2019.04.30 (火) 雨・曇り
平成最後の日ということで、色々なことがあったり・やったりした人もいるらしいが、特に感慨もないまま家で過ごす。新聞記事もいろいろあって面白かったが、政権がダメな分、国民の陛下に対する期待が高まっているのではという分析には納得。
(↓Photoshopで「自然な彩度」を最低にするとこんな感じ)
今日の教養は「シャリーア」。信仰の実践と深く結びついたイスラム法。規定には、義務・推奨・許容・忌避・禁止の5つの類型がある。豚肉やアルコールの摂取は「禁止」。
2019.04.29 (月) 曇り
家で、①庭のドクダミを草むしり ②庭のバラと都忘れを撮影(久しぶりに SIGMA sd Quattro を使って、撮影とRAW現像を楽しむ) ③AMAZON Prime でビデオ鑑賞 …と、今日ものんびり過ごす。
夕方、従姉妹の愛犬「ニコタ」が遊びにやって来る。α7Ⅲ with Batis 2/40 で、SONYの「動物瞳AF」撮影にチャレンジしてみたところ、いや~驚いた~、使えますよ~~。暗い室内、しかも動き回る子犬にも関わらず打率5割くらいで合焦。ファインダーを覗かない液晶だけのイイ加減な撮影でこの結果だから、ちゃんと狙ったらもっとイイ打率になるに違いない。
今日の教養は「悪の問題」。いわゆる神義論(弁神論)。結論はないでしょうな。
2019.04.28 (日) 晴れ・曇り
風が冷たかったが、日中はゴールデンウィークらしい晴天で気持ちのイイ一日。横浜に行っても仕方ないので、近所の花屋さんに出かけて「都忘れ」を購入、さっそく庭に植えて撮影する。SONY FE135mm F1.8 G-Master 及び FE100mm F2.8 STF G-Master を使ってみたが、その写りの素晴らしさにはもうビックリ。発色は相変わらず FUJI が好きだが、レンズのラインナップに関しては SONY の方が圧倒しているかも。う~ん、困るなあぁ…。
(↓都忘れ。ボケが美しい…)
今日の教養は「フレデリック・ショパン」。大規模なコンサートには成功しなかったが、パリの上流階級の客間で、繊細かつ美しく、味わい深い、祖国ポーランドへの愛を表現した曲を演奏した。パリで男装の麗人ジョルジュ・サンドと激しい恋に落ちた。
2019.04.27 (土) 曇り
バラを撮影しようと思い、昨日諦めた横浜(山下公園と港の見える丘公園)に出かけてみたが、まだほとんど咲いておらず残念な結果に。去年は、遠足の引率をした4月末には見頃だったのだが、今年はまだ1週間くらいかかりそうな印象である。
(↓山下公園で数輪咲いていたものを)
今日の教養は「摩擦力」。手をこすり合わせると暖かくなるのは、摩擦力のおかげである。
2019.04.26 (金) 雨・曇り
私は金曜日が授業がない日で、今日から連休入り! ちなみに、生徒諸君は遠足なので、一緒に横浜でも散歩しようかなと思っていたのだが、なにせ雨模様の寒い日ということで、家でゴロゴロ…ではなく、午前中はエアコンを掃除したりして、割と生産的に過ごす。午後からは読書とビデオ鑑賞。
今日の教養は「『考える人』」。オリジナルは、1880年にフランス政府の依頼によって装飾美術館の門扉「地獄の門」のために作られ、『神曲』の作者ダンテを表現した、高さ70センチほどの像だった。
2019.04.25 (木) 晴れ・曇り
午前中、健康診断。今年は「聴力」の係で、機械を操作する。
夜の大学院の講義は、古文の模擬授業。高校生には難しい教材だが、さすが院生だけあって、準備もしていないだろうにしっかりとした受け答えで、授業をしている私の方も楽しかった。14619歩。
今日の教養は「荒地」。もちろん未読。第一次世界大戦後の西欧で生まれた恐怖、人間疎外、幻滅のすべてが凝縮されているとされるT・S・エリオットの作品。
