10月

2014.10.31 (金)  晴れ・曇り

 保育園の行事だと思っていたハロウィンだが、街中でも大学生などの仮装を見かけるようになった。世も末である。8456歩。
 キヤノンフォトサークルに写真が掲載される。先週のトップページにも使ったし、17日の diary にも登場させた写真で、自分なりには久しぶりの自信作ということで他社製カメラでの撮影ながら投稿してみたのである。タイトルは「池辺のカフェ」。ジャンルマスターの安珠先生から「よい案配で、赤いセーターの人がいましたね!アクセントになりました。小さくてもちょっとした射し色で、全体が引き締まります。鏡のような水面、手前に入れた木々、この場の雰囲気を伝える一枚です。」とご講評いただく。赤いセーターの人と、カフェの看板がアクセントになって、解像度の高いカメラの性能がよく発揮された一枚になったと思う。(クリックすると、解像度を伝えるために、3000×2000pxで表示されます)
池辺のカフェ

2014.10.30 (木)  晴れ

 放課後古典補習の2回目。今日は漢文ということもあって、参加者はちょうど40名。扱ったのはそれなりに難しい問題だと思っていたのだが、終わったあと「先生、結構できました!」という明るい声も聞かれてイイ雰囲気である。8817歩。

2014.10.29 (水)  晴れ

 二畳庵主人こと加地伸行先生の『漢文法基礎~本当にわかる漢文入門』(講談社学術文庫、2010)を読了。実は、再読である。こういう筋の通った本は本当に読み甲斐がある。ただし、これを受験生(日比谷生)に勧めるかというと、私は勧めない。労多くして(およそ600ページ)、受験生の得るところは少ない。確かに、二畳庵先生がこの本を書いた当時(初版は1984年に増進会(=Z会)出版社より刊行)は、碌な漢文参考書がなかったのかも知れないが、今はこの本よりもずっと手軽で有益な本が多くあるからである。ただ、そういう本は、役立つし得るところも大きいが、『漢文法基礎』のように読んで豊かな満足が得られる本ではない。受験生には勧めないが、漢文を教えなければならない非専門の教員は、ぜひ読んでおきたい本である。6975歩…って、このごろ歩数が伸びないが、そんなに怠惰になったつもりはないのだが…(笑)。

2014.10.28 (火)  晴れ

 放課後、3学年の保護者会。この時期は進路の話題ばかりだが、進路主幹のU先生は、現実には厳しい話を、オブラートに包むような楽しい話に被せながら展開するという高等テクニックを披露していた。とにかく、心が揺れるこの時期を、保護者ともども前向きに乗りきってくれることを期待したい。
 その後、クラス保護者会。ほとんどの生徒諸君が、3年間のまとめの行事をしっかりと成し遂げた満足感を感じてくれているようで何よりであった。家庭での学習状況には「?」がつく感じだったが、少なくとも学校での学習態度はしっかり受験生になっている旨伝えたつもりである。
 さらにその後、クラス懇親会。受験に関する迷いが話題になる一方で、学校外での武勇伝?なども聞けて、短いながらも有益な時間であった。幹事のお母様、ありがとうございました。9084歩。

2014.10.27 (月)  晴れ

 10月にしては暖かな一日も、授業と添削で終わっていくのであったよ。7921歩。
 予算編成が厳しい財務省が、目に見える成果があがっていないという理由で、学級規模を35人から40人に戻そうとしているらしい(それによって教職員を削減して予算を浮かせるというわけである)。財務省のいう「成果」の基準は、「いじめの件数」と「不登校の件数」で、不登校の方は減っており、「成果」があがっていない根拠というのは、どうも「いじめの件数」らしい。しかし、学級規模が小さくなったからいじめが発見できるようになり、その結果「報告数」が増えただけということなのかも知れない。しかも、財務省があげている数字は、35人定員になってからの過去2年あまりの数字に過ぎない。いくらなんでも2年で教育上の成果を期待するというのは如何なものか。財務省などは「数字」で判断せざるを得ないのだろう。しかし、教育という国家の根幹に関する部分の予算を、たった2年の(根拠もあいまいな)数字で引き下げようとしているとしたら、とんだ不見識と言わざるをえない。ここはどうか文科省に頑張って貰いたいところである。財務省に負けないだけの知恵を信念をもった官僚(大臣は…ダメだろうなぁ)が文科省にいるとよいのだけれど…。
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2014.10.26 (日)  晴れ

