10月

2018.10.31 (水)  晴れ

 ハロウィーンだが、日比谷は平和そのもの。でも、せっかくなので、放課後教室で勉強していた者どもに「エヅケ(餌付け)ーション」してみる(笑)。11517歩。
 今日の教養は「アントニオ・ヴィヴァルディ」。生涯500曲以上作曲し、現在知られているどの作曲家よりも多いそうである。バッハに影響を与えたということで、ほぼ同時代人ではあるのだが、これまた意外。ヴェネチア出身というのも知らなかった。

2018.10.30 (火)  晴れ

 秋晴れ(ちょっと暑いくらいだが…)。管理職による授業観察があったが、生徒諸君がまじめに取り組んでくれたので、まずまずの好評価であった。12843歩。
 夜の教育法は「塞翁馬」の教材研究。『古今著聞集』の「北叟の馬」との比較など、今後の新しい指導要領に向けても面白い発表だったが、「父」や「胡人(こひと)」の読み方など、基本的な部分での知識の甘さも見られ、漢文の授業の難しさが教室全体で共有できたのではないかと思う。
 今日の教養は「メンデルの遺伝学説」。懐かしい~。これが分かると生物は得意になれるのである。

2018.10.29 (月)  晴れ

 天気予報でもやっているが、朝と昼の温度差が大きいこの頃。特に国語科は南向きなので、お昼近くになると暑いくらい。一方、朝はかなり冷えているので、すでにウルトラライトダウンのお世話になっている次第(笑)。今日は突然進路部関係の仕事(生徒諸君とは関係ない)が押し寄せてきて、午後から放課後にかけて働きづめ。疲れた~。9655歩。
 今日の教養は「ルネサンス美術」。神の力にのみ関心を寄せていた中世からの解放ですな。

2018.10.28 (日)  晴れ・曇り

 家で昨日の疲れを癒やしながら、衣更えしたり、授業に準備をしたり。
 今日の教養は「ガブリエル・ガルシア=マルケス」。『百年の孤独』は最高です。保証します。

2018.10.27 (土)  晴れ

 午前中、2番目と3番目の孫の保育園の運動会に出かける。午後からは義父の1周忌。
一番年上のクラスになって大活躍の二番目)
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今一つ調子が出なかった?三番目)
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妹たちの活躍を見守る一番目)
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 今日の教養は「カール大帝」。フランスとドイツの基礎を築いた人。

2018.10.26 (金)  晴れ

 平和な1日。11485歩。
 自己責任説って、偉そうだよね~と私は思う。ネット依存が生んだ、負の思考の一つだろう。
 今日の教養は「モーセ」。ちなみに、結論部分を引用すると「モーセが歴史上実在したのかどうかについては議論の余地があるが、彼がリーダーとして、また立法者として、ユダヤ教の歴史で最も重要な象徴的人物であるのは間違いない」となっていて、あまりに当たり前過ぎてビックリ。この本はNYタイムズのベストセラーということなのだが、アメリカの人はこんな記述で納得しているのだろうか…。

2018.10.25 (木)  晴れ

 放課後、進研ゼミの国語担当の方が3名いらして、1年生の前期中間考査問題を題材にした定期考査の検討会。新しい学習指導要領に向けて、どんな作問を工夫してゆくのかということについて情報交換であるが、アイディアはいくらでも出るのだが、それを実際に採点する考査の形にまとめるとすると、現場としてはなかなか大変そうである。そもそも新学習指導要領、そして共通テストがお粗末な代物なのだから、それに合わせて話をすること自体、我々にとってはあまりメリットがあるわけではないのだが、新しい商売を工夫しなければならない進研ゼミさんにとっては、我々のノーハウから学ぶところがあったのかも知れない。11721歩。
 帰りがけ、夕刊紙の一面に、口利き疑惑の片山さつきをもじって「片山詐欺」と出ていた。うまいですな。
 今日の教養は「質料と形相」。そもそも難しい概念らしいので、それを5分の読書で分かるように解説できるはずもない。つまらない解説とあいまって、内容はまったく頭に残らず。

