2014.05.31 (土) 晴れ
5月最後にして夏のような暑い一日。土曜講習の1回目が予定されていたが、考査直前ということで質問教室に変更。高野和明『ジェノサイド』(角川文庫)読了。仕事関係でまじめな本ばかり読んでいたので、久しぶりにエンターテインメントを読んでみたのだが本当に面白かった。さすが「このミス2013」の第一位だけある。考査中の諸君には申し訳ないが、特薦である。
ところで、昨日は歓送迎会。久しぶりに懐かしい先生・経営企画室の方々とお会いして楽しく過ごす。多少飲み物を控えた(あれで?)ので、今日の頭痛は軽くて済む(笑)。
(↓今日のラベちゃん。もう満開?である)
2014.05.29 (木) 晴れ
古典講読の問題完成。今日一日置いておいて、明日再チェックである。8901歩。
(↓今日のらべちゃん。遅くなって暗くなってしまった。既に蚊が発生!)
2014.05.28 (水) 晴れ
古典講読の考査問題を作成する。が、まだ未完成。
今年のセンター試験国語の第1問に出題された「漢文脈と近代日本」が角川文庫から出たので購入する。ちなみに、私はこの本の著者である斉藤希史さん(中国文学、東大教授)をすっかり斎藤兆史さん(英文学、東大教授)と勘違いしていたのであった。兆史先生の本は以前面白く読んだことがあったので、「いよいよ漢文にまで手を出したのか」と思って購入してみたら別人だったという次第である。いやはや…。
今週も月・火と帰宅が遅かった間に、なんとラベちゃんは開花していたのであった。昔は開花は6月半ばくらいだった印象があるのだが、温暖化の影響だろうか? 9036歩。
(↓今日のラベちゃん)
2014.05.27 (火) 雨のち晴れ
蒸し暑い感じになってきた。現代文の考査問題を作成する。夜の教育法は、教育関連法規について講義…といっても学習指導要領の話でまとめるわけだが、学習指導要領も法的拘束力をもつ以上、憲法から始める話の最後に位置づけることになるのである。11875歩。
(↓またまた一度食べた後の豆苗を水耕栽培)
2014.05.26 (月) 晴れのち雨
今日はスポーツテストで、各学年2時間ずつ授業が体育に変更になったのだが、おかげであるクラスの授業時間の計算が狂い、考査前に2時間あるつもりでいたのが1時間になってしまった。いやはや、がんばって1時間で2時間分の考査範囲を終わらせなければ…。しかし、丁寧にやったクラスよりも急いだクラスの方が成績がよかったりすることはままあることなので、まあイイことにするか(笑)。
昼休み、クラス演劇の台本担当と台本を印刷する。今まで仮のものがあったのだが、いよいよ本番用のものが出来あがったということである。担当の諸君、ご苦労様。思い出に残るような劇をみんなで作り上げていこう。
夜、編集会議。かなりイイ教材が集まっているが、それはそれで大変なのである。12191歩。
2014.05.25 (日) 曇り
バスケ部の応援に出かける。相手は小柄ながら守備をしっかり固めてくるチームで、日比谷と似ているが故に戦いにくそうな印象。3ポイントが入った1ピリはリードしたが、2ピリでは逆転される場面も。どうなることかと心配したが、今日はリバウンドをしっかり確保してボールを支配し、4ピリはシュートもよく決まって結果的には30点差くらいで快勝である。3年生全員がコートに入れてよかった。
今日の朝日新聞「(特定秘密法から考える)集団的自衛権、そんなに急いでどこへ行く 長谷部・杉田両教授対談」が集団的自衛権と安倍政権の問題点を的確に指摘して参考になる。長くなるが引用。
■長谷部「『あご外れるほど』驚きの代物」 杉田「手品のようにすり替えている」
杉田敦・法政大教授:さて、ついに一歩が踏み出されました。「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(安保法制懇)が報告書を出し、安倍晋三首相は集団的自衛権の行使を検討すると表明しました。
長谷部恭男・早稲田大教授:英語で言うと、「ジョー・ドロッパー」ですね。
杉田 「あごが外れるほど驚きの代物」ですか。
長谷部 報告書も安倍さんの記者会見も、ジョー・ドロッパーの連続です。憲法前文や13条、「砂川判決」など自分たちに都合のいいところだけをつまみ食いし、これまで政府が「真っ黒」と言い続けてきたことを、条件をつければ「白」になると結論付けている。わけがわかりません。国民があごをはずしている隙に解釈変更してしまおうという作戦でしょうか。
