diary07

夏の思い出

2010.07.31 (土) 晴れ(雷雨あり) 

 水曜日に怒ったテレビの件だが、実は地元の電気屋さんが、買って2年半しか経っていないのに修理代が高くなりそうだというので、日立を交渉してくれていたからであることが判明。一転、好感触に!
 ところが、昨日、修理の方がいらしてくれたのだが、なんと午後6時半から9時過ぎまでがんばったにもかかわらず、直らなかったのである(涙)。で、結局部品交換ではダメで、液晶パネルの全交換ということに。テレビ一台分くらいの値段になるかも…とのことだったのだが、なにせ2年半しか経っていないし、夜遅くまでかかったのに直らなかったし(私たちも10時まで夕食が食べられなかった…)、私も手伝ったし、前回のドタキャンの件もあったしということで、今日になって日立から無料で直してくれるとの連絡が! 代替機(小さいが新品!)も届いて、すっかり満足の対応となったのである。
 ちなみに、ウチのテレビは37型だが、一人で修理に来て大変そうだった。最初のうちは「手伝いましょうか?」の申し出を丁重に辞退していた担当の方も、配線をする段階になってなかなか手が届かないらしく、「お願いできますか~」とのこと。腰に来そうな無理な姿勢で、5分近く液晶パネルを支えることに。やれやれ。しかし、40型、50型とテレビが大型化していることを考えると、一人での修理は無理だと思う。大きさによって人員配置を考えるなど、サービス担当の方は考えた方がイイのではないだろうか。

2010.07.30 (金) 雨・曇り、そして晴れ 

 ちょっと難しい話。補習の後、生徒から面白い質問を受けた。「なむ」の識別をやったのだが、
 A 赤き花になむ
の「なむ」は係助詞である。名詞「花」についている「に」が断定の助動詞「なり」の連用形で、それに係助詞がくっつくパターンである(「にや」「にか」「にぞ」「にこそ」など)。
 で、それ以上深く考えていなかったのだが、ある生徒が、「に」は断定「なり」の連用形だから、「なむ」は、連用形接続の完了(確述・強意)の助動詞「ぬ」の未然形「な」+推量の助動詞「む」とは考えられないのかと言い出したのである。なるほど。理論的にはあっており、ちょっと答えに窮してしまった。
 結論は、断定の「なり」の連用形「に」は用法が限られていて、「にて」と「に+助詞+あり」という形以外には使われないというのが「に」+「な」+「む」と品詞分解できない理由となる。つまり、
 B 赤き・花・なり・な・む
なら「断定+確述+推量」だが、
 A 赤き・花・に・なむ(ある)
の場合は、「断定+係助詞」となるのである。これは生徒に持たせている文法の副読本にも載っていることなのだが、うっかり見落としていたのでイイ勉強になった。

2010.07.29 (木) 雨・曇り 

 久しぶりの雨降りで、ちょっと涼しくなる。ただ、激しく降るときはスコール並みで、いよいよ日本も亜熱帯化しているといった印象である。 
 夜、編集会議。

2010.07.28 (水) 晴れ 

 怒!…というのも、今日は日立がテレビの修理に来る予定日なので、主人が休暇をとって早く帰ってきたのに、部品の調達が間に合わなかったという理由で、ドタキャンされたのである。しかも、連絡は午後5時過ぎ。日曜日に連絡して予定されていた修理が、今日になって部品がないとはどういうことであろう? 精密機械が壊れるのは仕方ないと思うのだが、だからこそアフターサービスに企業の姿勢があらわれるのである。地元の電気屋さんが日立系列なので付き合ってきたが、今後、日立とのお付き合いは止めさせていただくことになるだろう。(土曜日からテレビが見られないテレビ人間の怒りを思い知れ!)

2010.07.27 (火) 晴れ 

 昨日は、「丑(うし)の日」なので「ステーキ」だったのです…質問を受けたので(笑)。
 補習二日目。浪人形が一体話に来る。なかなかやる気が出ないで困っているという相談だが、それは贅沢というものであろう。やる気が出ないなら、別の道を探すしかないし、探して別の道が見つからなければ、無理してでもやる気を絞り出すしかないのである。まあ、夏休みだし、ゆっくり休んで、秋からの気分転換に掛けてもよいのではないか。

2010.07.26 (月) 晴れ 

 先週末にちょっと(だいぶ?)遊んでしまったので、久しぶりの講習はうまく口が回らず(笑)、今一つ調子に乗りきれなかったが、まあ何とか楽しくできたのではないだろうか。古文の方は、丁寧に解説することでこれからの勉強法を示唆し、現代文の方は、とにかく量をこなすことでセンター独特の出題に慣れるというのが夏の基本的なスタンスである。3年生の頑張りに期待したい。
 夜、土用丑の日ということで、ステーキを食す。(ウナギは昨日食べてしまったのである…)