2018.10.24 (水)  晴れ

 学級タイムで9月末の模試の結果返却。夏休みの成果が出た者もいれば、ライオンキングの成果が出た?者もいて悲喜交々。でも、それはあくまで夏休みまでの結果だから、それを今後にどう結びつけていくかが大切なのであって、あまり判定にとらわれる必要はない。それを受けて、放課後、進学指導検討会。3学年は、応用力・記述力の強化が課題だが、すでに添削指導を受けている生徒もたくさんいて、何にせよ、今後の努力次第である。大いに期待したい。9347歩。
 今日の教養は「形式」。音楽の話である。二部、三部、ソナタ、ロンドなど。

2018.10.23 (火)  曇り・雨

 午後から授業がない日でもあり、保護者の皆さま方と昼食会。その後、星陵会館で保護者全体会。学年主任がいつものお話。そして、クラスに分かれてのクラス保護者会。37名もの方が参加され、受験に向けての今後の動きなどをご説明申し上げる。家族ともども、いよいよ本格的な受験体制である。
 夜の講義は『羅生門』の教材研究。レポートした学生が2011年に発表された「老婆=キリギリス説」という論を紹介して、私は一笑に付したいところだったが、フロアの学生からは結構共感する意見なども出されておもしろかった。羅生門全体が下人を悪に導き入れる装置なのだという読みは面白いと思うが、それだったら「老婆=悪に誘い込むメフィストフェレス」でイイわけで、何もキリギリスにしなくてもねぇ(笑)。14596歩。
 ニュースでは、福原愛さんの引退会見が清々しくてよかったなぁ。
 今日の教養は「プラシーボ効果」。効き目がない薬を与えても、それで病気が治ってしまう影響のこと。なるほど、あるあるですな。ちなみに逆もあって、「吐き気を催す薬です」といって単なる砂糖を与えたところ、80%の被験者が実際に嘔吐しはじめたというデータがあるそうだ。これは「ノシーボ効果」という。人間ですなぁ…。

2018.10.22 (月)  晴れ

 今日もイイ天気だが、朝はさすがに冷えてきた。現代文の授業で、教材と同じ出典の東大の過去問を演習する。みんな熱心に取り組んでいた。出来の方は…?9086歩。
 今日の教養は「パリのノートルダム大聖堂」。なるほど、ゴシック様式でパリだから、やはりゴシック様式はフランスであったのだ。ユゴーが『ノートルドム・ド・パリ』を書いたのは、当時大聖堂が取り壊しの危機にあったため、この建物の歴史的価値を知らしめるためだったそうな。

2018.10.21 (日)  晴れ

 イイ天気。衣更えして、庭いじり。昨年、生協で買ったチューリップの球根がうまく咲いたので、今年も40球980円の超特価につられて購入し(笑)、春に掘り起こしておいたものと一緒に植える。その後、冬用のパンジーやアリッサムを園芸センターに買いに行って、球根畑の周囲を飾り付ける。店ではバラの鉢植えが特価で売られていてかなり迷ったが、迷った時は止めることにしているので、今日のところは止めておく。
今年の春はこんな感じに咲いてくれた。)
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 今日の教養は「『キャッチ=22』」。いわずと知れたジョーゼフ・ヘラーの戦争かつブラック・コメディー小説。実は私は昔々に文庫本を購入して持っているのだが、まだ読んでいない。「キャッチ=22」とは、兵士は狂気と判定されれば戦争任務を免除されるが、本人が実際に免除申請を出せば、それは正気を失っていないということなので、出撃可能と見なされる、という状況のことだそうだ。なるほど、ブラック・コメディーである。

2018.10.20 (土)  晴れ・雷雨

 今日は全員で受ける最後の模試。マーク式の模試はまずまずの成果をあげているのだが、どうも記述式の方が今一つだったので、今回の頑張りに期待したいところである。
 今日の教養は「イスラム教の広がり」。ヨーロッパのキリスト教暗黒時代にはアラビア世界の方が科学などが発展し、algebra(代数)とか chemistry(化学)とかは、アラビア語起源なのだそうな。
サウジ総領事館で消えた記者、世界で進む専制支配」 (藤原帰一(国際政治学)) 朝日DIGITAL

