2011.10.31 (月) 晴れ
10月末だが、いつまでたっても暖かい。まあ早起きの身としてはうれしいのであるが、いつになったら冬服が着られるのだろうか?
世界の人口が70億…一方、日本の人口は初めて減少傾向だそうである。高齢者の割合も増えているというし、こうなったら「一番」にこだわるのは止めて、ノンビリしたらどうだろう。今までの価値観から脱却した新しい豊かさを見つけたいものである。
2011.10.30 (日) 晴れ・曇り
新宿高校で開かれた都立高校合同説明会に出席する。10時から4時過ぎまで、相談者はほぼ絶えることなく大盛況。合同説明会ということでほとんどの学校が参加するため、昔の同僚に会えるのも楽しみなのだが、今年もたくさんの懐かしい顔に会えて、疲れたとはいうものの、楽しい一日であった。
家に帰ると大きな届け物が…。なんと、キヤノン・フォトサークルのサークル誌に写真が載ったら、副賞でプリンターがもらえたのである! ばんざ~い! モデル料として、孫の両親に差し上げよう。
ただし、プリンターというのは、本体で儲けないで交換インクで儲けるというのは常識である。プレゼント(このプリンターの値段は9980円也)で喜ばせておいて、交換インクを売ろうとしているのだとしたら、「キヤノン、お主も悪じゃのぅ~♪」なのである。用心用心(笑)。
2011.10.29 (土) 晴れ
イイ天気だが、家でジッとしていた(「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」と「ブラック・スワン」と「十三人の刺客」を見る。どれもグー!)おかげで、ノド痛回復。
2011.10.28 (金) 晴れ
昨日の夜と今朝、風邪薬(+アリナミン)を飲んだのだが、ノドの痛みがひかないので、日曜日にノドを使う仕事(新宿高校での都立合同説明会)が控えていることも考えて、午後から早引けする。家で厚着をしてウツラウツラしていたら、だいぶイイ気分になったが、ノドの方は今一つ…。
2011.10.27 (木) 晴れ
秋らしいイイ天気だが、ヤバイ…というのも、ノドが痛いのである。やれやれ。
TPP問題は重大であるが、結論としては参加するしかないだろう。農業は(それを支える農政も含めて)変わらなければならないだろうし、同時に、医療なども「安くて信用のできないものよりも、信頼のできるイイものを選ぶ」レベルに、今の日本の消費者の水準はあると思う。
早期に参加して議論の方向付けに一定の役割を果たした方がよいという意見がある一方で、何がどう議論されるか分からないという懸念もあるという。しかし、これはちょっと関係省庁の怠慢ではないか。参加している国々がどの面で強く、どのような要求をしたいと考えているかくらいのデータは、集められるのではないだろうか。そのようなデータを精査して、こういう方向になりそうだという材料を提供してくれれば、もうちょっと判断する基準が増えそうな気がするが…。
2011.10.26 (水) 曇り・晴れ
昨日とは打ってかわって秋らしい一日。しかも、東京は「木枯らし一号」だそうである。
23日のところに書いた『古典基礎語辞典』について、3年生の授業で紹介する。生徒たちに持たせている「古文単語集」には、例えば「めづらし」という語の解説に、「動詞「愛づ」から派生した形容詞で、賞賛するのにふさわしいの意」といった解説が載っており、最近の古語辞典にも多くその説が紹介されているのだが、この辞典には「メヅラシのメは目で、見ること、シは形容詞化する接尾語、ツラは連れ立つの意のツル(連る)の活用形で、まれにしかないから見ることを続けたいの意に展開したのではなかろうか。」とあって(微妙だが…)面白い。一方、「はかなし」については、「ハカは、ハカル(計る)・ハカバカシ(果果し)などのハカで、仕事や行動の進行の目当てとなる量。ハカナシは目当てとするものや当てのないさま。」と解説されているのに、「そこはかと」については、「ソコは代名詞ソコ(其処)。ハは係助詞。カトは「彼と」の意。ソコハカトは、はっきりそれはあれと(認めて)が原義。」とあるのは如何なものか。だって「そこはかと」も、「はかなし」と同じように「ソコ+ハカ+ト」と考えられる気もするからである。(私の尊敬する小松英雄先生はこの説である…)。その辺が難しいが、そこがまた面白いところなのである。いづれにせよこの辞書は、日本語について学ぶ人は参考にすべき本といえそうだ。私は、結局「家用」と「職場用」とで2冊購入。今月の小遣いが尽きてしまったが、明日から昼ご飯をどうしよう…(泣)。
2011.10.25 (火) 曇り・晴れ
暑かった~。
