12月

2018.12.29 (土)  晴れ

 新年に備えて、買い出しに行ったり、クルマの掃除をしたりする。ちなみに、クルマを半ドアのまま(ハッチバックが閉まりきっておらず、荷室のライトが点灯したまま?)にしておいたらしく、何とバッテリー上がりに。保険屋さんに連絡して、ロードサービスを手配してもらう。約1時間くらいで解決。やれやれ…。
 今日の教養は「サルマン・ラシュディ」。『悪魔の詩』で有名になってしまった小説家。読んだことはないが、最高傑作は『真夜中の子供たち』(早川文庫)だそうだ。

 さて、明日から家族で出かけるため、本年は今日が最後です。今年もご愛顧いただき、ありがとうございました。年明けは5日くらいから再開できればと考えております。良き年の瀬と新年を過ごされますよう…
 …と言いたいところだが、受験生諸君のお正月は3月。ここはいつも通りのペースで全力で尽くそう。来年にかけてさらに飛躍することを期待しています。

2018.12.28 (金)  晴れ

 風強し。門松やお飾りを設置。
 今日の教養は「スペインの新大陸進出」。「完全なる者(=西欧文明・キリスト教)は不完全なる者(=アステカ帝国・インカ帝国)を従えて支配すべきである」という思想の悲惨な現実の一つである。戦争よりも、天然痘などの大陸から持ち込まれた病気によって死んだ者の数の方が圧倒的に多かったというのも悲劇である。

2018.12.27 (木)  晴れ

 今日から冬休み。午前中に眼科の定期検査(異常なしでホッ!)と床屋に出かけ、午後から家の外回りの掃除をする(ケルヒャー大活躍)。
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 冬休みなので、先日卒業生から頂いたプレゼントを賞味することに。ヤッホー!
DSCF2920.jpg(純米大吟醸、金箔入りざんす)
 今日の教養は「善いサマリア人」。ルカの福音書に出てくる話で、困っている人を助けることの大切さと、人類がみな固い絆で結ばれていることを伝える。現在、「善いサマリア人」は、事情はどうあれ困っている人を惜しみなく助ける人を指して用いられる。また、「善いサマリア人法」が多くの国に存在する。他人を助けた際、仮に救助に失敗しても訴えられないように保護する法律のことだそうだ。

2018.12.26 (水)  晴れ

 担任団全員で、生徒の調査書作り。321名分、およそ2200通の調査書を、公印を押したり折って袋詰めしたりして出願時に使用できる形にする。8時半過ぎにはじめて、最終的には4時半くらいまでかかる。あ~疲れた。でも、調査書そのものを作成する作業とは違って、割と単純な手作業の繰り返しなので、作業しながらの雑談はなかなか楽しかった。これで、とりあえず年内の業務は終了である。15091歩。
 今日の教養は「心身問題」。コンピュータで脳は再現できるが、心は再現できるのか?という問題。

2018.12.25 (火)  晴れ

 とうとう還暦となりました…でも、肉体的実感(体力・視力の衰え、毛髪量の減少など…)はあっても、精神的実感はないなぁ…ということで、困ったものである(笑)。昼休み、国語科の先生方がお祝いをして下さる。生徒からも贈りものを頂く。ついでに、放課後教室をのぞいたら、残って勉強していた生徒たちがハッピーバースデーの歌を歌ってくれる。幸せなことである。ついでに、バークレーで宇宙物理学を勉強している卒業生が訪ねてくれる。夜、孫たちからビデオメッセージが届く。みなさん、本当にどうもありがとう。11476歩。
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 夜、NHKのオーロラの特集番組を見る。その美しさと神秘さに圧倒される。ぜひ、カナダのイエローナイフを訪れてみたい。
 今日の教養は(音楽の)「古典派」。私は(国文学の)古典派?なので、誕生日に意義深いものを感じる。バッハ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンなど。完璧を目指す形式主義でありながら、独創性・叙情性に富む感動的な旋律が評価されているそうだ。

2018.12.24 (月)  晴れ

 予報通り、天気はよいが風が強い一日。早くも大掃除に取りかかり、私は窓ふき、主人がキッチンの掃除をそれぞれ担当し、最後に二人で床のワックス掛け。とりあえず、年越しの準備完了?
 今日の教養は「放射性炭素年代測定法」。生物の死後、組織内の炭素12は変化しないが、炭素14(半減期が5730年)は崩壊しはじめるので、試料中の炭素12に対する炭素14の割合を、生きている同種の生物に含まれる炭素14の割合を比較することで、試料が何年前に死んだかが分かるのだそうだ。 

