2020.03.27 (金) 曇り
明日から外出自粛だが、昨日訪れた新宿御苑も今日から休園ということで、本当にどうなることやら…。
さて、2019年版の更新は今日までとし、4月4日(土)から「 2020年度版 」を開始する予定です。とはいっても、内容・デザインその他に大きな変更はなく、単にURLの最後が/2020/になるだけです。引き続きお楽しみ頂ければ、幸甚です。一年間、ありがとうございました。
2020.03.26 (木) 晴れ
今日から3日までは春休みである。週末が外出自粛になったし、天気も悪そうなので、今日は桜の名所巡り。午前中、先ず千鳥ヶ淵を訪れ、そのまま午後から新宿御苑に。そして、帰宅して一休みした後、豊島園のライトアップに出かける。ちなみに、ライトアップは都知事の自粛要請を受けて明日でオシマイらしい。
それぞれの場所では、例年に比べると当然少ないのだろうが、それでもそれなりの人出であった。確かに「コロナ疲れ」といった面もあるのかも知れない。今回のコロナ騒動における政権の対処は、まあツッコミ所はあるにしろ、仕方ない面も多々あり、批判ばかりしていても建設的ではないと思う。例えば、何かのイベントをするかしないかの判断について、「主催者側に判断を丸投げではないか…」みたいな批判があるが、それぞれの地方や団体などが判断すべきこともあるはずである。一方、いきなり一斉休校という大きな手を打っておきながら、それをオーバーシュートが懸念されるなか解除してしまったのはどうかと思う。東京都の自粛要請をもたらした「何となく大丈夫感」や「コロナ疲れ」といった現象も、この一斉休校解除が一役買っているように思われてならないがどうだろう。
2020.03.25 (水) 晴れ
修了式。放送を教室で聞くという形式での式となったが、体育館でやるよりも放送がクリアに聞こえるので、離任される先生方の挨拶などは、かえって生徒諸君にとって印象深いものとなったようである。ただ、体育館でやる時は、離任される先生方が挨拶を終えられると、生徒の間を通って退場されることになっているのだが、それが出来なかったのはちょっと残念。放課後、2浪が決まった生徒が顔を出してくれる。医学部を目指すのはなかなか大変な道のりではあるが、1浪の経験で成長した部分が感じられ、来年の成果が期待できる印象であった。学年全体としては、およそ20名くらいが再々挑戦の道を選ぶようだが、努力の成果が現れることを期待したい。13703歩。
今日の記事から。(朝日DIGITAL 20200325)
首相はこの間、国民とのコミュニケーションに明らかに失敗している。下を向いて原稿を読むか、脇のプロンプターを見るか、この期に及んで国民と真正面から向き合っていない。「国難突破解散」だなんてかつては威勢よく危機を「演出」していたのに、本当の国難にあってこの極度の引っ込み思案ぶりたるやどうだ。敵と味方を分かち、異論に耳を傾けず、「身内」を重用し、説明も説得も省いて「数の力」で押し切る、そんな「一強」の構成要素はいま皮肉にも「弱」の要素に反転している。「ワンチーム」なる言葉をあれほど空疎に響かせられるリーダーもそういないだろう。
鼻と口はマスクで覆いつつ、目を見開いてよくよく注視していこう。危機に際してこの国の為政者がどう振る舞ったか、しっかり記憶に刻んでおくのだ。
2020.03.24 (火) 晴れ
イイ天気だが北風が冷たい一日。午後から新入生招集日だが、私は仕事がないので、来年度使用する教科書を持ち帰って、今日は自宅勤務。
(↓庭のチューリップが最初の花をつける)
2020.03.23 (月) 曇り・晴れ
教科書販売日ということで、久しぶりに生徒諸君の元気な声が校舎内に響いていた。放課後、成績会議と職員会議。異動される先生方、退職される先生方のご挨拶をうかがう。
合間に、今年就職が決まった卒業生がわざわざ報告に来てくれる。自分のやりたい仕事に就けたとのことで、ますますの活躍を期待したい。また、合格が決まった浪人形諸君が何人も報告に来てくれる。一年間の努力が実を結んだことを大いに祝福したい。妹の教科書購入に付き合わされた卒業生も顔を出してくれて、有意義な学生活の様子を報告してくれたりと、うれしい一日であった。明日は自宅勤務日。10421歩。
今日のニュースは、コロナやオリンピックをめぐって色々あったが、一番印象に残ったのはこれかな。(朝日DIGITAL 20200323)
立憲民主党の福山哲郎氏は参院予算委員会で、森友学園への国有地売却をめぐる財務省の公文書改ざんに加担させられたとして自ら命を絶った近畿財務局の赤木俊夫さん(当時54)の妻のコメントを読み上げた。
同様の内容を記した直筆のコメントは、国などを相手取って訴訟を起こした赤木さんの妻の弁護団が報道機関にも提供した。赤木さんの「手記」が明らかになる中、麻生太郎財務相が問題の再調査をしない方針を表明し、安倍晋三首相が否定的な姿勢を示したのを受けて、公表したとしている。
■コメントの内容は次の通り。
「安倍首相は、2017年2月17日の国会の発言で改ざんが始まる原因をつくりました。
麻生大臣は墓参に来てほしいと伝えたのに国会で私の言葉をねじ曲げました。
この2人は調査される側で、再調査しないと発言する立場ではないと思います。」
その通り!
