2015.12.29 (火) 晴れ
予定通り?午前中から午後にかけて大掃除、夕方から買い出しへ。
さて、明日から実家の家族とともに、2泊3日の旅行に出かけます。というわけで、今年の更新は今日が最後となります。「日比谷の日々」にお付き合い頂きました皆さま、どうもありがとうございました。どうか佳き年の瀬と新年をお迎えになりますように。
ちなみに、浪人形・受験生の諸君、君たちの正月は3月である。ペースを崩さず、一日一日悔いのない日々を送られますように。
2015.12.28 (月) 晴れ
仕事納め。午後からは年内最後の編集会議。今回で一応の決着をつけたいという編集部の意向もあり、遅くまでかかるかと思ったが、予定よりも早く終わってラッキー! とりあえず、年内の「お仕事」はこれですべて終了である。主人の仕事も今日までなので、明日は大掃除と買い出しか…。9459歩。
2015.12.27 (日) 晴れ
午前中、家の掃除などをちょっとして、午後から年賀状作り。プリンターの調子が悪くて苦労する(おかげで、うまく印刷できていないものができてしまって残念…)。
現代文の授業で、「資本主義の秘密は差異である」という文章をやっているのだが、差異をつくるためにグローバル化が目指され(…って、つまり、アメリカという一元的基準にすべてを合わせることで、先進国とそうでない国との差異を「一元的」に作ったのである)、その結果、格差が広がったのが現在の状況であろう。とすれば、その基準を無理矢理押しつけてきたアメリカ、延いてはそれに列する西側資本主義国に対して、ISのような組織が反旗を翻すのは、ある意味必然といえるかも知れないのである。「小さな政府」が資本主義を野放しにした結果がこれである。格差をなくす施策を世界的に展開する以外、現在の状況(テロや難民んど)を克服することは難しいだろう。
澤さん、決勝ゴールを決めるとはスゴイ!
2015.12.26 (土) 晴れ
午前中、昭和記念公園でニホンズイセンを撮影。午後から、庭のオンコの木のクリスマス電飾を片付けたり、簡単な掃除をしたり、年賀状の原案を作ったり、住所録を今年用に整えたり、月曜日の編集会議の準備をしたりして過ごす。なかなか有意義な一日。
2015.12.25 (金) 晴れ
無事に5●歳を迎える(笑)。卒業生から Facebook 上でお祝いのメッセージを頂く。
学校も6時間授業+大掃除(13Rの諸君、国語科のゴミ捨てありがとう)で無事終了。さて、年賀状でも考えるとするか。8749歩。
2015.12.24 (木) 晴れ
昨日の新聞に、センター試験に代わる新テストの記述式問題例が出ていたが、問題の善し悪し以前の問題として、あのような記述式問題の採点が本当に短期間に的確にできるのかどうか、はなはだ疑問である。
2015.12.23 (水) 天皇誕生日 曇り・雨
孫たちがやって来て、実家の家族ともども、我々じーじ、ばーばの誕生日を祝ってくれる。
(↓孫の選んだ花で娘が作ってくれた今年のアレンジメント)
BS1スペシャル「もうひとつのショパンコンクール~ピアノ調律師たちの闘い~」が面白かった。やはり何にでもスゴイ裏方がいるものなのである。1月3日に再放送があるようだが、ピアノ好きの人は必見である。
2015.12.22 (火) 晴れ
3年生の特別時間割の演習も3回目だが、なかなか時間内に解説を終わらせることができずに四苦八苦である。解説するポイントを絞っているのだが、ついつい余計なことまで…といった感じで、さらに改善が必要か。やれやれ。
夜の教育法は今日が年内最後の講義。今までの模擬授業の改善点をすべて生かそうとした立派な授業で、しかも担当した女子2名が二人ともよく通る声の持ち主で、明るい雰囲気の気持ちよい展開であった。ちなみに、教材は『なめとこ山の熊』だったのだが、あの物語に登場する熊たちは冬眠しないのか(例えば、小十郎の最期は1月という設定である…)といことが話題となって、私も気づかなかった点で(結論は出ないが)面白いなぁと思った。11731歩。
2015.12.21 (月) 晴れ
冬休み前最後の一週間であるが、何となくそんな気がしないのはなぜだろう…的な、平和な一日。8859歩。