杉田 確かに、まるで手品のように、集団的自衛権、集団安全保障、グレーゾーン事態、駆けつけ警護と、色々なカードを次々に見せている。あえて国民を混乱させている感じは否めません。彼らの主張は、とにかく急いで対策しなければならない。しかし憲法改正には時間がかかる。だから政府解釈の変更でやる。こういうことですね。しかし、なぜこれほど急がねばならないのか。
長谷部 そもそも早急に対処すべき安全保障上の問題が生じているというのは、第1次安倍内閣の時に出てきた話です。その後、数次の内閣では言われなくなり、それが今回また出てきた。安倍内閣ができると突如として安全保障上の緊急性が高まるんですね。
杉田 本当に集団的自衛権の行使が必要なら、憲法改正を提起し、国民的な大議論をすればいい。ところが安保法制懇座長代理の北岡伸一国際大学学長は「明治維新だってみんなでやったわけじゃない」と否定的です。一部のわかっている人間が決めればいいんだと。国民を説得しようとは、はなから考えていないかのようです。
長谷部 説得できるという自信もないのでは。
杉田 説得力のなさを、時間がないという話にすり替えている。昨年、安倍さんらが憲法96条の改正を提起した時は、主権者である国民の意思をより憲法に反映させるために、改正の発議要件を「衆参各院の総議員の3分の2以上の賛成」から「過半数」に緩めると説明していました。しかしそれが難しいとなったら一転、今度は国民の意見を聞く必要はない、閣議決定でこと足りるという。集団的自衛権の問題は、一昨年の総選挙でも主な争点ではなかったし、参院選では争点化していなかった。それなのに選挙で勝った自分たちの考えが民意だと、強引にことを進めようとしている。小泉政権の郵政民営化より悪質です。
長谷部 集団的自衛権の行使は、自衛隊員を含む国民の生命に重大な不利益をもたらす可能性がある。国民的合意を得ずに進めていいはずがありません。
■長谷部「限定容認、意図的混同か」 杉田「中身問わぬ『決める政治』」
杉田 集団的自衛権の行使容認派がよりどころの一つにしているのが、憲法9条をめぐっては過去にも解釈を変更しているではないかという点です。憲法制定時には個別的自衛権を持っているとは想定していなかったが、自衛隊創設にあたって「放棄していない」と解釈を変えたという。
長谷部 吉田茂元首相の答弁が引き合いに出されますが、彼が当初言っていたのは日清・日露戦争のように、自衛と称して戦争をするのは許されないということです。「急迫不正の侵害」に対して実力を行使するという意味で自衛権を否定するのとは、全くレベルの違う話です。
杉田 安倍首相が唱える、いわゆる「限定容認論」はどう考えますか。
長谷部 被害国からの援助要請や、必要最小限の実力を行使するというのは、国際司法裁判所が明示している集団的自衛権行使の要件そのものです。これを超えると国際法違反です。
杉田 つまり、一般的な要件を再確認しているだけで、限定にも何にもならないということですね。
長谷部 日本が行使できないとされてきた集団的自衛権とは、国際社会の平和と安全という公益のために、自国の防衛と切り離して、他国に対する攻撃に対処する権利です。今回、それを行使できるようにする、ただし「我が国の安全に重大な影響を及ぼす可能性があるとき」に限るという。これでは、その時々で政府が「可能性がある」と判断すればそれまで。限定することにはならない。逆に、我が国の安全が本当に危険にさらされているなら、個別的自衛権で対処可能のはずです。違う話を意図的に混同しているのか、自分でも分からなくなっているのか。
杉田 まるで集団的自衛権という「シンボル」を勝ち取るために、これまでの憲法解釈を変更しようとしているかのようです。
長谷部 とにかく「集団的自衛権」と言いたいと。
杉田 安倍さんを含めて、「決められる政治」を追求していくと、中身はともかく決めればいいということになりがちです。そのために、憲法など権力へのブレーキは全部外せということになる。特定秘密保護法もその一環でしょう。ちなみに北岡さんたちは、1990年代の政治改革論議の頃に、与党は一種の期限付き独裁を許されるべきだとしていました。次の選挙で審判を受けるのが唯一の「歯止め」だと。そういう民主政治観が今回の報告書や政権の態度にもつながっていると思います。