2020.03.22 (日) 晴れ
今日も桜散歩したり、(新しい畳に上で)読書したり、ビデオを観たりしてのんびり過ごす。昨日100日目を迎えた「ワニ」についてはニュースで知っただけだが、喪に服する時間もなく書籍化されたり映画化されたりで炎上状態だそうで、ちょっと世の中(…というか、ネットの中?)はギスギスしがちな感じである。ネットの特性を、うまくイイ方向に持っていけないものかと考えてしまうような事例の一つである。
ところで、α7RⅣのセンサークリーニングに挑戦してみた。下の写真で分かるように、ブロアーで吹いても取れないゴミがあるのだが、ソニーのサービスに持参したところ、有料は覚悟していたものの、さらに預けなければならないとのことで、この際思い切って自分でやってみることにしたのである。下記の YouTube チャンネルを参照して、使ったのは「VSGO カメラクリーニング用品 フルフレームセンサースワブ+センサークリーニング液セット DDR-24」(Amazonで2899円)という製品。やってみると実に簡単で、正味5分もかからず済ませることができた。ただし、センサーは超精密機械なわけで、失敗すれば大変なことになるから、あくまで自己責任(←これまたネット的な言葉であるなぁ…)が前提である。
(↓黄色の〇の中にゴミが写っている。昨日の撮影)
(↓無くなった! 今日の撮影)
●やり方のビデオ : https://www.youtube.com/watch?v=hXJfBEzstPs
2020.03.21 (土) 晴れ
のんびり自転車で近所の桜を見て回る。まだ咲き始めといった感じのところが多い。昨日から明後日にかけては国公立大学の後期入試の発表だが、最後までチャレンジを続けている諸君に、ぜひ桜が満開となることを祈りたい。
(↓向山庭園は割と咲いていた)
夕方、待望?の琉球畳が届く。畳がキレイになると、壁とか天井とかが気になるなぁ~(笑)。
2020.03.20 (金) 晴れ
畳表を張り替えるため、畳屋さんが畳を引き取りに来る。それにともない、簡易?大掃除。その後、実家の家族とともに墓参り+お食事。夕方、二つ先の駅まで自転車で桜を見に出かけるが、まだ咲き始めといった感じで、この週末で見頃になるかならないか…といったところだった。いよいよウキウキの季節である!
