3月

2019.03.27 (水)  晴れ・曇り

 春らしい陽気の一日。午前中、残務整理。午後から床清掃が国語科職員室(正式名称は書道準備室)に入るとのことなので、とりあえず仕事も片付いたこともあり、休暇をもらって早帰り。二つ先の駅まで桜の咲き具合を確かめに行ったが、まだ「咲き始め」といった感じだし、光が丘もネットで調べてみたら「咲き始め」とのことなので、家でのんびりビデオを見たり本を読んだりして過ごす。8072歩。

 さて、本年度版はとりあえず今日までということにしたいと思います。お付き合い頂きました皆さま、今年一年どうもありがとうございました。「2019年度版」は、4月1日から始められたらと思っています。デザインも基本的にはこのままです(笑)。
 ただ、正式な?教員ではなくなることもあり、「Education」のコーナーは終了いたします。当然「35R"We"」のコーナーもなくなるし、「Hoto's Photos」もプロバイダの閉鎖で終了となりました。ついでなので?「Column」も止めることにして、column的な内容は「Dialy」に一本化するつもりです。
 ということで、「2019年度版」は(今まで以上に・笑)自己満足・自画ジーサンの写真掲載ページとなる予定ですが、それでもお付き合いいただける方がいらっしゃいましたら、どうぞよろしくお願いいたします。
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 今日の教養は「フェーリクス・メンデルスゾーン」。最高傑作の「夏の夜の夢」や交響曲「スコットランド」は、印象派絵画の音楽版と評されているそうだが、パッとは思い浮かばない。思い浮かぶのは「結婚行進曲」。

2019.03.26 (火)  晴れ・曇り

 都教委に提出する現役生の進学データをまとめて、今年の私の仕事も終わりである。
 合間に、日本文芸家協会の事務局の方(日比谷の卒業生)と、新しい学習指導要領にもとづく国語科のカリキュラムや教科書について話をする。いわゆる「文学国語」が選択されなくなるのではないかというご心配であるが、確かに当面は改訂の内容が理解されていなかったり、進学指導をウリにする学校としては教育課程上「論理国語」を載せざるを得ないといった状況が生じたりして、「文学国語」は厳しい状況となるかも知れないが、「論理国語」の薄っぺらさが浸透する一方で、「文学」の教科書として魅力的で面白い編集がなされれば、今まで以上に多様な授業が展開できる気もするのである。私は現場の先生方を信頼しているので、教科書がどうであろうと、想像力と感性を育む授業が展開されると信じたいところである。12961歩。
 今日の教養は「睡眠」。健康な人は一ヶ月食事をしなくても生きているが、睡眠をとらないと2週間もしないで死んでしまうとのこと。

2019.03.25 (月)  晴れ

 担任団の解散式ということで、いつもお昼になるとイイにおいが漂ってくる、日比谷のお隣の「山の茶屋」でウナギのコースを頂く。美味しゅうございました、かつ、お高うございました(笑)。でも、担任団+1名(T先生)で、心おきなく語り合えて、本当に本当に楽しかった~~。15118歩。
 今日の教養は酔っぱらったのでお休み。

2019.03.24 (日)  晴れ

 今日は35回目の結婚記念日。特にイベント?はなし。
 好天に誘われて、久しぶりに昭和記念公園へ。花が咲き始めたカタクリやチューリップなどを撮影して、やって来つつある春を満喫する。桜はまだ一分咲きといったところか。
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 今日の教養は「エドガー・ドガ」。カメラの発明や浮世絵から大きな影響を受けた。「アイロンをかける女たち」も面白いが、やはり踊り子の絵が美しく素晴らしい。

2019.03.23 (土)  曇り

 家の用事をすませる合間に、妹から招待券をもらったので、日本橋高島屋で開催されている第100回草月いけばな展「花賛歌」を見に行く。老いも若きも外国人もの超満員でビックリ。生け花のことは何も知らないが、草月は前衛なんですかね?
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 今日の教養は「ウォルト・ホイットマン」。自由詩の先駆者。『草の葉』が有名だが未読。「先頃ライラックが前庭に咲いたとき」は、暗殺されたリンカーンに捧げた、彼の最高傑作の一つと評価されているそうだ。