久しぶりに本を読んでいて、電車から降りるのを忘れそうになる。ジョブズの自伝で、ゼロックスのパロアルト研究所からGUIのアイディアを盗む場面である。ただし、この本、パーソナルコンピュータの誕生や、アップルに関する予備知識がないと面白くないかも知れない。色々な人名が出てくるし、なにせビジュアルな情報が少なすぎる。ジョブズの伝記なのだから、ジョブズや彼を取り巻く人物たちの写真はぜひ見てみたいし、それが無理だとしても、アップルⅡやリサ、あるいは、アップル独特のGUIの写真、当時の時代背景が分かる写真などがないと、ちょっと理解しにくい部分があるのではないだろうか。面白さ半減といった感じである。
夜の教育法は、教材そのもの(宮沢賢治の作品)の研究の面白さにはまってしまって、指導過程の研究に手が回らなかった感じ。研究そのものはよくやってあるので、調べたことを精選して模擬授業に結びつけて欲しい。
2011.10.24 (月) 曇り・晴れ
今日はけっこうムシムシと暑かったが、明日はさらに暑くなりそうだというのだからビックリである。いよいよ亜熱帯化かだろうか。
夜、編集会議。先日、パーカーの新しい筆記具を褒めたせいか(こちら)、腹を立てたらしい(笑)万年筆の調子が悪く、2週間前に「綠」がインク漏れを起こしたと思ったら、今日は会議中に「赤」がインク漏れ。手が汚れただけで済んだが、何となく気分がよくない。
ジョブズの自伝購入。
2011.10.23 (日) 曇り
読書の秋。高木和子『平安文学でわかる恋の法則』(ちくまプリマー新書、2011)は、高校1年生にお勧め。教科書にもよく登場する古典作品を題材に、平安時代の貴族の生活の様子が分かりやすく解説されており、古典常識の勉強にもなるし、予習にもなる。
もう一冊、大野晋先生の『古典基礎語辞典』(角川学芸出版、2011)。語源にタミル語の話が出てくるようになってからはちょっとついて行けない感じで、新書レベルの本以外には大野先生のお考えには触れていないし、先生が昨年7月にお亡くなりになった後、引き続きこの辞典をまとめ上げた弟子さんたちの実力がどの程度のものなのか分からないので、この辞典が最終的にどう評価されるのか、ちょっと自信がないのだが、目を通した限りでは、読み物としてもとても面白いと感じた。
明日は、スティーブ・ジョブズの自伝が発売される。多分、買うだろうなぁ…。
2011.10.22 (土) 雨・曇り
3年生は、全員で受ける最後の模擬試験。ところで、添削の申し込み・スタートが例年より遅い、つまり、まだ始めていない諸君が多いような気がするのだが、大丈夫だろうか?
天気があまりよくないのは分かっていたが、久しぶりに洗車する。主人の学校のギンナンの跡がこびりついてしまって残念。これは、気づいた時にすぐ落としておかないと、どうやっても取れなくなってしまうのである。白のボディがもう台無しである。(←暗に主人の怠慢と、停車場所を選ばないことを非難しているのである。ギンナンの季節のクルマでの登校は禁止したい)。
2011.10.21 (金) 晴れ
今日届いたキヤノン・フォトサークルのサークル誌「moments」11月号に、昨日の写真が掲載されいて、かなりうれしい。
ちなみに、この写真は主人が大好きだというので応募してみたのだが、その主人によると、ファッションモデルの田中美保さんに褒められたこの服は、私の妹が韓国で買ってきたお土産だそうで、私は「変な服だなぁ~」と言っていたそうである。ウ~ム(笑)。
同じ服を着ている写真(つまり同じ日の写真)では、私はこれが一番好きである。
2011.10.20 (木) 晴れ
都立国立高校で開かれた進学指導重点校の教務主任会議に出席。テーマは、進学指導を踏まえた教育課程の編成だが、日比谷の教育課程がいかに優れているかを改めて実感した。2時間半も議論したが、その中で日比谷が解決しなければならない課題は、全ての高校に共通の問題一つだけ。(しかも、その解決法についても、すでに一定の目途が立っている…)。何人かの先生方から「7時間は大変ですか?」と聞かれたので、かえって「皆さんの学校も1日7時間授業×5日にすれば…」と言いたかったが、まあ止めておいた。
キヤノン・フォトサークルに写真が掲載される。タイトルは「雨上がる」。「小さくてかわいいもの」というテーマで募集されたスペシャルジャンルで、選者の田中美保さん(ファッションモデル)から、「小さな女の子のかわいらしいポーズに惹かれました。着ている服もかわいいし、持っている傘の大きさで、ホントにちっちゃい子だと分かるのもいいですね。」とコメントをいただく。モデルの方から「着ている服もかわいい」と言っていただけるとは、おかあさんも喜んでくれるかな?