 気がついたら、民主主義が後退していた。
 まず、プーチン政権のもとのロシアでは、大統領選挙で選ばれるという外形こそ保っているものの、立法府による行政権力の統制が弱まり、司法の独立も損なわれた。政府の批判は弾圧され、ジャーナリストが暗殺された疑いも生まれている。ロシアの議会制民主主義は形骸化した。
 エルドアン大統領のもとのトルコでも、やはり大統領選挙や議会選挙が行われているとはいえ、憲法改正によって大統領に権力が集中し、立法と司法の役割は低下した。ロシアと同様にトルコでも、民主政治は形だけのものとなった。
 民主化が後退する一方で、権威主義体制における社会統制は強化された。中国では長期拘禁が繰り返され、中国出身の国際刑事警察機構(ICPO)前総裁孟宏偉は行方不明となったまま国家監察機関の取り調べを受けていると伝えられている。新皇太子のもとで専制支配が強まったサウジアラビアでは、現体制に批判的な報道を続けたジャマル・カショギはイスタンブールのサウジ総領事館に入ったまま行方不明となり、総領事館のなかで殺害された疑いが持たれている。
 スタンフォード大学のラリー・ダイアモンド教授がその著書「民主主義の精神」において民主主義が世界的に後退していると指摘したのは2008年のことだった。この指摘を受けて英「エコノミスト」誌は民主化指標を毎年発表してきたが、2017年のデータも含めた最新版でも民主主義の後退を指摘している(2018年1月31日付、https://www.economist.com/graphic-detail/2018/01/31/democracy-continues-its-disturbing-retreat別ウインドウで開きます)。指標の選択やデータについて議論はあるだろうし、民主主義かどうかという判断には価値観が入り込む危険がつきまとうが、それでも世界的な民主主義の後退が既に定着したことは間違いがなさそうだ。かつてサミュエル・ハンチントンが指摘した民主化の「第三の波」は遠い過去のものとなってしまった。
 さらに、民主化の追求は犠牲を伴うことがある。もちろん民主主義にはそれ自体に普遍的な価値があり、1986年のマルコス政権崩壊や1989年の東欧諸革命など武器を持たない国民が立ち上がって独裁政権を倒す姿には胸を揺さぶられる。だが、2011年のアラブの春がもたらしたのは民主主義ではなく、リビアやシリアにおける苛烈(かれつ)な武力弾圧と戦争、あるいはエジプトにおけるような権威主義体制への回帰であった。現在のロシア、トルコ、中国、あるいはサウジアラビアの権力に対して一般国民が立ち向かうことがどれほど厳しい選択なのか、説明するまでもないだろう。
 アメリカ政府の役割も変わった。ビル・クリントン、ジョージ・W・ブッシュ、さらにバラク・オバマと、3代のアメリカ大統領はいずれも民主化支援をアメリカ外交の柱の一つに掲げてきた。世界の民主化を進めるというアメリカの自画像は誇張と厚かましさがともなうとはいえ、たとえばミャンマーにおける民政移管においてアメリカの果たした影響は無視できない。
 だがトランプ政権は、ドイツやカナダなど民主的な同盟国と衝突する一方で、ロシア、サウジアラビア、さらに北朝鮮などの民主主義とはほど遠い諸国との間では友好的な首脳会談を行っている。権威主義体制の支配者を外交の相手に敢(あ)えて選んだかのように見えるこの外交姿勢ほど民主化支援政策の後退を明示するものはない。
 アメリカによる民主化支援政策の後退は、世界規模における民主主義の後退、さらに権威主義体制の相対的な安定という現実に対応した外交政策の転換であった。理念ではなく実利に基づき、どのような国や政権が相手であっても、外交交渉を通じて自国にとって有利な成果を獲得することを目指す。際だってクラシックな国際政治の認識がここにある。
 私は、民主主義の政治的な表現は、指標に集約しがたい多様性があると考える。世界各国の民主化がアメリカ外交のために達成されたとも思わない。それでもなお、民主主義の後退と権威主義体制の安定という国際政治の動向には懸念を持たざるを得ない。
 それは民主主義が法の支配と国際関係の安定の基礎にあるからだ。どれほど多様であっても民主主義は政治権力の正統性の基礎であり、どれほど紛争を伴ったとしても民主主義を共有する諸国は国際体制のなかにおける紛争解決を模索してきたのである。
 権威主義体制が優位となった世界では、そのような正統性も国際体制の安定も期待することはできない。権力闘争と力の均衡の支配する古風な国際政治の復活が、つい目の前に迫っている。