2010.07.25 (日) 晴れ 

 明日からの3年生向け夏期講習に備えて、必死に下調べ。
百日紅満開
 ところで、「アリエッティ」はいきなりベンツで始まる。ポニョの宗介親子の描写がひどすぎた(例えば、言葉遣いや車中での朝食、危険な運転など)ので、ちょっとジブリは反省した、つまり、ああいう親子関係に影響されたバカ親どもがいたに違いないと想像され、それに対する反措定を今回の作品で描いたという面もあると思うのだが、だからといってベンツにすると、格差社会的な雑音が入ってしまうような感じが…。

2010.07.24 (土) 晴れ 

 3日間の上高地トレッキングは、毎日が好天、しかも連休の後ということで比較的すいており、とても楽しかった♪ しかし、2台持参したカメラ(と4本持参したレンズ)が重くて、今日は朝から軽い肩こり+軽い腰痛である(笑)。写真を整理したり、記録を残したりして過ごす。
 ところで、帰宅するとテレビが壊れて映らず。早速修理を依頼するも、来てくれるのは来週の火曜日以降とか。この私にテレビなしで暮らせとな! 仕方ないので?、夜、としまえんシネマで「借りぐらしのアリエッティ」を鑑賞。
 キヤノンフォトサークルに写真が掲載される。タイトルは「夏色の中」。ジャンルマスターの敏龍彦先生からは「石神井公園でのひと駒ですが、まるでどこかの高原で撮影された様な作品。背景の緑の玉ボケが美しく、夏のイメージを作り出す事が出来ました。しかし、ちょっと手すりが強すぎるように思います。もう少しレンズの絞りを空けるか、手前の手すりの割合を少なくするとさらにイメージが広がると思います。」とアドバイスを頂く。
夏色の中

2010.07.20 (火) 晴れ 

 明日から夏休みだが、二期制なので、今日も淡々と普通の授業である。生徒も淡々と授業を受けているところがなかなか立派である。私の方は、来週から2週連続で補習、その後、バスケ部の合宿という予定なので、その前に遊んでおこう(笑)と、明日から金曜日まで上高地へ。「爺バカ」も含め更新できませんが、悪しからず。

2010.07.19 (月) 晴れ 

 海の日、猛暑日。学校見学会を地域別に4回に分けて実施(午前中2回、午後から2回)。暑い中、多くの中学生・保護者の皆さまが参加して下さり、初回は星陵会館が満員御礼で立ち見まで出る始末。2回目以降は、さすがに立ち見はなかったが、3回目を除いては1階席では収まらない参加人数で、なかなかの盛況であった。日比谷の入試の仕組みや特色を分かりやすく説明したつもりだが、うまく伝わっただろうか。
 野球は、残念ながらN大B山高校に8回コールド負け。

2010.07.18 (日) 晴れ 

 ネルソン・マンデラの日。梅雨明けしたと思ったら早速暑い! 朝日新聞の都民版高校野球のコーナーで、日比谷の小柄な遊撃コンビの活躍が採り上げられていたが、二人とも私の授業の受講生で、記事に書かれている通りの仲良し野球少年である。
 午前中は孫撮り。午後から鳥撮り。孫撮りは、ピンぼけと手ブレの連発。鳥撮りは、3時から5時過ぎまでねばったのに一度も姿を現さず。なんか暑さにやられた感じの一日であった。やれやれ…。夜、NHKスペシャル「恐竜絶滅 ほ乳類の戦い」がおもしろかった。

2010.07.17 (土) 晴れ 

 梅雨明け! 1年生(午前)と3年生(午後)の夏休み前最後の補習で出校する。3年生は、野球の応援のせいか、出席者がいつもの1/3くらい…。まあ、正常な高校生といえましょうか(笑)。その野球は快勝で4回戦進出とのこと。何よりである。
百日紅

2010.07.16 (金) 晴れ 

 午後からSSH特別講演会ということで、東大安田講堂にて、利根川進博士(1958年日比谷卒・ノーベル生理学医学賞受賞)の講演会と、大島まり東大教授(1980年日比谷卒)をコーディネーターとした、利根川博士+現役学生+卒業生によるパネルディスカッションが開催された。パネルディスカッションでは面白いトピックが提出されていたが、いかんせん時間が短くて、話題が深められなかったところが残念。どこに話のレベルのターゲットを合わせるのかも含めて、コーディネーターは大変だなぁと改めて感じた。
 講演会の前、久しぶりに国文科の研究室を訪問したが、懐かしかった。
安田講堂
利根川博士
パネルディスカッション