ちなみに、フォトサークルの会員専用ページの表紙にも掲載されたので、その画像も貼っちゃおう!(左下の方です♪)
2011.10.19 (水) 晴れ
上着を着てても肌寒さを感じる一日。いよいよ秋本番か?
平野復興相の発言問題は、取り上げられた以上は釈明しなければならないだろうし、その釈明場面での笑顔がちょっと違和感を感じさせるが、そもそもの発言が行われた場や全体の文脈を見れば、揚げ足取りとしか言いようがない。そのせいか、例えば朝日新聞も、単なるベタ記事扱いである。そんな揚げ足とりをして復興の足を引っ張るいるようでは、自民党の復権はおぼつかないだろう。
2011.10.18 (火) 晴れ
夜の教育法は、文学教育論で盛り上がる。よくある話で、「教員がある読みを伝えるのか」、はたまた「学習者の自由な読みを保障するのか」という話である。「高校では読みに対するしっかりとした基礎教育を行うべきで、個性的な読みはその訓練がないと生まれない」という意見がある一方で、「おもしろさを押しつけられた読みからは、主体的な読みの姿勢は生まれない」という意見があるわけである。それぞれもっともな意見であって結論があるわけではない。そこで、私は……という話をしておいた。(もちろん、こんなネット上で「……」部分の企業秘密?は明かさない…笑)。
2011.10.17 (月) 晴れ
2週間に一度、月曜日は会議日となり、朝の1時間目、そして、放課後に会議が設定される。1時間目の会議は私が主催であり、その後、3年生と1年生の授業をやりながら放課後の会議の準備をし…というわけで、2週間に一度忙しい思いをせざるをえないのである。今日は、その合間に校長面接や時間割の調整などもあって、ヤレヤレな気分でいたら、放課後の会議後に卒業生が遊びに来て、ちょっと気分転換。教員は、やっぱり生徒と関わっている時が一番楽しいのである。
2011.10.16 (日) 晴れ
好天なので、午前中久しぶりに石神井公園へ。しかし、鳥果「0」でガッカリ。やれやれ。
朝日新聞より 「温暖化対策を話し合う国連気候変動枠組み条約のパナマ作業部会で、国際環境NGOでつくる「気候行動ネットワーク」は3日(日本時間4日)、交渉で最も後ろ向きだった国に皮肉を込めて贈る「化石賞」に日本を選んだ。東京電力福島第一原発事故の収束ができていないのに、途上国への原発輸出を温暖化対策の一つとして認めるよう主張した、という理由だ。」
なるほど、皮肉が効いている。しかし、途上国の温暖化対策に先進国はどう貢献したらよいのか? 一方、責任の持てない危険な技術を輸出してどうするのか? だからといって先進国は、自分たちのツケを、環境・持続可能性の美名のもとに途上国に払わせてもイイのか? いったい「先進」とは何なのか? この「先進」に代わる新しい価値観が創造できないものか? 今、我々の目の前には、TPP加入の問題や年金問題など、そう簡単に答えを出しようのない問題が山積である。「ファイナル・アンサー」など臨むべくもない課題である。
2011.10.15 (土) 雨→曇り→雨
ニューヨークから始まった格差是正デモが、インターネットの呼びかけで、日本をはじめ各地に飛び火しているそうだ。こういうのを聞くと、ちょっとなぁ…と思ってしまう。ちなみに、全人口の1%に過ぎない富裕層の人々がほとんどの富を独占的に享受しており、残りの99%の人々がその残余を分け合っているという現状から、デモのスローガンが「私も99%の一員だ」みたいになっているようだが、いくらスローガンだからとはいっても、このような大雑把で杜撰な認識では、現実をより混沌とさせるだけだろう。こういうところも、ネット的でイヤである(…と、ネットに書いているわけだ。「クレタ人は嘘つきだ」…)。
午後からたまっている仕事を少しずつ片付ける。
2011.10.14 (金) 晴れ→曇り→雨
月曜日(体育の日)が授業公開だったので、今日はその代休。早起きして、晴れの予報の午前中に昭和記念公園へ出かける。午後からは仕事。
2011.10.13 (木) 晴れ
2011.10.12 (水) 晴れ
旧暦9月15日で美しい満月である。
さて、サッカー8点も体操2位も中日マジック4点灯も置いておいて、タイの洪水がタイ変なようである…などとふざけている場合ではない。タイにはニコンの工場があって、ボディのほとんど作っているらしいのだが、その工場も危険立入禁止区域になっているという。新しいミラーレス機を発表したばかりだが、さて、どうなることやら…。