■杉田「世論につけ込みこわもて」 長谷部「日本、『怪物』にならぬよう」
長谷部 私は安倍政権の特徴は「急ぐ政治」だと思います。急いで決める政治。秘密法の基本構想を作ったのは民主党政権です。民主党政権は成立を急がなかった。安倍さんは急いだ。秘密法に関して世論が硬化した要因は、そこにあるのではないでしょうか。
杉田 いまの世論を考えると、北朝鮮による拉致問題と、中国との尖閣諸島の領有権問題が大きく影響している。これは、そもそも集団的自衛権の問題と関係ありませんが、心理的には結びついている。日本が「なめられている」からそういう問題が起きるので、集団的自衛権などでこわもてになれば、近隣諸国もおとなしくなるのではないかという素朴な感覚が底流にある。外務省筋や政権がそこにつけ込んでいます。抑止力を持つべきだとの考え方を全否定はできませんが、「安全保障のジレンマ」と言われるように、強硬策がかえって緊張を高め、偶発的な危機につながりかねないことは歴史が証明しています。
長谷部 日本が自衛隊を出せば、中国は中国軍を出してくるだけの話です。哲学者のニーチェは「怪物と闘う者はそのために自身が怪物にならぬよう気をつけろ」と言っています。隣の「こわい国」と闘わなきゃと、立憲主義をかなぐり捨てて憲法解釈を変えれば、日本自身がおかしな国になってしまうでしょう。(後略)
2014.05.24 (土) 晴れ
午前中、昭和記念公園へ。先週はレンゲソウを撮りに行ったのだが、草刈りとともに刈り取られてしまっていて残念な結果に。とは言っても、シャレーポピーが撮影できてよかったのだが、今日はヤグルマギクがメインターゲット。少し見頃過ぎではあったが、好天のもと撮影を楽しめた。結果は「こちら」から。
(↓今日のラベちゃん。昼間撮ったので、茎が面白い感じに。)
2014.05.23 (金) 晴れ
懸案だった国語科の仕事をみんなで手分けして済ませ、国語科主任としてはちょっと肩の荷が下りる。現代文の授業で、割と自由に意見を発表させる授業を行ったところ、結構楽しくてよかった。10780歩。
(↓今日のラベちゃん。いよいよイイ香りが立ちこめてきた!)
久しぶりに、キヤノンフォトサークルに写真が掲載される。ちなみに、メインのカメラをフジに変えたので、フジで撮った写真を3枚投稿したのだが、連続して非掲載。久しぶりにキヤノンで撮ったのを投稿してみたのである。タイトルは「ラベンダーのマジックアワー」。ジャンルマスターの並木隆先生から「背景のキラキラしたボケがいいアクセントですね。でも、ラベンダーのいくつかが中途半端なボケになっているので、合わせるなら合わせる、ぼかすならちゃんとぼかすメリハリをつけるようにしましょう。」とご講評いただく。その通りで、ラベンダーの群生だとどこに視点を合わせるかが難しいのである。勉強します。
2014.05.22 (木) 晴れ、にわか雷雨
放課後、進路指導をメインテーマにした保護者会。その後のクラス茶話会では、生徒たちの家での様子が聞けて面白かった。全般に家でも進んで勉強に取り組むようになってきたようだし、行事にも昨年以上の熱心さで取り組んでいる印象をお持ちの保護者の方が多いようで、成長してきたんだなぁ~という感慨を抱く。日常では物足らない部分ばかりに目がいってしまう関係で、ついつい小言を言いたくなってしまうのだが、こうして保護者の皆さんの話を聞いていると、もっとそれぞれのイイ面を見てやらなくてはいけないなと反省。10826歩。
2014.05.21 (水) 雨
月・火と10時過ぎの帰宅が続いたが、今日は久しぶりに6時半過ぎのギリギリの光でラベちゃんが撮影できる時間帯に帰宅。ちょうど雨上がりで、もう少し光があると水玉がキレイに撮れたのだが…。
今日から3学年は夏期講習の受付開始である。早速国語科にも多数の申し込みがあり、まあしっかりやらないと…といった感じである。9515歩。
(↓今日のラベちゃん)
2014.05.20 (火) 晴れ
夜の教育法はリバティ・タワーの11階が教室なのだが、今日は講義が終わったあと、たまたまみんなが同じエレベーターに乗り合わせることになり、「この講座は仲がいいねぇ~♪」などと学生たちが楽しそうに話していてイイ雰囲気であった。ホント、人数があともう5人くらい増えてくれれば最高なのだが…。14574歩。