(遅ればせながら、Instagramを始めてみました。「こちら」から。いつまで続くやら…笑)
2020.03.19 (木) 晴れ
自宅勤務最終日。久しぶりに『伊勢物語』に関する研究書(山口佳紀『伊勢物語を読み解く』三省堂、2018)を読んで面白かった。
国と佐川元理財局長を訴えた方に関する記事を読むにつけ、あまりにひどい財務省と政権の対応には腹が立つばかりである。大阪地裁がこれを採り上げ、国と省の闇が解明されることを切に願いたい。一方、千葉地裁の判決(懲役16年)は、他の判例と比較して重いものだったということだが、一般人の感覚としては、軽すぎるのではないかという印象である。
2020.03.18 (水) 晴れ
自宅勤務。イイ天気で遊びに行きたいところだが、自宅勤務の際は外出禁止なのでまじめに過ごす。
(↓昼に気分転換を兼ねて?庭で撮影)
2020.03.17 (火) 晴れ
自宅勤務。午前中は割とまじめにやったが、午後はダレ気味か(笑)。
新聞記事から(20200317 朝日DIGITAL)
トイレ紙買いだめ理にかなった行為か ゲーム理論だと…
*
新型コロナウイルスの流行で、トイレットペーパーはいつも売り切れ。買いだめが批判されていますが、安田洋祐・大阪大准教授は、「多めに買おうとするのは、一消費者としては理にかなった行為」といいます。紙を買いたい消費者をゲームのプレーヤーに見立てて、経済学の「ゲーム理論」を使って解決のヒントを考えました。
■違うゲーム、ありえた
――店頭にトイレットペーパーがないのを見ると、買える時は多めに買っておきたくなります。よくないことなのでしょうか。
「一消費者としては理にかなっている行動です。他の人も多めに買って店頭の在庫がすぐになくなる状況で、自分だけゆっくり構えていると、買えずに困ってしまうでしょう。そのやむにやまれぬ行為を、『協調性がない』などと道徳的に批判しても、ギスギスするばかりです。しかし、一人一人が『合理的』にふるまった結果、早朝から列に並ばないと買えなくなるなど、みんなが損をすることになってしまいます。個人にとって望ましい行動と社会としての利益は、必ずしも一致しないのです」
――自分だけが買うのをやめても、他の人が買いだめを続けるならば、問題は解消しません。
「他人の行動によって自分の行動も左右される状況の分析には、社会・経済現象をゲームとしてとらえる経済学の『ゲーム理論』が有効です。今回の場合、トイレ紙を買いたい消費者がゲームの『プレーヤー』、買うか否かの選択がゲームの『戦略』、結果に応じた各人の損得がゲームの『利得』です」
「人は『自分一人だけが戦略を変えても得をしない』状態があれば戦略を変えず、プレーヤーみながそうした状態にあると状況は安定して動きにくくなる。ゲーム理論にはこんな法則があり、発見者の名前をとって『ナッシュ均衡』と呼びます。現状は、消費者が互いに、買いだめをするという戦略をとった状態で均衡しています。だから店頭のトイレ紙は入荷してもすぐなくなります」
――社会としては望ましくない状態で均衡してしまっているのですね。
「このゲームには、実はもう一つナッシュ均衡になる戦略の組み合わせがあります。誰も買いだめをしない、という状況です。他の人は買いだめをしていないのに、自分だけ買いだめをしても意味はありませんから、誰もしなくなります」
――どうすれば良い均衡に移れるのでしょうか。
「みなが一斉に買いだめをやめるのがポイントで、『他の人も買いだめをしない』と確信できないといけません。鍵になるのは、マスメディアが、視聴者が『この情報を見た他の視聴者は買いだめをやめそうだ』と感じるような情報を流すことでしょう。マスメディアだと、SNSよりも『みんなも同じ情報を見ているはずだ』と感じやすいものです」
――個人でできることはありますか。
「普段から日用品のストックを多めに持てば、非常時に買いだめに走らなくても『損』をしません。先ほどのゲームは、ストックを持たずトイレ紙を買いたい消費者をプレーヤーに想定していましたが、ストックしている人が増えれば、違うゲームになるでしょう」
――トイレ紙の買いだめは、銀行の「取り付け騒ぎ」に似ているように見えます。根拠のない倒産情報で金融機関から預金を引き出す人が現れ、その様子を見て慌てて引き出す人が増えるという状況です。