 都立高校の合同説明会ということで、都立晴海総合高校に出かける。日比谷ブースを訪れる人は少なめだろうということで、午前中6名+午後4名の体制だったが、午後からは(午前中に行われていた「都立独自入試校模試」が終わったこともあり)ひっきりなしに相談者が来場して休む間もなしといった感じですっかり疲れきる。人の話をしっかり受け止めて、それに対して(まだ日比谷生でもない中学生やその保護者に対して)できるだけ親切かつ正確な情報を誤解なきように提供するというのは、それなりに大変なことなのである。

2014.10.25 (土)  晴れ

 毎年、練馬区の高齢者事業団の方庭木の手入れをお願いしているが、今日がその作業日ということで、作業を見守りながら家で過ごす。かなりしっかり刈っていただいた印象。5K-Retina 搭載の iMac が到着する。

2014.10.24 (金)  晴れ

 昨日とは大違いで、午後からは教室は蒸し暑いくらいな感じであったが、おかげで風邪の調子がよくなった。
 都立K立高校の先生が授業見学にいらして、3年生の古典講読の授業をお見せする。ちなみにこの先生、2限から7限まで!6時間かけて、1~3年の国語の授業を熱心に見学なさったようである。私も便乗してS先生の一年生の古典の授業を見学させていただく。さすがS先生の授業で、生徒の動かし方や板書の仕方など、参考になることがいっぱいあった。8913歩。

2014.10.23 (木)  雨・寒し

 今日から東大の入試問題を題材に、古典(古文と漢文)の記述対策放課後補習を始める。参加希望者には、プリントを用意する関係で前もって申し出るように言っておいたところ、30名くらいかなと思っていたら、49名の参加ということで、どうせ補習をやる身としてはうれしい悲鳴である。センター試験の準備と並行して行う記述対策のペースメーカーとしてうまく活用してくれるとイイのだが。ノドの調子は今一つで、綾瀬はるかがコマーシャルをやっている風邪薬の「私はノドから」用を購入する。8792歩。

2014.10.22 (水)  雨・寒し

 どうも朝起きたときからノドの調子が悪い。季節の変わり目で寒くなったから注意しないと。
 にもかかわらず、昨日は大学で遅くなったが、今日も編集会議で遅くなり、しかも会議が終わったのが9時半過ぎだったので、とうとう帰りにタクシー利用。あ~あ贅沢をしてしまったなぁ…(神保町から練馬までかなりかかりました…泣)。9186歩。

2014.10.21 (火)  晴れ

 今日の教育法の教材研究演習は志賀直哉の『清兵衛と瓢箪』だったが、担当班が非常にしっかり準備をすすめていたため、小人数(後期は10名!)の定時制的状況なのだが(笑)、議論が盛り上がって楽しかった。おまけに、私自身が見逃していた点の指摘もあったりして勉強にもなった。11260歩。

2014.10.20 (月)  晴れ

 しっかり働こうと思っている時に、目の前の課題とは関係のない周辺的な事情で足元をすくわれるのは悔しいだろうなとは思うが、一方で未だに足元をすくわれるレベルの事態が継続している政治の世界とは一体何なのでしょうねという印象。同時に、「説明責任、説明責任」と偉そうに繰り返す方々に、あなた本当に大丈夫なんですか?と確認したい印象でもある。つまり、政治不信。7426歩。

2014.10.19 (日)  晴れ

 午前中、実家の家族と父の一周忌の打ち合わせをしたり、夏の間庭に出しておいたベンジャミンの手入れをして家の中に移したりと、いくつかの懸案を片付ける。
 午後から編集会議。4時間もやると、頭がすっかり働かなくなってくるのであったよ。ふぅ~。

2014.10.18 (土)  晴れ

 午前中、孫娘の運動会の応援に出かける。午後から校内模試の監督をすることになっていたので、途中で後ろ髪を引かれる思いで出校する(泣)。そのせいか、午後からず~っとひどい頭痛に悩まされて仕事にならず。いやはや…。
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2014.10.17 (金)  晴れ

 ドライブに出かけて、東京よりも一足早い秋を味わってくる。天気がよくて良かった~。
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2014.10.16 (木)  晴れ

 朝は寒かったが、日中は穏やかなイイ一日。何事もなく、平和な一日。明日は月曜日の振替休日日で、明後日が最後の校内模試である。生徒諸君、間違えないようにね。8964歩。

2014.10.15 (水)  曇り・雨

 シトシト雨で肌寒い一日、セーターやジャンパーを着ている人もいた。
 エボラ出血熱が相当ヤバイ状況になりつつあるのではないか。NHKの夜7時のニュースでは、どんな症状が出るのか、どのように感染するのかなどを伝えていたが、そういうことを夕食の時間帯のニュースでやるということは、それだけ危機が迫っているということだろう。7096歩。