2011.10.11 (火) 晴れ
夜の教育法は、院生が入っているグループだけあって、充実した教材研究レポートであった。私自身「なるほど」と思う読みも提出され、おおいに勉強になった。
トマス・ピンチョンの古典的名作『V.』の新訳(新潮社「トマス・ピンチョン全小説」)が出て、しかも訳者が佐藤良明(+小山太一)なので期待して買ったが、早くも挫折する…。やっぱりちょっとあの文体はムリ。
2011.10.10 (月) 体育の日・晴れ
体育の日だが、日比谷は授業公開ということで、およそ300名の方がいらっしゃる。待機場所も充分にないし、校内はゴチャゴチャ、特に掃除もしておらず、普段の姿そのものである。それ故、休み時間や授業の様子も含め、日比谷の雰囲気がご理解いただけたのではないかと思う。
夜、NHKの「プロフェッショナル」という番組で SMAP が特集されていたが、5人の個性がそれぞれで面白かったし、芸能人でもさすがにトップにいる人間は違うなぁという印象を持った。なるほど「プロフェッショナル」である。
2011.10.09 (日) 晴れ
オーケストラ部の定期演奏会を聴きに杉並公会堂へ出かける。ハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」、モーツァルトの「ジュピター」、ドヴォルザークの「交響曲第8番」と聴き応えのある曲ばかりだが、アンコール曲も含め、どの曲にも練習の成果・自信が感じられて、厚みのある演奏は素晴らしかった。ここ数年では、一番のできだと感じた。
またまた自分で言うのも何であるが、今日の「爺バカ日誌227」に載せた写真は、もう超可愛イイのである!(…って、もはや己の姿を客観視できない完全なる「爺バカ」である…笑)
2011.10.08 (土) 晴れ
中学校のミニ同窓会で楽しく飲む(飲み過ぎる…)。
パーカーの新しい筆記具(「インジェニュイティ」)の試し書きに新宿高島屋を訪ね、欲しいモデルが売り切れだったので予約する。ちなみに書き味はどうかというと、「まあ普通」といったところである…というか、「たいしたことはない」が正しい評価だろう。「よいしょ」ブログなどを信じて期待することなかれ。え、ではなぜ予約したのか? まあ、ボディのデザインがカッコイイからである。ははは…。やっぱりパーカーといえば、万年筆の「デュオ・フォールド」である。万年筆は、モンブランもペリカンもアウロラもウォーターマンもパイロットもプラチナも使ったが、私にとっては「これにとどめを刺す」といった感じである。
2011.10.07 (金) 晴れ
平和な一日。放課後、教務部の先生方で月曜日の授業公開の準備をする。A時程、B時程それぞれ(なんと!)150名もの方が予約されているのだが、体育館の改修工事の関係で集合場所として学習ホールが使えないため、会議室に集まっていただくほかなく、折り畳み椅子をできるだけ多く入れてみたが、それでも130脚程度…。狭い上にお立ちいただかなければならない状況になりそうで、お越しいただいた方には申し訳ないが、一つご理解のほどを。
夜、編集会議。結構グッドなアイディアが出て、イイ雰囲気。
キヤノンフォトサークルに写真が掲載される。タイトルは「お嬢さん、逆さです。」。ジャンルマスターの榎並悦子先生から、「こういうタイトル、好きです。おもちゃの電話は、お父さんも使っていたものだとか。なるほど今だとコードレスですね。ある意味とっても貴重な一枚ですね。可愛い表情、よくとらえています。」とご講評いただく。そう、「なかなか巧いタイトルだなぁ」と我ながら思っていた一枚なのである。
2011.10.06 (木) 雨そして秋晴れ
スティーヴ・ジョブス死去…。私レベルのマックファンでも、かなりショックである。アップルのサイトで、マックエキスポでのジョブスの基調演説ビデオ(もちろん英語)を視聴するのが楽しみだったりするからかも知れないが、声やしゃべり方まで思い浮かぶ…。思えば前任校の桐ヶ丘(デザイン系列があった)で初めてマックに出会い、そのスタイリッシュさにあこがれて PowerBook15 を購入。しかし、結局一太郎から逃れられずに、Bootcampを使ってマック上で Windows を動かすという超アホな使い方であったが、その後も iBook、MacBookPro と使い続け、現在も iMac24 と MacBookAir13、そして、iPad、iPodTouch まで使っている。まさに、ジョブス様々(というか、アップルにしてみれば上客?)なのである。心からご冥福をお祈りいたします。