2019.03.22 (金)  晴れ

 午前中授業で、午後から新入生招集日。初々しい者たちがやってくる。
 昨日から発表が続いている国公立後期試験の結果が続々と届く。かなり健闘してくれて、35Rからは11名が挑戦したが、6名が合格を手に入れることができた。おめでとう。新しいスタートを心から応援したい。一方、うまくいかなかった諸君もいるが、それぞれ次に向けてスタートを切ったようで何よりである。今日で(一人だけ、後期で合格しながらも浪人形になってもう一度チャレンジしようかと迷っている者がいるけれど)、一応全員の進路が決定した。28名進学、迷っている者もいれて12名が再チャレンジである。15464歩。
 今日の教養は「アイルランドのジャガイモ飢饉」。1841年からの10年間で、アイルランドの貧しい農民数十万人が餓死したヨーロッパ史上最悪規模の飢饉。ジャガイモ疫病菌によるものだが、支配していたイギリス政府の無策が危機的状況をもたらした。その結果、アメリカへ大量の移民が渡ったのである。

 「Hoto's Photos」の「 爺バカ 」シリーズを終了したので、新しいコーナーを作ってみた。無料サイトなので、うまくいくか分からないが、とりあえずこんな感じに。 HOTO's Photography

2019.03.21 (木)  春分の日・晴れ

 親族でお墓参り&お食事会。すっかりイイ天気になったが、風が強くて残念。
 卒業生から「贈った万年筆の画像をアップせよ(怒)」というメッセージを頂いたが(笑)、実は頂いたその日から学校で使わせてもっているので、撮影できていなかったのである。さて、35Rの皆さまから頂いたのはコレ。ちなみに、日常使っていたものもパーカーなので、ちょうとよかった。どうもありがとう。
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 ところで、このページの表題のところが「Murch」になっていて、今日、ある方がご指摘して下さって慌てて訂正。いやはや恥ずかしい。ご指摘くださったSさん、どうもありがとうございます。最近、この手の間違いが結構あって、「まあ定年になってよかったのかなぁ~」という感じなのであるが、それにつけても、皆さま、何かお気づきの点がありましたら、どうぞご指摘くださいますようお願いいたします。
 今日の教養は「ジョセフ・スミスとモルモン教」。今から30年前くらい、家族3人でソルトレークシティー在住のアメリカの知人の家にホームステイしたことがあるのだが、その一家が敬虔なモルモン教徒で、ブリガムヤング教会などに連れて行ってくれた思い出がある。ソルトレークシティーは、落ちついた美しい街だった。

2019.03.20 (水)  晴れ

 後期の発表を受け、何人かの諸君から合格の報告が届く。成績会議+職員会議の日だったので電話に出られなかった諸君が結構いるのだが、ぜひ22日にもう一度連絡してほしい。12017歩。
 朝日新聞の記事。(20190320)