斎藤和英大辞典(普及版、日外アソシエーツ)が届く。
2015.12.20 (日) 晴れ
久しぶりに編集会議も何もない日曜日。家の用事をいろいろと済ませる。
感情と知性のせめぎ合い…トランプ氏の主張は「感情」としては受け入れられても、それを「知性」で否定することが求められているのであろう。私にとって上野千鶴子先生の本が役立つのは、様々な問題に関する自分(私)の感情について相対化して、知性的であらねばならないことを極めて論理的に教えてくれるからである。例えば夫婦別姓問題にしても、感情としては「(夫と妻のどちらかの姓を選べるんだから)どうでもイイじゃん」みたいな感じではあるが、それによって平等の理念がおかされている現状がある以上、知性あるものとしては「別姓選択はあってしかるべきである」とならなければならないのである。こういう問題は、「他の先進諸国がみんな…」みたいな議論とは別だと思うが、平等という理念を認めるならば、最高裁の判断がいかに消極的なものかは明らかだろう。
2015.12.19 (土) 晴れ
父の三回忌法要。墓場で娘にポーズを取らせるなと、息子に叱られる(笑)。
2015.12.18 (金) 晴れ
昨日の澤さんの引退会見は、なんと星陵会館だったのだそうである。出張していて残念。ちなみに、一昨日の日本テレビのニュース番組で管官房長官が朝散歩している場面(午前7時くらい)が出ていたが、それが日枝神社の横、つまり、日比谷の真下で、国語科の職員室からも眺められる通りだった(散歩している姿の後ろに日比谷の校舎が写っていた)。今度、窓から観察してみよう。9843歩。
2015.12.17 (木) 晴れ・曇り
今日の朝日新聞「論耕」には、夫婦別姓の合憲判断に関して、テニスのクルム伊達公子さん、中央大学の山田昌弘さん、そして、元最高裁判事の泉徳治さんのご意見が掲載されていて、どの方の論も面白かった。泉さんのものを引用しておきたい。
裁判所の役割、果たせず 泉徳治さん(元最高裁判事)
夫婦が同じ姓を名乗るよう強制しているのが、いまの民法の規定です。私は憲法に違反していると思います。
まず、結婚や家族に関することについて、憲法24条2項は「法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない」と明確に定めています。
姓は個人のアイデンティティーに関わる、人格の象徴です。結婚によって夫婦のどちらかが姓を変えなければならない制度は、個人の尊厳を傷つけるものです。
さらに、男女平等を定めた憲法14条にも反します。民法では夫か妻のどちらかの姓を名乗ることになっており、形式的には平等のように見えます。しかし、96%の夫婦が夫の姓を選んでいるのが実態で、これを踏まえると、実質的に女性への差別を招いている規定と言えます。
憲法違反に加え、条約にも違反しています。
日本は1985年、女性差別撤廃条約を批准しました。この条約は「夫および妻の同一の個人的権利(姓および職業を選択する権利を含む)」を確保するよう、締約国に求めています。
日本はこの条約に適合するよう、民法を改正する義務を負っているのです。にもかかわらず、批准から30年たった現在もまだ改正されていません。加盟各国の人権状況を審査している国連の女性差別撤廃委員会はこの現状について、再三にわたり、懸念を表明してきました。
日本国内で法改正への動きが何もなかったわけではありません。法相の諮問機関、法制審議会が96年、選択的夫婦別姓制度の導入を含む民法改正を答申しました。にもかかわらず、保守系議員の抵抗で法案の提出さえされないまま、20年近くたっています。
なぜ国会で改正が進まないのでしょう。それはこの問題が、少数者の権利にかかわることだからです。
女性の社会進出が進んだとはいえ、結婚後も旧姓のままでいたいという女性はまだ少数者でしょう。一方で、国会議員は多数派によって選ばれますから、政治家が常に多数意見の方を強く意識するのは当然のことです。
つまり、このような問題では国会に自ら民法を改正するよう期待することがそもそも難しいのです。かといって、多数決原理によって少数者の人権を抑圧していいわけがありません。