2019.04.24 (水) 晴れ・曇り
やっとネットが回復。光回線の業者の方がいらして、我が家の接続口に機器を装着した結果、124m先で回線が切断しているとのこと、その後、その箇所を特定して修理してくれる。なんと、原因はカラスがかじったことだというから驚きであるが、同時に、断線箇所が「我が家から124m先」と特定できるところにも驚いた。いやはや…。10659歩。
久しぶりの今日の教養は「マシュー・ペリー提督と日本」。ペリー遠征隊が掲げていたアメリカ国旗は、第二次世界大戦終了時、日本が降伏文書に調印した戦艦ミズーリに飾られていたそうだ。
(↓更新できなかった間に、こんな所に行ってきました)
2019.04.22 (月) 晴れ
ネットが不調で、日曜日に修理に来て頂いたところ、機器の故障ではなく、回線そのものに異常がありそうだということになり、水曜日に光回線の工事車両がやってくることに。やれやれ…。
というわけで、これは別の端末からギガを気にしながらの中間?報告。更新がなくご心配をおかけした皆さま、そういう事情ですのでもうしばらくお待ちください。
2019.04.18 (木) 晴れ
大学院生を前にして、『徒然草』の模擬授業。一人増えて、大学院の講義は6名となったが、全員しっかり取り組んでくれて、気持ちよく授業を展開できた。授業後には、「教材研究」「発問」「指導過程研究」「対話的授業」といったポイントについて全員で話し合いながら、今後の授業の方向性について考える。14075歩。
今日の教養は「イスラム教の五行」。全てのイスラム教徒が実践しなければならない5つの義務で五柱とも。①シャハーダ(信仰告白) ②サラート(礼拝) ③ザカート(喜捨) ④サウム(断食) ⑤ハッジ(メッカ巡礼) であるが、例えば妊婦は断食をしなくてもよいといった例外規定もあるそうだ。
ネットは修理が必要ということで、日曜日まで使用不可……という、この記事をアップするのも日曜日夕方になるだろう。ということで、ちょっとお休み。
2019.04.17 (水) 晴れ
シーボニアで4月の特別メニューを頂きながら非常勤教員の会。8名が出席し、私が最年少(笑)。他教科の様子を聞いたりしながら情報交換。楽しかった~。12027歩。
今日の教養は「因果関係」。簡単そうだが難しい問題で、哲学者の中には、そもそもこの世に原因は存在しないと主張する人もいるらしい。
ところで、インターネット接続が不調で、今日は更新できそうにない。明日になったら回復するのだろうか。
2019.04.16 (火) 晴れ
ノートルダムの火災の第一印象は「信じられない!」だろうか。パリにはまだ行ったことがなくて、ぜひ行ってみたいと思っているのだが、このニュースには悲しい気持ちになるばかりである。
今日から明治大学の講義も開始だが、今日のところは受講生が4名しかおらず、講師の身としては、同じサラリーで小人数相手というのは嬉しくもあるのだが、いくらなんでも寂しい感じである。模擬授業のことを考えると、もう少し増えてほしいところである。13813歩。
今日の教養は「ロベルト・シューマンとクララ・シューマン」。作曲家とピアニストの夫婦であるが、夫は精神衰弱と幻覚に悩まされ、最後は精神病院で亡くなった。
2019.04.15 (月) 晴れ
授業の合間に、図書館・資料館ガイダンスのお手伝い。午前中、イギリスの外相が日比谷にやってきて、2年生の英語の授業で国際交流の重要性についてスピーチする(その様子は、18:45頃にNHK首都圏ニュースで放送された)。ところで、当然のことながらそれなりの警備だったわけで、イギリスのSPといえば「007」が連想されるのだが(笑)、図書館で外相がNHKのインタビューを受けた際、同行していたSPがウインクしてくれたと、資料館の女性担当が喜んでいた。さすがイギリス…?10520歩。