日比谷高、異例2次募集 辞退21人「自由競争の時代」
 東京都立日比谷高で入学者が定員に足りず、2次募集をする異例の事態が起きた。名門の公立高校に何があったのか。
 3月15日正午、日比谷高の校門脇に、合格者の受験番号が書かれた小さな紙が貼り出された。2次募集では、定員5人に対して163人が受験。ほとんどの人が肩を落として帰るなか、受験番号を見つけた生徒は「本当にうれしいです」と声を弾ませた。
 1次募集の定員は254人。481人が受験し、辞退者を見込んで学校は270人を合格とした。ところが、辞退者が21人に達したため、定員を5人下回り、2次募集せざるを得なかった。通常、1次募集で合格者数が定員に達しなかった学校が取る手続きだ。
 東京都教育委員会は都立高に、過去4年間の辞退者数の平均を元に、合格者数を決めるよう求めている。しかし、今年は首都圏の高校受験に変化があった。
 進学塾などによると、影響の一つと考えられるのは東京学芸大付属高校の動向。国立の難関校だが、一昨年は入学者が定員に達せず、昨年は合格者を定員の約3倍まで増やしても繰り上げ合格が出た。今年は手続きの前倒しなどで入学者を確定させようとしたものの、辞退者が相次ぎ、都立高の合格発表日から繰り上げを出した。
 日比谷高の辞退者の中には、学芸大付高の追加合格者が含まれているとみられる。日比谷高の武内彰校長は「国立が毎年制度を変えてきては、過去4年の実績で合格者数の算出は難しい」とこぼす。
 そもそも、都立高の入試は辞退者がほとんど想定されていない。他の難関校は合格者が定員より4~11人多い程度だ。以前は補欠合格の制度があったが、「生徒が不安定になる」「わかりにくい」などの理由で、1997年度入試から廃止され、繰り上げ合格の制度もない。
 背景にあるのは「都立高は受験時の第1志望」という前提だ。都内の公立中では、都立志望の生徒の希望を考慮し、第1志望の私立に合格した生徒が都立を「記念受験」しないよう、受験票を返却させているケースも少なくない。
 2次募集についても、都教委は「一人でも多くの生徒の都立高の進学を保障する趣旨」から、国立や私立高校の入学手続きを終えた受験生は「出願を遠慮してください」と呼びかけている。今回の日比谷高の2次募集は、出願すらできなかった生徒もいる可能性がある。
 受験生の負担を考慮し、都内の私立高も、都立の合格発表まで入学手続きを遅らせる学校が多い。こうした仕組みは、公立と私立の間の協議で維持されてきた。
 一方、都教委は十数年前から都立高の「復権」を目指し、日比谷高などの進学実績を重視するようになった。その結果、東大合格者数は伸びているが、受験層も変化している。昨年の日比谷高の志願者は約2割が私立・国立中の出身で、公立中の生徒と異なって「都立高に合格したら必ず入学する」という前提に立っていない。首都圏全体でも受験熱が高まり、国立高校の志願状況も変わっている。安田教育研究所の安田理代表は「高校受験のトップ層は都立、国立、私立志望のすみわけの構図が崩れ、自由競争の時代になりつつある。公立中高一貫校のように繰り上げを出すことも考えていいのではないか」と語り、入試制度と現状の間のギャップを指摘する。
 日比谷高は2次募集で再び定員割れが起きないよう、5人の募集に対して8人の合格者を出した。武内校長は「手続きする人が5人より1人でも少なければ、現行制度では3次募集になる。うちを第1志望に1次を受けた受験生もかわいそうだ。来年は補欠合格を出すことも都教委に要望したい」と話す。ただ、都教委高校教育課は「都立が繰り上げ合格を行うと、私立に影響が出る。公立は安易に合格者を増やすわけにもいかず、難しい問題だ」としている。

 最後の都教委に言いたいことはよく分からない。都立が2次募集・3次募集を行えば、2次募集・3次募集で都立に合格して私立を辞退する人が出る可能性もあり、それだけ私立の合格者数(入学者数)の確定も遅れるわけで、だとするなら、私立にとっても都立の2次募集・3次募集などない方がよいのではないだろうか。よく分からない。 
 今日の教養は「観念論」。かつて哲学の歴史は、観念論vs実在論の論争と考えられていた。哲学でいう観念論者とは、実在は精神に依存していると考える人たち。それを受けて、カントは「物自体」と「現象」を、ショーペンハウアーは「意志」を説いた。

2019.03.19 (火)  晴れ

 球技大会第2日目。浪人する生徒の相談に応じたりする。午後から、育休中の先生が9ヶ月になる男の子を連れて遊びに来る。可愛らしいお客様に、国語科大興奮(笑)。その後、大学入学共通テストと来年度の土曜講習・夏期講習に関する教科主任会議。新しい年度に向け、スタートである。
 ところで、明日からは国公立大学の後期試験の発表。挑戦している諸君は結果が出たら連絡を。ついでに、私立で補欠合格になった場合も連絡を。21日(春分の日)に発表の人は、翌22日に。うれしい報告はもちろんだが、残念な結果になった場合も、きちんと報告してくれることを期待したい。9915歩。
 今日の教養は「フランツ・シューベルト」。ベートーヴェンの死の翌年、31歳で亡くなったロマン派作曲家。ゲーテの詩をもとにした恐ろしい歌曲『魔王』、最高傑作『冬の旅』、そして『未完成交響曲』。