2014.05.19 (月) 晴れ
今日は朝の遅刻の立ち当番があって、その後3時間連続授業。昼休みの後は分掌の会議で、放課後は臨時職員会議。しかも、夜は編集会議…ということで、すっかり疲れた。ラベちゃんの写真もなし。11706歩。
2014.05.18 (日) 晴れ
金曜日からの新聞を読み返す。安倍首相の集団自衛権(=自らが攻撃を受けなくとも他国の戦争に加わること)発言が、いかにアンフェアで(都合のより論理展開・引用)、レトリックに満ちたものであり(現実的でない心情に訴える例示)、立憲主義に反するものであるか(自らを憲法解釈の責任者とする不見識)が、丁寧に分析されていた。選挙で実質的には低い支持しか受けていない政権担当者が、調子にのって持論を展開する。積極的平和主義というのが決め台詞らしいが、「積極的」を積極的に押し出す人ほど恐ろしいことを想起したい。中国の問題もあるし、日本人も海外へ多く出かけて活躍している。しかし、9条という根本があり、その理想の価値が決して減ずるものでない以上、安易に現実にすり寄るのではなく、その理想と現実とのきわどいすり合わせに力を尽くすのが外交の本質であろう。
ところで、午前中、昭和記念公園へ。シャレーポピーが満開。
(↓今日のラベちゃん)
2014.05.17 (土) 晴れ
第1回校内模試の生徒指導で出校する。18時10分に試験が終了したのに、予備校の担当者が答案枚数の確認に手間取り、学校を出られたのは何と19:40過ぎ! 来客を交えて家族で食事する予定だったが、すっかり予定が狂って残念至極。やれやれ…。
(↓今日のラベちゃん。朝に撮影しておいてよかった~)
2014.05.16 (金) 晴れ・通り雨
放課後、前の学年で担任をしていた生徒が遊びに来る。慶応卒業後に就職していた伊藤忠を辞めて、別のIT系企業にトラバーユとのこと。個人的にはちょっともったいないんじゃない?という感じであるがどうなんだろう。9557歩。
(↓今日のラベちゃん)
2014.05.15 (木) 雨・曇り
「すき家」を展開する会社の社長が「日本人は3K(きつい、きたない、危険)の仕事をやりたがらなくなっている」と嘆き、原則である24時間営業をやめる店も出ているという。アルバイトが集まらないらしいが、それなら24時間営業など止めればよいと私は思う。だいたい不必要な24時間営業が多くないか? 8305歩。
夕飯を食べながらBSでモン・サン・ミシェルの特集を見ていたら、なんとフランスの牡蠣は9割が日本の種ガキから育ったものなのだそうだ。病気でフランスの牡蠣が壊滅した時に、日本の宮城産の種ガキを輸入して今に至っているとのことで、それ故、3年前の3・11の時には、逆にフランスの牡蠣漁師たち(主としてモン・サン・ミシェルのそばのカンカルの漁師の方々)が援助の手をさしのべてくれたという。全然知らなかったが、なかなかイイ話である。ちなみに、私は牡蠣はダメなんだなぁ…笑。
(↓今日のラベちゃん。6時半近くでも、結構きれいに写る)
2014.05.14 (水) 晴れ
5時間連続の疲れる日だが、なんとか今日も乗り越える。ところで、仮設校舎から本校舎に戻るに当たって色々な準備が始まっているが、今、我々に与えられている個人端末(パソコン)が大職員室(今の学年職員室)に配置される予定だという。ちょっと色々な事情で詳しくは書けないのだが、これは大きなマイナスである。というのも、端末がある場所に我々教員は基本的にいることが多くなるわけだが、それが学年・分掌ごとになっている大職員室では意味がないからである。もちろん、学年・分掌の仕事も重要だが、日比谷が日比谷として持っているのは、各教科の指導による。それ故、各教科の教員が日常的に集まって仕事をする体制を整えておかないと、これからの学習指導には大きな支障が生じる可能性があるのである。その辺りのことを充分に踏まえて他校並みの仕様から脱却しなければ、せっかく積み上げてきた日比谷の実績もあっという間に水泡に帰してしまう可能性がある。今後、慎重な対応が必要だろう。8730歩。
(庭のラベンダーが膨らみ始めた)
2014.05.13 (火) 雨のち晴れ
