1月

2020.01.31 (金)  晴れ・曇り

 「行く月」ということで、あっという間に1月も終わりである。風の冷たい一日、午前中に家の用事を済ませて、その後新宿御苑に遊びに行く。桜の季節を前に、年間パスポート(2000円也)を購入する。
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2020.01.30 (木)  晴れ

 私立の医学部の試験が始まり、面接や小論文の指導も山場である。イイ結果が出るとよいのだが。8325歩。

2020.01.29 (水)  雨のち晴れ

 天気予報通り、暖かくなった。このまま春になってしまいそうだが、まだ1月である…。
 昨日取り上げた『資本主義と倫理』の中に次のような図(クリックすると大きなサイズで開きます)がある。では、小論文の練習。「この図から読み取れることを説明し、特に日本に位置に対するあなたの考えを述べよ。」 読み取れることは、図に記入されているヒントを敷衍すればよい。さて、その上で、幸福感の低い日本をあなたはどう考えるのだろう。ちなみに、幸福感を測る尺度に問題があるのではないか、別の尺度にすれば幸福感がアップするのではないか、つまり、この資料だけでは判断できかねる…という方向での発想もあるだろうが、ここではそういう方向ではなく考えてみよう。8115歩。
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2020.01.28 (火)  雨

 朝起きたら、庭にうっすら雪が積もっていた。帰りがけ、行きつけの床屋に寄ってご主人と話をしていたら、「雲隠れしていた菅原一秀が、新年になったせいか(理髪業界の)新年会に来てたけど、『この選挙区から大臣になりましたが、すぐにその職を辞さなければならず残念でした』と語っただけで、辞職の顛末についてはいっさい説明なし。河井大臣の件が続いてあってウヤムヤに出来たみたいだから、本人としては喜んでたようだけど、どうなんでしょうね~。(菅原氏と)中学の同級生がいたから『カニもらった?』って聞いたら、『オレはもらってない』って言ってましたよ(笑)。秘書が50人以上変わっているっていうし、そのくせ、元秘書が議員になったという話もないから、ちゃんと世話してないみたいだし、ダメですね~」と話していた。納得。野次を飛ばした女性議員にしろ、安倍政権下で議員の劣化が激しすぎるのでは。8723歩。
 今日読了した岩井克人・生源寺眞一・溝端佐登史・内田由紀子・小嶋大造『資本主義と倫理 分断社会をこえて』(東洋経済新報社、2019)がとても面白かった。京大で行われたシンポジウムの記録だが、特に岩井先生と内田先生の発言部分が参考になった。両先生の発言から、それぞれ一箇所だけ引用してみよう。

●岩井先生
 法とは、伝統的には、処罰によって「悪人」の行動を外部から規制するシステムと見なされてきた。もちろんハートも(保戸塚注:法哲学者 H.L.A.ハート)、法の一つの役割は「悪人」の制裁であることは認めている。しかし、それだけでなく、ハートは法の中心に、何をすべきか、どうすればよいかを教えてさえもらえれば、自発的に正しい行動をする用意がある「迷っている人」や「無知の人」に対し、何をすべきか、どうすればよいかを教える役割を置く。つまり、規範としての「行動指針」を与える機能をもつということである。
●内田先生
 (幸福感に関する研究の)第一人者と言われる Ed Diener とその共同研究者たちの研究からは、幸福な人物とは「若くて健康で、高い教育を受け、収入が高く、性格的には外交的・楽観的で、自尊心が高く、自分には価値があると信じることができて、そして労働意欲がある人たちである…」ということが示されている。
 (中略)
 北米の人々の幸福感には「浮き浮き」した感じが大事であり、一つの成功がさらなる幸福を招くという上昇的な幸福感が強いことが分かっている。あることで一儲けしたらそれを元手に次々と新たな投資を行って、もっともっと幸福になりたいという意識が強い。また、そうした成功体験が続けば、自分の価値や自尊心を高めることができて、人生における選択の自由が広がっていく。それで幸福感がさらに高まる。資本主義ととても相性の良い幸福感だといえる。(保戸塚注:内田先生は「アメリカでは「幸せでなければいけない」という価値観があり、実際よりももしかすると幸福度を高く回答する傾向がある」とも指摘している)
 一方、日本の社会では「穏やかさ」が重要だ。幸せすぎると何だか怖いと言い出す人がいる。私自身もそうだが、人生で良いことが続くと、そろそろ何か悪いことが起きるのではないかと不安になったりする。そのため、生活の中で良いことと悪いことがそれなりにバランスをもって存在していることが重視される。また、周囲から突出するよりは、人並みであることを重要だと考えている人もいる。これらは日本人の価値観と深く結びついた考え方だ。資本主義との相性はあまりよくないかもしれない。