2019.03.18 (月)  晴れ

 球技大会第1日目。とはいっても応援するクラスもなく、進路関係の事後処理の仕事をする。合間に、誰もいない35Rの教室を覗いてみたりして、しみじみとした気持ち?になったりする。9435歩。
 ちなみに、15日(金)に休暇をもらったのだが、そういう時にかぎって(笑)卒業生が複数名尋ねて来たりしたらしい。ニュースでもやっていたが、日本の労働者はほとんど有給休暇を消化できていないというし、自分も5日しかとっていないので、卒業式は終わったし、授業はないしで、特別な予定がない日に有給を消化しているのである。で、今後の予定であるが、明日は球技大会第2日目で休暇にしたいところだが、会議があったりして休めず、今週は全出勤。来週は25日(月)が修了式で、その後26・27日に出勤、28日(木)以降は春休みの予定である。
 今日の教養は「概日リズム」。概日とは「おおよそ一日」ということで、生物は生まれながらにして体内時計をもっており、24時間を1サイクルとして、覚醒や睡眠、代謝、心拍数、血圧、体温などがコントロールされているのだそうだ。だから、海外旅行などの際に時差ボケがあるというわけ。言われてみれば「なるほど」である。

2019.03.17 (日)  晴れ・曇り

 主人の友人たちとテニス。半年ぶりくらいだったので、体が動かず、1時間ももたずにギブアップ(泣・笑)。その後は、球拾いや審判でお手伝い。しかし、久しぶりの運動だし、天気も良いしで気持ちよかった。
 今日の教養は「『ホイッスラーの母』」。ホイッスラーが描いた有名な肖像画。私も見たことがある(もちろんホンモノではないが)。多くのパロディ作品が作られたそうだ。

2019.03.16 (土)  曇り・晴れ

 上の孫二人が通うダンス教室の合同発表会を見学に行く。
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 今日の教養は「『緋文字』」。ホーソーンの名作で、タイトルだけは知っていた。入植したピューリタン指導者たちの、思いやりに欠ける厳格さを描いた作品で、タイトルにもなっている緋文字は、最初主人公ヘスターの恥辱と疎外を象徴しているが、最後には彼女の力強さと高潔さを象徴する印となるのだそうだ。

2019.03.15 (金)  晴れ

 せっかく代休をもらったのに、昭和記念公園が電気設備点検とのことで閉園(泣)。仕方ないので、家でウジウジ(笑)過ごす…ではしょうがないので、カメラとレンズを整理して、最後までとっておいたD3Sをはじめとするニコン関係を全て処分する。時代はミラーレス。サヨナラ、ニコン!
 今日の教養は「ナポレオン・ボナパルト」。ルーブルの至宝の一部は、ナポレオンの略奪品である。

2019.03.14 (木)  晴れ

 校舎の中を男子がお菓子の入った袋をもって、女子に渡したり、男子同士で交換したりしながらウロウロしている異常な(笑)日。手作り作品もある。う~む。10242歩。
 今日の教養は「コンスタンティヌス帝」。キリスト教がヨーロッパ全土に迫害されることなく広まるきっかけをつくったとされる皇帝(275頃~337)。

2019.03.13 (水)  晴れ

 国公立の後期試験を終えた生徒が予備校の相談などにやってくる。後期試験で合格しているかも知れないが、合格したら取り消すことのできる予約が可能なので、人気講座にはとりあえず申し込んでおくのである。11631歩。
 今日の教養は「ジョージ・バークリー」。解説が今一つ(←よく分からない時は人のせいにする…)。

2019.03.12 (火)  晴れ

 二次募集の採点も無事終了。
 今日は浪人が決まった生徒と予備校の相談が2件。来年の合格報告が楽しみである。ちなみに、東大は現役29名+浪人18名で47名。去年は現役が33名だったので、やはり今年はちょっと残念な現役生が多かったのであるが、その分、来年リベンジしてくれることだろう。14835歩。
A7300754.jpg(我が家のツバキ)
 今日の教養は「ロマン派の時代」。個人の感情を重視した、ベルリオーズ、ブラームス、マーラーたちである。

2019.03.11 (月)  雨→晴れ

 朝はひどい降りだったが、午後からすっかりイイ天気。今日は二次募集。午前中、国数英の三教科の試験があり、午後から早速採点に入る。半分ほど終了。
 午後、35R女子から東大合格の連絡があり、結局35Rからは5名が進学。現役生は29名ということになったが、昨日も書いたように、B判定で合格できなかった生徒がかなりおり、残念至極である。今年は、国語と英語が比較的簡単だったのに対し数学が難しかったとのことで、英語が得意で数学が不得意というタイプが多い日比谷生にとっては、ちょっと厳しい年度だったのかも知れない。逆に、数学を得意とする私立一貫高では、合格者数が伸びているようだ。15526歩。
 ところで、明日から後期試験である。35Rからも11名の諸君が挑戦する。採点の合間に念力を送るので(笑)、ぜひ持っている力を全部出し切るつもりでチャレンジしてほしい。FIGHT !!!
 今日の教養は「電磁スペクトル」。宇宙における電磁波(=光)の全帯域のこと。よく分かりません。