その時、少数者の人権を守ることができるのは裁判所しかないのです。
その意味では、「この種の制度の在り方は、国会で論ぜられ、判断されるべき事柄」と突き放した今回の判決は、裁判所が果たすべき役割を果たしておらず、残念です。国会が自ら民法改正に乗り出すべきです。
政治家も劣化しているが、最高裁も劣化しているということか。ついでに(自戒をこめつつ)教員も劣化しているのである。いや、ホントに。
2015.12.16 (水) 曇り・晴れ
11月に行われたW模試では、日比谷の志願者数が昨年の「三分の一」だそうである。いわゆる1割部分(当日の成績だけで合否を決める特別選考)がなくなった影響らしい。この1割については、入選業務が複雑になるという面があり、また、良い意味でも悪い意味で「多様な」生徒が入学してくるので、校内でも賛否両論あるのだが、かつて入選業務を担当していた者としては、中学校になじめなかったために内申点が思わしくない受検生がこの部分に賭けることが出来たことを考えると、やはり存続すべきだったのではないかと思っている。都教委は勝手に入選の制度を代えてこの制度を廃止したわけだが、現場の声を踏まえてきちんとした検討がなされたのか極めて疑問である。ミスが出ることを恐れるあまり、大切な門戸を閉じてしまったのではないだろうか。
夫婦同姓が合憲だそうである。不満をもたらす現状を「違憲とまでは言えない」とするだけの、消極的な判断であると思う。10516歩。
2015.12.15 (火) 曇り
夜の教育法は、先週の課題だった「発問」をたくさん用意した授業で、しっかり準備がされており立派なパフォーマンスであった。安部公房の「赤い繭」という難しい作品だっただけに、フロアから忌憚のない意見も発表されて活発な議論となったが、それも授業がよかったからこそである。的確な発問が必要なだけ用意されていると、自然と本文に目を通すことになり、着実に本文理解も進むことになるわけで、発問(と板書)を中心とした指導過程研究は、やはり有効だと自分自身再確認できる授業であった。
新国立競技場の2案について、朝日新聞に面白い記事があったので引用しておこう。
関係者の話から、大成建設・梓設計・建築家の隈研吾さんのチームがA案を、竹中工務店・清水建設・大林組・日本設計・建築家の伊東豊雄さんのチームがB案を手がけたとされる。
「旧計画の白紙撤回で建築界の危機だったが、2案はとても面白い」と評価するのは、建築史家の藤森照信さん。「似て見えるかもしれないが、全く違う。注文の多いコンペにもかかわらず、建築家の個性がよく出ている」
藤森さんが注目するポイントの一つは、シンボル性だ。白紙撤回されたザハ・ハディドさんの案は、流動感のあるシンボル性が際立っていた。
「シンボル性は、民主主義の世の中では敬遠されがちだが、五輪のスタジアムであることも考えれば、ある程度記念碑性は必要だし、実際に完成すれば注目される」と藤森さん。その点では「木製の柱が白いスタンドに映えて並び、空に上昇するようなB案の方が勝っている」とみる。
一方でA案の魅力を「緑化され、周囲に溶け込む。隈さんが唱えてきた『負ける建築』の集大成ではないか」と指摘する。「負ける建築」とは、周辺環境と調和し、さまざまな外力を受け入れる柔軟な建築像のことだ。
藤崎圭一郎・東京芸術大准教授は、「神宮外苑らしい聖なるイメージがあり洗練されたB案より、ちょっと土の香りのするA案の方が、実現時には完成予想図との差が小さく、土地にもなじみそうで好ましい」と見る。
東北大教授で建築批評家の五十嵐太郎さんも「ハディドさんが再設計で参加できなかったことが残念」と語りつつ、「2案は一見似ているが、建築家の持ち味は出ている」と見る。
その上で、「国立競技場である以上、その時代でしかできないものを造り、建築の歴史を先に進めるものが望ましい」と話す。「色彩の使い方や波打つ屋根のB案の方に色気を感じる。30年後もデザインとして古びないのはこちらではないか」
また「競技場は大会や催しがないときは、中に入れないことが多い。そういう時に、周囲がどう使われるかも重要だ」という観点も挙げた。