2018.12.23 (日)  曇り 天皇誕生日

 天皇の昨日のお言葉や、今日のNHKの特集などを見ていると、この方ほど、この国のことを考え続けていらっしゃる方はいないのではないかと思ってしまうのである。もちろん、それだけを考えていればイイという立場にいられるという前提はあるのだが、それでも「象徴」の意味を問い続け、それを実際の行為として示してきたことに対しては畏敬の念を覚える。「自分の代に戦争がなくてよかった」という述懐にも、深い思いがあるに違いない。「金(かね)」と自分のことしか考えていない現政権のメンバーと対比するにつけ、余計そのことが際立つように思うのは私だけだろうか…。
 今日の教養は「システィナ礼拝堂」。ローマ教皇シクストゥス4世に由来するこの礼拝堂の天井画はミケランジェロ作。中央部には、天地創造、アダムとイブ、ノアの物語が描かれている。この天井画を見たゲーテは、「システィナ礼拝堂を見ずして、ひとりの人間がどれほどのことを成し遂げられるかを、明瞭に思い描くことはできない。」と記している。

2018.12.22 (土)  曇り 冬至

 年賀状を完成させて郵送する。夕食にカボチャの煮物を食べる。庭のユズを取ってきて風呂に入れる。
 今日の教養は「『ベーオウルフ』」。世界史で習ったような記憶が。古英語で書かれた英雄叙事詩で、トールキンなどに影響を与えたそうだ。

2018.12.21 (金)  晴れ

 学年の最後の会議+忘年会。学年主任が見つけてきた赤坂見附の和食のお店は、最初から最後まで全部美味しくて全員大満足。イイ忘年会であった。13430歩。 
 今日の教養は「マルティン・ルター」。名前だけ記憶に残っていた「ウエストファリア条約」が、これ(宗教戦争)と関係していたのだと久しぶりに思い出した。ちなみに、私たちのころは「免罪符」と習ったものが、この本では「贖宥状」となっている。 

2018.12.20 (木)  晴れ

 特別授業になって、今日は1時間しか授業がないので、のんびりした感じの一日。添削も一人しか溜まっておらず平和な一日。9112歩。
 今日の教養は「山上の説教」。マタイの福音書で語られているイエスの説教。厳しい内容で、従うべきだという人と、指針にすぎないという人がいるそうだ。私には当然のことながら「ムリ」(笑)。

2018.12.19 (水)  晴れ

 放課後、最後の調査書点検。今年から完全にコンピュータ化されたため、担任は当然として、担任以外の進路部や教務部の先生方にもお手伝いいただき、ミスの無いように繰り返し確認する。10050歩。
 今日の教養は「コギト・エルゴ・スム」。デカルトの『省察』の中の言葉。

2018.12.18 (火)  晴れ

 夜の教育法は今日が年内最後の講義。4月当初に、授業で大切なのは「教材研究」であり、「教材研究」とは教材そのもの研究(=教材の研究)であると同時に、その研究で面白いと思ったことを、生徒に分かりやすく伝える手順の研究(=指導過程の研究)でもあると伝えたのだが、今日の模擬授業はそのどちらの面もしっかりとなされていて、安部公房の『棒』という難しい作品を扱いながらも、しっかり授業として成立させており立派であった。12367歩。
 今日の教養は「音楽のジャンル」。もともと室内楽、教会音楽、劇音楽の3分野だったが、時代とともに発展し、バレエ、室内楽、協奏曲、オペラ、組曲、交響曲が中心的ジャンルとなっている。
 今日の新聞記事から。(朝日DIGITAL 20181218)

