11月

2018.11.30 (金)  曇り

 放課後、「Compuss」という進路指導用ソフトの使い方説明会。とはいっても、前の担任の時にも活用しており、今年もすでに面談の際に何人かの生徒とは一緒に使ったりしているので、私は復習といった感じで解説を受けたが、まあしかし、これだけ入試が複雑に(例えば、同じ大学でも色々な入試方法があったり、大学ごとに科目の配点が違ったり…)なると、こういう補助がないと適切な指導もできないのが現状なのである。9147歩。
 ところで、最近ニュースで知ったのだが、入国管理法の影で、水道の民営化の話が成立するらしい。しかし、競争相手もいないし、老朽化した水道管を修復しなければならない現状では、水道料金の値上げとなる可能性が高いらしいし、それにともなって、水そのものの品質が落ちる可能性まであるという。政府は一体何を考えているのだろう。こういう日常生活に直接関係する基本的インフラの運営については、もっとしっかり議論しないといけないのではないだろうか。どうも今の政権のやっていることは、一部企業の望むことばかりで、国の将来の在り方を見据えた政策になっていないような気がする。極めて不安である。
 今日の教養は「イタリア・ルネサンス」。フィレンツェ…懐かしい。また行きたい。

2018.11.29 (木)  曇り

 昨日の夜から頭痛がひどく、今日も朝からず~っと悩まされる。9663歩。
 今日の教養は「カバラ」。ユダヤ教の神秘主義だそうだが、頭痛の日に読む話ではないなぁ…。
ツバキが咲き出した)
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2018.11.28 (水)  晴れ・曇り

 職員会議後、理・社の先生方は入選に関する打ち合わせ。というのも、都立高校入試の理・社は、大部分がコンピュータで採点するからである。そのやり方を確認するというわけ。一方、国・数・英は…というと、そういう操作法の講習を受けなくてもイイ分、試験後3日間に渡って、記述式の答案を前に大変な思いをするわけである。やれやれ…。9878歩。
 今日の教養は「神の存在証明」。タイトル見ただけで???な印象だが、書かれている内容も、本気でこんなことを考えていたの?…といったレベル。

2018.11.27 (火)  晴れ・曇り

 放課後、3年生の「ケース会議」。全員の模試の結果を一覧にして、3学年の授業担当者で共有し、今後の指導に生かす会である。理・社、記述式の問題でまだまだ向上の余地があることが指摘されているので、更なる努力に期待したい。
 夜の教育法は『平家物語』。文学史の部分が講義調になってしまったので、その部分を新しい学習指導要領も視野に入れながらどんな改善が可能であるか全員で考えた。視聴覚教材の導入や、プリント・便覧などを活用したミニ・グループワーク及び簡単な発表といったアイディアが提出されて、なかなかよかった。12696歩。
 今日の教養はバッハの「ブランデンブルク協奏曲」。私でさえ持っていて、今、耳元で iTunes に入っているアルバムから第三楽章が流れている。

2018.11.26 (月)  晴れ・曇り

 「イイフロの日」ということだが、まじめに仕事して、後期中間考査の現代文と古典の両方の問題原案を作る。我ながら偉い!9354歩。
 今日の教養は「ミルグラムの服従実験」。人間の良心が状況によっては(男女に関係なく)無力になることを示した、イェール大学の心理学者スタンリー・ミルグラムの実験。手法が倫理的に問題だったこと、結果が恐ろしいものであったことから、1960年代の学会に大きな衝撃を与えたそうだが、ホロコーストやソンミ村虐殺事件、ルワンダ虐殺などを説明する際の根拠ともなった。詳しくは各自お調べを。

2018.11.25 (日)  晴れ・曇り

 午前中、光が丘へ散歩に出かける。午後から、神楽坂に散歩に出かける。
光が丘のイチョウ)
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神楽坂の石畳)
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昨日のツバキがさらに成長)
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 今日の教養は「ジョン・スタインベック」。『二十日鼠と人間』は中学生の時に読んだ。未だに読んだことを覚えているところをみると、イイ作品だったのであろう…が、内容は覚えていない(笑)。『怒りの葡萄』はまだ読んでいないが、読んでみたい。

2018.11.24 (土)  晴れ・曇り

 午前中、家の用事を済ませ、午後から自分の仕事。
庭のツバキのつぼみもふくらみ始めた)
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 今日の教養は「ジャンヌ・ダルク」。マーク・トウェインは彼女に関する本を書いており、自身では最高傑作の一つと数えていたそうである。

