディアとの関わりについて指摘した面白い部分があるので引用しておく。特に「いまやメディアは、出来事を人々に認識させる伝達装置であると同時に、片っ端から忘れさせていく忘却装置となっているのです」の部分は注目に値するし、小論文にも活用できるだろう。

――新聞やテレビも、そのイメージの政治に巻き込まれてしまうということですか。
 「そうです。イメージの政治に巻き込まれずに批判の足場を持てるのは、観客ではいられない人、例えば福島の漁民のように現場とつながっている当事者か、外から日本を見ている人です。イメージは国境を越えられませんから。越えるのは言葉です。麻生太郎副総理のナチス発言や橋下徹大阪市長の慰安婦発言に対しては、国内よりも海外の報道の方が厳しかった。政治家はこのズレをよくよく認識すべきです。このような『実績』が積み重なると、日本に対する信頼は確実に減殺されます」
 ――自省を込めて言えば、新聞やテレビの権力監視機能が弱っていることが、こういう政治状況を助長してしまっているのでしょうね。
 「その通りですが、政権に取り込まれているとか、弱腰だとか、従来型のマスコミ批判をしているだけでは実相はつかめません。大きいのは私たちのメモリーの問題です」
 「注意力と言った方がわかりやすいかもしれませんね。パソコンの一画面にディスプレーできる情報量が限られているように、人間の注意力も有限です。新聞が最大の情報源だった時代は、翌日の朝刊がくるまでは『現在』が固定されるので、注意力を傾け、思考を深めることができた。ところがテレビ、さらにはインターネット、SNSの時代になると『現在』が頻繁に更新されるため、注意力が分散されて深く思考できません。その上、新しい情報を入れるために、古い記憶はどんどん消去されていく。いまやメディアは、出来事を人々に認識させる伝達装置であると同時に、片っ端から忘れさせていく忘却装置となっているのです
 「このような状況の中で、人気を得たい政治家は、より新奇なことを言って、常に話題の周辺にいるという戦略をとるようになる。橋下市長はその典型です。言葉は人気競争に勝つための道具に堕し、受け手の側もネタとして消費したらすぐに忘れるので、政治家の発言がコロコロ変わっても問題視されない。これが現代のポピュリズムのかたちです」
 ――情報技術の発達が、政治のありようを大きく変えてしまったと。
 「代議制民主主義を成り立たせてきた条件がどんどん摩滅しています。代議制民主主義には『遅れ』が不可欠です。代表を選ぶための時間、意思決定までの討議のプロセス、決定が実行され成果を出すまでの時間。その時間的な遅れが、私たちの政治的判断力を養うのです。しかし現代の情報社会はこうした遅れを許しません。政治家も選挙民もマスコミも情報の洪水の中で注意力が分散し、長い射程をもった政治的判断力を培うことも、大きな文脈に位置づけて物事を考えることもできなくなっている。いい悪いではなく、情報社会の端的な結果です」

2013.10.18 (金) 曇り・晴れ

 体育の日に授業をやった振替休業日。昭和記念公園にコスモスを撮影に出かける。まずまずの天気で気持ちよく撮影していたのだが、ふと気がつくと、カメラの設定がいつの間にか変わってしまっていて、WEB用の小さな画像しか撮れていない…もう、泣くに泣けない感じてガックリ…。やれやれ…。
ウォーターカラー

2013.10.17 (木) 秋晴れ

 朝、雲が美しかった…という秋晴れの一日。今日から「だぶるーと」の定期にする。ちょっと高いが、便利さは捨てがたい。放課後は保護者会。久しぶりに司会を任せられて緊張する。長く細かな話でお疲れになったであろう最後に、「そうだ、京都に、行こう」がそれなりに笑いを誘えて何よりであった。9230歩。

2013.10.16 (水) 台風のち晴れ

 台風が来たが、私はいつも通り6:30過ぎに学校に到着。屋久島に行った時に用意したレインウェア(屋久島ではまったく使わなかった…)が大活躍である。
 しかし、12時までに警報が解除にならなかったら休校ということに決めていたのだが、何と11:58分に警報解除ということで、急遽午後から6~7限の授業をすることに。ただ、その告知をするはずのホームページが、告知文章のアップに時間がかかったり、アクセス集中で閲覧できなかったりと、スムーズには機能しなかったことも判明した。むしろ、生徒同士で連絡をとりあって素早く情報が伝達したあたりは、さすが情報化社会の高校生といえそうだが、そのような学校の対応では反省する部分がおおいにあるといえるだろう。早速職員会議でも話題になって改善策が示されたので、次回からはもう少しスマートな対応にしたいところである。