ヤンキーも黙らせた「チーン」 おりん効果、教師つづる
 チーン。その音で、荒れた教室が静まりかえった――。山口県立山口高校通信制の久原(くはら)弘教諭(59)が、お経をあげるときに使う「おりん」をテーマに仏具製作会社が募ったエッセーコンクールで、大賞を受賞した。荒れたクラスで生徒を静かにさせようと鳴らしたところ、教室が静かになった体験をユーモアたっぷりに書いた。
 山口久乗(きゅうじょう)(富山県高岡市)が主催した第1回おりん・音風景エッセイ大賞には483編の応募があり、久原教諭の「私の相棒~おりん~」が最高賞の「おりん大賞」に選ばれた。
 エッセーで取り上げたのは、まだ駆け出しの教師だった約30年前の話だ。
 初めて赴任した高校は「バリバリのヤンキー学校」。生徒は授業中に大声で騒ぎ、殴り合いのけんかもした。シンナーを吸う生徒までいた。大声を張り上げても、教壇をたたいても、何の効果もなかった。
 なんとか生徒を静かにさせようと、さまざまな工夫をした。授業前にクラシック音楽をかけたが、生徒は「気分が悪くなるわ」。鳥や虫の美しい鳴き声をラジカセで流しても「胸くそ悪い」。
 ある日、母が朝晩のお経をあげるときに鳴らしていた「おりん」を使ってみようと思い立った。「チーン」という音を聞くと、安らかな気持ちになることを思い出したからだ。
 教室に持ち込んで鳴らしてみたところ、効果はてきめんだった。突然クラスが静かになり、授業がスムーズに進んだのだ。最初は物珍しさで静かになっているのだろうと思ったが、効果は長く続いた。
 不思議に思い、何人かのヤンキーに聞いてみると「なぜかわからないが、心が落ち着いてくる」「心が洗われる感じがする」と答えが返ってきた。
 久原教諭は現在、通信制課程で教えるかたわら、生徒の進路や家庭の相談などに応じている。現在の学校は荒れていないが、相談に訪れた生徒の表情が暗いときなどに、「おりん」の澄んだ音色を聞かせ気持ちを和らげることがある。「若い子は『おりん』を知らないから、話のネタにもなる」と話す。
 エッセーの募集を知り、初めは生徒たちに応募を勧めたが、生徒から「先生が書いてみてよ」と勧められ、書き出したという。これからも、おりんを「相棒」に、教壇に立つつもりだ。

2018.12.17 (月)  雨のち晴れ

 大学入試センターから受験票が届き、やっと試験会場が判明する。例年は男女別、文理別などで6会場くらいに分散するのだが、今年は3会場ということで、まとまって受けられるのでよかったかも。あとは平和な一日。10897歩。
 今日の教養は「オゾン層」。お世話になっています。フロンなどのせいで薄くなってきていることが課題だが、最近の研究では、21世紀末には回復するのではないかということである。ちなみに、昨日札幌で、除菌・消臭用スプレーを大量にまいたことがきっかけで爆発事故が起きたようだが、以前なら不燃性のフロンガスが使えて安全だったのに、今はフロンの代わりに可燃性ガスを使わざるを得ないといった事情が背景にあるそうだ。

2018.12.16 (日)  晴れ・曇り

 年賀状の原案を作成する。今年は大きな旅行にも出かけなかったし、孫たちは孫であって子どもではないわけだし、かといって干支のイラストなどではつまらないし…というわけで、何をテーマにするのか結構困る。まあ、お楽しみに(笑)。
 昨日の松本楼のフレンチは、オーソドックスで美味しゅうございました。
L1010228.jpgアミューズ1
L1010225.jpgアミューズ2
L1010236.jpgフォアグラ赤ワインゼリー巻き
L1010242.jpgキノココンソメ
L1010248.jpgイサキ+ホタテ
L1010263.jpg壱岐牛
L1010289.jpgフランベしてます
L1010305.jpgクレープシュゼット
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 今日の教養は「ダビデ像」。ミケの傑作。ゴリアトと戦う直前の緊張した姿だそうだ。

2018.12.15 (土)  晴れ

 今日は家族が還暦を祝ってくれるというので、これからイルミネーション見物を兼ねてお出かけ。ちなみに今日は東大の推薦入試の二次試験。日比谷から受験している二人は実力を発揮しているだろうか、期待したい。
 今日の教養は「神曲」。もちろん読んだことはない(笑)。ダンテはラテン語ではなくイタリア語を使ってこの作品を書いたが、1861年にイタリアが統一国家となった時、このトスカナ方言が書き言葉としてのイタリア語の標準となったそうだ。ちなみに、邦題の「神曲」は森鴎外による訳。
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2018.12.14 (金)  晴れ

 放課後、3年生の成績会議。一部継続指導の生徒もいるが、全員「卒業見込み」認定ということで、めでたしめでたしである。明日は2年生のケンブリッジ英検があって、3年生の教室も使用されるのだが、声をかけた生徒諸君がしっかり教室を整えてくれていて、こういうところはさすが日比谷生なのである。12286歩。
 今日の教養は「スペイン異端審問」。説明の中に「スペイン異端審問は、あまりに熱狂的すぎる中世の宗教的迫害と偏狭さの代名詞」とか「宗教に端を発する暴力は、中世ではヨーロッパ全土で常に見られた」とか書かれているが、「宗教」ではなく「キリスト教」であろう。誤魔化しちゃいけません。キリスト教とはそういう歴史があるということである。いやはや…。