2019.03.10 (日)  晴れ

 東大、京大などの発表日ということで出校するが、全体的には「残念な結果」に…。「残念な結果」というと、数字の話になりがちだが、数字の方は昨年より微減といったレベルであって、問題なのは内容の方なのである。どのクラスも、合格すべき生徒諸君が成果を挙げているのは当然なのだが、その「合格すべき生徒諸君」の中でも特に各担任が「この生徒にはぜひ…」と思っていた生徒諸君が、残念な結果になってしまったケースが多かったのである。35Rも(推薦合格も入れて)4名が合格し、合格した諸君は納得の結果なのだが、合格してほしかった(しかも、センター試験の判定でイイ結果が出ていた)数名が残念な結果になってしまったのは悔しい限りである。後期を目指す諸君もいるので、ぜひリベンジを果たしてほしい気持ちでいっぱいである。
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(生徒諸君に頂いた花の半分くらい。残りは実家にお裾分け)
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(保護者の皆さまから頂いた花の2/3くらい。残りは実家にお裾分け)
 今日の教養は「印象派」。一貫して戸外で絵を描いた最初の画家たちでもある。光と色に関心を寄せたのは、写真術の影響であるとも言われており、なるほど、私が印象派が好きな理由も納得されるというものだ。

2019.03.09 (土)  晴れ

 東北大、東工大、千葉大、お茶の水女子大などの発表があるので、学校で待機する。35Rのチャレンジャー諸君は、残念ながら思うような結果を手に入れることができなかったが、それぞれ自分なりの「次」を決めて気持ちを切り替えたようなので、その結果を期待したい。
 今日の教養は「『選ばれなかった道』」。ロバート・フロストの詩。アメリカでは何度となく引用されているらしいのだが、まったく知らなかった。訳文を読む限り、あまり魅力的な印象はないのだが…。ロバート・フロストに関しては、大学の英語の授業で海老根助教授(当時)にならった記憶がある。懐かしい。
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2019.03.08 (金)  晴れ

 昨日の雨がウソのような好天のもと、321名全員が出席しての卒業式。この年齢になると、記憶力が落ちることもあり、暗記しての呼名には危険も伴うが(笑)、2年間担任をしたものの「務め」と感じているので、今回もチャレンジ、何とか無難にこなすことができてホッ!である。どのクラスの返事も全員しっかりできていたし、答辞も心がこもっていたし、「仰げば尊し」も合唱部の努力で感動的に響いたしで、とても素晴らしい卒業式であった。国語科職員室でも、全員の先生方から、イイ式であったとお褒めの言葉を頂いた。最後の学級タイムでは、卒業証書を渡したあと、全員に30秒スピーチをしてもらってこの3年間をふりかえったが、涙あり、笑いありの思い出深い学級タイムとなってよかった。生徒諸君からは、心のこもった色紙のほかに、大きな花束や名前入りの万年筆までいただき、感謝感激。バスケ部のみなさんからも、色紙と手作りのお菓子をいただき、これまた感謝感激である。
 ニュー・オータニでの「卒業を祝う会」では、先ずはあまりの規模の大きさにビックリ。2年間支えていただいた保護者の皆さまと楽しい時間を過ごせたが、35Rのテーブルだけでも4卓もあり、せっかく参加して下さったのに、あまりゆっくり話すことができなかった方もいらして申し訳なかった。また何かの機会がありましたら、お声をおかけ下さい。帰り際、保護者の皆さまからも手作りの心温まるメッセージ集をいただき、三度目の感謝感激であった。
 卒業生諸君、卒業おめでとう。そして、保護者の皆さま、ご卒業おめでとうございます。皆さまのますますのご多幸を心より祈念しております。
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 今日の教養は「トマス・ジェファソン」。アメリカ独立宣言を書いた一人。「力で正義を変えることはできない」。