2018.10.19 (金)  曇り・雨

 先日の健康診断の結果が返ってきてみたら、生まれて初めて「要医療」の印のある項目があってドッキリ。腎機能の「eGFR」の値が低いとのことである。父が亡くなる前に透析に通っていたこともあり気になるので、早速泌尿器科へ出かけてみたが、結果は「心配なし」ということで、薬もなければ食事制限もなし。ただ、健診ごとに数値の動きには注目しておくようにと言われた。あ~よかった。12677歩。
 16日の天声人語「ユーミンに菊池寛賞」を引用。

 何度も聴いた曲なのに、こんな歌詞だったのかと思うことがある。シンガー・ソングライター、松任谷由実さんが男女の別れを描いた「翳(かげ)りゆく部屋」。〈どんな運命が愛を遠ざけたの/輝きはもどらない/わたしが今死んでも〉。今死んでも?▼破局の末の自死の匂い。他の人が詞を書いたなら、もっと重苦しく、湿っぽくなるかもしれない。松任谷さんは「湿度を抜く」ことの天才なのだ。そう書いたのはエッセイストの酒井順子さんだ▼死にしても性的なことにしても、松任谷さんが手がけると「サラリとした空気感がそこに流れる」という。生活感のあふれる従来のフォークソングとは異なる音楽を世に送っていった▼ユーミンの名で愛される松任谷さんが今年の菊池寛賞に選ばれた。広く文化活動をたたえる賞である。「日本人の新たな心象風景を作り上げた」という授賞理由にふれると、いくつかの曲が浮かんでくる。悲しいことがあると、開く皮の表紙。「卒業写真」である▼滑走路のような道路を走る「中央フリーウェイ」。2人で風を見たという「埠頭(ふとう)を渡る風」。「ラブソングを書いているとは思ってないの。ラブソングという設定をかりて、もっと他の風景とかをいいたいの。日の光や、水の影や」。松任谷さんが、著書『ルージュの伝言』で述べている▼重さや湿り気のない風景ゆえに、ひとは自分の恋を投げ入れることができるのだろう。いま手の中にある恋、壊れた恋、そしていつか手にするであろう恋も。

今日の教養は「ヨセフ」。ヨセフに関する創世記のあらすじはなかなか面白い。

2018.10.18 (木)  曇り・晴れ

 朝夕がだんだん寒くなってきた。学校帰りに予備校に行ったりしている人は、講義が終わる頃はかなり冷えていそうなので、体調管理に気をつけないとね…と言うのも、さっき葛根湯を飲んだからである(泣)。ノドの調子が微妙なので、早めの対策である。8443歩。
 今日の教養は「形而上学」。ちょっと……という感じとレベルの解説でつまらない。

2018.10.17 (水)  曇り・晴れ

 今日は会議と学級タイムはあるが、授業は1時間しかなく、ちょっとのんびりした感じ。12183歩。
 今日の教養は「バロック」。バッハとヴィヴァルディ。あとは知らない人ばかりでした。
 たまには(いつも?)柔らかな話題を。「日本酒のおいしさ、感じ方はつまみ次第?」 朝日DIGITALより。