「そうですね。違うのは、銀行の場合は、倒産しても預金を保護する制度があることです。いずれにしろ保護されるならば、他の人がどう動こうと、慌てて引き出しても得はしません。預金の場合は、実際に現金を刷らずとも口座に残高が記号として表示されていればよいので、こうした対処が可能です。一方商品の場合は、需要が増えた分をすぐに生産・輸送できないから、この手を打てません。ただ、一定期間後に必ず商品を入手できると確約できれば、慌てて買う人を減らすことはできるでしょう」
――市場経済では、入手を確約するのは難しそうです。台湾では緊急対応として、1人あたりのマスク購入枚数を制限する代わりに、確実に購入できるという施策をとりました。
「マスクがどれくらい必要かというニーズは人それぞれ異なり、通常時なら市場の中で需給が効率的にコントロールされています。市場の効率性を犠牲にしててでも、社会的安定性のために平等に配ることを優先したのだと思います」
――市場に任せるならば、ドラッグストアが需要の大きいマスクの値段をつり上げてもおかしくないのに、そうした動きはそれほどありません。
「ネットでマスクを高値で転売をしている人たちは、高くても買いたい、という需要があるから売っています。転売屋には将来の商売はないから、それができるのです。ドラッグストアが同じことをしたら、短期的には利益を上げられても、社会的批判を浴びて長期的にお客が離れてしまいます。一方で、一人でいくつも買いだめすることを防ぐために、2個目以降の購入に限って値段を高くして売るという店もあります。一案として、値上げの差額分を寄付などに回せば、企業の評判を落とすことなく買いだめを抑制できるかもしれません」
2020.03.16 (月) 晴れ
好天だが風が冷たい一日。時差出勤とテレワークの期間が今月末まで延長されることになったので、今日教材を持ち帰って、明日から予習プリント作りなど来年の準備をテレワークで行うことにする。先週も合格が決まった卒業生が何人か学校に来てくれたようだが、今週も在校しなくて申し訳ない。後期の発表がある来週月曜日(23日)以降は在校するので、もし何かあれば来週に。10161歩。
2020.03.15 (日) 晴れ
退職したらリフォームしようと考えていたのだが、何となくその気が失せてしまった。あまりに月収が減って意気消沈したというのも一因なのだが、春になってちょっと元気が出て来たせいか、とりあえず畳表を変えてみようということになり、今日、なじみの店に見積もりをお願いしてみる。寝室は普通の縁のあるモノにしたが、お客様を迎えることもある空間には、思い切って3倍も高価な琉球畳を入れることにした。今週末には運び込まれることになり、楽しみである。
(↓庭で撮影できる季節になった)
2020.03.14 (土) 雨・雪
一番下の孫を預かる。カルタやボードゲームなどをして過ごす。雪がちょっとだけ積もってビックリ。
昨日の一日目は江の島。そろそろ退屈になってきた孫たちを連れて行かれるか、実踏してきたのである。写真は、岩屋の辺り。二日目は、行ってみたいと思っていた横須賀を訪ねた。横須賀線で鎌倉方面から向かったが、駅に近づいて港が見えてくると、大きな自衛隊の艦船や潜水艦などが停泊していて、さすが軍港である。米軍基地もあるせいか、私服やミリタリールックの米軍人さんたちもウロウロしていて、有名な「どぶ板通り」はいわゆる「バタ臭い」感じ。その後、フェリーに約10分揺られて、特撮やジブリアニメでも有名な猿島へ。1時間ほど散策。写真は、散策路の途中にあるトンネル。楽しみにしていたカレーは、海軍からも認定を受け、人気店コンテストでも第一位に輝いた「WOOD ISLAND」(店主が島森さん…)で頂く。鰻の寝床みたいな細長い店内は、ミリタリーな雰囲気とアニメのフィギュアが混在する不思議な空間であったが、カレーは評判通り美味しかった。本格派スパイシーカレーというよりは、丁寧に作られた家庭的カレーといった感じで、誰でもが楽しめる味であった。
2020.03.13 (金) 晴れ
昨日(木曜日)は休暇をもらい、今日は授業がない日ということで、近く(電車で1時間半くらい)に一泊で出かけてきた。さて、どこでしょう? ちなみに、1日目は、JRとモノレールを乗り継いで、普段ならすごく混んでいるはずの観光名所へ。コロナの影響でかなりすいていたが、高校生~大学生のグループらしきものが多かった。シラス丼は食べられなかったが、展望塔のある公園では、日本で最初というフレンチトーストを頂いた。2日目は、バタくさい街を散策した後、10分間船に揺られて、海水浴やBBQ、特撮などで有名らしい無人島へ。およそ1時間、島を散策して帰ってきた後、ご当地グルメのカレーライスを頂いた。インドカレーとは違って、いわゆる日本の家庭的なカレーであるが、とても美味しかった。