2019.03.07 (木)  雨

 午後から3年生の最後の登校日。皆勤賞やSSHの表彰などを行ったあと、如蘭会のクラス評議員を決めたり、明日の卒業式に向けて、卒業アルバムなどの配布物を配ったりする。結構忙しかった。
 ところで、4月から非常勤教員となる私の異動先であるが、たまたま今年、日比谷の非常勤教員の方が再定年となることもあり、その後を引き継ぐ形で残留となった。つまり、異動先は日比谷である。生徒に報告すると、結構ウケた。15341歩。
 今日の教養は「宗教改革」。ルターが贖宥状販売やローマ教皇の正統性に異を唱えて始まった。ルターは法学を学んでいたが、22歳の時、カミナリの難を逃れようとして「助けてくださ、聖マリア! 修道士になりますから!」と叫び、難を逃れられたことから、本当に法学を捨て修道院に入ったそうだ。

2019.03.06 (水)  晴れ

 後期期末考査第4日目。今日は日比谷の二次募集願書提出日。15年勤めたが、二次募集をするのは初めての経験である。卒業式はあるし、試験当日2年生(担任団)は修学旅行中だし、国公立の前期試験発表と重なるし、当然、期末考査の採点と成績処理もあるしで、校内はてんやわんや…。今日は5名の募集に対して、170名を超える応募があった。明日の取り下げ・再提出を待って最終応募者が決まるが、200名を超えるのではないかという先生もいらして、採点業務が思いやられるし、後期に向けて添削指導をしている生徒諸君がいるのだが、卒業式後は採点のためお付き合いできなくなってしまったのが残念である。10355歩。
 今日の教養は「社会契約」。政治制度の起源と正統性を担保する概念。法による安定・安全と引き換えに、自らの自由の一部を政府に譲渡するというもの。ホッブス、ロック、ルソーである。

2019.03.05 (火)  晴れ

 後期期末考査第3日目。採点もなく、休日出勤の代休がとれるので、午後から早帰り。ユニクロに寄って、auの「三太郎の日」とかのサービスでもらえたクーポンで、エアリズム一枚を頂く。10758歩。
 今日の教養は「ベートーヴェンの『交響曲第九番「合唱付き」』。最終楽章は、フル・オーケストラとフル・コーラスを使った初めての交響曲であり、屈指のフィナーレとされている。

2019.03.04 (月)  雨

 後期期末考査第2日目。定年後の異動先が決まる。生徒諸君には、最終登校日の7日に伝える予定。11305歩。
 今日の教養は「幹細胞」。特定の機能のもった細胞に分化する能力をもち、かつ、長期にわたって自己分裂を繰り返すことから、パーキンソン病、アルツハイマー病、糖尿病、ガンの謎を解くカギになるとも言われている。自身の体内から採取されることで、免疫による拒絶反応を起こす可能性が低いが、採取された近縁の細胞しか形成することのできない「成体幹細胞」と、他人から提供されるため拒絶反応が起こりやすいが、どの細胞にでもなる可能性を秘めた「胚性幹細胞」がある。

2019.03.03 (日)  雨

 確定申告の準備をする。経費の計算などを、領収書をとっておいたりして(一応)キチンとやっているので、けっこう面倒。
 今日の教養は「ジョセフ・マロード・ウィリアム・ターナー」。イギリス最高のロマン主義画家ということだが、今一つ作品が思いうかばず。
 今日の新聞記事から。(朝日DIGITAL 20190303)