「どちらが選ばれても、世界的建築家の隈さんか伊東さんの、最も知られる大作になるだろう」と期待を語る。
両案の大きな違いの一つは、木材の活用や日本らしさの表現にもある。
藤森さんは、「A案は深いひさしの縦格子や見上げた天井に使い、面白い。一方、B案はスタジアム自体を支える柱になっている点が大きく異なる」。五十嵐さんも「A案の格子が繊細で(洗練された)弥生的なのに対し、列柱の強さが印象的なB案は(原初的で力強い)縄文的」と指摘する。
他方、森を抜ける風をスタジアムに呼び込む考えは両案で共通している。
白紙撤回に至る過程で、建築への信頼は揺らいだ。今回のような設計・施工一体型の公募に関し、設計が施工に従属するのではないか、という懸念を語る建築関係者も少なくない。2案しか出なかったことへの批判もある。
その中で出てきた、隈さん、伊東さんという実力派が関わったとされる二つの案。工期やコスト、競技のしやすさなどとともに、国立の競技場とはどんな様相を備えるべきか、日本らしさとは何なのか、も議論の対象になるはずだ。
私はパッと見、B案がカッコイイと思ったが、森が立場もわきまえずに「B案がイイ」などと発言するし、情報眼組のミヤネ屋では、「もっとお金を掛けてもイイのに。国立なんだから。」とバカな司会者が発言して、コメンテーターから「じゃ、宮根さんお金出したら」と突っ込まれている始末である。何にせよ、無題を省いて、環境と調和しながら、将来的にも広く活用できるモノにしていただきたいものである。12137歩。
2015.12.14 (月) 曇り
冬らしい一日、口の中を噛んでしまってモゴモゴ過ごす(笑)。
昨日終わった「花燃ゆ」が「平清盛」と並ぶワースト視聴率だったらしい。大河ドラマには「花」がつくとヒットしないとか、タイトルが3文字だとヒットしないとかいう都市伝説があるとのことだが、まあ、主人公(井上真央さんではなく、杉文さん)が今一つパッとしなかったということだろうか。途中から脚本に加わった金子ありささんは教え子だし、久しぶりの三田佳子さんの演技も大したものだなぁと思っていたので、ちょっと残念である。大河の時間帯には、やはりお固いドラマが求められているといったところか。9082歩。
2015.12.13 (日) 曇り・雨
2015.12.12 (土) 晴れ
主人の誕生日。老眼の人向けのデスクルーペ、リーディング・バー(ドイツ製)をプレゼントする…というのも、自分用と一緒に買ったのである(笑)。
久しぶりに仕事のない好天の休日なので、昭和記念公園へ出かける。もう紅葉も見頃過ぎで人影もまばらだが、逆にのんびり「こもれびの丘」を散策できてよかった。LEICA-Qに革ケースをつけて持参したが、撮影していると革の香りがしてなかなかイイ感じである。
2015.12.11 (金) 雨・晴れ
朝は雨、昼頃から強風の晴れ。そのせいで、上着なしでも過ごせる暑さ?に。南向きの教室の午後は、相当温度が上がっていた印象。いよいよ地球温暖化であろうか。9082歩。
2015.12.10 (木) 晴れ・曇り
野坂昭如さんは、高校2年生の時の文化祭に講演にいらしてくれて印象深い。待合室にウィスキーを用意しておいたところ(…って、昔の高校生って自由だったのである…)、すっかり上機嫌になって、一杯引っかけてから舞台に上がったようで、作家水上勉さんのことをとりあげながら、「栄養のないものばかり食べていると、ウンコが水に浮くようになる。そういうのをスイジョウーベン(水上・便)と言うのだよ」などと話していらっしゃった。ご冥福をお祈りいたします。
2015.12.09 (水) 晴れ
ノーベル物理学賞の梶田先生が所属していた研究グループのリーダーだった東大名誉教授の戸塚さんについて、残念ながらお亡くなりになったので「故」をつけて「故戸塚さん」とよく呼ばれたり表記されたりしていらっしゃるのだが、何となく親近感を感じるのである(こ・とつか→ほとづか…)。失礼いたしました。
共和党の大統領指名争いをしている候補が「イスラム教徒入国禁止」発言をしたというが、日・米ともに政治(家)の劣化が著しいといったところか。