今日の教養は「電池」。1800年にボルタが近代的な電池を作ったが、原始的な電池は紀元前250年ごろにバグダードに存在したらしい。充電式の電池は、外部電源を使って電子を逆流させ、電気活性物質に逆の反応を起こさせることで反応前の状態にしているのである。
2019.04.14 (日) 曇り・雨
昨日動かしたアーチの脇のスペース2カ所に、庭石を埋めて歩きやすくする。その後、花屋さんに出かけて、ヤグルマソウ&チェリーセージを買ってきて植える。退職後の趣味は、完全にガーデニングかも(笑)。
今日の教養は「オーギュスト・ロダン」。人体を写実的に表現した彫刻家。「カレーの市民」も「バルザック」も多くの批判にさらされたが、「形だけでなく人生を表現する」と主張して自らの姿勢を貫いた。
2019.04.13 (土) 晴れ
高校の還暦同期会で銀座に出かける。同期会ということで男女合わせて約160名が集まったが、160名の還暦集団というのもなかなかスゴイものがあった(笑)。高校時代同じクラスだった仲間は当然として、お子さんがかつての日比谷生だったり、日比谷の同窓会会長(如蘭会会長)が三菱商事の会長だったりすることからその関係で話がはずんだりと、思わぬ展開もあった。都立高校の教員も何人かいるし、卒業生が進学する東大・京大・お茶・ICUなどの先生方もいらして、楽しかった。一方で、今年の学大附属と日比谷は色々あったので(笑)、そのことを聞かれたりすることもあり、どちらの学校にも配慮しながら説明するのはちょっと疲れたかも。
その同窓会に出席する前、雨の日に傘をさしたままでは通り抜けられないモッコウバラのアーチを動かして(モッコウバラも植え替えて)、アーチの脇に通り抜けられるスペースを確保する。
今日の教養は「ヘンリー・ジェイムズ」。アメリカで生まれ、イギリスで活躍した作家。大学の教養学部時代の英語の授業担当が行方昭夫先生で、テキストがヘンリー・ジェイムズの短編だった(何という作品だったかは忘れた)。
2019.04.12 (金) 晴れ
金曜日は授業がないのだが、出勤日数の関係で出校する。ちょうど新入生に対する図書館・資料館ガイダンスをやっている最中なので、図書部の一員としてそのお手伝いをして過ごす。10118歩。
私の畏敬する学者の一人が社会学の上野千鶴子東大名誉教授だが、その上野先生が今日の東大の入学式で祝辞を述べたという記事が出ており、さすがにイイことを仰っているので引用。(朝日DIGITAL 20190412)
「性差別、東大も例外ではない」上野千鶴子氏、入学式で
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「社会にはあからさまな性差別が横行している。東京大も残念ながら、例外ではない」――。12日にあった東京大の入学式で祝辞を述べた社会学者の上野千鶴子・同大名誉教授はこう述べ、「世の中には、頑張っても報われない人や頑張ろうにも頑張れない人、頑張りすぎて心と体を壊した人たちがいる。恵まれた環境と能力を、自分が勝ち抜くためだけに使わず、恵まれない人々を助けるために使ってほしい」と新入生に訴えた。
上野氏は祝辞の冒頭、昨年に東京医科大の医学部入試で女子差別などが明らかになったことや、他の私大医学部でも男子の合格率が高いことを紹介。東京大でも長年にわたって入学者における女子の割合が「2割の壁」を超えないことや、4年制大学への進学率の男女差などを列挙した。