2013.10.15 (火) 晴れのち雨(台風接近中)

 台風接近中ということで、早速夜の大学は休講である。ラッキー! この際、日比谷高校も明日の午前中は思い切って休校でもよかったのでは…?9647歩。
 原発の事故の後始末は、次から次へと問題が出て来て大変である。確かに東電の甘さもあるのかも知れないが、いつ終息するとも知れない危険な作業を、周辺自治体の協力もなく孤独に続行していくことがどれだけ大変なことか、我々はもう少し想像してもよいのではないだろうか。

2013.10.14 (月) 晴れ 体育の日・学校公開日

 最高に爽やかな体育の日、学校がなければ当然昭和記念公園!…だが、学校である(泣)。しかも、授業公開日で、保護者や一般の見学者の方々がいらしているにもかかわらず、授業でやる所を他のクラスの授業範囲と勘違いしていたという大失態…やれやれ。まあ、何とか昔の入試問題を使って誤魔化したがどうだったろう…? 9766歩。
まだまだポーチュラカ

2013.10.13 (日) 晴れ

 孫の七五三。ちょっと(かなり?)早いが、家族全員の予定を勘案した結果である。しかし、着付けの店は順番待ちの子どもたちでごった返しており(泣きわめく者多数…(笑))、神社も予定がつまっているようで、まあ好天に恵まれた今日でよかったのかも知れない。
足元注目。とうとう草履だけは一度も履かなかったとか…笑)
白山神社にて

2013.10.12 (土) 晴れ

 拍子抜け…と昨日書いたオケ部の演奏会は、まったく素晴らしい演奏で、バイオリンの弓の動きが本当に美しかった~♪ それにつけても、もっと宣伝すればイイのにと思うのだが。会場で先生方には6人しか会わなかったが、もっといらしていたのだろうか。
練馬文化センター
秋晴れ?夏晴れ?

2013.10.11 (金) 晴れ

 午前中3時間授業で、その後、科目選択に向けて、来年度の主な大学の入試科目一覧(A3版裏表で11ページ!)を、もう一人の進路部の先生と8クラス分を印刷する。午後はまたまた会議で、下校までず~っと缶詰であった。やれやれ。10072歩。
 ところで、明日はオケ部の演奏会。私は毎年楽しみにしていて欠かさず出かけているのだが、今年はまったくその案内がない。たまたま国語科に顧問の先生がいるので、場所とか時間とかを聞けたが、そもそもコンサートは聞かせるためのものなのだから、家族とか友だちとか先生方とかに宣伝して、聞きに来てもらいたいと思わないのだろうか。不思議というか、自信がないのか、それとも担当者が気が利かないのか。たまたま会場が近くなので行ってみようとは思うが、なんだか拍子抜けの感じである。

2013.10.10 (木) 晴れ

 午前中4時間授業で、唯一の空き時間は新しい校舎の国語科関係教室に関する最終打ち合わせ。部屋の電灯が少ないので、増やしてほしい旨要求する。(高齢化=老眼化が進む国語科では、暗い部屋では仕事にならないのである…笑)。午後は放課後まで含めて会議…。あ~疲れた…。9835歩。
 村上春樹が今年もノーベル賞を逃したが、まあ仕方ないか…。NHKのニュースで村上春樹ファンが集まる店が紹介されていたが、その店の店長が選んだベスト3が「1『カンガルー日和』 2『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』 3『羊をめぐる冒険』」であった。『カンガルー日和』は店長の格好つけすぎが見え見えだが、後の二つには誰も文句はつけないだろう。ということは、最近の作品はまるでダメということである。私もそう思う。いくら翻訳されているからといっても、これでは受賞は難しいに違いない。

2013.10.09 (水) 晴れ

 2学年の学級タイムは、来年度の選択説明会。地歴科の説明は、教員が聞いていて面白かった。理科の説明は、生徒のニーズに合わせた分かりやすく説得力のある説明だった。最後に進路部からのまとめということで私が話したが、5分の予定が8分に。我ながら時間オーバーとは珍しいのだが、生徒諸君、君たちのことを思ってつい話が長引いたのだと解釈して下さい(笑)。9073歩。