ところで、今、上野千鶴子『差異の政治学 新版』(岩波現代文庫、2015)を読んでいるのだが、上野先生の論理展開の明快さには胸がすく快感がある。例えば、さっき読んでいた一節。
家族社会学者、有地亨は90年代になって刊行された著書のなかで、1970年10月21日、国際反戦デーの「ぐるーぷ・闘うおんな」その他による女だけのデモをさして「アメリカのウーマンリブのデモから二カ月経って、リブは日本に上陸した」とくりかえす[有地1994:173]。この根強い思いこみの背景には、否定的なものはすべて外国からくるとする排外主義的な保守派の決まり文句があるだけではない。60年代末、広範にひろがった学生闘争を、「世界同時多発的」とは呼んでも「欧米からの輸入品」とは呼ばないのだから、ここには女性を自立した思想の担い手とはみなさない性差別がある。
元九州大学法学部長の性差別意識を指摘して見事である。もちろん、私も無意識に性差別に荷担していることが多く、だからこそ、私にとって上野先生の著作は貴重なのである。8915歩。
2015.12.08 (火) 晴れ
3年生の特別授業の1回目。題材が面白かったものだから、ついつい余計なおしゃべりをして、肝心の問題解説の時間がなくなってしまった。3年生諸君、スミマセン。次回、気をつけます。
夜の教育法は模擬授業の2回目。1回目に指摘した改善点を工夫し、さらに教材研究と準備がキッチリなされていて素晴らしい出来であった。惜しむらくは、教材研究が行き届きすぎたせいで、解説中心の授業になってしまったこと。フロアからも、「自分が気持ちよくしゃべっている時は、生徒の理解は浅かったりするのではないか」という的を射た指摘もあった。さらに指導過程研究を進めて、発問を中心とした展開にできれば完璧であったろう。13567歩。
2015.12.07 (月) 晴れ
そういえば、昨日「マイナンバー」が届いた。私の名前で一通だったので、主人が「私のはどうしたのかしらねぇ」とか心配していたが、開封してみたら二人分入っていた。まあ、私が世帯主なのでそういう風になるのだろうが、夫婦だからといって一緒に届いてイイものなのか、ちょっと疑問を感じた(…って、イヤな人は前もって申請とかできたのかも知れないが…)。ちなみに、私と主人のナンバーは、まったく関係性がなさそうな数字の並びであった。
ところで、私は食事の時に軽く晩酌する。オツマミは主人がサッと作ってくれるが、その用意ができるまでの間は無塩・無油のナッツ類を食べることが多い。先日、主人に勧められてサクランボのハチミツをちょっとかけてみたところ、クルミにしろアーモンドにしろカシューナッツにしろマカダミアにしろ、これがすご~く美味しいのである。私はハチミツはあまり好きではないのだが、クワトロフォルマッジのピザに垂らしてみたりとか、結構ハチミツを見直しているところである。花によっても味わいが違うし、奥が深いのかも。9633歩。
2015.12.06 (日) 晴れ
午前中、部屋用のクリスマスツリーを出したり、庭のオンコに木にクリスマスの電飾を施したりする。
午後から編集会議。
笠間書院から「古典の現代語訳を考える」という特集の「Report Kasama」No59が届く。大学院仲間のフェリス女子大学谷知子先生の論が掲載されているのである。ちなみにこの雑誌、笠間書院のホームページから無料で郵送してもらえます。興味のある方はどうぞ。
2015.12.05 (土) 晴れ
中学3年生対象の入学相談会で出校する。今日と来週の土曜日が予定されているが、今日は昨年に比べると、6組の対応で済んだし、その合間にも5分くらいの余裕があって、ちょっと少なかった印象であるが、実際はどうだったのだろう。国語関係なので、推薦入試の小論文の書き方や、学力入試での作文の練習法などを質問された。過去問を使って時間を意識して答えをまとめ、信頼できる先生に添削していただくこと、そして、添削していただいたポイントを生かして書き直すこと。この練習をどれだけ積み重ねられるかである。健闘を祈る。
2015.12.04 (金) 晴れ