2014.10.14 (火)  晴れ

 台風一過の輝く好天であった。ただ、夕方から風も強まって寒くなった。そろそろ添削の希望が増え始めて、空き時間が忙しくなってきた。やれやれ。11278歩。

2014.10.13 (月)  体育の日 曇り・雨

 午前中は学校公開日ということで、校舎が新しくなったこともあるのだろうか、いつも以上に多くの見学者にいらしていただけた印象である。とはいっても、今年は3年生(授業は公開していない)の授業しか持っていないので、個人的にはまったく変化なし。昼休み、卒業アルバム用に国語科教員の写真を撮影。4時過ぎに「暴風警報」が出たことで、生徒たちに下校指示を出す。生徒のいなくなった静かで落ち着いた校舎は、やはりイイ感じである(笑)。9450歩。
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2014.10.12 (日)  曇り

 どうも朝から天気が今一つであったが、晴れるという天気予報を信じて昭和記念公園に出かける。残念ながらコスモスは見頃過ぎになりつつあり、おまけにず~っと曇りのままであった。人出は多かったが、それなりに撮影は楽しめた。成果?は「こちら」から。
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 移動中のクルマの中で素敵な曲に遭遇。PVに登場する小島藤子ちゃんもイイですなぁ~。

2014.10.11 (土)  曇り・晴れ

 セイケトミオさんの10月10日の「裏道」、高橋俊秀さんの10月6日の「Sicilia Snaps 高橋俊充写真展 終了致しました」の写真、これが「私はこういう写真が撮りたい!」の代表例といったところか。(どちらもライカなんだよなぁ…)
 昨日購入した『伊勢物語評解』で早速勉強してみるが、残念ながら教科書の指導書レベルの解説で、ここが知りたい!というところには手が届いておらず、残念な印象である。もちろん詳しすぎる解説はノイズになるのだから、読者レベルの想定によって内容が変化するのは当然で、その内容をよく確かめもせずに購入した私が悪いのだが、鈴木先生の本だしなぁ…と思うと、何となくガッカリなのであった。

2014.10.10 (金)  晴れ

 後期最初の授業の一週間が終わる。だんだん授業の調子も出て来た感じである。
 夜、編集会議。会議の時間まで余裕があったので、神保町の岩波書店に行ったところ、昨年亡くなられた鈴木日出男先生の『伊勢物語評解』(筑摩書房、2013)を発見。フランス文学にうつつを抜かしている場合ではない!ということか(笑)と思って購入。そろそろ『伊勢物語』も復習しなければいけないなとは思っていたので、鈴木先生のご本で勉強させていただくとする…かな?10152歩。

2014.10.09 (木)  晴れ

 9月30日のところに書いておいた『ボヴァリー夫人』を昨晩読了。予想に反して(失礼)面白かった。ストーリーは現代としては目新しさはないが、表現がおもしろく、そういうことが楽しめるようになった自分もなかなか偉いかも(…自画自賛(笑))。
 ちなみに、蓮見重彦先生が推薦する河出文庫版で読んだが、蓮見先生の解説を読むと、訳者の山田𣝣(やまだじゃく・東大教授)さんは蓮見先生の先生で、しかも森茉莉さん(森鴎外の娘)のお子さんとのこと。つまり、鴎外の孫というわけで、そんなところも興味深かった。久しぶりにスタンダールも読み返してみたくなった。9996歩。
 ところで、村上春樹は残念であったし、受賞すればうれしいが、これだけ翻訳も進み、これだけ騒がれていながら受賞できないのは、やはり作品がそのレベルなのだということだと思う。感傷をそそる表現とストーリーで人を癒やすだけでは、時代を代表する超一流とは言えないのであろう。
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2014.10.08 (水)  晴れ

 学級タイムで受験を考えている大学を一覧を作らせたが、今までとは取り組む姿勢が違う感じで、さすが3年生の後期といった感じであった。
 放課後、S予備校の方を招いて、夏休み中に実施された東大実戦模試の分析会を学年で行ったが、今回の模試では文系の国語に課題があるということであった(ちなみに、K塾の東大オープンでも同様の結果だったと聞いている…)。ただ、マーク模試では文系・理系とも好結果を得ていてるので、これからの添削指導が重要ということだろう。課題を認識するというのは、やはり有益である。
 帰宅途中、東の空の大きな満月だった月が、帰宅して窓を開けたら月食がはじまっていて、その後すっかり皆既月食になった。なかなか見応えがあった。8746歩。
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2014.10.07 (火)  晴れ

