diary08

夏の山、夏の湖水

2010.08.31 (火) 晴れ 

 授業開始を前にして気持ちが引き締まる…ならイイのだが、相変わらずダレたままである(笑)。まあ、生徒を目の前にすると、きっと「その気」になるだろう。
 保立道久『かぐや姫と王権神話』(洋泉社歴史新書)を読んでいるのだが、もしかしたら、「ほとづか」の「ほと」は、「ほとけ(仏=ほと・気)」の「ほと」と同源かも知れない! 「ほと」=「人間の熱情(→宗教的狂熱)」というわけ。ふ~む。

2010.08.30 (月) 晴れ 

 始業に向けて、学校で色々準備する。
 内田樹『街場のメディア論』(光文社新書)が面白い。ちょっと引用。
「少し前、ある国立大学の看護学部に講演で招かれたことがありました。講演の前に、ナースの方たちと少しおしゃべりをしました。そのときに、ナースセンターに貼ってあった「『患者さま』と呼びましょう」というポスターに気づきました。「これ、何ですか?」と訊いたら、看護学部長が苦笑して、そういうお達しが厚生省の方からあったのだと教えてくれました。(中略)「患者さま」という呼称を採用するようになってから、病院の中でいくつか際だった変化が起きたそうです。一つは、入院患者が院内規則を守らなくなったこと(飲酒喫煙とか無断外出とか)、一つはナースに暴言を吐くようになったこと、一つは入院費を払わずに退院する患者が出てきたこと。以上三点が「患者さま」導入の「成果」ですと、笑っていました。」
 もう分かると思うが、生徒を「生徒さま」として扱うようになった学校も、同じ運命をたどっているのである。何事も「市場・経営」の視点で考えることがいかに制度崩壊をもたらすか、構造改革路線支持者(市場原理主義者)は考えてみるべきだろう。
 その他、本棚の話題もおもしろいし、小津映画の話やレヴィ・ストロースの話も興味深い。一読を勧めたい。
 ところで、今日フト思ったが、小沢って頭がいいのかも。というのも、小沢が出馬しそうになることで、自民党関係報道はまったくなくなったし、菅さんに対する同情が集まって、民主党のマイナス面がウヤムヤになってしまっている印象を受けるからである。本当のところは分からんが…。

2010.08.29 (日) 晴れ 

 私の父の81歳の誕生日。主人の実家の父母や妹家族、また息子夫婦にも来てもらい、総勢13名で、生まれたばかりの(父たちにしてみれば)曾孫を囲んで楽しく過ごす。おみやげをいっぱいいただいたので、当分、我が家はデザートに困ることはなさそうだ(笑)。
81回目の誕生日

2010.08.28 (土) 晴れ 

 CATVの地デジへの準備と新しい料金プランへの変更、車の整備、水漏れの後始末、その他家のメンテナンスなど、夏休み中にしなければならない懸案事項を済ます。(あとは、新しいテレビが届くのを待つのみだ…笑)

2010.08.27 (金) 晴れ 

 小沢の出馬反対。
 懸案の?テレビは、結局液晶パネルの在庫がなく直せないことに…。で、メーカーも発売後5年の製品が直せないことに責任を感じたらしく、なんと、今年の最新モデルの新品と無償で交換してくれることになった。リモコンでのスイーベル機能が使えなくなるのは残念だが、液晶の性能が上がっているので了承。微妙に得した気分である。(ただし、新しいテレビラックをアマゾンで買った)
 午前中はそんな電話の対応や、水漏れの修理。14日に水道栓を交換したばかりだが、今度は排水口のパイプの劣化が原因。築20年ともなると、色々な問題が出てくるものである。
 午後から豊島園シネマでディカプリオの「インセプション」を鑑賞。う~ん、難しくてよく分からない、最後は、ああいう風にして現実に戻れるものなのか?…みたいな感じだが、ラストではそれなりに感動。長い映画だし、映像は迫力満点なので、まあイイか。

2010.08.26 (木) 晴れ 

 午後から編集会議。休み中にたっぷり進めようということで、早い時間からのスタートであったが、まあ、かなり進展してよかった。(その分、疲れたが…)ちなみに、私は和歌の単元の担当なのだが、和歌に万人に通用するような注や訳をつけるのは、本当に至難の業である。(和歌を専門にする方々は、色々な「こだわり」をもっているに違いないので…)