2018.11.23 (金)  勤労感謝の日 晴れ

 勤労に自ら感謝して(笑)のんびり過ごす。
 桜田大臣への質問は、最初はイイがいつまで同じことを繰り返しているのかといった感じで、野党側の資質も問われている印象。それよりも、ああいうレベルの人材を大臣にしているということで、(片山大臣を含め)任命責任の方がよほど重いというべきだろう。
 今日の教養は「タルムード」。この本は英語圏の翻訳書であり、まあ仕方ないか…みたいな感じ。
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2018.11.22 (木)  晴れ・曇り

 寒い冬らしい一日は、「イイ、フーフの日」ということらしい。木曜日だが、授業時数の関係で金曜日の時間割での授業。10571歩。
 今日の教養は「中世哲学」。アウグスティヌス、ボエティウス、アンセルムス、アベラール、トマス・アクィナス、オッカムのウィリアムといった面々。「エロイーズ」であり「オッカムの剃刀」である。

2018.11.21 (水)  晴れ・曇り

 放課後、先生方がお互いに授業を見学しあって行う「授業に関する研修会」。会の最後に1分で全体のまとめをしろとご指名を受け、優秀な生徒諸君の能力とやる気を引き出す発問をすること、そして、その共有を通してクラス全体・学年全体の学力の向上に結びつけることの工夫を、という話をした。生徒諸君も、ぜひ自分の意見を表明しあい、互いに認め合いながら高め合う関係を築いていってほしいものである。10191歩。
 今日の教養は「ヨハン・セバスティアン・バッハ」。前にも書いたが、何となく15~16世紀くらいの人だと思っていたら、18世紀の人だった。史上最も重要な作曲家。二人の妻との間に20人の子どもがいて、そのうち4人が有名な作曲家になったそうだ。でも、誰も知らないなぁ。

2018.11.20 (火)  晴れ・曇り

 放課後、5組の皆さんと三者面談。最初の保護者の方は、今日NHKの取材があった関係で来校していた爆笑問題のお二人や、オードリー春日さん、高田万由子さんなどと出会えてラッキーとおっしゃっていた。ちなみに、私は出会えず残念…でもないが(笑)。
 夜の教育法は今日から模擬授業。明るい楽しい授業であったが、「初」ということで、やりたいことを詰め込みすぎて時間との闘いとなってしまったところが残念。もう少し内容を整理してのんびりやれば、さらによくなったと思われるが、そういう点も含めて、後のグループには参考になったことだろう。13214歩。
 今日の教養は「太陽の黒点とフレア」。ガリレオは黒点で太陽の自転を観測し、フレアがオーロラを美しく出現させるのだそうである。オーロラ、見に行きたいものである。 

2018.11.19 (月)  晴れ・曇り

 午後から、教育庁の神楽坂庁舎に非常勤教員の選考面接に出かける。日比谷にいらっしゃる諸先輩方に面接の内容について聞いておいたところ、勤務地の希望とかくらいですぐ終わるよと言われていたのだが、実際は「新しい指導要領はどう思うか」とか、「それを実際に生かす授業としてはどんな工夫が可能か」とか、「新しい評価法をどう思うか」とか、それなりに突っ込んだ質問もあって、大学の講義で扱っているから別に困りはしなかったが、ちょっとビックリした。12435歩。
 今日の教養は「最後の晩餐」。ルカによる福音書22章21節に「わたしを裏切る者が、わたしと一緒に手を食卓に置いている」とあり、この絵の中では、キリスト以外ではユダの左手だけがテーブルの上に置かれているのだそうだ。ちなみに、右手は金貨の入った袋をギュッと握りしめている。ちなみに、「過越」という言葉も、この解説の中で初めて知った。

2018.11.18 (日)  晴れ・曇り

 一部の生徒は東大実戦(駿台)、女子バスケ部は新人大会の3回戦といろいろな予定のある日であったが、バスケ部は顧問の先生方にお任せして、知り合いの狂言の発表会を目黒の能楽堂に見学に行く。「万の会」ということで、野村萬斎さんも見られてラッキー。
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 今日の教養は「グレート・ギャツビー」。もちろん村上春樹訳も読んでいるが、「これまでに英語で書かれた中で最も詩的な散文の一つ」なのだそうな。原文で読まなければダメなのかも。