2018.12.13 (木)  晴れ・曇り

 放課後、学年の成績会議。明日、正式な会議があるが、全員無事卒業見込みが立つ「見込み」となり、担任団一同ホッ!である。9306歩。
 今日の教養は「イエス・キリスト」。現在では、紀元1年よりも4~8年前に生まれたと考えられているそうだ。

2018.12.12 (水)  雨・曇り

 帰りがけ、風が強くて寒かった~。主人の誕生日。和栗のモンブランで地味に?祝う。今年の漢字は「災」。
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 今日の教養は「ルネ・デカルト」。「コギト・エルゴ・スム」ですな。ちなみに、国語の世界だと「デカルト=物心二元論」とくるのだが、この本では「物質」「精神」と言う言葉は使われているが、「二元論」という語は出てこない。どうしてだろう。

2018.12.11 (火)  曇り・雨

 寒い。センター演習の特別授業は、書道室の予備の机も使う満員で、やる気が感じられた。
 夜の教育法は「塞翁馬」の模擬授業。白地図を活用してイメージを広げるなど、面白い工夫もあったのだが、やはり漢文は苦手らしく、そもそもの本文に関する下調べが準備不足であった。苦手な分野ほどしっかり下調べをしておかないと、自信のなさが出てしまうものなのである。そういうことを、実習生もフロアの学生も納得したことだろう。12768歩。
 どうした?順天堂…。新聞の記事より。(朝日DIGITAL 20181211)

「女子はコミュ力高いから」ってそれ、根拠あるの?
 「女子の方がコミュニケーション能力が高く、男子を救う必要がある」。医学部の入試で女子に不利な扱いをしたことについて、順天堂大がした説明に、批判が起きている。そもそも「女子の方がコミュニケーション能力は高い」という説に、根拠はあるのか。
 「18歳の時は女性が高くても、20歳で一緒なら、数年後に高くなる男子学生を救うため」「客観的データに基づいており、差異を補正するものと考えていた」。10日、順天堂大で開かれた記者会見で、新井一学長と代田浩之医学部長は女子受験生を不利に扱った理由をこう語った。
 同大の入試は主に、1次で筆記、2次で小論文や面接などが課され、その合算で合否を判定する。少なくとも2008年度から、女子の2次試験(満点は5・40~5・65点)の合格ラインを男子より0・5点高く設定していた。第三者委員会の報告書によると、医学部の多数の教職員が男女間の発達傾向の差を理由に「面接評価の補正を行う必要がある」と答えていたためだという。その旨の医学的検証を記載した資料として、米大学教授の1991年の論文を第三者委に提出した。
 実際、この論文にはそうした記載はあるのか。
 朝日新聞が論文を確認したところ、面接時のコミュニケーション能力について論じた部分は見当たらなかった。第三者委員会は「面接試験では受験者個人の資質や特性に伴う差異こそが性差よりも重視されるべきだ。性別を理由とした合格基準の相違には合理性がない」と非難。新井学長は、「当時は妥当と判断したが、今後はなくす」と謝罪した。
 過去に2度、同大を受験した筑波大医学群6年の山本結さん(24)は「大学側の理屈は到底通らない。なのに、論文などを持ち出して正当性を主張することに驚いた」と話す。「個人差より性差を重視するなら、面接はやめればいいのでは
 米国在住の言語聴覚士の30代の女性は、この問題について「悲しくて悔しくて震える」とSNSに投稿。朝日新聞の取材に対し、ネットで論文を探して読んだといい、「論文には根拠となりそうな記述は見当たらず、釈明のために妥当性のない論文を根拠として挙げることに驚いた」と話し、「こんな性差別が医療の世界で行われているなんて」と憤った。
 そもそも、コミュニケーション能力とは何か。神戸女学院大学の木村昌紀准教授(社会心理学)は、「その捉え方や定義は、研究者の間でも議論が分かれている。相手の気持ちや意図を読み取る『対人感受性』はその要素の一つで、女性のほうが高い傾向があるという知見はたくさんあるものの、それは全体的な傾向で個人差が大きい」と指摘。「性差でひとくくりにして一律に判断するのはおかしい」と批判する。
 東京大学の中村高康教授(教育社会学)も、「コミュニケーション能力は唯一の物差しがあるわけでもなく、非常に測りにくいもの」という。「それを理由に点数を調整したというのは全く受け入れられない。一番問題なのは、順天堂大があくまで『補正』という言葉を使い、差別の自覚がないこと。個人を評価すべき受験で、女性という集団をまとめて不利に扱った客観的事実が差別そのものだということを認識すべきだ」と話した。