(1日目=昨日、名所の突端にて)
(2日目=今日、無人島にて)
2020.03.11 (水) 晴れ
今日・明日と休暇をもらい、今日は孫の面倒を見る。東大の一浪人形諸君は結局15名ということに。その結果、合計数では40名台に載ったとのことである。もちろん、望んでいた結果が得られなかった人もいるだろうが、その人たちも、この一年の努力は決して無駄にはならないことに自信を持とう。知識は結びついてこそ力を発揮する。この一年の努力は、その結びつきを作る多くの触手を君たちに与えたに違いない。今日はあの震災から9年目の日に当たるが、あの時、私たちは電源の要らない知識の大切さを身に染みて感じたはずである。紙の書物に蓄えられた知識は、電源がなくても読める。同じく、自分の中にためた知識は、電源がなくて検索出来ない状況でも役立てることができるのである。そんな電源のいらない知識を(…まだ結びつきが十分でないが故に、何に役立つかを明確化できていないかも知れないが)、君たちは確実に自分たちの内に蓄えたのである。
(↓庭も春らしくなってきた)
2020.03.10 (火) 雨
東大・京大・一橋の発表日。今年は進路部ではないので、現役生の数字は正確には分からないのだが、担任の先生方が待機していらっしゃる部屋の雰囲気は、かなり暗い感じであった…とだけ言っておこう。私たちの学年の浪人形諸君は、東大12名、一橋2名が今日確認できたところ。まだ報告のない諸君がいるが、たとえ思い通りにいかなかったとしても、どんな結果になったのか先生方は気をもんでいらっしゃるので、進路部宛に必ず連絡して下さい。10297歩。
2020.03.09 (月) 晴れ
卒業式。在校生も保護者も来賓もいない式だったが、心のこもった「仰げば尊し」はよかったなぁ~。ちなみに、校門の前の卒業式の掲示の前では、記念撮影をする保護者と卒業生の行列が出来ていたので、恐らく式が終わるまで保護者の方々は校門の外で待機していらしたのだろう。天気が良くて何よりである。
式の後、医学部の合格が決まった生徒が何人も報告に来てくれる。同時に、次を目指さなければならない諸君からは、引き続き小論文指導の依頼もあったりして、悲喜交々といった感じか。8511歩。
2020.03.08 (日) 雨・曇り
孫3人を預かるも、生憎の天気でどこにも出かけられないので、バービィが料理教室を開き、お昼はタコ焼き、夜は豚肉のタワー鍋をみんなでちょっとずつお手伝いしながら作る。(でも、姉が一番頑張ったかな♡))
(下にキャベツとモヤシ)
2020.03.07 (土) 曇り
家で過ごす。ちょっと前の記事から。(朝日DIGITLA 20200227)
「ネットは社会を分断しない」 逆張り論の真相は
とげとげしい言葉を互いにぶつけ、決して意見は混じり合わない。ネットの言論空間に抱きがちなそんなイメージに疑問を投げかける新書「ネットは社会を分断しない」(KADOKAWA)が昨秋、出版されました。「逆張り」の主張に、にわかには信じがたい気も……。共著者で富士通総研経済研究所の浜屋敏さんとともに考えてみました。
*
――最近のネットの動きで気になっていることは何ですか。
プラットフォーム関連の規制が強まっていることは気になっています。グーグルやアマゾンなど「GAFA」はけしからんという人が増えていますよね。逆風がこれからどうなるかに一番関心があります。
――規制の強化は望ましいことですか。
独占禁止法や個人情報保護法など、すでにある規制は守るべきですが、プラットフォームに対する新たな規制には慎重にならないといけないと思います。
――なぜですか。
巨大化しすぎているから規制がいるという流れですが、プラットフォームビジネスとは、そもそもそういう構造です。多くの人が利用するほど価値は高くなりますし、複数のプラットフォームを使うのは面倒だから、大きなものに収斂していきます。
過度に規制してしまうと、日本市場は活動しにくいと敬遠され、日本の消費者がサービスを受けられなくなってしまい、日本発のネットビジネスも育ちにくくなります。