2018.11.17 (土)  晴れ

 三者面談で出校する。いよいよ最終出願校の決定時期である。参考にしているのは9月と10月の模試の結果なのだから、これからもっともっと実力を伸ばして、志望通りの進路を開拓してほしいものでる。
 今日の教養は「黒死病」。14世紀に流行したペストですな。これをきっかけに、キリスト教徒によるユダヤ人の虐殺が行われたとは知らなかった。キリスト教徒って、ホントにヒドい連中である気がするなぁ…。同時に、キリスト教に対する尊崇の念も消え、ルネサンスへの道を開いたのだそうである。      

2018.11.16 (金)  晴れ

 久しぶりに会議も何もない平和な一日。10127歩。
 新聞記事から。「百点のテストを…あふれるトイレ愛、川柳入賞作決まる」(朝日DIGITAL 20181116)

 TOTO(北九州市)はトイレにまつわるエピソードや思いを集めた第14回「トイレ川柳」の入選作品を発表した。最優秀賞は 「百点の テストを我が子 トイレ置き」。恥じらいある子どもが、喜びを伝える場にトイレを選んだ情景が思い浮かぶという。
 合計2万835句が寄せられた。誰もが使うトイレだけに家族関係が反映された句も多かった。「カギ閉める 孫の成長 知った夏」 「またママが 漢字や式を はっている」 「久しぶり 父との会話 『早く出て』」。 1人になれる空間は貴重で、「駆け込んだ 瞬間わたしの 部屋になる」 「作戦を 考え直す 秘密基地」という句も。
 ほかには 「トイレから 鼻歌きっと 出たんだな」 「本人より ママが嬉(うれ)しい 『ちっちでた』」 「スッキリ!に 勝る快感 ほかに無し」など、トイレならではの喜びを表した句も選ばれた。
 選考したコピーライターの仲畑貴志さんは「今年はバラエティーに富んだ句が集まった。まだまだ肥沃(ひよく)な表現世界はあるようです」とコメントした。主な入選作品を印刷したトイレットペーパーを12月下旬に売り出すという。

 今日の教養は「神殿と聖櫃」。エルサレムの有名な「嘆きの壁」は、前19年頃にヘロデ王によって作られた神殿を囲む外壁の一部だそうである。スゲェ~。

2018.11.15 (木)  晴れ

 午後から「東部レインボープラン」ということで、50名近くの他校の先生方が授業見学及び研修にいらっしゃる。授業見学後の質疑応答で、国語の先生方5名のグループに日比谷の教育についてご説明申し上げる。みなさんお若い方々で大変研究熱心。自分の若かりし日?を振り返るにつけ、こんなに熱心だったろうかと感心するばかりである。12145歩。
 今日の教養は「エピクロス派」。「エピキュリアン」の語源だが、現在使われている「美食と快適さを楽しむなど、感覚的快楽をもっぱら追求する」という意味とはまったく逆の生活を送っていた。

2018.11.14 (水)  曇り・晴れ

 放課後、進学指導検討会を受けての各教科の報告。3年生は順調、これからの理社の伸びと、添削指導による応用力の強化が課題という、いつも通りの結論であるが、いつも通りということは、今年もイイ結果が出るということであり、ぜひ前記2点の強化に全力を挙げてほしい。9455歩。
 今日の教養は「ヘンリー・パーセル」。初めて聞いた。イギリス最高の作曲家の一人だそうで、代表作はオペラ「ディドとエネアス」。へぇ~としか言えない。

2018.11.13 (火)  曇り・雨

 大学が終わってから遅くなったが、練馬の大鳥神社の酉の市に出かける。雨模様だったせいか、めったにないくらい空いていて、5分も並ばずにお参りができ、熊手も買えた。次の25日が日曜日で、大混雑しそうな感じなのでちょっと無理したのだが、結果オーライであった。
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 夜の教育法は、安部公房「棒」の教材研究。レポート班はよく調べてあったが、難しい作品なので、フロアの方の意見があまり出てこなくて残念。16829歩。
 今日の教養は「地震」。これまた有名すぎて新しい情報は特にないが、年平均1万人の人が地震のせいで命を落としているというのは驚きである。