2020.01.27 (月)  曇り

 今日は寒かった~。今朝の、神戸に名前の由来をもつコービー(KOBE)・ブライアント選手の事故死には驚いたが、昨日の徳勝龍の優勝にも驚いた(優勝インタビューはなかなか感動的であった…)。ただ、個人的には「マサヨ」(正代)を応援していたのである。大した理由ではなく、常識的には「マサヨ」としか読めない醜名が(ついでに顔も…笑)可愛らしいからであり、我が家では毎場所テレビの前で「マサヨ~!」と応援しているのである。そのマサヨにとっては、今場所は恐らく唯一といってもイイかも知れない優勝チャンスだったわけで、個人的にはマサヨに優勝してほしかったなぁ~。8762歩。

2020.01.26 (日)  雨のち曇り・晴れ

 推薦選抜。非常勤教員なので、面接の仕事はなくなり、代わりに小論文の監督と面接会場への案内係の仕事が割り振られる。案内は、4階の控え室から2階の面接会場へ12回も案内をしなければならず、時間も小刻みということもあって、思っていたよりは緊張するキツい仕事であった(最後の歩数を参照…)。小論文は、クラス劇の決定という場面を題材に、決め方(投票方法)の長短を問う問題で面白かった。解答のポイントは、まず問1を正解しないと話にならないわけだが、問2に関しては、3つの劇案への賛否が僅差であることと、投票後に、その投票結果を受けてクラス全員でその劇をやる、つまり、自分たちの出した結果を全員が引き受けることになる、というところにあるのではないかと思った。17043歩。
 *今週は、週末が忙しかったのと、ちょっとした?手違いから2020年になって撮影した画像データを消失してしまった(泣)ことにより、TOP PAGE の画像が変更できません。今日が「推薦」ということで、今週も「スイセン」の画像でお許し下さい。

2020.01.25 (土)  曇り・晴れ

 小学生の孫二人が、二人とも「練馬区小中学校連合書き初め展」の学校代表に選ばれたので、孫一家といっしょに練馬美術館に展示を見に出かける。その後、孫3人を連れて豊島園へ。閉園近くまでたっぷり遊ぶ。
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2020.01.24 (金)  曇り・晴れ

 1~2年生は4時間授業+大掃除&推薦選抜の会場準備を終えて午後から下校。3年生は星陵会館でセンター試験の出願指導。センター試験がうまくいった諸君は早く帰れるが、思わしくなくて相談が必要な人は、今日じっくりと担任や予備校の方を相談ということになる。S予備校からは、浪人形諸君の結果に関する連絡があったが、予想していたよりも厳しい状況である。しかし、ここが踏ん張りどころであるから、弱気にならず、やるべきことを整理して、最後の最後まで前向きな気持ちでコツコツを継続することだ。「今こそ正念場」と考えて、全力で目の前の壁にアタックしよう! 11800歩。 

2020.01.23 (木)  曇り・雨

 午前中、昨日提出された志願書類の照合作業のお手伝い。その後、記述式演習の2日目。解答例を板書し、生徒諸君と意見交換しながらそれを添削して、よりよい解答を目指す。なかなか楽しかったし、生徒諸君も学ぶところがあったのではないかと思う。

2020.01.22 (水)  晴れ

 推薦選抜の願書受付日。授業の合間に、コンピュータへの入力を手伝う。男子が少なめだった印象だが、難関私立や国立との併願が当たり前になり、推薦で決めてしまいたくない層が増えているのではないか、という分析だった。
 授業の方は、記述式演習。国公立の二次試験まで約一ヶ月、私立の受験をしながらどう勉強してゆくのか…というか、今までの勉強を丁寧に積み重ねるようアドバイスしながら、もう一度、問題を解くときのポイントと、解答をまとめる際のポイントなどを解説する。9942歩。

2020.01.21 (火)  晴れ

 授業準備の合間に中勘助の『銀の匙』を読んでいる。実は読んだことがなかったのだが、安野光雅画の絵本風なものが図書室に入ったので、借りてみたのである。まあ、なんと言いましょうか、なかなかしみじみとした作品ではあるし、書かれている風俗(花やお菓子や遊びや…)を画像検索したりしながら読むと、なかなかタメになる感じである。かつて灘校の橋本武先生が、この本を3年間かけて読み、内容を追体験させるという授業をなさっていたそうだが、確かにネット検索などができなかった時代に丁寧に作品世界を追体験しようとすれば、それだけの時間がかかったに違いない。それだけ豊かな「横道」が、この作品には内包されているといえよう。9639歩。