後期中間考査第4日目。考査後、1年生は「奉仕」で憲政記念館の大掃除。3年生はセンター試験に向けた説明と調査書の発行願い記入。いよいよ本番間近である。
夜、編集会議。11523歩。
キヤノン・フォトサークルに写真が掲載される。タイトルは「もしもし、明日のわたし」。ジャンルマスターの大橋愛先生から「森の妖精に今日の七五三の報告をしているのでしょうか?上を見て話しているような姿は余白を目線の方にあけて、F1.2ならではの綺麗なボケ感は気持ちが良いですね。落ち葉で季節がわかり、ピンクの洋服とすこしお化粧が残っている大人っぽさが絶妙です。黄色い受話器もポイントになっていますね。」とご講評いただく。大橋先生のご指摘の通り、ピンクと黄色の組み合わせと、ピントのあった目に光が入っていて、自分でもかなり気に入っている写真である。それ故、応募に当たっては、タイトルもそれなりに力を入れて考えた(笑)。よって、かなりウレシイ。
2015.12.03 (木) 雨・晴れ
2015.12.02 (水) 曇り・雨
後期中間考査第2日目。1年生の採点が終わる。素直な問題だったこともあり、結果はまずまず。続いて3年生の古典に取りかかる。こちらは…かなりヤバいなぁ(笑)。
放課後、センター入試に変わる新しい入試制度の勉強会。その後、都立高校入試に導入されるマークシート方式の勉強会。日比谷はグループ作成入試なので、マークシートになるのは理社の2科目だが、試験監督の際の答案の扱い方など全員が知っておくべき事もあるのである。
今年の流行語大賞の「爆買」と「トリプルスリー」は今一つパッとしない感じであるが、今日の「天声人語」を引用してみよう。
調べると案外古い。セクシャル・ハラスメントが新語・流行語大賞に選ばれたのは平成の始まった1989年だった。その4年後、作家の井上ひさしさんは、セクハラという言葉は長く使われるだろうと予言した▼日本人には外国語を4字に折りたたんで使う得意技がある。パソコンやらエンストやら、実に多彩だ。それらと同様に、セクとハラの2拍が重なる語は安定した構造を持っていると述べていた。予言は当たり、以来「ハラ」のつく他の言葉も色々登場した▼そこにありながら、表す言葉がないために認知されにくいものがある。裏を返せば、名称を獲得することで問題が見えてくる。一つの新しい言葉が、悔し涙や泣き寝入りから人を守る広がりをつくる▼上司からのパワハラ。酒をめぐるアルハラ。マタハラ(マタニティー・ハラスメント)の語も浸透してきた。妊娠や出産にかかわる冷遇や肩たたき、嫌がらせをいい、先月は厚労省が初の調査結果を公表した▼正社員に比べて派遣社員が被害を受ける割合が倍以上多く、格差はこの面でも顕著なようだ。女性を圧迫していた理不尽は、これまで広く認識されないままでいた。実態を知るにつけ、言葉を得ることの意義を、あらためて思う▼生まれては消える。うたかたのような新語・流行語だが、生き延びて根付くものには、社会と切り結び、響き合う、それなりの理由があるのだろう。今年の大賞には「爆買い」と「トリプルスリー」が選ばれた。さて命脈はいかに。
まあ、命脈をつなぐことは難しいのでは…。
2015.12.01 (火) 晴れ
後期中間考査第1日目。1年生の現代文と3年生の古典の両方の答案が出て、1年生から採点を始める。今回も漢字をがんばってくれているようで、イイ感じ(漢字…笑)である。
放課後、浪人形の激励ということで、今回はお茶の水のS台予備校に出かける。予備校が集合写真を撮ってくれて、それを帰りに全員に配布してくれた。合格のお守りになるとイイのだが。(ただし、写真の出来映えはというと……笑)
その後、夕食を取る間もなく大学へ。今日から模擬授業だが、最初のグループとしては立派な指導案を用意しており、授業の方も準備のあとが伺われるものだった。指示の出し方や板書などにまだまだ改善の余地があったが、そのほとんどを討論の際にフロアの学生が指摘しており、講座全体として学ぶことの多い講義となってよかった。今年は大学院生がいて、その真摯で説得力のある意見が講座全体を引き締めてくれており、イイ雰囲気である。忘年会も計画してくれているようで、うれしい限りである。14146歩。