 今日の教養は「ヘンデルの『メサイア』」。残念ながら、パッとはメロディが思い浮かばなかった。

2018.12.10 (月)  曇り・晴れ

 朝も帰りも寒かった~。いよいよ冬本番か。
 放課後、東大の推薦入試に向けて二回目の模擬面接。私などは面接試験を受けるとすると、もちろん緊張はするけれど、逆にワクワクするわけだが、今日のお二人はそういう点が弱い印象。面接される方は大変だが、面接する側もどんな人物と出会えるのかと楽しみにしているのであるから、その時間をみんなで楽しく過ごせればイイのである。例えば、英語にちょっと自信がなくて、英語で問いかけられるのがイヤだなぁ…なんて思う必要はまったくない。ダメダメな英語であっても、その場で自分のできる英語を精一杯駆使して、ヘンな顔をされてもめげずにどんどん押し切れば、それでハッピーなのである。そんな雰囲気こそが評価されるに違いない。11944歩。
 今日の教養は「静電気」。大規模になったものが稲妻。

2018.12.09 (日)  曇り・晴れ

 今日は寒くて、初ダウン…って、ダウンしたのではなく、ダウンジャケット着用。午後からは家に籠もって、明日からの特別授業で使う問題の下調べと読書。
 ついでに、トルナトーレの名作「ニュー・シネマ・パラダイス」の5回目くらいを見たのだが、ふと気になったことが。それは、最後の場面である。トトがアルフレードの形見であるキスシーンをつないだフィルムを見る場面で、とても感動的なのだが、どうしてあれが形見として残っていたのか…ということである。そもそもアルフレードは神父の検閲に従ってキスシーンをカットして上映していたわけだが、フィルムを返却する(あるいは、次の上映館に渡す)際に、そのカットしたシーンを繋ぎ戻していたはずだからである。でないと、次の上映館でもカットされたままのものが上映されてしまうことになってしまう。だから、アルフレードの手元にカットしたキスシーンのフィルムが残っているはずはないと思うのだが…。誰か分かったら教えて下さい。
 今日の教養は「ミケランジェロ」。イタリア・ルネサンス最高の芸術家。「ピエタ」「ダビデ像」「最後の審判」…。
A7300084.jpg(ムラサキシキブ)

2018.12.08 (土)  晴れ・曇り

 進学相談会。午後の1時から4時まで、8組の受検生(と保護者)のご相談を受ける。推薦の小論文や国語の250字記述問題などについて、その準備法(勉強法)などに関する質問が多かった。具体的な勉強法とともに、この準備が高校入学後の学習に備えるものでもあることを伝えたつもりだったが、うまく伝わっただろうか。しっかり準備に取り組んで、入試の結果がどうであれ、それが「次」へと結びつく勉強をしてもらいたいものである。かなり疲れた。
 今日の教養は「カンタベリー物語」。チョーサーは名前くらいは聞いたことがある。英語を文学の言語として打ち立てるのに中心的な役割を担った作品とのことである。
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2018.12.07 (金)  曇り・晴れ

 3年生は今日から特別授業。自分で選択した授業だけ出ればよいのだが、35Rの諸君は(来るべき人は)全員出席で立派。昼休みに教室に集まって談笑していたが、そういうことが大切なのである。しっかり演習したり、二次試験の添削していただいたりして、伸ばしきれていない部分をきっちり伸ばしていこう。なお、ホームルームがなくなって学級通信が配れないが、このサイトには定期的に掲載するので、たまに「35R "We"」もチェックしてみてほしい。
 放課後、東大の推薦の一次試験を通った二人に一回目の模擬面接。厳しめにコメントしておいたので、それを次回の模擬面接に生かしてほしい。8661歩。
 今日の教養は「レコンキスタ」。英語の「re-conquest」、再征服。約800年かかったとのこと。それだけイスラム勢力が安定していたということだろう。その遺産が残るスペインとポルトガルにも行ってみたい。