――著書でもネットの可能性を重視していますね。
インターネットの利点は、誰もがSNSで自由に情報発信して、互いにつながることです。それがプラットフォームの巨大化にもつながるわけです。最初は人と人がつながるのはすごくいいことだと思われていましたが、最近になって、つながることで罵倒や誹謗中傷が出てきたと思われている。
実はアメリカの研究では、ネットが原因で分断される、分断されないの両方の結果が出ている。日本はどうなのとかと思い、わたしたちは大規模なアンケートをしたのですが、その結果、日本では分断されていないというのが、定量分析の結果でした。
ネットによる意見の過激化は日本の調査では出なかったわけです。ネットでは反対側の意見を見るコストはたいしてかからないので、相手の意見を知る機会は増える。実際にネット利用者は違う意見へもアクセスしていました。
――では、なぜ「ネット=分断」と受け取られるのでしょう。
極端でない中庸の人がネット上で議論をしないからです。原発の賛否など多くの人は賛成と反対がはっきりしていません。中庸な意見をもっています。強い意見を持っている人がネットに自説を書き込みあうので、けんかのようにみえ、分断しているように受けとられるわけです。
――分極化は進んでいるとお考えですか。
分極化は進んでいます。日本でもわずかですが、進んでいるというデータが出ました。しかし、それがインターネットのせいかというと違うのではないでしょうか。
何が理由かというと、ひとつは高齢化。年齢が高いほど偏った意見になりがちです。書籍や雑誌など伝統的メディアも、ある特定の立場になっているのではないでしょうか。そのほうが売れるというのもあります。
――そもそも、分断が起きるのは悪いことなのでしょうか。
個人のレベルで意見が固まるのは悪いことではありません。自分ははっきり原発反対だと意見を決めるのは間違っていない。今回の調査で若い人ほど分極化していないというのは、若い人ほど意見が決まっていないということでもあります。
年を取ってどちらかを取るというのは悪いことではありません。ただ、社会全体として意見の山が二極化して固定化すると、その人たちの間の議論ができなくなります。社会的な合意ができなくなる。それが分断の一番の問題です。
――中庸の人が多数ならば、分断は表に出にくいのではないですか。
イエスかノーかでしか選べない問題が出てくると、中庸な人たちもどっちかに投票せざるをえなくなるので、その途中の議論が見えなくなります。
結果だけみると、中庸な人たちもイエスかノーかを言わないといけないので、分断しているようにみえます。国民を二極化するような議論が表立ってくると、分断が際立ちます。
――2000年代ごろにネットが熟議をもたらし、議論が活発に交わされる言論空間が生まれるという期待がありましたが、それは今どうでしょう。
今のままのネットでは難しいです。それをやるにはネットでの新しいサービスが必要でしょう。中庸の意見を持つ人たちが議論でき、参加できるような。今のネットのメカニズム、特にSNSはそうなっていません。今のSNSとは違うサービスを考えることができれば、ネット草創期の夢は必ずしも否定されたわけではないのではないですか。
ただし、ネットはそもそも分断させるメカニズムを内在させているので、ウォッチしていかないといけないとは思っています。
――分断させるメカニズムとはなんでしょう。
一つは選択的接触です。しかも選択的接触は(ネット利用者が)意図的にやっているのであれば、「自分はこういう選択をしている」と分かりますが、電子商取引のリコメンデーション機能のようなものだと、自分が特に意識していないうちにフィルターのかかった情報を見せられます。ネットにはそういう選択的接触を進めるアルゴリズム(計算式)があります。
今回の調査ではネットは分断の原因になっていないという結果は出ましたが、2年後も3年後もそういうわけではないかもしれません。
――先鋭的な意見が目立つのはネットならではでしょうか。
ネットでは誰でも書き込むことができます。例えば「外国人が増えて不安だ」となれば、ネットがなければ家族や友達、知人の間で言っているか、新聞などに投稿するぐらい。投稿の場合は、新聞社のチェックが入りますが、ネットはそれがありません。しかも自分が書いたものに「いいね」がつくと喜ぶわけです。それでまた加速するメカニズムがネットにはある。チェックする者がいない。どんな意見でも「いいね」をする人がいる。すると書いた人はそれが正しい意見だと思ってしまいます。