2013.10.08 (火) 晴れ

 今日も蒸し暑い。夜の教育法は、今日から学生による教材研究のレポート。学生諸君には、通常ゼミなどでやっている作品研究のレポートと、この教材研究のレポートとの違いが今一つ明確になっていない。だから初めての今回は、そういう不明確なレポートをしてもらった上で、どこが作品研究のレポートと違うのかを理解してもらうのだが、今日のレポートはその典型的な「分かっていないレポート」(失礼…笑)だったので、逆にレポートした諸君もフロアの諸君も、イイ勉強になったのではないかと思う。
 孫が七五三のお祝い写真を写真館で撮影することになり、その様子を写した動画を息子夫婦が送ってくれる。最近は、お参り当日には撮影せずに前もって撮影しておき、お参りの時は衣装だけを貸してくれる(着付けもしてくれる)のだそうだ。なるほど、子どもにしれみれば、撮影とお参りの2回に分ければ、長時間着物を着続けなくて済むわけで、ぐずったりせずにいいのかも知れない。12830歩。

2013.10.07 (月) 曇りのち晴れ

 後期の授業開始。しかし、またまた夏に逆戻りといった感じの暑さで、国語科ではエアコンを入れる。授業の方は、我が25Rも席替えをしてやる気十分!といった感じ…ならイイのだが(笑)、まあそれなりに「勉強の後期」の雰囲気が出ており、イイ感じである。3年生も表情は明るいが、いよいよ大変な時期といったところだろう。そういう時こそ、友だちや先生方と「協力・協調して」勉強することが大切である旨訓示を垂れておいた。さて、どうなることやら。11799歩。

2013.10.06 (日) 曇りのち晴れ

 庭のキンモクセイが花をつける。一方、ちょっと残念な連絡も。人生、なかなか心配事からは解放されないものなのであったよ…。(詠嘆の「なりけり」)。
秋の雨上がり
秋の雨上がり

2013.10.05 (土) 雨

 学校説明会。午前の2回の会場係になっていたので「混んで大変だろうなぁ」と思っていたら、1回目が星陵会館がほぼいっぱいになるくらい、2回目は左右の席に余裕があるくらいで、係りの仕事としては無事に済んでよかった。ちょうど西高校も学校説明会・体験授業で、しかも午前中だけの開催だったことから、午前中に西に出かけ、午後から日比谷に来る人が多いのではとのことだったが、午後からは帰宅したので分からない。どうだったのだろうか。

2013.10.04 (金) 曇り

 実力テスト第2日目+教員の健康診断(バリウムを飲む)+進路講演会(東大教授、佐倉統先生)。佐倉先生には、(生徒から質問が出なかったら)進化論から生まれた社会進化論の功罪についてどのようにお考えかお聞きしたかった(これは現代の評論文を読む上でも重要な視点なのである…)が、生徒から質問が相次いだので、残念ながら遠慮する。9468歩。

2013.10.03 (木) 晴れのち曇り

 後期始業式+防災訓練+実力テスト第1日目。合間に席替え。防災訓練では、「自分がケガをしないこと」の大切さを麹町消防署の方が強調されていて、なるほどと納得。10880歩。

2013.10.02 (水) 雨のち晴れ

 星陵祭の振替休業日。午前中、雨の中出かけて、平日でないと済ませられない家の用事を色々と済ます。ついでに、今日発売の雑誌「BRUTUS」が「ほめられる写真。」という特集だったので、早速買ってきて午後から読書。どうやれば「ほめられる写真」が撮れるのかは分からなかったが(笑)、記事はおもしろく午後いっぱい楽しめた。写真甲子園にも出場した島根県立松江南高校写真部の生徒さんの作品が載っていたが、どれも素晴らしく、これは確実に「ほめられる写真」になっていた。
 消費税8%は仕方ないとは思うけれど、その発表の様子を生放送したのが、地上波だとNHKとフジテレビだけだったのには驚いた。マスコミは税率アップは既定事実ということで重要視していないのだろうか。下らないグルメレポートみたいなものを垂れ流す姿勢には疑問を感じるし、そういう姿勢こそがこの国をダメにしている一因なのではなかろうか。

2013.10.01 (火) 雨・曇り

 生徒は都民の日でお休み、我々は通常勤務…って、おかしいだろう! (夜の教育法は、来週からの学生たちによる発表授業準備ということで、あらかじめ休講にしてある。) 
 私は進路部なので、3年生のセンター試験出願に向けて、3年生担任団とともに願書の点検に当たる。散見された間違いは、氏名のフリガナや住所の欄で、濁点も1マス使わなければならないのに、文字と同じマスに入っているものや、数字も1字1マスなのだが、ついつい10などの二桁数字を1マスに入れてあったりするものなどである。願書に添付する受験料振り込み領収書に(名前だけで)住所の記載がないものもいくつかあった。11098歩。
(↓10月のタイトル写真は、この写真とずいぶん迷ったのだが、結局、上の花園の写真にすることに…)
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