2018.12.06 (木)  雨

 後期中間考査第4日目。考査終了後、3年生は星陵会館で総合学習。明日からの特別授業についての連絡+出願に向けての準備の話+学年主任の話。終了後、各教室で調査書の申請用紙記入などを行う。14026歩。
 今日の教養は「ハシディズム」。汎神論と祈りの重視したユダヤ教の宗教運動。エルサレムの映像などで、よく黒い衣装に黒い帽子、もみあげやヒゲを伸ばした姿の男性が映ったりするが、この一派。

2018.12.05 (水)  晴れ・曇り

 後期中間考査第3日目。古文の採点も無事終了。まあ全員合格といったところか。10191歩。
 私の好きなセイケトミオさんのブログ (こちら) の記事「このところボケ写真ばかり」に、ボケ写真に関する極論みたいなものが述べられているが、個人的にはけっこう賛同するのである。
 今日の教養は「懐疑論」。例えば、「他者には思考や感情、知識があると、どうして分かるのか」といったもの。勝手にしてくれ…といったところか(笑)。

2018.12.04 (火)  晴れ

 後期中間考査第2日目。古文の答案が出る。暖かくて、窓を開けて採点する。半分くらい終わったが、範囲が広かったせいか、手が回らなかった印象。14367歩。
 夜の教育法は「羅生門」の模擬授業。6月にすでに教育実習を体験した学生が先生役だっただけに、立派な授業展開であった。唯一残念だったのは、生徒の理解を深めるために現代の例を出しながら考えさせたのはよかったのだが、それを再び物語世界へと十分に結びつけないまま終わってしまったので、せっかくの思考が鑑賞に結びつかなかったところか。
 今日の教養は「ジョージ・フレデリック・ヘンデル」。後期バロック最高の作曲家ということだが、ロンドンで亡くなったとは知らなかったし、曲の方も「水上の音楽」と「メサイア」くらいしか知らない。

2018.12.03 (月)  曇り

 後期中間考査第1日目。現代文の答案が出る。2時間試験監督が入っていると思ったら、2つ目の監督が間違いだったということで、監督に行かなくてもよくなった分採点が進み、放課後もがんばって仕上げてしまう。かなりの好結果でイイ感じ。ちなみに今日は東大の推薦の第一次選考の発表日であったが、今年の3年生もがんばってくれて、男女ともに見事に突破。ぜひ、第二次選考でも実力を発揮してほしいものである。11089歩。
 流行語大賞が「そだね~」だそうだが、私は(応援してないわけではないのだが)あの「そだね~」的なチームの雰囲気がどちらかというと嫌いである。もう一つの面白いニュースは、とうとう男の子のプリキュア(その名も「キュア・アンフィニ」)が登場したというもの。時代ですな~。
 今日の教養は「ガリレオ・ガリレイ」。近代物理学、近代天文学、近代科学の父である。

2018.12.02 (日)  曇り・晴れ

 dec.family ということで、実家の家族も交えて私と主人と息子の合同?誕生会。孫たちが、クリスマスツリーの飾り付けや庭の落ち葉掃きを手伝ってくれたり、「U.S.A.」の踊りを披露してくれたりと、一日楽しく過ごす。
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色々いただきました)
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 今日の教養は「アルブレヒト・デューラー」。「北のレオナルド」とも言われたそうだ。

2018.12.01 (土)  晴れ

 三者面談で出校。合間に、考査問題を仕上げたり、特別授業の教材を作ったりする。夜、日比谷の最初の担任クラスの卒業生諸君が、忘年会ということでご招待くださる。これから出かけます。
 今日の教養は「ドン・キホーテ」。日本だと「ドンキ」があるので、「ドンキ・ホーテ」だと思ってる人がいるかも。「ラ・マンチャの男」であり、「ロシナンテ」であり「サンチョ・パンサ」である。騎士道物語に対するパロディであると同時にそのオマージュでもあり、今まで出版された書籍のうち、印刷総部数では聖書についで史上第2位だそうだ。
追記:今、クラスの会から帰宅。上に「忘年会」などと書いてしまったが、なんと私の「還暦のお祝いの会」ということで、会場の飾り付けをはじめ、とても暖かなサプライズがたくさんあるうれしい会であった。卒業生諸君のメッセージが込められたDVDもいただき、私はそんなに立派な?先生だったのかなぁ…と当時を振り返るにつけ感謝感激である。幹事の皆さま、そして、集まってくれた(DVDにメッセージを寄せてくれた)皆さま、本当にありがとう。諸君のこれからの活躍に期待しています。何か機会があれば、ぜひまた声を掛けて下さい。
還暦ということで、赤中心の花束を頂きました。12月2日撮影)
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