3学年の夏期講習の予定がほぼ出そろう。教室などの調整で多少変更があるかも知れないが、とりあえず骨格はできた感じなので、職員室に掲示して間違いがないか確認をしてもらっているところである。できれば来週の月曜日くらいには教室掲示できるようにしたい。11738歩。
夜の教育法は結局10名ということで、イイ学生ばかりなのだが、いかんせん人数が…という感じ。毎年、教採ガイダンスと就職ガイダンスを講義の途中に入れていて、教採ガイダンスの方はこの講座のOB・OGである東京都現役教員を呼んでいるのだが、就職ガイダンスの方は友人(テレビCFでもおなじみの超一流企業の人事部長!)にお願いしている関係もあり、ちょっとこの人数では…と躊躇していたところ、学生たちとしては「是非お願いしたい!」とのことなので、とりあえず連絡してみることに。さて、どうなることやら…。
2014.05.12 (月) 晴れ
今日から教育実習生がやってくる。懐かしい顔がいっぱいであるが、「先生、授業を見学させて下さり!」とやって来たりするから油断大敵である(笑)。10295歩。
2014.05.11 (日) 晴れ
「びっくりホース」で朝の水やり…って、主人が。私はその横でカメラ係?を。
女子バスケの国体予選応援に出かける。だいたい5点くらいリードで試合が進むが、同点になったり逆転されたりする場面もあってスリリングな展開、最後の最後まで気の抜けない試合であったが、最後に3ポイントとフリースローをしっかり決めて突き放す。や~勝ってよかった~♪ 会場が日比谷だったせいか、私のクラスの生徒も何人か応援に来てくれていた。ありがとう。
(息子夫婦が母の日の花を届けてくれる)
朝日新聞の「私の視点 憲法を考える」より、歴史学者のジョン・ダワー・マサチューセッツ工科大名誉教授の意見を引用しよう。教授は『敗戦を抱きしめて』(岩波書店、2004)でもおなじみ。
安倍晋三首相は憲法改正を最優先課題の一つに掲げており、かつてなく実現性が高まっているように見える。改憲を支持する人々、特に9条の見直しを訴える人々は、憲法の制約を外せば、本物の軍事力を持った「普通の国」になれると言う。しかし、この主張には問題がある。
戦後、日米安保条約に基づく日米の軍事協力関係には、当初から明確な目的があった。米軍がアジアに前方展開する際、日本を拠点にすることだ。このため自衛隊は常に米国の管理下にあり、決して自立して行動できない仕組みになっている。
たとえ改憲しても、この対米従属は続く。米軍への依存は変わらないし、むしろ米国の戦略により深く組み込まれることになる。日本が軍備を拡張すればするほど、米国の世界的な軍事活動に積極的な参加を求められるだろう。
これまで日本は、韓国のようにベトナム戦争に引きずりこまれることなく、イラクやアフガニスタンでの戦闘にも直接関わらずに済んだ。憲法の制約がなければ、こうした米国の誤った戦争に直接巻き込まれていただろう。
今の憲法は、米国が日本にただ押しつけたわけではない。例えば、故ベアテ・シロタ・ゴードンは連合国軍総司令部(GHQ)の民政局で、草案作成委員の1人として24条の男女平等条項の実現に力を注いだ。条文の翻訳を巡って米側と日本側が対立すると、通訳として日本側の立場も配慮し、内容のバランスをとったこともあった。
日本で幼少期を過ごした彼女だけでなく、民政局次長で弁護士だったチャールズ・ケーディスら他の草案作成委員たちも、日本人が民主主義的な国をつくれると信じていた。彼らの理想主義が、合衆国憲法に書かれていない平和主義を掲げて戦争を放棄し、女性の権利を保障するような進歩的な憲法を生み出した。
憲法起草を主導した米国人たちは、占領終結後、日本人が自ら憲法を改正すると予想していた。1950年の朝鮮戦争以降、米国は日本の再軍備を求め、憲法の制約を取り払うことも求めてきた。しかし日本国民はこれまで一貫して、憲法が掲げる反軍国主義の理想を支持し、改憲は実現しなかった。私はそのことに敬服している。
日本は米国の軍事活動に関与を深める「普通の国」ではなく、憲法を守り、非軍事的な手段で国際問題の解決をめざす国であってほしい。
「敬服」してくださる方々はたくさんいるのである。またそれに値する憲法でもあるのである。
2014.05.10 (土) 晴れ
バスケ部の保護者会に出たり、庭の手入れをしたりして過ごす。3月末にIDÉEショップで注文しておいたカーテンがやっと届く。
(アリウム・ネアポリタナム)
(今年もラベンダーのシーズンが!)