2018.11.12 (月)  曇り

 生徒諸君と、受験校を(一応)確定する最後の面接を始める。11133歩。
 今日の教養は「レオナルド・ダ・ヴィンチ」。有名人だけに新しい情報はなし。

2018.11.11 (日)  晴れ

 ポッキーの日であり、チンアナゴの日であり、鮭の日でもある。新宿高校で行われた都立合同説明会に出かける。かなり混んでいて、懐かしい顔を探して歩き回る時間がなくて残念。
 新聞に、大学共通テストの2回目の試行調査問題が出ていて目を通したが、前回のものに比べると格段に試験らしくなっていて一安心。今回の問題文は、問題作成者が作成したと思われるレベルの低いものではなく、ちゃんとした出典のある文章で、しかも題材も面白かった。ただ、設問は今までの問題と大差ないもので、あれで果たして「思考力・判断力・表現力」が判定できるのかは疑問である。
 今日の教養は「ウィリアム・フォークナー」。確か大学の英語の授業で「Barn Burning」をやった気がするが、あまり覚えていない。有名なのは「アブサロム、アブサロム!」で名前だけは知っているが、読んだことはない。読みたいか? う~ん、アメリカ南部の話はあまり読みたくないかなぁ…。ちなみに、この「教養」シリーズで紹介されたヘミングウェイについては、「武器よさらば」と「老人と海」を再読したが、「老人と海」は素晴らしい作品であると再認識。読んでいない人には勧めます。

2018.11.10 (土)  晴れ

 イイ天気に誘われて、紅葉が見ごろになり始めた昭和記念公園に出かけてみる。犬撮りの大声おばさんたちや、前撮りの大声中国人たちなどが増加傾向で、だんだん雰囲気が悪化していて残念。静かに秋の一日を楽しめないのだろうか…。
サザンカがキレイだった)
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 今日の教養は「チンギス・ハン」。残虐な侵攻はそれとして、モンゴル帝国のおかげでシルクロードの安全が確保され、ヨーロッパとアジアの交易や思想の交流が始まったのだそうだ。、

2018.11.09 (金)  曇り・雨

 退職金を振り込む口座を聞かれたり、その際の税金の納め方を聞かれたり、年末調整の準備をするための書類をもっらたりと、なんとなく年末の足音が聞こえてきた感じの一日。10195歩。
 今日の教養は「ソロモン王」。ソロモンといえば「公正な裁き」ですかね。ひとりの赤ん坊をめぐって争う二人の女性を前にして「引き裂いて半分ずつ与えよ」と命じ、生かしたまま相手に与えてほしいと訴えた女性の方を本物の母親と認定した…という話である。

2018.11.08 (木)  曇り・晴れ

 共和党支持者の中にさえ、「世界の笑われ者」という評価をもはや下さざるを得ないとする人が出ているというトランプ氏だが、現実をまったく受け入れない言動はどうなっているのだろう。いやしかし、それでも、そのトランプ氏に拍手を送る人がいるのである。こちらの方がさらに恐ろしいことなのかも知れない。8186歩。
 今日の教養は「ストア派」。「ストイック」にまったく触れていないのだが、イイのだろうか?

2018.11.07 (水)  曇り→晴れ

 1年生が徒歩帰宅訓練ということで、放課後は校舎が静かだった…と書きながら、3年生の教室も、放課後は勉強している生徒が数名残っているだけで、前期の賑わいがウソのように静かそのものである。この静けさの中で力をドンドンたくわえていってほしいものである。10582歩。
 今日の教養は「四季」。誰でもが知っているヴィヴァルディの名曲であるが、ヴィヴァルディ自身は、モーツァルトと同じように、晩年は貧困のうちに没し、墓標もない墓に埋葬されたのだそうだ。「春」の出だしとはあまりに異なる一生とでも言おうか。

2018.11.06 (火)  曇り→晴れ→雨

 昼間晴れたと思ったら午後からは雨が降ってきて、天候の忙しい一日。放課後、自分の属する合唱サークルの宣言に卒業生がやってきて、国語科にも顔を出してくれる。ドイツに1年間留学していたとのことで、ドイツに行ってみたい私はいろいろ話を聞いて楽しかった。これから就活とのこと、イイ結果を祈りたい。10485歩。
 今日の教養は「表面張力と水素結合」。表面張力とは何か……説明はできないが(笑)、分かった気になった。洗剤は、この表面張力を弱めて、水を繊維や汚れにしみこませるのだそうである。へぇ~。
 私の好きなカメラ・レンズメーカーの SIGMA が、素敵なブランド・ムービー(約5分)を公開したのでご紹介。音楽も映像も素敵です。お時間のある時にご鑑賞下さい。(こちら 「 Madi in Aizu 」