 日本酒をどれぐらいおいしいと感じるか。その判断は、直前にどんなつまみを口にしたか、で変わる――。一見、あたりまえに思えるような事実を研究で示した論文を、龍谷大の伏木亨教授(食品科学)らのチームがまとめた。日本農芸化学会の英文誌に発表した。
 20~40代の男女94人に、新潟県の酒造の有名な銘柄「久保田 千寿」を飲んでもらい、直感的に味を評価してもらった。軽快でさっぱりとした、切れのいい味が特徴の吟醸酒で、あらかじめ銘柄についても伝えた。
 「もう一口飲みたくなるか」「高品質なイメージを抱くか」など約20項目の質問に、5段階で回答してもらった。また、「どのぐらいおいしいか」を「全くない」から「非常に」までを直線にし、どのあたりに位置づけられるかを、印をつけてもらい、印の位置で評価を0から100点に当てはめた。
 これを「清酒のみ」、直前に「ヒラメの刺し身を食べたとき」「サワラのみそ漬け焼きを食べたとき」の3パターンで、どう変わるか調査。94人の平均で、清酒のみ(70・5)に比べ、直前が刺し身(76・7)と評価が上がった。一方、みそ漬け焼き(72・6)はそれほどでもなかった。刺し身と清酒のみの差は、統計的に意味があった。
 質問項目のなかでは、「やみつきになる味かどうか」に関わるものとの関連が深く、うまみや甘みなど「やみつき感」がある味が、この清酒をおいしいと感じるかどうかのカギになるらしいことがわかった。
 こうした調査は、どの酒にどの料理が合うのかを客観的に決める方法として活用できるという。伏木さんは「日本酒の効果は料理の味を穏やかに消してくれること。もっと濃厚な味の酒だったらみそ漬けの時の方がおいしいと感じるのではないか」と話している。

 ちなみに私はお酒の中では日本酒、それもどちらかというと甘口が好きである。ただ、ワインも含め、醸造酒をたくさん飲むと頭痛がするので(蒸留酒だと頭痛がしない…)、人と飲む時はあまり飲まず、主として家飲みである。お勧めの銘柄は渡辺酒造(岐阜県)の「蓬莱」(純米吟醸家伝手造り)。日本酒は、いくらでもお金をつぎ込めばハズレはないが、リーズナブルでありながら、抜群のうまみと香りが楽しめるのがコレ。お勧めです。

2018.10.16 (火)  曇り・晴れ

 夜の教育法は『平家物語』の教材研究。毎年のことだが、古典文法を扱う場面になると、学生たちはなぜその文法事項を学ばせるのかということを十分考えないまま、助動詞だとか係り結びだとかを採り上げてしまいがちである。逆にいえば、そういう授業を受けてきたのであろう。例えば、係り結びでは「係助詞~連体形(已然形)」を指摘させただけ終わってしまうのであるが、係助詞には「強調」の働きがあるのだから、どの語句を強調しているのか考えさせなければ、それこそ「文法のための文法指導」になってしまうのである。何のためにその文法事項を学習させるのかということを常に意識しなさいとアドバイスするのだが、教員自身でも文法を苦手とする方々が多いことを考えると、なかなか難しいところではある。12138歩。
 今日の教養は「侵害受容:痛みを知覚すること」。確かに、痛みがあるからこそ、それに反応・対処することで生命を維持することができるわけである。 

2018.10.15 (月)  曇り・晴れ

 今日は姉妹校のミチュホル外国語学校の生徒さんたちがやって来て、1~2年生の授業に参加する体験授業の日。昨年は1時間目に授業がなかったので歓迎レセプションに出たのだが、今日は残念ながら授業があって参加できず。10884歩。
 今日の教養は「ゴシック美術」。なんかドイツと関係深いと勘違いしていたが、フランスで生まれたのだそうな。

2018.10.14 (日)  曇り・晴れ

 昨晩、朝寒くなるという予報だったので、冬用の寝間着を出して着てみてちょうどよかったが、お昼過ぎくらいから太陽も顔を出し、それなりに暖かくなった。本格的な衣更えをまだしていないのだが、今週末くらいだろうか。
 今日は家で勉強。合間に、アマゾン・プライムで「オーケストラ!」という2010年のフランス映画を見る。チャイコフスキーの協奏曲が美しくてイイのだが、映画「グランド・イリュージョン」でも素敵だなと思っていたメラニー・ロランが魅力的で楽しめた。
 今日の教養は「モダニズム」。1900~1940年代が最盛期の文学運動で、キーワードは「意識の流れ」。つまり、『ユリシーズ』であるが、その背景に、フロイト(心理学)やソシュール(言語学)やフレイザー(人類学)やアインシュタイン(物理学)などによる学問の革新があったのだそうだ。なるほど。
唯一のオリーブの実も色づいてきた)
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2018.10.13 (土)  曇り