 実力テストの古文の出来があまりにも悲惨なので、授業で出題意図や読解・解き方のポイントを解説する。これからの勉強法の確認にもなったので、よかったのではないかと思う。
 ノーベル物理学賞(赤崎教授=京都大学出身、天野教授=名古屋大学出身、中村教授=徳島大学出身)の発表日、小保方さん(早稲田大学出身)の博士論文取り消しが発表される。村上春樹はどうでもいいから、日本国憲法の第9条がノーベル平和賞を受賞して、安倍にでも賞を貰いに行ってもらいたいものである。12261歩。
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2014.10.06 (月)  台風・台風一過

 台風の警報が11時半までに解除にならなかったため、結局「休校」となる(主人の学校は、朝の時点で警報が出ていると休校というスッキリ型、羨ましい…)。ちなみに、私はいつも通り、雨風が激しくなる前の6時半には学校に着いていたので特に影響なし。我がクラスの生徒で登校した者は5名(すべて男子)!「だって先生、一時間目体育だよ」とのこと。体育だから「様子見」ではなく、体育だから「登校」というところが偉い…と言ってイイのだろうか(笑)? 授業がないので、実力テストの採点や授業に下調べの続き、修理の終わったパソコンのアップデートなどといった仕事がはかどって、有意義な一日であった。10525歩。

2014.10.05 (日)  雨

 雨で寒い一日、セラミックヒーターを試運転する。こういう雨の日は仕事(明日からの授業の下調べなど)がはかどって何よりである。
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2014.10.04 (土)  晴れ

 午前中、平成27年度入試に関する学校説明会。地域別に午前中は2回開催したが、どちらの回も1階のフロアが一杯になる程度で、2階席にまで人があふれることがなくて(会場係としては)よかった。午後の2回はどうだったのだろう?
 その午後は、オーケストラ部の定期演奏会を聞きに杉並公会堂へ出かける。素晴らしい演奏で楽しめた。敢えて言えば、メインの「新世界」よりも、「ウィンザーの陽気な女房たち」(オットー・ニコライ)、「絵のような風景」(ジュール・マスネ)の演奏の方が表情豊かだったような気がする。10288歩。
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2014.10.03 (金)  晴れ

 実力テスト第2日目。国語の答案が出る。私は古文と漢文を出題して、古文の採点から始めたが、あまりに思い通りの誤答の連続にうれしいやら呆れるやら…。
 教員は健康診断日ということで、試験監督の合間に検診を受ける。視力の低下…というよりは、あまりのガチャ目ぶりに我ながらビックリ。これでは読書の際にローガンキョーが手放せないわけである。13695歩。

2014.10.02 (木)  曇り・小雨

 避難訓練と始業式、その後実力テスト。始業式は一昨日終業式をやったばかりで今一つピンと来なかったが、校長挨拶の際に校長が各学年の生徒それぞれ2名に、「後期にしっかりやろうと思っていることは何?」とインタビューしたりして、それなりに式らしい式になった。今日の実力テストは、3年生は英語と理科で、まだ答案は出ず。
 ところで、都から支給されている東芝製パソコンがまた調子が悪く、修理を依頼する。どうも悪いマシンに当たってしまったらしい(泣)。都全体でメールソフトを入れ替えるのだが、ドライブの調子が悪くて新しいソフトのインストールができないのである。仕事の根幹に関わるので、結構イライラである。10401歩。
 イライラした時は、オレンジペコーの「やわらかな夜」を。秋の夜にピッタリである。

2014.10.01 (水)  雨

 10月1日は「都民の日」で、昔は都立学校は休みだったのだが、今や教員は勤務日である。午前中、3学年の担任全員と進路部プロパーの先生方が集まって、センター試験願書の最終点検と出願準備を行う。無事終了。 
 午後からは、小学生向け!学校説明会。12組26名の参加者の皆さんを相手に「漢字の力」というタイトルで体験授業を実施する。小学生相手の授業はしたことがなく、困ったことになったと思っていたのだが、他の生物、地理、英語の体験授業に比べると参加者が少なく、結構ホッとする(笑)。しかし、孫との会話からプリキュア・妖怪ウォッチなどの知識を仕入れていたこともあり、授業の内容(漢字が日本人の「知」をどれだけ支えているか具体的に考えてみることで、これから頑張って漢字を学習してほしいというメッセージを伝えた)ともども、それなりに楽しんでいただけたのではないかと思う。9630歩。