さらに、「社会に出れば、もっとあからさまな性差別が横行している」と指摘。東京大の場合は教授に占める女性の割合は7.8%、女性学部長や大学院の研究科長は15人のうち1人にとどまり、歴代総長に女性がいないことを挙げ、「東京大も、残念ながら、例外ではない」と述べた。
上野氏はそのうえで、新入生に向かって、「頑張っても公正に報われない社会が待っている。頑張ったら報われると思えることが、恵まれた環境のおかげだったことを忘れないでほしい」と呼びかけた。自身に入学式の祝辞を担当させたことを例に、「東京大は変化と多様性にひらかれた大学」とも紹介し、「これからあなた方を待っているのは、正解のない問いに満ちた世界。未知を求めて、よその世界にも飛び出してください」と、学外を含めて幅広く体験を積むことを求めた。
(全文を読みたい方は 「こちら」 から)
今日の教養は「アンドルー・ジャクソン」。アメリカ第7代大統領だそうだが、初めて聞いた。選挙制度の民主化を目指して自ら民主党を結成し、民主党初の大統領となった。こうして、上流階級だけがホワイトハウスを支配することがなくなったのだそうだ。お~~。20ドル紙幣には彼の肖像が採用されているとのこと。
2019.04.11 (木) 晴れ
天気はイイが、風がそれなりにあって今日も寒い。今日から二松学舎大学院の講義開始。初日は顔合わせと今後の内容及び日程調整だけであるが、やる気のありそうな院生5名が集まっていて、これからが楽しみである。14025歩。
今日の教養は「クルアーン」。コーランですな。神(イスラム教ではアッラー)から天使ガブリエルを通じてムハンマドにもたらされ、それがイスラム教徒に伝えられた。114のスーラ(章)と6200以上のアーヤ(節)で構成されている。原語は古いアラビア語で、物語や法・人倫に関する教え、人間に本質に関する考察、神の本質に関する教えなど、さまざまな内容が含まれているそうだ。
2019.04.10 (水) 雨
予報通り、本当に寒い一日。ダウンと手袋を用意したのだが、襟巻きも用意すればよかったと後悔。あまりに寒いので、日曜日に買って鉢に植え替えたミニ薔薇を玄関脇に避難させる。3年生の授業が始まる。今年の3年生は全く教えたことがないので、まだまだ手探りである。10371歩。
ところで「令和」、私の周辺では「なんかねぇ~」という人(先生)が結構多いのであるが、その違和感を見事にまとめてくれている記事があったので引用しておこう。ちなみに、他の候補が「令和」以上にピンとこなかったし、そのうち慣れてしまうと思うから、今さら「あ~だこ~だ」言うつもりはないのだが、こういう意見もあるというのは大切なことであると思う。(朝日DIGITAL 20190410)
読み、題材…「令和」に違和感 専門家「りょうわ では」
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新しい元号となる「令和(れいわ)」は、1300年以上ある日本の元号の歴史の中で初めて「国書」が典拠とされた。出典から外れた中国古典の専門家はどう受け止めているのか。中国思想史が専門の小島毅・東京大教授は、いくつもの違和感を指摘する。
政府は新元号の出典を『万葉集』巻五「梅花(うめのはな)の歌三十二首并(あわ)せて序」の「初春の令月にして、気淑(よ)く風和(やわら)ぎ、(後略)」と発表した。小島さんが最初に違和感を指摘するのが、新元号の読み方だ。「令」を漢音で読めば「れい」だが、比較的古い呉音なら「りょう」だ。小島さんは「当時の法制度は『律(りつ)令(りよう)』。皇太子や皇后の出す文書は『令(りよう)旨(じ)』。大宰府で『万葉集』の観梅の宴を主催した大伴旅人が想定したのは呉音だっただろうから、『りょうわ』でもよいのでは」という。アルファベット表記についても「Reiwaより実際の発音に近いLeiwaにしたらどうだろう」という意見だ。