いだてんに「受動喫煙シーンやめて」 機構指摘、反発も
 NHKで放送中の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」に受動喫煙場面が頻繁に出てくるとして、公益社団法人「受動喫煙撲滅機構」が「受動喫煙シーンは、今後絶対に出さないで」などとNHKに申し入れた。機構への反発も出て議論を呼んでいる。
 申し入れは2月18日付。テレビや映画で過去の時代を再現して描く場合、職業・身体・民族などに関する差別表現は別の言葉に置き換えられるようになっている例を挙げ、今作の受動喫煙の場面の放送を疑問視。「受動喫煙を世間に容認させることにもなる」と訴える。
 「時代に逆行し受動喫煙被害の容認を助長する恐れのある表現は看過するわけにはいかない」として、今後は受動喫煙の場面を出さないことと、番組内での謝罪を求めた。同機構の担当者は「車内や食事中の喫煙シーンが非常に気になった」と指摘する。
 申し入れに対しては批判の声が上がる。いだてんが主に描くのは、1910~60年代。今よりも喫煙が一般的だった時代だからだ。
 受動喫煙防止の活動に取り組む元陸上選手の為末大さんは、ツイッターで「(申し入れは)無視していい。歴史は歴史で、その時代に事実だったものはそのまま残すべきだと思う」と投稿。取材に対し、受動喫煙問題にはあくまでも「表現への規制ではなく、喫煙者や子どもたちへの教育を通じて対応すべきだ」と語った。SNS上などでは、好ましくない行為や情景を表現するなと言い出したら、殺人や時代劇の斬り合いも描けなくなるなどと指摘する声も多数上がっている。為末さんも「表現は極力、自由で多様であるべきだ」ともいう。
 昭和30~40年代を描いた2年前の連続テレビ小説「ひよっこ」で「喫煙シーンがないことに不自然さを感じた」という精神科医の斎藤環さんも、今回は「NHKが史実に近い喫煙描写に踏み切った」と「いだてん」を評価する。
 喫煙は健康に害がある習慣であるため、「だれもが見られるテレビ放送では、自主規制があってしかるべきだ」としつつ、ドラマなどで過去の時代を描く場合は例外だと説明。いだてんの場合も、「喫煙は時代を表す手法の一つであり、作り手の意向が尊重されるべきではないか」という。
 こうした反発に対し、機構の担当者は「時代劇の殺陣のシーンでも、人が殺される描写を追求すれば本来はもっと生々しい描写になるはずだが、視聴者が不快感を抱かない程度にマイルドに表現されている。喫煙だけそのまま登場させるのはおかしい」と理解を求める。
 NHKのドラマ関係者によると、世論の変化を受け、2010年前後から喫煙シーンは使わない傾向にあるという。「受動喫煙で健康を害している人やその家族も見るかもしれない」という考えがあるためだ。「過去を描く場合でも、喫煙場面が本当に必要か相当慎重に考えている。いだてんも、議論をした上で必要だと判断したはずだ」と話す。
 NHKは申し入れについて、「番組の表現が視聴者の皆さまにどのように受け取られるのか配慮しながら、番組制作を行ってまいりたい」とコメントした。

 私も「いだてん」を見ているが、確かに喫煙シーンが多いという印象である。昔はあ~だったよねぇと思いながら見ているが、それにつけても思い出すのが、数年前の「ハンナ・アーレント」という映画。その中でもアーレントが喫煙する場面がたくさんあったのである。ただし、この映画の場合は、彼女の姿を描くのがテーマでもあるのだから、彼女の一面を描く表現としてある意味当然といえるだろう。一方、「いだてん」では、時代性はあるとはいっても、喫煙シーンの必然性があるとは思えないし、喫煙シーンがないからといって不自然と思うこともないのではないか。上の記事の斎藤環氏の指摘は、氏がその時代を知っているからというだけの私的な印象にすぎないのであって、あのレベルの娯楽ドラマでは、喫煙で時代性を描く必然性もないと思う。そもそも、殺陣や殺人シートとは議論の土台が異なるし、喫煙後進国の国営テレビとしては、指摘を素直に生かしたらどうか。

2019.03.02 (土)  晴れ

 朝と夕方、歩いて3分の本家のヒカンザクラを撮影。あとは、家の用事をして過ごす。
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 今日の教養は「『白鯨』」。メルヴィルの名作。源氏物語と同じで、あらすじは(たとえいい加減なものであっても)大方の人が知っていながら、最後まで読んだ人はほとんどいないという作品。鯨に関する蘊蓄がすごくて面倒くさくなるらしいが、私も読んだことはない。白鯨がいったい何を象徴しているのか、多種多様な説があるらしい。

2019.03.01 (金)  雨のち晴れ

 後期期末考査第1日目。3年生は登校日ということで、久々に皆の顔を揃う。私立大学の結果を報告してもらうが、悲喜交々。予備校の相談も始める。11025歩。
 今日の教養は「フランス革命」。フランス国歌「ラ・マルセイエーズ」は「彼らの汚れた血が/畑の畝を満たすまで」戦えと呼びかける内容になっているそうだが、革命はすぐに暴力の泥沼と化した無政府状態となり、多くの(不要な)血がギロチンによって流された。