2010.08.25 (水) 晴れ 

 毎日暑い。で、今日は一日中、クーラーの下で仕事をしてました。いやはや、まったくまじめな夏休みである。ちなみに、隣では主人も一日中仕事をしています…。
夏の光

2010.08.24 (火) 晴れ 

 今日も当然暑い…。午前中、久しぶりに石神井公園へ。しかし、まったくカワセミの鳥果なし。仕方ないので、単なる「セミ」を2枚(笑)。でも、背景のグリーンがキレイでしょ?
 午後から新学期に備えて授業の準備などをはじめたところ、ついつい調子に乗って?、気づいたら10時過ぎ…。これでは「夏休」の意味がまったくないのである。やれやれ…。
がんばってここまで
元気な鳴き声

2010.08.23 (月) 晴れ 

 引き続き暑い。先週は「休変」(土・日などの勤務の振替え)と「年休」であったが、今週はいわゆる「夏休」(公にもらえる夏休み5日間)でお休みである。
 旅行の前に懸案になっていた家のことを色々と整理する。ちなみに、7月の末に修理に出したテレビは、未だに戻ってこず。問い合わせたところ、工場も夏休みだったということで、今月いっぱいには…という返事だったが、まあ、代替機があるので困りはしないのだが、ちょっと時間のかかりすぎでは? 

2010.08.22 (日) 晴れ 

 今日も暑い。特に疲れた気もしなかったのだが、暑くて、車やバイクの騒音がひどくて、それなりに気を使う(信号のない道路を渡る時とか、危険運転のタクシーやツアーバスでドキドキする時とか…笑)国に行っていたせいか、今一つ疲れが抜けきらない感じである。午後から本を読もうと思っていたのだが、うつらうつらといった感じで過ごしてしまった。ただ、「街かど」については、「イイですね~♪」という感想を聞かせてくれる人が何人かいて、ちょっとうれしい感じである。
 夜、NHKスペシャル「灼熱アジア」が面白かった。

2010.08.21 (土) 晴れ 

 ヴェトナムの写真の整理などをして過ごす。昨日載せた写真の他に、もう一枚お気に入りになるはずの写真(雑誌「フィガロ」の表紙を飾ったこともある、グリーンタンジェリンというフランス料理の店の室内を撮った写真。ちなみに、ハノイの旧市街にあるこの店、値段がリーズナブルということで最終日の昼食時に訪ねてみたが、本当に室内は格好良かった。ただし、味の方は「まあまあ」といった感じ…)があったのだが、それは室内で暗かったせいかブレてしまっていて、かなり悔しい感じである。( ↓ 白黒にしてごまかしてみたが…)
グリーンタンジェリン

2010.08.20 (金) 晴れ 

 早朝、ヴェトナムより帰国。いや~楽しかった♪ ちょっとこれから忙しくなるので旅行記はむつかしいかも知れないが、写真の方は「Hoto's Gallery」の方に整理していきたい。
 ちなみに、今回の最高傑作写真はこれだ! ホーチミン市の戦争証跡博物館にて。
写真の力

2010.08.14 (土) 曇り・晴れ 

 蒸し暑い一日。台所の水道栓が調子が悪く、水漏れまでする始末となり、業者の方を呼んで修理してもらう。阪神淡路大震災以降メジャーになった、レバーを「下げると水が止まる」タイプの水道栓となる。ちなみに、洗面所はまだ「上げると水が止まる」タイプなので、当分混乱するだろう…。
 キヤノン・マーケティングから連絡があり、もしかすると、EFレンズのテレビCFに写真が使われるかも! 本当にそうなったら、かなりうれしい。タイトルは「雨の土曜日」。
雨の土曜日
 明日から、日本以上に蒸し暑い所に夫婦で旅行に出かけます。金曜日まで「爺バカ日誌」ともども更新できませんが、悪しからず。

2010.08.13 (金) 晴れ 

 13日の金曜日…だが、今日は色々な人に会ってハッピー!
 ①通勤途中に、小・中・高を一緒に過ごした友だちと永田町でバッタリ。話を聞くと、彼女のお母様がなんと日比谷から徒歩1分のマンションにお住まいなのであった。彼女は私が日比谷に勤めていることを知っていて、以前にも私らしき人物を見かけていたそうだが、今日は信号で一緒になったので、思い切って声を掛けて下さったとのこと。いや~懐かしい。
 ②学校に着くと、机上に浪人形からのメモが。合宿中に学校に来たらしく、会えなくて残念だったが、元気に夏期講習に邁進しているようで何よりである。頑張ろう!
 ③午後の学校説明会では、担任をしていた生徒の保護者の方と。今度は弟さんが受験なのだそうである。時間がなくてあまり話せなかったが、弟君の頑張りに期待したい。
 ④夕方には、明治大学の学生諸君(2名)が、東京都の教員採用試験第1次に合格したとのことで、その報告と2次試験対策の相談に。こちらも是非とも頑張ってほしい。
 ⑤合宿から帰ってきた主人と……と、こちらは「会った」とは言わないか(笑)。
 ちなみに、2回行った学校見学会は、どちらも星陵会館2階席まで満員となる大盛況であった。体育館改修が迫っているが、多くの受験生の出願を期待したい。