小島さんは、漢字2字の組み合わせにも異を唱える。「初春令月、気淑風和」から意味をなす2字を選ぶなら「淑和」もしくは「和淑」だという。「令」は「よい、めでたい」という意味で「月」を修飾する。「和」は「(風が)穏やかになる」という意味。「令と和には直接の関係がなく、結びつけるのは無理がある」。『書経』の「百姓昭明、協和万邦(百姓(ひやくせい)昭明にして、万(ばん)邦(ぽう)を協和し、〈後略〉)」に基づく昭和も二つの句にまたがるが、国内を意味する「百姓」と外国を意味する「万邦」が対になっているので意味は通る。これに対して「令和は無理やりくっつけている感じがする」という。
幕末の元号である慶応は『文選(もんぜん)』の一節、「慶雲応輝(慶雲、応(まさ)に輝くべし)」が出典とされた。続く明治の「聖人南面而聴天下、嚮明而治(聖人南面して天下を聴き、明(めい)に嚮(むか)いて治む)」と大正の「大亨以正、天之道也(大いに亨(とお)りて以て正しきは、天の道なり)」は、ともに『易経』から。平成は『史記』の「内平外成(内(うち)平らかに外成る)」と『書経』の「地平天成(地平らぎ天成る)」が出典だ。小島氏は、これらの2字の組み合わせこそ本来のものだという。
小島さんは、観梅の宴で詠まれた歌の題材も気がかりだという。「梅花の歌」序文は「古今」の「詩」(中国の漢詩)に詠まれた「落梅之篇」に触れる。「咲き誇る花ではなく落ちゆく花。縁起がいいと思う人は少ないのでは」。32首のうち旅人の歌は「吾が苑(その)に梅の花散るひさかたの天(あめ)より雪の流れ来るかも」。「梅が散る様子を雪にたとえており、寒々しい時代になるとの解釈もありうる」と小島さん。
「令」の「よい」という意味は、「命じる、いいつける」などの原義から派生した。「巧言令色鮮し仁」という故事成語の「令色」は「愛想よく取り繕った表情」だ。
歴代元号には、為政者の理念やいい時代の到来への期待が込められてきた。元号を選ぶ際には、平安時代以来、学識がある家柄の者が漢籍から複数の候補を挙げる「勘申(かんじん)」を経て、公卿〈上級貴族〉が候補を審議する「難(なん)陳(ちん)」で様々な角度から議論した。小島さんは「難陳になれば『縁起がよくない』と批判を浴びたはず」とみる。
出典を「初の国書」という政府の発表はどう考えればいいのか。
新元号の発表直後、多くの専門家が「梅花の歌」序文のお手本として、中国の古典である王羲之の「蘭(らん)亭(てい)序(じよ)」や、詩文集『文選』の張衡(ちようこう)「帰田賦(きでんのふ)」からの影響を指摘した。『古事記』『日本書紀』『万葉集』が出典だと主張しても、中国古典にさかのぼる可能性が高い。小島さんはその理由を「日本独自の元号といっても制度自体、中国から学んだもの。日本の文学は中国古典に多くを学び、発展してきた」と解説する。
小島さんの目には、「初の国書」という日本独自の歴史や文化をわざわざ強調する政府の姿勢が、大陸伝来の文化を基盤とする日本の伝統の成り立ちを軽視しているかのように映るという。そもそも大伴旅人が観梅の宴を開いた大宰府は、唐や新羅の使節が訪れて交流した場所でもある。
元号は中国や日本に限らず、「東アジアの漢字文化圏全体が共有する伝統だ」と小島さんは強調する。19世紀以降の帝国主義と革命、近代化とナショナリズムの時代を経て、いま元号の制度が残るのは日本だけとなった。「日中戦争の最中も昔の中国文明や儒教、漢詩の伝統には深い敬意が払われていた。今回の政府の説明でも、中国古典の『文選』と国書『万葉集』のダブル典拠とすれば、東アジア友好のメッセージが伝わったはずなのに」
今日の教養は「帰納法」。演繹法ほど確実ではないが、日常生活にはなくてはならない推論。帰納法で真理に到達できる理由はないと最初に問題提起したのは、デイヴィッド・ヒューム。