――中庸な意見は重視されないと。
面白くないですよね、是々非々では。どんなときでも、こうだと言い切った方が面白い。「いいね」がつくと、承認欲求がみたされてうれしくなって、特に現実世界で不満を持っている人がネット上で承認されると、どんどんうれしくなってエスカレートしてしまう。
――本の内容への批判はありましたか。
内容についてはデータを分析したものなので、「もっとこういう分析の仕方があるのでは」という指摘はありましたが、言っていることが間違っているという反応はなかったですね。一番うれしかった反応は「推理小説やサスペンスものを読んでいるようだった」というもの。何か事件が起きて、この人が犯人だと言われているけど地道に証拠を積み上げていくとそうではなかった。状況証拠はあるが、データを積み重ねるとそうではなかった、と。そこが面白かったと感想を寄せてくれた人がいました。
――ネットが社会を分断したというのは状況証拠でしかなかったということでしょうか。
先述したように、米国では分断しているという研究結果も出ているんです。日本でも研究の方法や調査の対象によって、ネットで社会が分断されているのではないか、という見方もあります。いずれにしろ、この本をきっかけに政治などの分野の専門家がもっとネット空間での議論を深められるようにしてもらいたい。定量分析をしっかりしたうえで、ネット上での議論をどうやったら深められるのかというアイデアが、もっと出てくることを望んでいます。
2020.03.06 (金) 晴れ
昭和記念公園にクロッカスの撮影に出かける。ところが、「四季桜」という名札のついた桜が残堀川沿いで満開になっていて、色から見て寒緋桜の一種だろうが、天気がよかったのでついでに撮影。
学校が休校のせいか、保護者(ウィークディだから母親が多かった)に連れられた小学生や、グループで来ているらしい中学生がかなりたくさんいた。天気もイイし、家では勉強ばかりもしていられないのだろう。
2020.03.05 (木) 晴れ
埼玉県の中学校の先生をやっている大学の教え子から、教え子が日比谷に合格したというメールをもらう。埼玉で教職についたので、都立高校とは縁がないと思っていたそうだが、この先生(教え子)は学生時代に演劇を専攻していた関係で、星陵祭の時に私を訪ねてきてくれたりした熱心な学生だったこともあり、よく覚えており、それにつけても、とてもうれしいメールであった。今日も添削指導2名。9596歩。
2020.03.04 (水) 曇り・雨
寒い一日、今日も添削指導2名のみ。ところで、来年の勤務に関する内示があり、引き続き日比谷に非常勤教員として勤務することになった。非常勤教員は一年契約で、一年ごとに勤務に関する希望を出すのだが、希望通りになってよかった。ということで、浪人形諸君、安心して二浪して下さい(笑)。
2020.03.03 (火) 晴れ
添削指導を受けに来ている3年生の姿がチラホラで、まったく静かな校舎である。私も今日は2名の指導をしただけである。午後から、W大学に合格した浪人形諸君が報告に来てくれる。あとは国立の発表待ちとのことで、イイ結果を期待したい。10007歩。
今日の給食のために、つまり、ちらし寿司のために、大量のお酢を用意していた給食業者がその始末に困っている、さらに、給食を配達する人などの仕事がなくなって、その手当にも困っているという記事があったが、首相はそういうことまで考えて一斉休校の判断をしたのだろうか。
2020.03.02 (月) 雨
午前中、休暇をもらって休校になった孫の世話。午後から添削を約束した生徒がいるので出校したところ、都立の合格発表日ということで受検生ではにぎわっていたが、時差通学で予定されていた期末考査も結局金曜日に中止が決定されていて、校舎内は閑散としていた。1時過ぎになって、3年生の登校日でやっと活気が出て来たが、同時に、国公立入試後期に向けた小論文の添削希望で忙しくなる。後期は字数も多くて大変なのであるが、前期の発表前からがんばっている諸君には、どうかイイ結果が届いてもらいものである。7327歩。
2020.03.01 (日) 晴れ
暖かな一日、園芸店で私の欲しかった沈丁花と、主人の欲しかったユキヤナギを購入。ついでに、花々もちょっと購入して庭いじり。