2020.01.20 (月)  晴れ

 センター試験の自己採点日。今年は進路部ではないので全体の状況は分からないが、国語に関していうと、各予備校の予想平均点が6割プラスαくらいであるのに対して、現役生は8割を超える結果となっているので、まずまずと言えそうであり、担当者の一人としてはホッ!である。浪人形諸君はどうだったのだろう? とりあえず、一つの結果が出たのだから、それはそれとして「次」を目指して準備を進めよう。9540歩。

2020.01.19 (日)  晴れ

 昨日とは正反対のイイ天気、センター試験の第二日目。午前中、昨日の国語の問題を解いたが、私でさえ時間内に解き終わって全問正解。つまり、どの予備校も指摘しているように「易しめ」であった。題材そのものが短くて易しい上に、設問も迷うものがほとんどなく、かなり平均点が上がるのではないかと思われる…が、それでも平均点が上がらないのが、昨今の高校生の実力かも。日比谷生はしっかり点を取ってくれたのではと期待する。
 ちなみに、小説そのものはイイ作品だと思った。ああいう生活があり、ああいう節度ある人間関係があり、ああいう手紙のやりとりがある時代が確かにあったのである。懐旧の情にひたってもしょうがないが、何かしみじみとさせられる文章であった。
 夜、前々任校の担任団の先生方と旧交を温める会に出かける。85歳を迎える先生を筆頭に、先輩の先生方が元気にリタイア生活を楽しまれている様子をうかがい、大いに勇気づけられる。

2020.01.18 (土)  雨・雪

 雪がちらつく寒い一日、センター試験の第一日目。今は17:30くらいだが、リスニングテストの最中だろう。努力が報われることを祈るばかりである。
 庭のオンコの木にメジロがやってくるのだが、今日は声が聞こえてからカメラを取ってソッと外に出たところ、逃げられずに数枚撮影に成功。ただし、天気が悪かったのと、レンズをつけたりするヒマがなかったので、1インチセンサーの高倍率ズーム機で撮ったため、あまり画質がよくないのが難点。
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2020.01.17 (金)  曇り・晴れ

 浪人形諸君、そして現役生諸君、いよいよ明日である。私の頭痛もすっかり治ったし、きっと上手くいくに違いない。今日は寝れそうもなければ寝なくても構わない。心おきなく準備に邁進しよう。試験場で眠くなることなどないから心配するな。正義は勝つ! では、GOOD LUCK !!!

2020.01.16 (木)  曇り・晴れ

 頭痛日。昨日からイヤな予感がして葛根湯を飲んで寝たのだが、朝から悩まされる(今もダメ…)。今日は午後から図書委員会が発行している「リブラリア」という雑誌の校正の仕事があって、頭痛の上に原稿を読んで赤を入れなければならず、2時間ばかりかなり苦しむ。やれやれ…。8632歩。

2020.01.15 (水)  雨・曇り

 授業もないし、センター試験が迫っていて添削指導の依頼もないので、来週の記述式演習用の教材を用意したり、その下調べしたりして、割と余裕ある一日を過ごす。そのせいか、7575歩。
 こういう人が政権の中心にいるわけですな…(朝日DIGITAL 20200115)

アイヌ民族、麻生氏に憤り  一つの民族は「無知な発言」

 麻生太郎副総理兼財務大臣が13日、「長きにわたって一つの民族」などと発言したことが波紋を広げている。14日閣議後の会見で陳謝したものの、道内のアイヌ民族の間からは批判や憤りの声が相次いだ。
 アイヌ民族の先住権を訴える活動をしている紋別アイヌ協会(北海道紋別市)の会長を務める畠山敏さん(78)は「財務大臣という地位にありながら日本のことを全くわかっていない。不愉快きわまりない無知な発言だ」と批判した。
 麻生氏は14日の閣議後の会見で、発言の趣旨について「他の民族から占領されて変わったこともない。国の地域が動いたこともないから比較的まとまったかたちで2千年近くの間継続してきたことを述べただけ」などと説明し、「誤解が生じているなら、おわびのうえ訂正する」とした。
 畠山さんはこれについても「謝罪したから良いわけではない。物事を分からない人たちが、常識では考えられないことを平気で言っている」と嘆いた。別の地域のアイヌ民族の人たちと麻生氏への抗議も含めて対応を検討しているという。
 「平取アイヌ遺骨を考える会」共同代表の木村二三夫さん(70)は、「去年アイヌ施策推進法ができたばかりなのに、(アイヌ民族を否定する)ヘイトスピーチを容認するような発言で、世界に対して恥ずかしい。もっと大きく問題にすべきだ」と憤る。
 平取町議で、萱野茂二風谷(にぶたに)アイヌ資料館館長の萱野志朗さん(61)は麻生氏の発言後の陳謝に触れ、「心からわびる気はないのではないか。麻生さんは言いたい放題なのに、何を言っても職を解かれることもない。アイヌ施策推進法で先住民族として位置づけがされているのにこういう発言をするとは、国会議員としての資質が問われる」と批判した。
 北海道アイヌ協会の阿部一司副理事長(73)も「なぜあのような発言になるのか、話にならない。これまでの歴史をどう考えているのか」と批判。ただ、北海道アイヌ協会として抗議するかについては、「現時点ではお答えできない」とした。