2019.04.09 (火) 晴れ
天気はよいが寒い一日。入学式。呼名の際、新入生の名前を見ていたのだが、難しい(変化球的?)名前が多かった印象。新1年生も新2年生もそれぞれ保護者会があって、担任に先生方はお忙しそうにしていたが、こちらは余裕の佳っちゃんといった感じで、(昨日も書いたが)うれしいやら寂しいやら…。11608歩。
今日の教養は「エクトル・ベルリオーズ」。名前だけ知っている「幻想交響曲」は、一目惚れした女優の心を勝ち取るために書かれ、見事にベルリオーズはその望みを果たして結婚にこぎ着けたのだが、その愛は長続きしなかったそうだ。この曲自体は、乙女への届かぬ愛に絶望した若い作曲家が、アヘンを使って自殺しようとして自殺しきれず、死ぬ代わりに目まぐるしく変化する5つの幻覚を見るという設定だそうだ。スゴイな。
2019.04.08 (月) 雨・曇り
雨が降って気づいたのだが、昨日庭に設置したモッコウバラのアーチは、傘を差したままだと幅が狭くて通れないのである(笑)。自転車は試したのだが、傘を試すのをすっかり忘れていた。まあ、横にスペースがあるので、傘をすぼめるか、脇を通るかということになるのだが、結構笑える。いやはや。
避難訓練+始業式+着任式。放課後職員会議だったが、非常勤教員は出なくてもよく、他の非常勤教員の先生方も出ないとのことなので、国語科職員室で留守番をする。誰もいないので仕事は捗るのだが、捗らせなければいけない仕事もなく(泣・笑)、ちょっと寂しい感じである。10142歩。
今日の教養は「血液」。赤血球・白血球・血小板・血漿からなり、成人は約5リットル。
2019.04.07 (日) 晴れ・曇り
朝、散歩に出かけたついでに花屋さんに寄ったところ、手ごろなモッコウバラがあったので思い切って購入。ついでに、勢いでミニバラも2鉢…。モッコウバラは、昔使っていたアーチに這わせることを目指して直󠄂植えにし、ミニバラの方は(伸ばして育てるタイプではないので)鉢植えにする。モッコウバラがうまく育ってくれるとイイのだが。
今日の教養は「ポール・セザンヌ」。後期印象派を代表する画家。ゾラと親友になり、後に絶交した。ピカソはセザンヌを「私たち全員の父」と呼んだ。
2019.04.06 (土) 晴れ
桜も終わりになりそうなので、自転車で光が丘と練馬高野台の石神井川をハシゴしてお花見。石神井川ではカワセミが出現して、わずかな時間ながら久しぶりに撮影を楽しむ。花見の成果?は 「こちら」 から。
今日の教養は「チャールズ・ディケンズ」。読んでみたいと思いながら読んでいない。『二都物語』、『オリヴァー・ツイスト』、『デイヴィッド・コパーフィールド』、そして『クリスマス・キャロル』。
2019.04.05 (金) 晴れ
仕事始め。去年までは担任団の打ち合わせもあったが、今年からは分掌の打ち合わせ(図書部)だけなので余裕綽々?である。合間に、来週の水曜日から始まる授業の準備を進める。10168歩。
副大臣の辞任など、安倍政権については呆れて評する気も起きないので、こんな記事を。ペットと同じ墓に入りたい、つまり、ペットを自分の墓に埋葬したいと希望しても、現実的には断られることが多く、ペットはペット霊園に葬らざるを得ないのが現実らしい。記事の途中から引用してみよう。
(ニュースQ3)ペットも家族の一員、同じ墓入りたいけど…
なぜ、ペットと共に墓に入れないのか。公営霊園では、人間の遺骨以外の埋葬を認めないところもある。
寺院や民間霊園では、仏教で、人間が輪廻(りんね)転生する六つの迷いの世界(地獄道、餓鬼道、畜生道、阿修羅〈あしゅら〉道、人間道、天道)のうち動物は「畜生道」に属し、人間が悪い行いをすると落ちるとされてきたことや、抵抗感が強い人も多いことなどがその要因とみられる。