2010.07.15 (木) 曇り・晴れ 

 T幡先生、ありがとうございました…と、M井先生と約束したので書いておきます(笑)。そのM井先生から、進度が遅れているクラスの授業時間を分けていただいたところ、「時間をやったのだから授業を見せろ!」と脅されて、お見せするはめに。欠席した生徒の席に座っていらしたので、「◎◎(欠席した生徒の名前)、お前、今日はずいぶん老けてるなぁ~♪」と言ったところ、結構生徒たちに受けた(こうしてチクチクと復讐するのであった…笑)。授業の方は、まあいつも通りといったところか。
 その後、今日は会議日で疲れた~。でも、懸案が進展したので「よし」とするかな。

2010.07.14 (水) 曇り・晴れ 

 1学年の学年検討会(ちなみに、昨日は3学年の学年検討会)。やはり、気になる生徒は、どの科目の先生方も同じような印象を持っているのであった。
 ちなみに、英語では、いわゆるリーディング(英語Ⅰ)の力が落ちているのに、コミュニケーション(OCⅠ)の力はそれなりにあるという報告であったが、こういう日本人(=内容のないことを、うまいこと表現だけはできる)が増えるのはイイことなんだろうかと思うのは、私だけなのだろうか。ユニクロの英語公用語化みたいな実用教育をしてもしょうがないのでは(特に日比谷では)…って発想は、上から目線的で(って、私が英語ができるわけではありませんが…)古いんでしょうねぇ。やれやれ。
 ところで、今月は服務事故に気をつける月間ということで、職員会議の後、都教委の用意した資料を使った1時間に及ぶ研修会があった。事故事例や法令の紹介などがあって参考になったが、例えば、USBメモリなどによる情報の漏洩などが多いのは「(多忙な)4月の異動期や、考査期間である」という分析がなされているにもかかわらず、その都教委による対策提案は「教員の意識を高める」というものであって、ちょっと笑ってしまう。確かに意識を高めるのは必要であるが、「忙しい4月や考査期間に事故が多い」という分析なら、その忙しさをどうしたら解消できるのかと考えるのが筋道というものではないだろうか。そういう発想がなく、単に研修をやったという事実で責任逃れの既成事実を作ろうとしているのが都教委の現状なのである。

2010.07.13 (火) 曇り 

 倫理のF先生の授業を見学させていただく。学識と個性がみごとにマッチした素晴らしい授業で、生徒とともに授業を堪能させていただいた。
 夜の教育法は、前期の最終講義かつレポート提出日。「私の提案教材」というタイトルで、教材も含めて自分のしてみたい授業を提案させるレポートである。全員が無事提出してくれたので、あとは採点と評価である。

2010.07.12 (月) 雨・晴れ 

 民主党の惨敗は仕方ないところか。しかし、その浮動票が「みんな」に流れるところが情けない…。
 朝からムシムシだし、何となく眠くて、今一つ調子に乗りきれない感じの一日。しかし、夕方から晴れた西の空は夕焼けが美しかった。7時過ぎに夕焼けが見られるのだから、日が伸びたものである。

2010.07.11 (日) 晴れ 

 午前中、旅行に行く両親を羽田まで送る。「日経パソコン」のフォント関係記事に紹介されていた「メイリア」という無料のフォントをインストールし、ブラウザの表示フォントをそれにしてみる。ちょっとカッコイイかも。(「メイリア」で検索すると出てくるので、マイクロソフトのサイトからダウンロードして解凍・インストール。ブラウザの「オプション」設定、例えば IE なら、「ツール」→「インターネットオプション」→「全般」→「フォント」で「メイリア」に設定する。)
 午後からは、ビデオを見たり本を読んだりして過ごす。選挙にも。
上品

2010.07.10 (土) 晴れ 

 梅雨の晴れ間ということで、石神井公園へ。夕方、バッドマンみたいな雲を発見。
餌を運ぶ
バッドマン

2010.07.09 (金) 曇り・雨 

 旧学年の先生方と、国立西洋美術館で開催されている「カポディモンテ美術館展」に出かける。展示作品については論評する力はない(というか、たぶん、素晴らしかったのだろう…)が、その後の学芸員によるレクチャーは残念ながら面白くなかった。パワポを使っただけの、何の工夫もない、一方的かつ本を読めば分かるだけの情報提供で、もう少し、聞き手について想像力を働かせる力を養うような研修をぜひして頂きたいものだ。