 曇り空であったが、夫婦で昭和記念公園にコスモスを見に出かける。箱根駅伝の予選会もやっていて、いろいろな大学の学生さん&OB・OGさんたちがいて面白かった。
司会の影になってしまったが、明治大学も5位で予選通過!)
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このチームもいました。29位…)
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 帰りがけ、立川の IKEA に寄ってみる。面白いディスプレイで楽しかったが、自分の居間などに置きたいと思うレベルの商品はなかった印象。スウェーデン版のニトリといったところか。
 今日の教養は「皇帝コンスタンティヌス一世」。ミラノ勅令とコンスタンチノープルです。

2018.10.12 (金)  曇り

 目黒のパーシモンホールにて140周年記念式典。今日はもともと8日(月・体育の日)に授業公開を行った代休の日であったが、そこに式典を入れたので、生徒の中には結構不満もあって、35Rは11名欠席。気持ちは分かるが、まじめに出席した諸君もいることを考えると、それなりの仕打ちは覚悟するように。
 ちなみに、挨拶に立った教育長が、挨拶原稿の「一言」を「イチゴン」と読んでいて???である。イチゴンと読むのは「それ以外に表現のしようがないと判断される唯一の言葉」の意の場合が一般で、「ご挨拶を申し上げる」の場合は「ヒトコト」である。ちゃんと準備していないのであろう。と思っていたら、続いて如蘭会会長が、同じく挨拶原稿の「産声」を「サンセイ」と読んでいて、これまた???である。日比谷が明治11年に上げたのは「ウブゴエ」である。やれやれ…。まあ、こういう間違いは誰にでもあるから大阪府知事の公用車喫煙ほど目くじらを立てるつもりはないが、それにしても…という印象である。それに比べると、PTA会長の挨拶は、原稿を読むこともなく保護者としての自然の思いが伝わる内容で、清々しい印象であった。第二部の生徒発表は、内容は簡潔にまとまっていてよかったが、時間の関係で急いだせいか、パフォーマンスとしての英語の方は???な印象。10580歩。
 今日の教養は「ソドムとゴモラ」。「世界の教養」というタイトルだが、もともとはアメリカの本なので、宗教の話題についてはそろそろ限界を感じ始めたなぁ…。ソドミー(sodomy)の語源だそうだ。

2018.10.11 (木)  曇り

 授業の合間に実力テストの採点を終え、返却に準備をする。現代文分野(評論+小説)はよくできていて、漢文がまあまあだったのに対して、古文は(問題も難しかったが…)悲惨な結果であった。特に文系の人は、よ~く復習してほしい。12383歩。
 今日の教養は「アリストテレス」。研究者は、彼のあの膨大な著作を全部読んでいるのだろうか?

2018.10.10 (水)  晴れ

 140周年記念式典の記念品(記念誌と三菱ジェットストリーム三色と袋)を配布する。ジェットストリームはけっこう生徒たちから喜ばれる。10162歩。
 今日の教養は「ルネサンス音楽」。デュファイ、バンショワ、オケヘム、プレ、パレストリーナ……一人として知りません(泣)。

2018.10.09 (火)  晴れ

 夜の教育法は、志賀直哉『城の崎にて』の教材研究。語句の研究では(例、トカゲ、イモリ、ヤモリ)視覚資料を用意して分かりやすく伝える(理解させる)工夫をしてみたり、作者や作品についてもよく調べてあるのだが、いざ発表しようとすると、「里見弴」とか「朱欒」とかが読めなかったりして、学生として発表の準備をするのと、先生として授業の準備をするのでは大違いなのだということが実感してもらえただろう。フロアの学生も、よく作品を読んできていて、初回としてはまずまずのスタートであった。11605歩。(ちなみに、「さとみとん」と「ざぼん」と読む)
 今日の教養は「超新星」。よく分からず(泣)。

2018.10.08 (月)  体育の日・晴れ

 体育の日だが、日比谷は授業公開日ということで、中学生をはじめ多くのお客様がいらっしゃる。知り合いの先生方(お一人は日比谷の卒業生)も見学に来て下さり(…というか、本当は来てほしくはないのだが・笑)、授業の出来はともかくとして、授業後に歓談できたりして楽しかった。9638歩。
 今日の朝日新聞の教育のコーナーに、もと同僚で、今は三田高校の校長先生かつ全国高校長協会長をなさっているS先生が出ていて懐かしかった。ご意見もご尤も。もっと圧力をかけて頂きたいところである(笑)。
 今日の教養は「ビザンツ美術」。ヴェネチアのサン・マルコ大聖堂ですな。
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2018.10.07 (日)  晴れ