ただ、ペットへの感覚が変わったことを受け、仏教界にも変化が。ジャーナリストで僧侶の鵜飼秀徳さんは、「ここ数年、『うちの子は成仏できる? あの世で再会できる?』という質問を僧侶が受け、どう回答すべきか悩む例がでてきた」という。
■宗教的な議論続く
こうした状況を受け、浄土宗では、「ペットは極楽浄土に行けるのか」という議論が続く。2月に増上寺(東京都港区)であった公開講座には、200人以上の僧侶らが集まった。テーマは「ペットは往生できるのか」。
安達俊英・佛教大学元准教授は、念仏を唱えられない動物はそのままでは往生できないとして、「供養の時は、次は人間に生まれ変わりますように、と願うべき」と主張。一方、林田康順・大正大学教授は、供養すればすぐ往生できるとし、「あなたの思う最も理想的な姿で浄土に生まれ直すでしょう、と答える」と反論した。会場からは、「同じお墓に入っていいのか」という質問も飛んだが、2人は問題ないとした。
司会を務めた大正大学の石川琢道准教授は、「宗教者として、ペットロスの悲しみに応えられるかが問われている。教学的な議論を重ねる必要がある」と述べ、今後も議論を深めたい考えだ。
仏教界で議論になっているというのが面白い。さて、どうなることやら…、
今日の教養は「植民地主義」。アフリカにとってヨーロッパ人の到来は悪夢以外の何ものでもなかったし、その結果、アフリカは分断と貧困の大陸となってしまったのである。
2019.04.04 (木) 晴れ
上の二人の孫娘たちを連れて、那須高原のりんどう湖に出かけてくる。昨日・一昨日は雪がちらつく寒さで参ったが、雪の露天風呂も楽しかったし、ファミリー牧場(レイクビュー)はガラガラで遊び放題といった感じだったしで、なかなか充実した楽しい旅行になってよかった。
今日の教養は「ムハンマド」。メッカ生まれの商人ムハンマドは、40歳のころメッカ近くの洞窟で天使ガブリエルが現れる幻視を体験した。その中でガブリエルは、自分が語った韻文を暗記して唱えよと命じ、これがクルアーンとなり、以後、ムハンマドはガブリエルの教えを説き始めた。彼の死後、彼が誰を後継者に選んだのかが問題となり、アブー・バクルだとするスンニ派と、娘婿のアリーだとするシーア派に別れた。
2019.04.01 (月) 晴れ
今年もよろしくお願いいたします…の今年が「令和」になった。「令」というと、「命令」しかパッとは思いうかばないが、「令嬢」とか「令息」という語もあるし(令は「他人の親族を敬って言う用法」)、漢和辞典を引いてみたら、「令月」「令日」だけでなく、「令顔」「令称」「令人」「令名」なんて語があるのであった(令は「立派な、よい」の意)。勉強になりましたな。
ちなみに、出典は『万葉集』の巻第五「梅花の歌三十二首并せて序」の「序」。新全集の頭注によると、「この序の作者について諸説あるが、表向きは宴の主催者である大伴旅人、そして実作者は山上憶良と考えられる」とある。元号の元となった部分は「于時、初春令月、気淑風和」で、現代語訳を示すと「(天平二年正月十三日、太宰帥旅人卿の邸宅に集まって宴会を開く。)折しも、初春の正月の佳い月(令月)で、気は良く風は穏やかである(風和ぐ)」である。またまた勉強になりましたな。
非常勤教員になって初出勤。冗談で、先生方に「非常勤教員の保戸塚と申します。よろしくお願いいたします」とご挨拶して回って結構ウケる。11307歩。
今日の教養は「ディヴィッド・ヒューム」。名前だけは知っているが、解説が今一つでピンと来ない。
ところで、2019年度版を始めたばかりなのだが、明日から孫娘たちを連れて旅行にでかけるため、金曜日まで更新できず。悪しからずお許しを。