2014.05.09 (金) 晴れ
授業(枕草子)で「牡丹」が出て来たのだが、本物を見たことがあるかどうか分からないという生徒が四分の一くらいいた。まあ、あまり若い人に受ける花とは思えないし、あの大柄な姿が家庭で見られるとも思わないのだが、季節感の理解などは(私も含め)かなり難しくなっているのだなと思う。ちなみに、我が家の庭には牡丹が植わっていて、開花に向けて準備中といった雰囲気を醸し出し始めている。今日はその隣でアヤメが咲いた。庭の水やり用にテレビの通販で買った「約3倍にのび~る!! びっくりホース」が届く(笑)。9223歩。
2014.05.08 (木) 晴れ
昨日から学校公開が始まっていて、昨日は100名を超える方(保護者や、受検生の保護者、塾関係者など)がいらしたようだが、3年生の授業は公開していないので、今年3年生の授業しか担当していない身としては気楽な感じである。ちなみに、今回は予約制で、自由気ままに見ていただくわけではなく(そういう学校公開は10月に行う)、1時間の授業に最初から最後までおつきあいいただくわけであるが、それなのに、そういう見学者に対して何の資料も用意しないで授業に臨む先生が一部いらっしゃるのはどうかと思う。45分もおつきあいいただくのだから(お願いしてつき合ってもらっているのではないという声があるとしたら、そもそも学校公開の意義に対する理解不足だろう)、せめて授業範囲の教科書のコピーくらいは何も言われなくても用意すべきなのではないだろうか。8899歩。
2014.05.07 (水) 晴れ
清々しい一日であったが、連休明けが5時間連続の水曜日で、午後からは居眠りモードに。11507歩。
韓国の船舶事故は、過積載の問題はもちろんのこととして、船長が68歳で安い賃金の引退仕事だったことや、船員も新任がほとんどだったことなどが明らかになっている。韓国でも格差が拡大しているらしく、仕事に対するプライドや責任感といった部分での課題が話題になっているらしい。決して他人ごとではなく、同じような状況が日本でも見られるようになるのではないだろうか。
2014.05.06 (火) 曇り
昨日の草取りは、腰に来なかったかわりに、太ももの裏側の筋肉にやってくる。とほほ…。しかも、衣更えをしたと思ったら寒い日でけっこう困る。午前中、5月人形を片付けたり、クリーニング屋さんに出しておいた冬物を引き取りに行ったり、庭いじりの続きをして野良猫対策をほどこしたりして過ごす。午後から書店で『天野祐吉のCM天気図傑作選』(朝日新聞出版)、『宮崎駿論』(杉田俊介、NHK出版)、『日本文学の表現機構』(安藤宏 他、岩波書店)、『文学理論講義』(ピーター・バリー、ミネルヴァ書房)の4冊を調子に乗って購入。その後、夫婦揃って授業の下調べ。珍しく部活の引率がなく、天気も3日以外はぱっとしなかったこともあり、割と家庭的?なGWを過ごした感じである。
2014.05.05 (月) こどもの日・曇り
今日は夫婦で庭の草取り。曇りで涼しかったため結構まじめに取り組んでいたら、あっという間に3時間以上たっていた。ついでにクルマの掃除もする。おかげで腰に来そうな雰囲気なので、午後からはアリナミンを飲んでのんびり読書。
2014.05.04 (日) みどりの日・晴れ
今日もイイ天気。午前中、ガラガラの都内ドライブを楽しみ、午後からクローゼットの衣更えをしたりしながらのんびり過ごす。クリーニング屋さんに山ほど冬物のジャケットやコート類を出す。
2014.05.03 (土) 憲法記念日・晴れ
孫たちを連れて豊島園のプリキュア・ショーに出かける。開演1時間以上前の長蛇の列を見て、その人気ぶりにビックリ。しっかり並んで観覧したが、あれだけ内容のない見世物も久しぶりで二度目のビックリ。そして、にもかからわず大盛り上がりの子供たちに三度目のビックリであった。いやはや…。しかし、孫たちと過ごすのが目的なので、そんなことはノープロブレムなのであったよ。
2014.05.02 (金) 晴れ
ソニーの収益下方修正ニュース…。アイボのロボット事業からは撤退して久しいし、VAIO事業も売り払ってしまったし、本社社屋も売却…。私は結構ソニー好きで、ノートパソコンはずっ~とアップルとバイオだし、αというデジタル一眼が出た時は、α100→α700→α900→α55と4台も購入した(現在もα55だけは手元にとってある)。ちまたで揶揄される「ソニータイマー」の被害にあったこともない。そんなソニーの存在感が薄れるのは寂しい気持ちであるなぁ。10544歩。