 この記事の中に、この政治家と、現政権の体質がはっきりとあらわれているといえよう。

2020.01.14 (火)  晴れ・曇り

 センター試験前の特別講義は、私の分は今日が最終回。努力が実を結ぶことを期待したい。
 ついでに、夜の教育法も今日が最終回。レポートを集めて、教育実習での注意点について簡単に講義する。2名欠席でレポート未提出なのが心配だが、金曜締め切りの郵送も受け付けることにしてあるので、提出されることを期待したい。12829歩。

2020.01.13 (月)  晴れ 成人の日

 天気がよかったので、今年「初」昭和記念公園! HPには「スイセンが咲き始め」とあったが、本当に咲き始めであった(泣・笑)。しかし、暖かくて気持ちよかった~。とりあえずの成果?は「こちら」から。
かたまって咲いている場所も、まだこんな感じ…)
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2020.01.12 (日)  曇り

 午前中、近所を散歩。今年はスイセンの咲くのが遅い印象。午後からは、来週の授業準備と映画鑑賞。
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2020.01.11 (土)  曇り・晴れ

 午前中、家の用事を済ませ、午後から、ノンビリ読書と映画鑑賞。

2020.01.10 (金)  晴れ

 天気も良かったので、今年「初」石神井公園! ところが、ボート池周辺の遊歩道の整備工事が始まっていて、いつも探鳥しながら歩くコースが3月中旬まで通行止め。ガッカリしながら遠回りして三宝寺池へ行くと、なんと着いた時からカワセミ登場で超ラッキーであった。
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2020.01.09 (木)  晴れ

 ゴーン氏の会見は、ニュースで編集されたものしか見ていないが、それだと説得力がない印象であった。質問に対しても(日本の政治家同様?)キチンと正対して答えていないし、日本で訴えられている内容と照らしても、世界を相手にする企業のトップとしての資質が疑われても仕方ない気がする。8991歩。

2020.01.08 (水)  雨のち晴れ

 1・2年生は始業集会+宿題テスト+学級タイム。3年生は始業集会の後、すぐ特別授業。私は今日は授業がないので、年明け初日は3名分の添削指導だけで済んでラッキー。8073歩。

2020.01.07 (火)  曇り・雨

 図書委員会のブック・ハンティングの引率で、神保町の三省堂書店に出かける。久しぶりにじっくり本と向き合えて楽しかったが、2時間を越えるハンティングには、ちょっと立ち疲れ・読み疲れを感じて、途中から2階の喫茶コーナーにしけ込んだが、生徒諸君は元気そのもので、さすが図書委員といったところか。

2020.01.06 (月)  晴れ

 宿題が終わった小学生の孫二人を連れて、豊島園にアイススケートをしに出かける。30年ぶり?にリンクに立って、コワゴワ滑る。天気がよくてよかった~~。
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2020.01.05 (日)  曇り・晴れ

 休肝日とともに休「胃腸」日ということで、今までの暴飲暴食を反省する日とする(笑)。
 朝、テレビで「なぜ幸せになれないのか」という特集をやっていたが、そのキーワードが、資本主義の奢りがもたらした先の見通せない「不安」と、そこから結果される「幼児化」であるという社会心理学者の指摘があり、かなり納得する部分があった。各国大統領にしても、日本の現政権にしても、その言動は幼児そのものといった印象である。ついでに、歴史と伝統を大切にするといっている現政権が、その基本となる文書管理をないがしろにする姿勢を指摘する発言もあって、それまた「その通り」といった感想であった。一部の人々が自らの幸せのみを追求する結果として、大部分の人々は不幸になっているのである。

2020.01.04 (土)  曇り・晴れ

 あけましておめでとうございます。
 年末・年始は、実家の家族と金沢へ。静かな城下町と美味しいお寿司・治部煮には大満足だが、働き方改革ということで、ほとんどのお店が休業中。そのため、わずかに開いている店は大混雑(駅ビルまで休業中というのには驚いた…)。まあ、観光地であることを考えると、公共施設(例えば、21世紀美術館など)は仕方ないとしても、書き入れ時のこの時期は営業してもイイのでは? と思った。
 昨日は主人の実家へ年始挨拶。孫たちも集まって楽しく過ごす。
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