2010.07.08 (木) 晴れ 

 久しぶりに朝から晴れていて、(暑くはあるが)何となく気持ちがイイ。そのせいか?授業も快調。今年の3年生も可愛らしくなってきたなぁ。
 帰りがけ、書店で植田正治の写真集『写真とボク』を発見。思わず購入。
写真とボク

2010.07.07 (水) 曇り・雨 

 七夕なのに雨で残念。3年生のクラスは、笹を持ち込んだり、黒板に笹の絵を書いたりで、それぞれ願い事をしていたようである。
 夜は国語科の歓送迎会。久しぶりにT教諭の止めどないおしゃべりを聞いて、昨年の雰囲気がよみがえった感じで楽しい。しかし、一日中あのおしゃべりに付き合わされているだろうW高校の先生方には、お悔やみの気持ちを伝えたい(笑)ところでもある。

2010.07.06 (火) 曇り 

 管理職による授業観察。音読を重視していることや、発問で授業を構成している点が伝わったようでよかった。
 夜の教育法は、いきなり教材を与えて指導案を作らせてみたが、こちらも気づかなかった導入のアイディアが提案されたり、積極的な発言も多かったりして、盛り上がった。

2010.07.05 (月) 曇り 

 平凡な一日。ある仕事の関係で本をたくさん読まなければならなず、国語科職員室で授業の合間に本を読んでいたら、訪ねてきた数学科のK先生に、「ホトちゃん、余裕だね~♡」と声をかけられた。まあ、端から見ると、好きな本を読んでいるようにしか見えないんだろう。仕事なんですけどね…。

2010.07.04 (日) 曇り 

 今朝の「がっちりマンデー」(TBS)にアサヒビールの社長が出ていたが、経営という観点で日比谷との共通点が多いような気がして興味深かった。例えば、
<製造場面>「スーパードライ」がステータスを確立したにもかかわらず、新商品の開発に力を注ぐのではなく、「スーパードライ」の改良や新しい味わい方の提案などで、より確固としたステータスの確立を目指す。(→日比谷の「第二ステージ」の実践など)
<販売場面>他社のビール販売を妨害するのではなく、逆に他社のビール販売にも気を配ることで、業界全体の底上げを追求する。(→進学指導重点校の連携、落ちこぼれを出さない学年指導など)
<人事場面>社内では「シスター・ブラザー制度(3ヶ月間、先輩・後輩のペアを作って、仕事や生活面の面倒を見る)」を設けることで、新人教育を勧めるとともに、離職率の圧倒的低さを実現する。(→行事を通しての学年間の連携など)
 ちなみに、女子バスケ部にもシスター制度があって、同じポジションの先輩が後輩の面倒を見ることになっている。初めて聞いた時はちょっと引いたが、学校生活全般の相談に乗ったり、OG会などでは縦のつながりの強化にもつながっているらしく、なかなかうまく機能しているようだ。
 田舎の北海道から夕張メロンが届きました!
フルーティ

2010.07.03 (土) 曇り 

 出産したばかりの娘が友人の結婚式にどうしても出席したいとのことで、ドライブがてら狭山の式場まで送迎する。私にとっては赤の他人の結婚式ではあるが、ハッピーな場にいると、こちらまでハッピーな気がしてくるから不思議である。
幸せの門出

2010.07.02 (金) 曇り・晴れ 

 帰りがけ、秩父方面が大雨ということで、またまた西武池袋線が乱れていた。この前の落雷にしろ、日本はだんだん熱帯になりつつあるような感じである。
 キヤノンフォトサークルに作品が掲載される。タイトルは「6月の早朝」。ジャンルマスターの田邊和宣先生から、「やや色温度が高い朝の色合いをうまく利用してビヨウヤナギの長い「しべ」を幻想的に撮影しています。」とコメントを頂く。
6月の早朝

2010.07.01 (木) 曇り・雨・晴れ 

 曇った朝、昼頃雨、そして午後から晴れ、と天気が忙しかった一日。仕事の方は、いつも通りである。
 帰りがけ、西武のモンブランブティックで、マイスターシュテュック・ダイアモンドを買った記念の特製USBメモリーをもらう。しかし、学校では全く使えなくなってしまったので、宝の持ち腐れではある。
 昨年5月に結婚した教え子カップルから、第一子誕生の連絡が。二人の喜びとともに、二人のご両親のお喜びが頭に浮かぶのであった。
三宝寺池の睡蓮