 家で過ごす。
 今日の教養はジョーゼフ・コンラッドの『闇の奥』。あらすじの解説を読みながら「地獄の黙示録」を思い浮かべていたら、なんとその通りで、「黙示録」はこの作品を時代に合わせて大胆に脚色した作品なのだそうだ。もう一度見たくなった。

2018.10.06 (土)  晴れ

 イイ天気。学校説明会があったり、オケ部の演奏会があったりしたのだが、私は先週の模試を体調不良などで受けられなかった諸君の追試の監督。センター試験本番では2日間かけて行う試験の模試を1日でやるため、朝早くから夜遅くまでと、結構生徒諸君も大変である(…とイイながら、監督も大変であると言っているわけだ・笑)。
 今日の教養は「ロゼッタ・ストーン」。

2018.10.05 (金)  曇り・雨

 平和な一日。空き時間に必死に実力テストの出題部分(漢文)を採点する。まずまずの出来か。10912歩。
 今日の教養は、アブラハムの妻でユダヤ民族の祖、「サラ」さん。127歳まで生きたそうだ。

2018.10.04 (木)  曇り・雨

 今日から平常授業。ところで、後期になって35Rは席替えをしたのだが、クジ引きのはずなのに、最後だからというのでかなり「自由」にトレード?が行われたらしく、担任がダメ出しをしてクジの結果通りに直させる。授業に関係するこういうところをあまく見ると、それが如実に今後の結果に結びついていくのである。まだ3年生後期の自覚が不十分な印象だが、これからの授業の中で早く「受験生」になってもらいたいものである。9854歩。
 今日の教養は「プラトンの洞窟の比喩」。このタイトルで内容が想像できる? 私は知ってました。村上春樹の作品にも出て来たのではないかなぁ。

2018.10.03 (水)  晴れ

 実力テスト二日目。国語と数学と社会。合間に、教員の健康診断。体重も多少減ったが、身長が1mm減ってショック…。10583歩。
 ニュースで、川端康成がノーベル賞を受賞した際、谷崎潤一郎も候補に挙がっていたが、死去してしまったことで川端に決まったと報じていた。当時は、欧米圏ばかりが受賞していることに批判もあり、他の語学圏からの候補を探していたという事情もあったようで、その意味では川端の受賞はラッキーだったと言えるのだろう。
 今日の教養は「楽器と楽団」。そう言われれば、クラシック音楽とロック・ポップスを区別するのは、楽器の組み合わせから生まれる音である。なるほど。10583歩。

2018.10.02 (火)  晴れ

 避難訓練+始業集会+実力テスト。3年生の一日目は英語と理科。合間に受験用の写真撮影。12223歩。
 今日の教養は「ブラックホール」。分からないことだらけらしい。一番おもしろかった一節は、「量子力学には、エネルギーは生成も消滅もしないという法則があるが、ブラックホールは、この法則に逆らっているように思えるのだ。ブラックホールの中心に吸い込まれた光は、無限に小さな空間に押しつぶされて消滅したように思われる。しかし、もしも光が何らかの理由で保存されているとしたら、いつの日か光はブラックホールから脱出できるのではないか?」…脱出したらどうなるのだろう? あるいはまったく別の空間に光が抜け出ているのではないか? とか、訳が分からず面白いのであった。

2018.10.01 (月)  晴れ

 台風の通過で倒木が多かったようだが、何と!我が家の庭のノウゼンカズラが根っこのところから折れてしまったのである。仕方ないので、ノコギリで小さく切って紐でまとめたが、朝から大仕事であった。
 その後、3番目の孫の七五三。地元の神社の宮司さんが今日はお出かけということで、本家の神社に出かけてお参りする。
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 今日の教養は「ハギア・ソフィア」。私が知っている名前はアヤ・ソフィアですね。