2018.11.05 (月)  曇り

 4時間連続授業を必死でこなすも、比較的平和な一日。10582歩。
 今日の教養は「ヴィーナスの誕生」。ボッティチェッリの傑作。フィレンツェのウフィッツィ美術館でホンモノを見たが、やはりなかなか大したものであった。ちなみに、その旅行の時に見たもので一番よかったのは、サン・マルコ修道院の「受胎告知」(フラ・アンジェリコ)かなぁ…。なにせ壁画だから、そこに行かないと見られないし…。

2018.11.04 (日)  曇り

 のんびり家で過ごす。
 今日の教養は「オジマンディアス」。シェリーの詩。はじめて聞いた。
オリーブと冬の庭)
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2018.11.03 (土)  晴れ

 年金の説明会に出かける。ちなみに、会場となったビルの同じ階にはあと3つ大きな部屋があるのだが、それらの部屋は小学生たちの模擬試験の会場になっていた。だから、フロアを満たす人間が、老人と小学生という面白い組み合わせであった。話は、年金の話で多岐にわたって分かりにくいのだが、それでもこの手の説明会は2回目なので、何となく分かる部分も増えてきた。印象に残ったのは、冒頭の挨拶の方が引用された川柳、「定年後 犬もいやがる 五度目の散歩」。なかなかイイなぁ~(笑)。まあ、新たな生きがいを見つけなさいということなのだが、いやがっている犬の表情まで思い浮かびますな。
 今日の教養は「マグナ・カルタ」。懐かしい~。犬みたいな名前のジョンである(笑)。立憲君主制の最も古い根源であり、アメリカ独立の精神的拠り所でもあったそうだ。

2018.11.02 (金)  晴れ

 今日は朝夕が寒かった。放課後、教室で何人かの生徒たちが、12月の中間考査後に始まる臨時時間割の相談をしていた。そういう時期になったのであるなぁ。10856歩。
 今日の安田さんの会見は(全部見た訳ではなく報道された部分だが)立派だと思う。特に次の部分。

 こうした批判(保戸塚注:自己責任論)について、安田さんは「紛争地に行く以上は自己責任。自分自身に起こることは自業自得だと思っている」と話した。そのうえで、日本政府の対応について「本人がどういう人であるのかで行政の対応が変わると、民主主義社会にとって重大なことだと思います」「今回、外務省としてできることをやっていただいたと考えています。家族のケアもしていただき、非常にありがたいと思っています」などと述べた。

 もし、日本がヒドい状況になっているとしたら、それを世界に伝えてくれるジャーナリストが来てくれることを我々日本人は望むに違いない。とすれば、世界の紛争地域にジャーナリストが出かけるのは当然だし、それを国が保護するのも国の義務として当然である。つまり、ジャーナリストとして自己責任の認識を持つことは大切だし、そのための努力をすべきであるが、何かの時に国が動くのもまた当然なのである。ネットで交わされている自己責任論は、あまりに皮相的といえるだろう。
 今日の教養は「ダビデ王」。ゴリアトとの戦いが解説されていたが、「豆知識」という脚注のところに、「ゴリアトの体が巨大だったのは、脳下垂体の異常による巨人症のせいだったのではないかと考えられている。また、脳下垂体の異常で視野狭窄が起こっていた可能性もある。おそらくそのために、ダビデはゴリアトに気づかれずに近づくことができたのだろう。」と書かれていて、どれくらい本気でこれを書いているか、ちょっと不思議な感じ。

2018.11.01 (木)  晴れ

 いよいよ11月、朝はかなり寒かった。放課後、教科主任会。土曜講習と夏期講習を、さらに生徒のニーズに合う形でシステマティックに実施するにはどうしたらよいのかについて話し合う。4技能をバランス良く伸ばしながら、一方で入試に向けて筆記能力を高めたい英語科の意向が根底にある。システマティックにやれば全教員が忙しくなるわけだが、一方で生徒の力も伸ばしてやりたい気持ちもあり、これからの課題である。9768歩。
 今日の教養は「論理学」。つまらない解説であった。