都立戸山高校から授業観察の先生がいらっしゃる。3年生の古典の授業を2時間お見せしたが、参考にしていただければと思う。
2011.10.05 (水) 雨
冷たい雨。こうして秋も深まってゆくなりけり(詠嘆の「けり」)。
実力テストの結果が思わしくなかったので、もう一人の授業担当の先生と相談した上で、授業を使って問題の解説をしながらこれからの勉強法について確認する。まあ、確認とはいっても、今までのやり方を諦めずに最後まで続けよということなのだが、しかし、それこそがやはり一番大切なのである。「継続は力なり」「うまい方法などない」、つまり迷うことなくコツコツと…ということである。がんばろう。
2011.10.04 (火) 晴れ
3年生の実力テストの答案を採点…どうも出来がよくない…というか、出来る生徒もいるのだが、出来ない生徒が目立つ感じである。まあ、これから!ということにしておこう。
教育法は、今日からゼミ形式のレポート発表授業。トップバッターのグループは、「こういう授業をしてみたい!」という授業研究が先走ってしまって、教材そのものの研究がもう一つだったので、最初でもあり、ちょっと厳しめに講評しておいた。次回以降の発表に結びつくことを期待したい。
2011.10.03 (月) 晴れ
避難訓練+始業式+実力テスト…と書くと忙しそうだが、それぞれ時間的には余裕があって、なんとなく落ち着いた感じで後期がスタート。
今、野矢茂樹先生の『語りえぬものを語る』(講談社、2011)という本を読んでいるのだが、タイトルから分かるとおり、ウィトゲンシュタインの思想をメインにして、先生の哲学的思索を述べたエッセイ?で、キッチリ理解できていないにもかかわらず面白い。つまり、入試問題のように文の一部に傍線を引かれて「説明しなさい」と問われると、正解する自信はまったくないのだが、ところどころ分かる箇所もあって、先生独特のユーモアある文体にも惹かれながら、ついつい読み進めてしまうのである。世の中には、こういう不思議な魅力の本もあるのである。
ちなみに、ウィトゲンシュタインの入門書としては、橋爪大三郎の『はじめての言語ゲーム』(講談社現代新書、2009)もすごく面白い…のだが、実はこの本もあまり理解できていない。ははは…。しかし、理解できないにもかかわらず、何となく面白いのである。本当に不思議な世界(ウィトゲンシュタインの哲学?)である。
2011.10.02 (日) 曇り
涼しい一日。明日からも今日のような気温が続いていくようなので、衣替え(タンスの夏物衣料と冬物衣料の入れ替え)をする。
鈴木信一『現代文読解講座』(小学館、2011)を読む。現役の先生が書いた本でもあり、現代文の勉強法という点でおおいに共感しながら読んだ。基本は、「まだ書かれていない(不足している)情報は何かということを意識し、それを解決するつもりで読む」ということ。それが、先の展開を予想したり、論理の「本道」なのか「脇道」なのかを意識したりすることに結びつき、主導的・批判的に読めるようになるというもので、まったくその通りだろう。例題が少ないのが玉に瑕だが、現代文が不得意な人の勉強のきっかけとしてはいい本だと思う。
2011.10.01 (土) 晴れ・曇り
キンモクセイがいい香りをただよわせるなか、今日は学校説明会である。地域別に4回実施し、参加者がちょっと少なめの印象であったが、集計すると例年とほぼ同じくらいの数ということであった。今年から、自校作成問題について、国・数・英の担当教員から、受検に向けての勉強法や答案作成の注意点などを簡単に解説するコーナーが設けられて、個人的にはなかなかよかったと思うのだが、参加者の反応はどうだったのだろう? ちなみに、国語科の話は私がしたのだが、①日常の学習活動の中で辞書を活用し、漢字力・語彙力を伸ばしてほしい ②記述式の問題は必ず解答を書いてまとめる練習をしてほしい ③選択肢の問題は正解して満足してしまうのではなく、間違っている選択肢はどこがどう違うのか本文と対応させて読み取る練習をしてほしい といった話をした。