2010.08.12 (木) 曇り・晴れ 

 合宿より無事帰宅。怪我人もなく、いいコンディションの中で成果が挙げられたと思う。私の方は、アルコール抜き、早寝早起きの健康的な毎日、しかも、生徒向けのカロリー計算で作られた三食ということで、すっかり体重が……といった感じである(笑)。
体育館前のヒマワリ

2010.08.07 (土) 晴れ 

 明日から木曜日まで、茨城県へ女子バスケ部の合宿引率。暑い日が続いてるので、体育館とはいうものの、熱中症に気をつけてながら行って来たいと思います。「爺バカ日誌」ともどもしばらく更新できませんが、悪しからず。 

2010.08.06 (金) 晴れ 

 広島の日。
 延べ30時間の3年生向け夏期講習も無事終了! 夏休み中の学校関係の(表の?)仕事は、あとは来週の女子バスケ部の合宿を残すのみ。無事に引率してきたいものである。
 キヤノンフォトサークル「5D MarkⅡ 日本色」のコーナーに掲載された写真が、キヤノンEFレンズのPR会場に展示されることに。ちょっとうれしい。タイトルは「秋、揺らめく」。去年の秋、石神井公園の紅葉をTS-Eレンズで撮影。
秋ゆらめく

2010.08.05 (木) 晴れ 

 今日も暑い。高齢者の不明問題だが、事情を知っているとされるその高齢者のお子さんが、そもそもすでに高齢者…。これは大変な問題である。日本社会の破綻が、思ってもみなかったところにも姿を現わし始めたということか。

2010.08.04 (水) 晴れ 

 朝日新聞朝刊に「これでいいのだ学校英語」が特集されているが、内容は何一つ新しいことのない、今までの議論の繰り返しであった。賛成派と反対派の言い分には、それぞれもっともな部分はあるが、結局、40人近くいるクラスで、週数時間しか与えられない現状では、賛成派の意見は批判をかわすためのおためごかしの空論にしか過ぎないのである。賛成派の教授に言いたいが、文科省の学習指導要領改訂にかかわっている時間があったら、小人数クラスの実現や、教員研修に向けた余裕のある人員配置を目指す運動をしていただきたい。そういう整備をしないで、コミュニケーションを云々するのは、あまりにバランス感覚に欠ける(教育現場を知らなさすぎる)としか言いようがない。現状では、訳読・文法・作文の授業できちんとした基礎力を養った方が、必要が生じた時に自分で勉強したいと考える学生たちには、ずっと有効なのである。
夏草

2010.08.03 (火) 晴れ 

 今読んでいる『いじめとは何か』(森田洋司、中公新書)はなかなかおもしろい。ちょっと引用…
 (いじめの背景として)大人の言動にも無関心であってはならない。ここでいう大人とは、子どもたちと直接の関係にある人々だけでなく、マスメディアから発信される情報も含めて考えておく必要がある。いじめる側を優位に立たせる力の源泉に、大人社会の「排除の構造」や「差別と偏見のまなざし」が混じりこんでいるからである。
 この直前には、教師の言動に関する指摘もあり反省させられるが、いじめを大きく取り上げるマスコミこそが、いじめを肯定するようなバラエティを作っているのではないか、いじめを助長するような番組を(視聴率のためだけに、つまり、提供企業のためだけに)垂れ流しているのではないか、率直に考えてもらいたいものである。

2010.08.02 (月) 曇り・晴れ 

 今週も補習。ただし、内容は先週やったことと同じなので、予習は一通り済んでおり、気分的は楽な感じである。

2010.08.01 (日) 晴れ 

 午前中、女子バスケ部のOG会で学校へ。日比谷へ異動した年の3年生たちのプレーを久しぶりに見られて、懐かしかった。
 午後から孫詣で。激写するも(笑)あまりいいカットがなくて涙…。